vSphere Web ClientをPCにインストールする方法は、初心者にはハードルが高いように思われるかもしれません。しかし実は簡単にできるので、ここではvSphere Web Clientのインストール方法を紹介していきます。
vSphere Web Clientとは、ハイブリット クラウド環境をシンプルに分かりやすく一元管理できるツールです。クラウド全体を把握するときに便利で、統合管理プラットフォームを提供する高度なサーバ管理ソフトウェアなのです。
ハイブリットなクラウド環境ではデータ処理に時間がかかったり、トラブルがあって人為的操作が必要になることもあります。
しかしvSphere Web Clientは、仮想インフラストラクチャを自動的に提供できる仮想化プラットフォームvSphereのプラグインの一種です。仮想環境にアクセスするインターフェースを提供するのが主な機能です。
vSphere ClientとvSphere Web Clientの違いは、以下の一覧のような部分です。
vSphere Client | vSphere Web Client |
インストールする | インストールがいらない |
Webブラウザにアクセスしない | Webブラウザにアクセスする |
画面下にタスク一覧あり | 画面下にタスク一覧なし |
vSphere Clientからネットワーク設定 | 一部ネットワーク設定はESXに直接接続 |
ここからは、vSphere Web Clientをダウンロード/インストールする方法を説明していきます。ダウンロードする方法は全部で3つあり、どれも初心者でも簡単です。
ESX/ESXi Serverをインストール済みで、IPアドレスを取得してある場合の方法は、ESX/ESXi ServerからvSphere Web Clientをダウンロードします。まずIPアドレスを確認してください。
Webブラウザを起動して、検索項目に「https://「ESX(ESXi)のIPアドレス」」と入力しましょう。ESX/ESXi Serverのトップ画面が表示されるので、「Download vSphere Client」をクリックしてvSphere Web Clientをダウンロードしてください。
vSphere Web Clientのダウンロードの際は、「セキュリティ証明書に問題があります」といったポップアップが表示されることもありますが、ダウンロードを実行しましょう。
すでにvSphere Clientをインストールしてある場合の方法は、vSphere Client経由でvSphere Web Clientをダウンロードできます。
ただvSphere Web Clientと互換性がないWebブラウザの場合は、ダウンロード画面で「インストーラの保存」を選択して、イントーラをダウンロードしてから、vSphere Web Clientをダウンロードしましょう。
vSphere Web Clientをダウンロードする際に、必要なものが何もない状態の場合は、VMware公式サイトでアカウントを登録してダウンロードしましょう。
vSphere Web Clientをダウンロードする際には、公式サイトのアカウントを取得しておくことが条件です。VMware公式サイトのトップ画面で「今すぐ登録できます」をクリックして、「メールアドレス」を入力します。
メールアドレスの確認項目をクリックして、一番上に入力したメールアドレスをもう一度入力しましょう。
VMware公式サイトのアカウントパスワードは、記号、大文字、小文字をつかって 8~20文字で設定してください。
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