Netflixの画質(HD/フルHD/4K)の違いや設定方法！画質が悪い時の対処法も

様々なジャンルの作品を視聴することができるNetflixは、利用者の多い配信サービスです。作品数も豊富な点も嬉しいものですが、その作品の視聴時に表示される画質は状況などによって変わってきます。

Netflixの画質とは、作品視聴時にどれだけ鮮明に映像を見ることができるかに影響するものです。プランによって画質は変わってくるため、そのプランによってはNetflixの画質が悪いと感じる原因になることもあります。

そもそもNetflixの画質の種類はどれだけあるのかというと、大きく分けて3つの種類が存在しています。

種類としてはHD(優良画質)、フルHD(高画質)、UHD 4K(最高画質)の3種類です。以前は最低画質はSD(標準画質)だったのですが、SD画質ではやはり画質が悪いと感じる人も当然ながら多くいました。

しかし、最低プランがSD画質からHD画質になったことで改善され、画質が悪いと感じる人は以前より少なくなっています。

ちなみに、Netflixでは料金プランに応じて視聴可能な画質は当然ながら違います。それぞれのプランとしてはどういった画質などの違いがあるのかの説明に移ります。

Netflixの料金プランごとの画質を含めた内容の比較/違いについては次の表にまとめました。それぞれのNetflixの料金プランの詳細については後述しますので、一覧での比較方法として利用してください。

まずは広告付きスタンダードプランです。Netflixで一番安価なプランで、広告が表示されるもののスタンダードプランと同じフルHD(高画質)で見ることができます。

それまではベーシックプランが一番安価なプランでしたが、2022年に追加されたこの新プランにより、ダウンロードなどはできないものの広告有りでも視聴できればいい、ということであればいいという人にはおすすめのプランとなっています。

広告付きスタンダードプランと比較すると料金は高いですが、画質はそちらより落ちたHD(優良画質)なのがベーシックプランです。以前のベーシックプランはSD(標準画質)だったので、そのSD画質より画質の良いHDになっています。

なお、ベーシックプランはスタンダードプランより料金は高いですが、画質はその分若干悪いです。そのため、ベーシックプランは画質は二の次で広告無しで安価に映画などを見たい人向けの料金プランとなります。

スタンダードプランはベーシックプランと比較すると料金は高いですが、その分やはり画質も良くなっています。スタンダードプランは、広告なしスタンダードプランとおなじフルHD(高画質)です。

Blu-rayと同じ程度の画質ですので、大きな画面でNetflixを利用したい場合に特におすすめのプランとなります。

Netflixで一番高いプランがプレミアムプランです。他のプランと比較しても高い分、画質についてもより高いUHDという4Kテレビと同じ画質で視聴することができます。

細やかな部分まで高画質で見ることができるため、より大きなテレビ画面で楽しみたい人には特におすすめです。

ただし、他の画質と違い、UHD 4Kの場合は対応した動画はNetflixの中でもかなり多いというわけではありませんのでその点は理解して利用しましょう。

ここまでそれぞれのプランの画質がいいか悪いかなどの比較も兼ねた話もしてきましたが、そもそもそれぞれの画質ってどういった違いがあるのか、という疑問を抱えている人もいるかと思うので、その点も簡単に説明します。

HD(優良画質)はスマホやパソコン等であれば快適に見れる程度には画質の良いものです。小さい画面での利用が主体なのであればHD(優良画質)での利用で何ら問題ありません。

前述したように、Netflixの際低画質は以前SD(標準画質)でしたが、このSD(標準画質)がなくなり、ベーシックプランのHD(優良画質)が一番画質が低いものとなったため、SD画質の頃と比較するとその違いはよく分かるかと思います。

通常のテレビ向けの画質がフルHD(高画質)です。Blu-rayと同程度の画質という説明である程度の画質の想定はしやすいかと思います。

よほど大きなテレビや4K対応テレビなどで楽しみたいというようなことでなければ、Netflixでの利用にはこのフルHD(高画質)での利用であれば画質が悪いと感じることはほぼないでしょう。

UHD 4K(最高画質)は、最高画質というだけあってフルHDよりもより鮮やかではっきりとした映像でのNetflixの視聴が可能となります。また、UHD 4K(最高画質)は、利用する機器も対応している必要があるので、その点注意が必要です。

なお、Netflixで視聴する作品の画質はそれぞれ異なります。

特に、前述したようにUHD 4K(最高画質)は一部の作品でしか採用されていないため、登録したものの自分が見たい作品は対応していなかった、ということを防ぐためにも一度確認しておくことをおすすめします。

Netflixの画質設定の確認手順は次のとおりです。PCブラウザからとスマホアプリからのそれぞれを説明するため、利用している端末に合わせた方法で確認をしてください。

PCブラウザからNetflixで視聴する画質の設定をする場合、まずはNetflixログインをしましょう。ログイン後、ホーム画面の右上にあるプロフィールから「アカウント」へアクセスします。

「プロフィールとペアレンタルコントロール」で、「再生設定」→「画面別のデータ量」で確認することができます。

スマホアプリからNetflixで視聴する画質の設定をする場合は、アプリ版のNetflixへのログインをし、ホーム右上にある「…」をタップしましょう。

「アカウント情報」→「プロフィールとペアレンタルコントロール」→「再生設定」をタップして開くと、現在設定しているNetflixの画質設定の確認ができます。

Netflixの画質設定を変更したいのであれば、確認した方法と同じ手順でおこなうことができます。

PCブラウザ版からの変更方法ですが、Netflixで画質設定の確認をした画面を開き、「自動」「低」「中」「高」から任意の項目を選択して下さい。画質の選択が完了したら「保存」を押して、設定が完了します。

スマホアプリ版から変更方法も、Netflixで画質設定の確認をした画面を開いて、「自動」「低」「中」「高」のうちの任意の項目を選択します。画質の選択ができたら「保存」をタップして、画質設定を完了させてることで可能です。

NetflixのベーシックプランがSD画質からHD画質となったにも関わらず、画質の違いが比較しても画質が悪いか分からない、相変わらずNetflixの画質が悪い、画質設定を変更したにも関わらず画質が悪いと感じることもあります。

Netflixの画質設定などには問題がないはずなのにNetflixの画質が悪い原因としては次のものが考えられます。

まず考えられるのは通信環境の問題です。Netflixはストリーミング再生ですので、視聴しながらのダウンロードと再生がおこなわれます。通信回線の速度などに問題が生じるとそれが原因で通常と比較すると画質が悪く感じることがあるのです。

月末など通信環境に制限が生じている場合などのほか、何かしらの影響でネットワークに不具合が生じている場合の原因でもあります。

利用しているパソコンやスマホ、タブレットなどデバイスに何らかの不具合やエラーがある場合にもNetflixの画質が悪くなることがあります。

通信環境やデバイスに問題がなくても、そもそも映像を提供しているNetflix側に問題がある、ということもあります。サーバーエラーなどの不具合が生じていないか下記リンク先で確認してください。

当然ながら、Netflixで利用しているプラン以上の画質で見ることができないため、画質が悪い原因がそれ以上の高画質では見ることができない、という契約プランの問題である可能性もあります。

SD画質がなくなったため以前ほどベーシックプランでも画質が悪いということはありませんが、画面が大きくなればSD画質でないはずなのに悪いと思ってしまうような状況にはなりやすいです。

利用している画面の大きさや、利用しているプランの画質をもう一度確認してみてください。その上で、そのプランの最高画質が自分が求めているものに該当しているのかどうかに関しても合わせてチェックしておきましょう・

Netflixの画質が悪いと感じる場合どういった対処法を取ればいいのか。それぞれの対処法については次のとおりですのが、利用している端末などの状況なども確認しながら、該当しそうなものを試してみてください。

Netflixの画質が悪い原因がデバイスに問題があるという場合は利用しているデバイスの再起動で改善する可能性があります。再起動により軽微なエラーが改善されることも多いためです。

再起動することでNetflixの画質も改善前と違いきれいなものになっていることもあるため、一度確認してみて下さい。

Netflixの画質が悪い原因が通信環境の問題にある場合は、ネット環境を整えてみましょう。自分が介入できない通信障害がなければ、ある程度自分で対応することができます。

モデムやWi-Fiルーターなどの再起動で通信速度が改善することもあります。有線LANを利用している場合はLANケーブルがしっかり差し込まれていないというようなこともありますので、一度差し込み直してみるのも良いでしょう。

広告付きスタンダードプラン以外の料金プランではNetflixから動画のダウンロードをすることができます。ダウンロード時の画質は「スタンダード」と「高画質(最大1080p、フルHDレベル)」です。

もしできるだけ高画質での動画ダウンロードをしたいというのであれば「高画質」でのダウンロードが必要です。

ダウンロードにおける「高画質」ではフルHD相当の画質での視聴ができるため、一度ネット環境の良い場所で動画を高画質でダウンロードすれば、端末でそのダウンロードした動画をきれいな画質で再生することができます。

なお、ダウンロードするNetflixの動画の画質の選択のためには、利用しているAndroid端末やAmazon FireがNetflixのHDストリーミングに対応していなければ利用することができませんので、その点注意が必要です。

現状のNetflixのプランでの視聴では動画の画質が悪いと感じているのであればプランの変更も視野に入れましょう。

特にベーシックプランはHD画質が最低ラインですので、ある程度快適な画質での視聴がしたいのであればフルHDに対応しているスタンダードプランへの変更をしたほうが良いでしょう。

Netflixで映画やドラマの再生をしても、すぐに高画質で表示されないことがあります。これはNetflixの仕様で、低画質で再生が始まってしまう事があると公式に説明されています。

基本的には1分ほどストリーミング再生すれば開始時と比較して画質が改善されていることがありますので、しばらく待ってみましょう。

Netflixの画質の違いや、画質の確認/変更方法について解説してきました。状況などによってはNetflixの画質が悪いと感じる場合でも、対処法を実行することで改善することもありますので、この記事がそういった状況の山行となれば幸いです。