2020年05月13日更新
Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフトを紹介!
「iMovie for Windows」のようなソフトを探している方は多いと思います。本記事では「iMovie Windows版」に相当する機能や操作性の「iMovie for Windows」「iMovie Windows」代替ソフトを選定しています。
目次
- 1Windowsで「iMovie」は使える?
- ・現状Windowsでは使用不可
- 2Windows動画編集ソフトと「iMovie」の特徴
- ・Windows動画編集ソフトの主な特徴
- ・iMovieの主な特徴
- 3Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフトの選び方
- ・操作性で選ぶ
- ・機能で選ぶ
- ・用途で選ぶ
- 4Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフト~無料版~
- ・Windows Live ムービーメーカー
- ・AviUtl
- ・Avidemux
- ・VirtualDubMod
- 5Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフト~有料版~
- ・Adobe After Effects
- ・Adobe Premiere Pro + Premiere Rush
- ・Filmora(フィモーラ)
- ・VideoPad(ビデオパッド)
- ・VideoProc
- ・Video Editor Plus
- 6Windowsで「iMovie」のように使える際の注意点
- ・有料版には無料体験版がある
- ・PC機種によって動作遅延やフリーズになる
- ・日本語不対応動画編集ソフトもある
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!動画編集に関する記事一覧
Windowsで「iMovie」は使える?
Macに標準ソフトとしてバンドルされている「iMovie」は、初心者でも簡単に動画編集ができる使い勝手の良さが支持されています。
ではWindowsには「iMovie for Windows」や「iMovie Windows版」のような代替の動画編集ソフトが存在するのか解説します。
現状Windowsでは使用不可
「iMovie」はMacに標準搭載されているソフトでWindows版はOSの規格違いで利用できません。またApple独自の動画編集ソフトなのでWindows版はリリースされていないのが現状です。
Windowsで使える動画編集ソフトとは
Windowsで使える動画編集ソフトは数多く存在します。Macの「iMovie」は無料ですが、Windows版の動画編集ソフトは無料と有料に分かれています。
有料の方が高機能や操作などが簡単などの特徴があります。価格は無料のものから高いものまで幅広いです。
Windows動画編集ソフトと「iMovie」の特徴
「iMovie for Windows」や「iMovie Windows版」のようなWindows動画編集ソフトのおすすめを紹介する前にWindows版の動画編集ソフトの主な特徴や、ソフトウェアの状況について解説します。
Windows動画編集ソフトの主な特徴
Macの場合動画編集をはじめる際に、とりあえずiMovieからスタートできますが、Windowsの場合はユーザーが数あるアプリケーションの中から「iMovie for Windows」のよWindows動画編集ソフトを探す必要があります。
「iMovie Windows版」といわれるWindows動画編集ソフトに共通する主な特徴は以下となります。
体験版が多い
「iMovie Windows版」といわれるWindows動画編集ソフトには、無料でダウンロードできる体験版ソフトもあります。ただし体験版は出力時にロゴが映りってしまう無料版ならではの注意点があります。
無料版でも優れたWindows動画編集ソフトがある
「iMovie Windows版」といわれるWindows動画編集ソフトには無料版と有料版があることを紹介しました。有料版だけが使えるソフトという訳ではなく、無料版や体験版でも立派な編集は可能なソフトも存在します。
当然ながら有料版の方が機能特徴は優れていますが、機能限定版などの無料体験版で十分使える動画編集ソフトがあることもお伝えします。
操作が簡単で編集機能が一通り搭載
「iMovie Windows版」といわれるWindows動画編集ソフトには、操作は誰でも簡単にでき機能も一通り備わっている優れたソフトも数多くリリースされています。
iMovieの主な特徴
今回比較対象としているMacの「iMovie」の主な特徴をご紹介します。標準バンドルされているソフトということでメリットもたくさん存在します。
無料で使い放題
Macの「iMovie」は無料で制限がなく使い放題という点は非常に大きなメリットです。
「iMovie Windows版」といわれるWindows動画編集ソフトの体験版のなかには1ヶ月限定で無料で使えるなど成約がある場合も多いので使い放題で無料というのはユーザーにとっては魅力的です。
初心者でも作成でき動画にロゴは映らない
Macの「iMovie」は初心者から中級者向けのアプリケーションで、無料ながら出力後に「iMovie Windows版」といわれるWindows動画編集ソフトの体験版のようなロゴは映らないのも特徴です。
本格動画作成可能だが使える機能がやや足りない
Macの「iMovie」はシンプルな作りの動画編集ソフトです、ひと通りの機能は備わっており本格的な動画作成もできますが機能面で本格ソフトと比べるとややもの足りない部分もあります。
より細かい動画編集をしたい方は他の有料動画編集ソフトにアップグレードしたり、OS自体をWindowsに変更して「iMovie Windows版」の代替となるソフトを探す方も少なくないようです。
Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフトの選び方
ここからは「iMovie Windows版」となる動画編集ソフトの選び方を幾つかの観点から解説します。動画編集ソフトが多すぎてどれを使っていいか迷っている方はソフト選びの参考にしてみてください。
操作性で選ぶ
「iMovie」との比較して動画ソフトを操作性で選ぶのは重要なポイントです。画面UI(画面の視認性)が解りやすいことや、どこに再生・停止があるのか直感操作ができるなど、手間いらずなことに注意点をおくと良いでしょう。
機能で選ぶ
動画編集ソフトを機能で選ぶのも選び方の一つです。トリミング・エフェクト・テロップ入れ・トラジション・フォーマット等などの基本的な機能付いているかは選ぶ際の注意点として覚えていても損はないと思います。
用途で選ぶ
動画編集ソフトを選ぶ際のポイントとして用途で選ぶことは極めて大事です。有料で多機能な動画編集ソフトは数多く存在しますが、簡単な作成なら無料のソフトでも十分ですし、もしアニメーション等業務用の目的なら本格的なソフト導入しましょう。
Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフト~無料版~
Windowsで「iMovie」のように無料で使える動画編集ソフトについて解説します。
Windows Live ムービーメーカー
「Windows Live ムービーメーカー」はマイクロソフトが開発した無料の動画編集ソフトでWindows版の「iMovie」といえるソフトです。編集機能はiMovie並に優れていました。
Windows Essentials 2012としてWindows 7 と Windows 8.1といった旧Windows OSに標準搭載されていたソフトですが、残念ながら2017年開発・公開が終了となりました。
「Windows Live ムービーメーカー」は公式サイトではすでに公開されていないので、個人サイトやブログ経由のダウンロードサイトで入手する方法があります。ただし保証は一切ないので注意点なので、自己責任で利用してください。
PCOS
Windows Live ムービーメーカーはWindowsで利用可能です。前述のようにWindows 7 と Windows 8.1などのために開発されたソフトですがWindows10でも使用可能です。
特徴
Windows Live ムービーメーカーの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
完全無料で使える | ファイル形式がWMV,AVI,mp4と限定的 |
出力時のロゴや透かしがない | 高度な映像制作には物足りない機能 |
操作が簡単で初心者でも直感的に動画制作ができる | マイクロソフトが開発停止したのでサポート保証がないので自己責任で使用する |
基本的な編集機能はひと通り備わっている。動画分割、部分削除、音楽挿入、タイトルやキャプションの挿入、シーンの切り替え、フィルターなど | |
マイクロソフトの純正ソフトなので動作が軽い |
AviUtl
「AviUtl」はWindows用動画編集フリーソフトで、20年以上の歴史を持つWindowsの動画編集ソフトウェアの老舗中の老舗です。無料ながら有料ソフトにひけをとらない高性能ソフトです。
各種コーデックで動画を圧縮するために使われてきたソフトですが、編集機能も実用性が高く充実しています。
PCOS
「AviUtl」は基本Windows用のソフトですがMacでも利用可能です。
特徴
AviUtlの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
完全無料で使える | 拡張編集プラグインの導入と設定がムズが強い |
出力時のロゴや透かしがない | 開発終了したソフトなのでバグへの新たな修正対応がない |
拡張プラグインを入れることで有料ソフト並の高機能になる | |
編集機能はインストールしたプラグインで機能拡張できる |
Avidemux
Avidemuxは海外の動画編集フリーソフトです。他形式に対応し多くのフォーマットで書き出すことができるソフトで、40種類あるというフィルターなど非常に高機能なビデオエディタです。
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「Avidemux」はWindowsとMac両方で利用可能です。
特徴
Avidemuxの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
完全無料で使える | 保存データがエラーで保存できないときがある |
WindowsとMacからOSを選ぶことができる | |
優れたフィルター機能、8つエレメントメニューからオーバーレイエフェクト、ロゴ、動画の回転、反転などの加工が選べる | |
映像と音両方のノイズ除去エフェクトがありカラー調整なども自在にできる |
VirtualDubMod
VirtualDubModは有名な海外版の動画編集ソフトVirtualDubをベースに開発された無料のアプリケーションです。元々定評のあったソフトに修正版などの要素を組み合わせて作っているためオリジナル版よりも優れています。
PCOS
VirtualDubModはWindows用のソフトです。
特徴
VirtualDubModの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
完全無料で使える | 英語のソフトなのでハードルが高い |
オリジナルのVirtualDubの良い部分を組み合わせた改良版 | 日本語化パッチを使って日本語化しなければならない |
エフェクト、コード化、カット、ペーストなどの動画に必要な機能を無料で使える | |
動画編集だけでなくキャプチャー機能もある |
Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフト~有料版~
Windowsで「iMovie」のように使える動画編集ソフト、続いては有料版について解説します。
Adobe After Effects
Adobe After Effectsはプロが愛用している高機能な動画編集ソフトの代表的な商品です。
PCOS
「Adobe After Effects」はWindowsとMac両方で利用可能です。
特徴
Adobe After Effectsの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
映像にCGを加えるなど高度な機能がある。煙、炎、花火、雪、爆発など自在に追加可能 | 月額2480円のソフトの買い切りができない |
動きのある文字を付けることができる | 無料体験版が1週間と短い |
映像を合成することができる | 快適に使うために高性能なパソコンが必要 |
映像に写り込んだものを消すことができる | |
手ブレ防止効果機能など |
Adobe Premiere Pro + Premiere Rush
Adobe Premiere Pro + Premiere Rushも動画編集の代表的なソフトです。動画編集ソフトのなかでもスマートフォンなど対応端末も多いのが特徴です。
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「Adobe Premiere Pro + Premiere Rush」はWindowsとMac両方で利用可能です。
特徴
Adobe Premiere Pro + Premiere Rushの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
パソコンだけでなくiPhoneやiPadなど対応端末多い | 動画クリップは4つ音声クリップは3つ以上乗せることができないので動画制作に制約がある |
パソコンとスマートフォンを連携して動画編集ができる | マルチカムなどの編集機能には対応していない |
高品質なテンプレートが多く動画や文章、表など様々なテンプレートを使い動画が作れる | テロップなどがの画像がAfter Effectsほどは充実していない |
月額約1000円と導入しやすい |
Filmora(フィモーラ)
Filmora(フィモーラ)は中級者対象のWindows向け動画編集ソフトです。通常価格6980円(税込)と比較的手頃な値段で「iMovie」よりも高性能で、無料体験版があります。
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「Filmora」はWindowsとMac両方で利用可能です。
特徴
Filmoraの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
基本編集機能が揃っておりエフェクト用のテンプレートが豊富 | 体験版は巨大なロゴがついていて使えない |
タイトル、トランジション、モザイク、クロマキー、逆再生など高度な編集機能 | 有料ソフトにしては機能が少ない |
YouTubeへのアップロードやDVDへの書き込みができる | |
一つの素材で複数の動画を量産できる生産性の高さ | |
リーズナブルな価格 |
VideoPad(ビデオパッド)
VideoPad(ビデオパッド)はWindows用の有料動画編集ソフトです。初心者向けで使いやすいのが特徴で、期間限定で有料版を体験版として使用することができます。
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VideoPadはWindows用のソフトです。
特徴
VideoPad(ビデオパッド)の特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
基本的な動画変種機能と50種類のエフェクト、40種類以上ある豊富なフィルタ | 体験版が試用期間が切れると全く使えなくなる |
手ぶれ補正やBGM、透かしの追加など高機能 | |
360度動画の編集に対応、DVD化やYouTubeへのアップが可能 | |
ファイルを劣化させずにソースファイルの画質を保持できる | |
7000円(税込)と買い求めやすく価格設定 |
VideoProc
VideoProcは初心者向けながらプロ級の動画が作れると定評のある動画ソフトです。iMoveに近い使いやすさが特徴です。
PCOS
「VideoProc」はWindowsとMac両方で利用可能です。
特徴
VideoProcの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
直感的で使いやすいソフトウェア | 中級者以上にはやや物足りない機能 |
GoProやスマートフォンで撮影した高画質映像を高速で処理できる | |
SNSへ高いクオリティの映像を簡単にアップできる | |
圧縮、フィルタ・エフェクト、視覚効果、字幕、ノイズ除去、反転など動画編集に必須の機能が揃っている |
Video Editor Plus
Video Editor Plusはドラッグ・アンド・ドロップで直感的に動画編集できる非常に使いやすい動画編集ソフトです。姉妹品にVideo Editorという商品もありますが、「Plus」の方がより高性能でできることに大きな差があります。
PCOS
「Video Editor Plus」はWindowsとMac両方で利用可能です。
特徴
VideoEditorPlusの特徴は以下となります。
優れている特徴 | 注意点やデメリット |
簡易プロジェクトモードなど素材のドラッグ・アンド・ドロップするだけで簡単に動画が作れる | 簡易モードの挙動に癖がある |
通常モードで細かい動画作成が可能 | 簡易モードの動画の仕上がりのクオリティが低く編集機能が貧弱 |
BGMやエフェクトが豊富 | 字幕機能がオーソドックスでバリエーションが無い |
最大トラック数99など多くの動画を一度に編集可能 | |
高速でHDや4k動画を処理できる |
Windowsで「iMovie」のように使える際の注意点
最後にWindowsで「iMovie」のように使える動画ソフトを扱う際の注意点について触れます。
有料版には無料体験版がある
有料版には無料体験版がありますが、無料体験があるソフトは期間が過ぎてしまうと利用不可になったり機能が限定されて有料版の購入を促される場合あるので注意が必要です。
PC機種によって動作遅延やフリーズになる
高性能な動画編集ソフトをインストールした場合にPC機種の性能が重要になります。PCのスペックが低いと遅延やフリーズになる場合もあるので、なるべく動画編集には高性能なPCを用意してください。
日本語不対応動画編集ソフトもある
海外版の動画編集ソフトには日本語不対応動画編集ソフトもあります。英語版のソフトを購入する際は日本語対応か、もしくはパッチなどで日本語化できるかなどを確認してください。
まとめ
WindowsにはMacの「iMovie」のような無料で使いやすいソフトはありませんが、無料・有料で数多くの動画ソフトがあります。作りたい動画にあった動画編集ソフトを手に入れてぜひ動画制作に挑戦してみてください。