Androidはウイルス対策が不要?セキュリティアプリの必要性は?

スマホを使っていて心配なのが、ウイルス感染による情報の流出。
AndroidスマホはiPhoneよりもウイルスに感染しやすいという話がある一方で、実はウイルス対策が不要という話もあります。
本当にAndroidスマホに対策は不要なのか、解説していきます。

目次

  1. 1Androidスマホのウイルス対策は必要?
  2. 実はAndroidでは対策は不要とも言われている
  3. 2そもそもAndroidのウイルスって?
  4. スマホウイルスが急増中?
  5. ウイルスとマルウェアの違いについて
  6. スマホにはマルウェアが400万種類以上ある
  7. アンチウイルスアプリの必要性
  8. 3Androidのマルウェアやウイルスの感染経路は?
  9. 悪意のあるアプリをインストールした時
  10. アダルトサイトを閲覧した時
  11. メールの添付ファイルやリンクに注意
  12. 4Androidのアンチウイルスソフト自体がセキュリティにとって危険
  13. ランキング1位のソフトが偽物だったことも
  14. 無料のウイルス対策アプリが詐欺アプリ?
  15. 検索結果が偽物のことも
  16. 無料の対策アプリ自体がリスクのことも
  17. 5Androidスマホにどうしてもウイルス対策アプリを入れるなら
  18. マルチデバイスのものから選択
  19. ウイルスバスター
  20. ノートン
  21. カスペルスキー
  22. 合わせて読みたい!ウイルスに関する記事一覧

Androidスマホのウイルス対策は必要?

Windowsパソコンにおいてはウイルス対策は常識であり、同じようにAndroidにも対策の必要性があると思いきや、実はAndroidではウイルス対策は不要という意見があります。

実はAndroidでは対策は不要とも言われている

ウイルス対策は不要だと言われる理由は、Androidアプリの仕組みにあります。

Androidアプリは、「サンドボックス」と呼ばれる仕組みの中で動作します。

サンドボックスとは?

直訳すると「砂の入った箱」なのですが、Androidアプリごとにデータをアクセスする領域がそれぞれの箱のように設定されており、基本的には別のアプリが使用する領域には踏み込まないわけです。

また、アプリからAndroidのシステム領域にもアクセスできないようになっていますので、ウイルス感染のリスクは少なく、対策する必要性がないと言われるゆえんなのです。

そもそもAndroidのウイルスって?

アプリが不正にデータを流出したり、システム領域に侵入して乗っ取ったりするような危険性がないのなら、なぜ「Androidのウイルス対策が必要」と言われているのでしょうか。

スマホウイルスが急増中?

それは、出所不明のいわゆる偽アプリをインストールすることで、そのアプリ自身が不正な動きを行うからなのです。

例えば、遠隔地からカメラを使った盗撮やマイクを使った盗聴を行ったり、「バッテリーが節約できる」と称して、連絡先情報を漏らしたり、知らない間に課金させたりするなどといった危険が考えられます。

Google Playにも偽アプリが

Android偽アプリの作成件数は急増しており、公式のアプリ配信サイトであるGoogle Playでも、ポリシー違反により削除されたアプリは2017年に約70万本以上と、かなりの多さです。

ただ、この70万本も氷山の一角であり、Google Playを介さないアプリ配信を含めると膨大な数に上るとも言われているため、必要性が高まっています。

ウイルスとマルウェアの違いについて

「スマホからウイルスの攻撃を受ける」という言い方をする通り、「ウイルス」という言い方が一般的ですが、スマホに攻撃するのは正しくは「マルウェア」です。

マルウェアとは、「悪さ(=マル)をするソフトウェア」の略で、スマホではメールなどに添付したウイルスが発症するというよりも、この悪意のあるソフトをユーザーが使用することで攻撃されます。

一般的に言われるウイルスの一種として、マルウェアがあるわけです。

スマホにはマルウェアが400万種類以上ある

トレンドマイクロ社の調査によると、Android端末を狙ったマルウェアが2014年末時点で累計約426万種も発見されており、2015年末には1,060万種と急増しています。

2012年は35万種だったことと比べると、わずか3年でマルウェアが30倍近くに増えており、ますますリスクが高まっています。

アンチウイルスアプリの必要性

パソコンと同じように、スマホにもウイルス対策のためのアンチウイルスアプリがあります。

かつて、Googleのオープンソースプログラムに関する責任者だったChris DiBona氏は、2011年に「Androidのみならず、iOSやBlackBerry OSなどのスマホ用OSに対して、アンチウイルスアプリは不要だ」と発言しています。

そして、「ウイルス企業(ウイルスを作るのではなく、ウイルス対策ソフトを開発する企業)はユーザーの不安をかき立てて、不要なアプリを売りつけるペテン師だ」とかなり痛烈に批判しています。

Androidを開発するGoogle社公式の意見ではないですが、これがウイルス対策の必要性がないという根拠の1つとなっています。

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Androidのマルウェアやウイルスの感染経路は?

先程ありましたとおり、Androidスマホに侵入するウイルスの主な経路は「偽アプリ」なのですが、誰しもあえてリスクを冒してまで偽アプリを入れようとはしません。

マルウェアやウイルスはどうやってスマホの内部に侵入するのでしょうか。

悪意のあるアプリをインストールした時

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この記事のライター
リカ
AndroidとiPhoneの両方持ちで、いろいろなアプリを試して楽しんでいます。

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