クリスタには、”自動彩色”という便利な機能があります。今回の記事では、クリスタの自動彩色の基本的な使い方を紹介していきます。クリスタユーザーで、色塗りをより簡単に、スピーディに行いたい方はぜひ記事の内容を参考にしてください。
イラストや漫画を描くペイントツールの中でも強い人気を誇る”CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)”。クリスタには、自動彩色という非常に便利な機能があるのをご存知でしたか?
自動彩色は、自分で色を塗るのが少し面倒だな…という時や、使う色等が決まらない…という時に活用できる機能。今回の記事では、自動彩色の基本的な使い方を紹介していきます。
クリスタの自動彩色とは、一体どんな機能なのでしょう。まずは自動彩色の仕組みについてを確認していきます。クリスタにおける自動彩色とは、”深層学習”を活用した機能になります。
深層学習とは言っても、どういう機能なのか分かりづらいかと思います。簡単に言ってしまえば、”AIが色を塗る線画を自動で識別して色を塗ってくれる”という仕組みになります。線画さえ用意すれば、自分で塗る必要がないのです。
自動彩色とは一口に言っていますが、その中でも種類があります。自動彩色の種類を以下項目で確認していきましょう。
まず一つは、”全自動彩色”。全自動彩色とはその名の通り、すべてを自動で塗ってくれる機能のことを指します。塗る際、色が決まらないという時にこの機能は活用できるでしょう。原画さえあれば、色の配置等はAIにおまかせできます。
”ヒント画像による方法”は、上記の全自動彩色とは少しことなります。あらかじめ、塗りたい色が決まっている方向けの機能です。簡単に色を置くことで、指定した色通りにAIが塗ってくれるのです。
”高度な設定による方法”では、自分自身で細かく色塗りの設定を決めることが可能です。全自動彩色やヒント画像による彩色では、自分の思った通りの塗りにならないことがあります。そういった時に、この高度な設定による方法が使えます。
上記でクリスタの自動彩色についての情報は確認できましたでしょうか?続いては、クリスタで実際に自動彩色をおこなう方法を説明していきたいと思います。まずは、”全自動彩色”から手順を見ていきましょう。
まずは、色を塗るために必要となる”原画”を用意しましょう。色を塗っていない、線だけのものを用意してください。
自動彩色をおこなうには、まず原画に”参照レイヤー”の設定をおこなう必要があります。参照レイヤーにするための手順を、下記で見ていきましょう。
まず、原画が描写されている”レイヤー”を右クリックしましょう。右クリックすることで、レイヤーの設定項目が表示されます。
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