Chromeの開発者ツールで「Provisional headers are shown」というエラーが表示されることがあります。「Provisional headers are shown」が表示される原因と、解決するための対処法についてを解説していきます。
Google Chromeをメインブラウザとして利用している人も多い中、サイトなどのチェックツールとして利用している人も一定数いるのではないでしょうか。
そのGoogle Chromeの開発者ツール(デベロッパーツール)を利用している際、開発者ツール(デベロッパーツール)でリクエストヘッダを確認しようとすると「Provisional headers are shown」というエラーが表示されることがあります。
この「Provisional headers are shown」のエラー、本来確認したかったヘッダの内容が表示されないため困る人も多いでしょう。
まずは「Provisional headers are shown」のエラーがなぜ表示されるのか、その原因を説明していきます。
「Provisional headers are shown」のエラーの原因は、キャッシュを利用して通信(表示)をしている、もしくはキャッシュの内容に問題がある場合に表示されます。
キャッシュというのはサイトの一時ファイルで、そのWebサイトを次回開くときに素早く開くようにできる便利なものなのですがこのキャッシュ、ちょっとした不具合を含め原因となることも多いです。
「Provisional headers are shown」のエラーも、通信をおこなわずにキャッシュデータで表示することが原因です。
キャッシュから取得したデータで表示している=「Provisional headers are shown」のエラーと考えて問題ありません。通信した場合のリクエストヘッダの内容を確認したい人にとって、これは頭の痛いエラーだと思う人も少なくないでしょう。
しかし、この「Provisional headers are shown」のエラーは簡単な対処法で解消することができます。
すでに開発者ツール(デベロッパーツール)を開いている人もいると思いますが、そこを開くところから順に説明しますので、理解している人は読み飛ばしてもらって構いません。
開発者ツールはChromeのメニューから起動できます。「デベロッパーツール」を開きましょう。
「Network」タブを開くと、「Disable cache」の項目があります。これは「キャッシュを無効にする」という項目で、キャッシュを利用しないように設定することが可能です。
「Disable cache」をクリックしてチェックを入れることで、キャッシュの無効化をすることが可能ですので、チェックが入っていない場合はクリックして無効化しましょう。
ページの再読み込み(リロード)をすることで「Provisional headers are shown」のエラーが表示されなくなっていますので、確認してみてください。
なお、「Disable cache」のチェックを以前入れた、という場合にも、何らかの事情でチェックが外れているということも少なくないようです。「Provisional headers are shown」のエラーが表示される場合は、ここのチェックが外れていないか確認しましょう。
「Provisional headers are shown」というエラーがChromeの開発者ツール(デベロッパーツール)で表示される場合、通信無しでキャッシュでの表示をしている、ということになります。
キャッシュを無効化する「Disable cache」を開発者ツール(デベロッパーツール)でチェックすることで「Provisional headers are shown」が表示されなくなるため、エラーが表示される場合はチェックが外れていないか確認してください。