Firefoxでページや動画、画像を早く表示できるキャッシュ(一時ファイル)ですが、保存されている場所はご存知ですか? Firefoxのキャッシュ(一時ファイル)の場所の他、保存している場所の変更/移動の方法についても説明していきます。
ブラウザで同じWebサイトや動画を閲覧する際、2回目にアクセスした場合、画像や動画などが素早く表示されます。。
Firefoxなどのブラウザではキャッシュと呼ばれる一時ファイルを保管していることにより、Webサイトの閲覧が楽になり、必要な時間も短くなります。このFirefoxのキャッシュはページの内容や動画・画像などを素早く表示するために必要な履歴のようなものです。
この一時的な履歴であるFirefoxのキャッシュの場所を移動することでコンピュータのパフォーマンスを向上させることも可能です。
まずは、Firefoxのキャッシュや閲覧履歴などの一時ファイルが保管されている場所を説明します。
Firefoxは、デフォルトの状態だと下記の場所にキャッシュが保管されています。キャッシュの場所はOSごとに異なりますので、自身の利用しているキャッシュの場所を確認してみましょう。
なお、FirefoxのキャッシュフォルダのXXXXXX部分はランダムな英数字で、コンピュータごとに異なります。
OS | キャッシュの場所 |
---|---|
Windows | C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\XXXXXX\Cache |
Mac | /Users/ユーザー名/Library/Caches/Firefox/Profiles/XXXXXX/OfflineCache |
Firefoxのキャッシュのファイルを自身で任意の場所に変更した場合、上記のデフォルトの場所から探すことはできません。
そのため、キャッシュなどの履歴データを確認する際は、Firefoxのアドレスバーに「about:cache」と入力してください。
「disk」の項目に「Storage disk location」の項目があり、そこにFirefoxのキャッシュファイルのパスが表示されています。ここでキャッシュファイルの場所を確認しましょう。
Firefoxのキャッシュファイルの場所を設定変更/移動することで、コンピュータのパフォーマンスを向上させることができます。
ただし、前述した場所からただ移動するだけで設定できるわけではないため、次に説明するやり方に沿って設定変更をしてください。
キャッシュファイルや一時ファイルの保存場所をコンピュータ内で移動する場合、アドレスバーに「about:config」を入力してください。
注意画面が表示されますので、「危険を承知の上で使用する」をクリックしましょう。
「設定名を検索」に「browser.cache.disk.parent_directory」を入力してください。
「文字列」を選択して「+」を押します。キャッシュを保存したい場所をドライブ名からのフルパスで指定しましょう。Firefoxを再起動すれば完了です。
64ビット版のOSであれば、物理メモリにキャッシュを保存することもできます。「about:config」で「browse.cache.disk.enable」を「false」に変更してください。
「browser.cache.memory.enable」が「true」になっていることを確認しましょう。
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