2Dまたは3Dのアバターを使って活動している「Vtuber」はたくさんいますが、男のVtuberを見かけることはあまりありません。男のVtuberがなかなか伸びない理由や、Vtuberのなり方などについて、この記事で詳しく解説します。
YouTuberをプラットフォームにして活躍するYouTuberが最近増加していますが、活躍しているYouTuberの中には「Vtuber」と呼ばれる2Dまたは3Dのアバターもいます。
YouTubeの動画でよく目にする「Vtuber」のほとんどは女性で、男の「Vtuber」を見かけることはあまりありません。YouTubeの視聴者の中にはたくさんの女性もいるので、男の「Vtuber」がもっとたくさんいてもおかしくないはずです。
この記事では、女性「Vtuber」に比べ男の「Vtuber」が少ない原因について解説します。
男の「Vtuber」が伸びない原因を紹介する前に、そもそも男の「Vtuber」とは何かをまず紹介します。「Vtuber」の中には、中の人は男でも見た目が女性で声は男というケースや、中の人は男でも見た目と声が女性というケースもあります。
この記事では中の人が男である「Vtuber」を男の「Vtuber」として紹介します。男の「Vtuber」が伸び悩んでいる原因は3つあります。
男の「Vtuber」がなかなか伸びない原因の1つは、男の「Vtuber」よりも女性の「Vtuber」の方が多いということです。
「Vtuber」の先駆けと言われているのが「キズナアイ」ですが、「キズナアイ」を含め「Vtuber」の黎明期に登場し「Vtuber」の地位を向上させたのはすべて女性の「Vtuber」です。
「Vtuber」の成功例の多くが女性であるため、成功モデルとして見習う人が多く、そのため現在でも女性「Vtuber」が多いと言われています。こうした背景のため、男の「Vtuber」は敬遠される傾向があります。
人気投票による最新の「Vtuberランキング」によれば、TOP10に入っている男の「Vtuber」はわずか3人であとはすべて女性の「Vtuber」です。
以下にランキング結果をまとめるので参考にしてください。
1位 | 月ノ美兎(女性) |
2位 | 兎田ぺこら(女性) |
3位 | 剣持刀也(男) |
4位 | 宝鐘マリン(女性) |
5位 | 戌神ころね(女性) |
6位 | 大空スバル(女性) |
7位 | 葛葉(男) |
8位 | 叶(男) |
9位 | さくらみこ(女性) |
10位 | 湊あくあ(女性) |
男の「Vtuber」がなかなか伸びない別の原因は、「Vtuber」が投稿する動画を見ている人の多くが男性であることです。あるデータによれば、「Vtuber」の投稿動画を見ている視聴者の80%が男で、女性はわずか20%でした。
「Vtuber」は2Dまたは3Dのアバターであるため、多くの視聴者はアニメキャラとして「Vtuber」をとらえています。男性視聴者が好むアニメキャラのほとんどは女性で、このことは「Vtuber」の人気にも反映されるため、男の「Vtuber」は評価が低くなります。
さらに「Vtuber」ファンの多くは、中の人は男性なのに女性の格好をして登場する「Vtuber」を敬遠する傾向もあるため、女性の覆いをした男の「Vtuber」は好かれません。
男の「Vtuber」がなかなか伸びない原因はもう1つあります。男の「Vtuber」が飽和状態で多すぎるため、男の「Vtuber」のニーズがほとんどないことです。現在活躍中の現役「Vtuber」は1万6,000人以上いると言われていますが、男女比率は同じです。
「Vtuber」ファンの大半が男であることを考えると、女性「Vtuber」のニーズは今後も増え続けていくことが予想されますが、男の「Vtuber」のニーズは横ばい状態で増えることはほとんどありません。
先ほど紹介したように、男の「Vtuber」が伸びない理由の中には、男の「Vtuber」が多すぎるため、男の「Vtuber」のニーズがほとんどないことが挙げられますが、だからといって男の「Vtuber」を作成しても人気が出ることは決してないというわけではありません。
創造性と斬新なアイデアまた時代の流行を先読みできれば、男であっても人気の「Vtuber」を生み出すことは可能です。これから多すぎる男の「Vtuber」業界の中で、人気の出る男の「Vtuber」を生み出すために重要な2つの要素を紹介します。
人気の出る男の「Vtuber」を生み出す面で最も重要なことは、キャラクターや機材にお金をかけ、視聴者の興味を引く設定を考えることです。人気「Vtuber」の先駆けである「キズナアイ」のように、成功する「Vtuber」の多くは企業が生み出したものです。
企業「Vtuber」と同じクオリティを求めるのは個人「Vtuber」には無理なことですが、コストを削り見るからにお粗末な男の「Vtuber」を配信すれば、人気が出るどころか誰も見向きしなくなります。
またオリジナルティに富みクオリティが十分な男の「Vtuber」を作成できても、視聴者に興味を持ってもらえないなら意味はありません。どんな設定で、どのような男の「Vtuber」を作成したいのかをしっかり考えましょう。
人気の出る「Vtuber」を生み出す面で重要な別の要素は、ネタをしっかり考えることです。斬新で新しい企画は視聴者の注意を引くことができるのでとても有効です。
誰も考えつかないような「Vtuber」を生み出したいと思っても、他の「Vtuber」とどこか似通った仕上がりになることは多々あります。
しかしネタや企画が他の「Vtuber」と明らかに異なっていれば、多すぎる「Vtuber」の中でもひときわ視聴者の注意を引くことができます。大切なのは、視聴者が飽きないコンテンツを提供し続けることです。
多すぎる男の「Vtuber」の中で、人気のあるものを生み出すために重要な2つの要素を紹介しましたが、これから「Vtuber」の作成方法を簡単に紹介します。以下にまとめるので参考にしてください。
男の「Vtuber」は多すぎるため、新規参入して視聴者からの人気を得る「Vtuber」を生み出すことは決して容易なことではありませんが、不可能ではありません。
事実、男であっても成功している人気の「Vtuber」はたくさんいます。多すぎる男の「Vtuber」の中で人気があることには理由があるはずです。これから人気のある「Vtuber」に共通する特徴を紹介します。
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