【初心者向け】Linuxの権限確認と変更方法をくわしく解説!

Linuxを利用するときに知っておいてほしいことが権限(パーミッション)確認と変更方法です。Linuxでは権限(パーミッション)を知っておかないと利用することができません。この記事ではLinuxの権限(パーミッション)確認と変更方法を解説します。

目次

  1. 1Linuxの権限の確認方法
  2. ファイルやディレクトリ情報を表示するコマンド
  3. 2Linuxの権限の読み方
  4. 先頭の文字の意味
  5. 2〜4文字目の意味
  6. 5〜7文字目の意味
  7. 8〜10文字目の意味
  8. リンク数
  9. 所有者
  10. グループ
  11. ファイルサイズ
  12. タイムスタンプ
  13. ファイル名
  14. 3Linuxのアクセス権限の変更方法
  15. chmodコマンドの使い方
  16. 4Linuxのファイルやディレクトリの所有者/グループの変更方法
  17. chownコマンドの使い方
  18. chgrpコマンドの使い方
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Linuxの権限の確認方法

Linuxは日本雑誌のカナ表記などで「リナックス」とよばれることが一般化しています。そんなLinuxでは、権限のことを「パーミッション」といいます。Linuxでは権限(パーミッション)がなければファイルやディレクトリの様々な操作をすることができません。

Linuxでファイルやディレクトリの操作ができなかったときは、権限(パーミッション)の確認をしなければいけません。Linuxのファイルやディレクトリの権限(パーミッション)を確認する方法を説明します。

ファイルやディレクトリ情報を表示するコマンド

Linuxではカレントディレクトリのファイルやディレクトリ情報がどのような権限(パーミッション)で誰が所有者となっているのかを確認するコマンドがあります。

「ls -l」コマンド

「ls -l」コマンドを入力し実行するとLinuxのカレントディレクトリのファイルやディレクトリ情報を一覧表示することが可能になっています。

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Linuxの権限の読み方

Linuxのカレントディレクトリのファイルやディレクトリ情報を「ls -l」コマンドで一覧表示すると、呪文のようなアルファベットや数字が表示されます。

この呪文のようなアルファベットや数字がLinuxのファイルやディレクトリの権限(パーミッション)、リンク数、所有者、グループ、ファイルサイズ、タイムスタンプ、ファイル名を表しています。

Linuxでは「ls -l」コマンドを入力し表示されたアルファベットや数字を理解することでLinuxのファイルやディレクトリの権限(パーミッション)や様々な情報が分かるようになっています。

以下「drwxrwxr-x 2 tm tm 4096 Dec 13 02:19 work」と表示されたときの呪文のようなアルファベットや数字の読み方を説明します。

先頭の文字の意味

ではLinuxで「ls -l」コマンドを入力し「drwxrwxr-x 2 tm tm 4096 Dec 13 02:19 work」と表示されたときの先頭の文字の説明をします。

先頭の文字は「d」となっています。先頭の文字はファイルの種類を表しており、3種類の意味があります。読み方を表にしました。
 

種別 意味
  - ファイル
  d ディレクトリ
  l シンボリックリンク

先頭の文字は「d」なのでこのファイルは「ディレクトリ」になります。「ディレクトリ」とは厳密にいうと違う意味ですがほぼ「フォルダ」と同じ意味だと考えてください。「シンボリックリンク」はファイルやディレクトリの代理人ファイルのことです。

2〜4文字目の意味

Linuxで「ls -l」コマンドを入力し「drwxrwxr-x 2 tm tm 4096 Dec 13 02:19 work」と表示されたときの2〜4文字目は「rwx」になっています。2〜4文字目はファイルやディレクトリの所有者に対する権限(パーミッション)を表しています。

Linuxの権限(パーミッション)の種類は4種類あります。読み方を表にしました。
 

文字 意味
  r(read) 読み取り権限
  w(write) 書き込み権限
  x(execute) 実行権限
  - 権限なし

「rwx」はすべてのアルファベットが入っているのですべての権限(パーミッション)がある読み方ができます。もしも権限(パーミッション)の部分が「r--」と表記されているとしたら、「読み取り権限(パーミッション)」だけある読み方ができます。

5〜7文字目の意味

Linuxで「ls -l」コマンドを入力し「drwxrwxr-x 2 tm tm 4096 Dec 13 02:19 work」と表示されたときの5〜7文字目は「rwx」となっています。

5〜7文字目はLinuxのファイルやディレクトリの所有グループに対する権限(パーミッション)を表しています。Linuxの権限(パーミッション)のアルファベットの意味は上記に記した読み方と同じです。

Linuxのディレクトリの所有グループの権限(パーミッション)が「rwx」と表記されているので、所有グループに対する権限(パーミッション)はすべての権限(パーミッション)があることを表しています。

8〜10文字目の意味

Linuxで「ls -l」コマンドを入力し「drwxrwxr-x 2 tm tm 4096 Dec 13 02:19 work」と表示されたときの8〜10文字目は「r-x」となっています。

8〜10文字目はその他に対する権限(パーミッション)を表しています。アルファベットの権限(パーミッション)の意味は上記に記した読み方と同じです。

Linuxのディレクトリのその他の権限(パーミッション)が「r-x」と表記されているので、その他に対する権限(パーミッション)は「読み取り権限(パーミッション)」と「実行権限(パーミッション」があることを表しています。

リンク数

Linuxで「ls -l」コマンドを入力し「drwxrwxr-x 2 tm tm 4096 Dec 13 02:19 work」と表示されたときの11文字目に「2」と数字が表記されています。この数字はLinuxのファイルやディレクトリのリンク数を表しています。

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