MacにVirtualBoxをインストールする方法

あのソフトを使いたいけどMacに対応していなくて使えない、といったことはありませんか?そんなときにはVirtualBoxをMacにインストールすれば解決することができます。仮想環境を作るためのソフト、VirtualBoxのインストール方法や使い方を紹介します。

目次

  1. 1VirtualBoxとは
  2. 自分のPCに異なるOSを入れるための箱を作る仮想化ソフト
  3. 仮想環境をつくる
  4. 仮想化の歴史は古い
  5. 使用できるOS
  6. 2VirtualBoxを使用する際の注意点
  7. 使用は自己責任
  8. 3MacにVirtualBoxをダウンロードする方法
  9. ダウンロードの手順
  10. 4MacにVirtualBoxをインストールする方法
  11. インストールの手順
  12. 5【Mac】VirtualBoxの使用方法
  13. 仮想マシンを作成する
  14. 仮想ハードディスクを作成する
  15. ビデオメモリを指定する
  16. 仮想マシンを初回起動する
  17. Guest Additionsのインストール
  18. 合わせて読みたい!Macに関する記事一覧

VirtualBoxとは

Macを使っていて、ある時こう思ったことはありませんか?便利そうな無料ツールがあるけどMacに対応していなくて使えない、他のOSを使ってみたいけどちょっと手が出ない、など一度は考えたことがあるかもしれません。

そんな問題を解決してくれるのが、「VirtualBox」というソフトです。VirtualBoxを使うと、Mac上で仮想環境を構築することで、Windowsなどの他のOSを使うことができるようになります。

これにより、仮想環境で他のOSをインストールし、そのOS上でMac非対応のツールを入れれば、今までMacで使えなかったツールを使用することができます。そんな仮想環境を作るソフト、VirtualBoxをこれから紹介します。

自分のPCに異なるOSを入れるための箱を作る仮想化ソフト

VirtualBoxとは、自分の使用しているOSとは異なるOSを入れる箱のようなものをつくり、その箱で別のOSを動かすことができるソフトです。こういったソフトのことを「仮想化ソフト」と呼びます

自分が使用しているOSのことを「ホストOS」、箱の中の異なるOSのことを「ゲストOS」といいます。仮想環境関連の内容でよく使われる用語ですので、覚えておいてください。

VirtualBoxのような仮想化ソフトは、ホストOS上に仮想のPCを作成して、その中でゲストOSをインストールして実行することで、ホストOSとは別のOSを実行します。

仮想化ソフトには、VirtualBoxの他に「VMware Fusion」や「Parallels Desktop」などがあります。この2つはVirtualBoxと比べて多機能ではあるのですが、有料のソフトなので、ちょっと敷居が高いかもしれません。

反面、VirtualBoxは無料ソフトなので、仮想環境を気軽に試すことができます。ただ、VirtualBoxの公式サイトが全て英語であったり、他ソフトと比べてVirtualBoxは設定が難しい、といった難点があります。

ですが、VirtualBoxの設定の手順はこれから詳しく説明しますので、安心してください。

仮想環境をつくる

仮想環境とは、パソコンやサーバなどのハードウェアの中に作り出された、自分が使用しているOSとは異なるヴァーチャル(仮想的)な環境のことです。仮想環境をつくることで、自分のコンピュータ上に、自分のOSとは独立した環境を用意することができます。

用意した仮想環境に、別のOSをインストールすることで、自分のPCとは異なるOSを使用することができるようになります。

Macの環境にWindowsやLinuxのOSなど複数のOSを入れて動かすことが可能になる

VirtualBoxに代表される、仮想化ソフトを使えば、「Macコンピュータ上でWindowsコンピュータを動かす」といったことや「Linuxコンピュータ上で別のLinuxコンピュータを動かす」といったようなことを仮想環境上で行うことができます。

また仮想環境は、1つのPCに複数用意することもできます。これにより、1つのPCで複数の仮想環境上にOSを入れて動かすことも可能です。

仮想環境を動かすためにはある程度のマシンスペックが必要

ただし、VirtualBoxで仮想環境を動かすためにはある程度のマシンスペックが必要です。一度に大量に仮想環境を動かそうとするとスペック不足で、動作が上手くいかなくなるときがあるので注意してください。

仮想化の歴史は古い

仮想環境を構築する仮想化という言葉があります。最近では比較的耳にすることも増えたかもしれません。実は、その歴史は古く、1960年代から「仮想マシン(バーチャルマシン、Virtual Machine)」という言葉が使われていました。

さて、分割したCPUの処理時間は、ユーザーにとって独立した個別のCPUと見做される。ならば、これにユーザー個別のオペレーティング・システムを動かせるように発展させることで、今でいう仮想化が生まれた。1967年、IBM System/360モデル67で実装されたCP-67/CMSが商用ベースでは、初めてのモノとされている。また、その時始めて、Virtual Machine(VM)という言葉が使われた。

このようにして、仮想化が誕生した。

そこから開発が進み、最初の商用ベースの仮想化のソフトウェア「VMware Workstation」が1999年に発売されました。今ではVirtualBoxのように、無料で仮想環境を使うことができるソフトも出てきています。

使用できるOS

VirtualBoxを使用できるOSは、Windows、Mac、Solaris、Ubuntu、Debian、openSUSE、Fedora、Oracle Lunux、Red Hat Enterprise Linux、CentOSです。OSごとの詳しいバージョン情報は以下のリンクからご確認ください。

また執筆時点では、VirtualBoxの最新バージョンである6.0.6に関するOSのバージョンの情報は記載されておりませんでしたので、その点はご留意ください。

VirtualBox Download Old Builds

VirtualBoxを使用する際の注意点

VirtualBoxは、Macに仮想環境作ることができる便利な無料ソフトですが、使用する際にいくつか注意しなければならないことがあります。それをこれから説明します。

使用は自己責任

VirtualBoxは無料で使用できるソフトですので、有料の製品のようにサポートを受けることはできません。

使用する際に何かVirtualBoxに関する問題が発生した場合は、VirtualBoxに関する問題を自分で解決する必要があります。そういった問題の発生に関しては、自己責任で対応をお願いします。

有料ソフトのようなサポートがないため、VirtualBoxはエンジニア向けのソフトと言われたりすることもあるのですが、Webで検索すれば、VirtualBoxに関する情報はありますので、そこまで心配する必要はありません。

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この記事のライター
choimake

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