Wayback Machineで過去のWebページを見てみましょう。中古ドメイン購入・サイトデザインの参考・バックアップなどに活用できます。Wayback Machineを利用したWebページの閲覧方法・サイトの登録・削除の方法を紹介します。
「Wayback Machine」とは、全世界のWebページがアーカイブされており、自由に閲覧できるサービスです。非営利組織の「Internet Archive」が運営を行っています。
その運営資金は寄付を募っており、利用者には無料でサービスを提供しています。Webページのアーカイブを行うサイトはいくつかありますが、Wayback Machineは1996年からサービス開始と古くから存在していて最も有名サイトの1つです。
Wayback Machineは、独自のクローラーを使ってWebサイトの情報を収集しています。クローラーとは、自動でWebサイトを訪問するプログラムロボットです。検索エンジンなどがWebの情報を収集するために使っています。
たとえばGoogle検索も、クローラーが集めた情報を使った巨大なデータベースが基となっています。Wayback Machineには、クローラーが集めた大量のWebサイトのデータが蓄積されています。
Wayback Machineには、上のURLからアクセスが可能です。Internet ArchiveはWebサイト以外にも、動画や画像、音源などの収集にも力を入れています。
またWayback Machineでは現存するWebサイトだけでなく、削除されたWebサイト・ページの閲覧も可能です。
例えば2002年にみずほ銀行に統合され、現在はもう存在しない富士銀行を検索してみます。Web上に「www.fujibank.co.jp」のドメインは存在していません。
Wayback Machineで「www.fujibank.co.jp」を検索すると、2002年当時のホームページが表示されました。
このように参考にしていたWebサイトが消えてしまった場合や、リニューアルで消されてしまった商品情報などを見ることもできます。
ここからは、Wayback Machineの使い方を紹介していきます。まずはアーカイブされているページを閲覧する方法を紹介します。
閲覧したいWebサイトのURLは分かっている場合は、トップページの検索ボックスに直接URLを入力する方法がオススメです。
トップページの検索ボックスに、閲覧したいWebサイトのURLを入力します。
黒のグラフから表示したい年を選択します。グラフの縦棒は、アーカイブされているページの量を表しています。
カレンダーから表示したい月日を選択します。
ページが表示されました。1997年のアップルのトップページはとてもシンプルですね。時代を感じます。
こちらは2005年当時のトップページです。この時期はiPodが主力商品だったようです。
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