【Twitter】高度な検索コマンドをくわしく解説！

この記事では、Twitterの高度な検索コマンドについて解説していきます。Twitterでは検索に便利な機能として検索コマンドが用意されています。

まず、検索コマンドとは何かについて説明していきます。

検索コマンドとは、投稿された日付を限定するといったように、入力すると検索条件を指定できるコマンドのことです。通常のキーワード検索よりも高い精度で目的のツイートを探すことができます。

高度な検索コマンドを用いると、次のようなことが可能になります。

検索コマンドを入力すると、投稿された日付を限定したり、検索するユーザーを指定したりできます。その他にも、検索結果に表示させたくないワードなどを除外することも可能です。

それでは、Twitterの高度な検索コマンドについて説明していきます。まず、特定のユーザーに紐付いた検索をすることができる検索コマンドを紹介します。

Twitterで特定のユーザーに関連したツイートを検索できるコマンドの一覧です。
 

＠検索「@ユーザーID名」では、特定のユーザーに関わるツイートをすべて検索できます。ユーザー自身が行ったツイートやリプライだけでなく、そのユーザーへのリプライや、メンションされたツイートも検索できます。

例では、＠nhk_newsが投稿したツイートや、＠nhk_newsへのリプライが検索結果に表示されています。

from検索「from:ユーザー名」では、特定のユーザーが投稿したツイートのみが表示されます。そのユーザーへのリプライやメンションは表示されません。そのユーザーのツイートの中から、キーワードを含むツイート探したい場合などに便利です。

例では、nhk_newsのツイートの中から、「災害」というキーワードが含まれたツイートが表示されています。

to検索「to:ユーザー名」では、特定のユーザーへのリプライを検索することができます。from検索と合わせて用いることで、AからBへのリプライを調べるといったことも可能です。例では、nhk_newsへのリプライが検索結果に表示されています。

follows検索「filter:follows」では、フォローしているユーザーのツイートを検索することができます。フォローしているユーザーのツイートはタイムラインで確認できますが、キーワードと組み合わせて、特定のツイートのみを探す場合などに便利です。

例では、フォローしているユーザーのツイートの中から、「ライブ」というキーワードが含まれたツイートのみを表示させています。

アカウントフィルタ検索「filter:verified」では、認証済みアカウントから投稿されたツイートを検索することができます。偽アカウントが多い場合や、公的な立場のアカウントからのツイートのみを検索したい場合などに便利です。

例では、認証済みアカウントのツイートの中から、「EU離脱」というキーワードが含まれたツイートのみが表示されています。

次に、Twitterの高度な検索コマンドで、期間や日付などを指定できるものを紹介していきます。

Twitterで期間や日付、日時を指定して検索できるコマンドの一覧です。
 

since検索「検索ワード since:年-月-日」では、特定の日付以降のツイートを検索できます。現在から1週間前までに投稿されたツイート、といったように投稿された日付を限定する際に便利な機能です。

例では、2020年2月3日以降に投稿されたツイートの中から、「応募」というキーワードを含むツイートが表示されています。

until検索「検索ワード until:年-月-日」では、特定の日付以前のツイートを検索できます。since検索と組み合わせることで、任意の期間を指定してツイートを検索することができます。

例では、2020年1月24日以前に投稿されたツイートの中から、「東京オリンピック」というキーワードを含むツイートが表示されています。

since+時間検索「検索ワード since:年-月-日_hh:mm:ss_JST」では、特定の時刻以降のツイートを検索できます。日付に加え、さらに時間をしぼって検索したい場合に便利な機能です。なお、末尾の「_JST」とは日本標準時を指します。

例では、2020年2月3日15時以降に投稿されたツイートの中から、「運休」というキーワードを含むツイートが表示されています。

until+時間検索「検索ワード until:年-月-日_hh:mm:ss_JST」では、特定の時刻以前のツイートを検索できます。ここでもsince+時間検索と組み合わせられ、「発表後〇時間の人々の反応」を検索するといった目的で使うこともできます。

例では、2020年2月3日の17時以前に投稿されたツイートの中から、「羽田新ルート」というキーワードを含むツイートが表示されています。

次に、Twitterの高度な検索コマンドの中で、画像や動画などのメディアが含まれたツイートを検索できるものを紹介していきます。

Twitterで画像や動画のメディアが含まれるツイートを検索できるコマンドの一覧です。
 

メディアフィルタ検索「filter:media」では、メディアを含むツイートを検索できます。画像や動画の検索は検索ボックス下のタブからもできますが、画像や動画をすべてまとめて検索したい場合などに便利な機能です。

例では、メディアを含むツイートの中から、「雪まつり」というキーワードを含むツイートを表示させています。

画像フィルタ検索「filter:images」では、画像を含むツイートを検索できます。「画像」のタブをタップしても同様の検索をすることはできますが、その場合ツイートを新着順に表示することはできません。

例では、JMA_bousaiが投稿したツイートの中から、画像を含むツイートを表示させています。

動画フィルタ検索「filter:videos」では、動画を含むツイートを検索できます。画像と同じように「動画」のタブでも同様の検索ができますが、新着順の表示ができません。例では、nhk_newsが投稿したツイートの中から、動画を含むツイートを表示させています。

カードタイプ検索アニメgif「card_name:animated_gif」では、アニメgifを含むツイートを検索できます。アニメglfのみ探すのではなく、ツイートと合わせて検索したい場合に便利な機能です。

例では、アニメgifを含むツイートで、「おもしろ」というキーワードを含むツイートを表示させています。

Vineフィルタ検索「filter:vine」では、Vineを含むツイートを検索できます。Vineとは6秒間のループ動画をシェアできるサービスで、2017年1月に終了しました。過去の動画を添付したツイートが検索できます。

例では、Vineを含むツイートで、「おもしろ」というキーワードを含むツイートを表示させています。

なお、2020年1月24日（米国時間）にVineの後継アプリ「Byte」がリリースされていますが、Byteの動画はこのコマンドでは検索されません。

Periscopeフィルタ検索「filter:periscope」では、Twitterライブ配信サービスのPeriscopeでライブ配信しているツイートや、公開されている配信済み動画が含まれるツイートを検索できます。なお、Twitterアプリから配信された動画は検索されません。

例では、Periscopeのライブ配信しているツイートや、配信済み動画を含むツイートの中から、「おもしろ」というキーワードを含むツイートを表示させています。

Twitter公式動画フィルタ検索「filter:native_video」では、Twitterに直接アップロードされた動画、VineやPeriscopeといったTwitter公式サービスの動画を検索できます。

「filter:native_video」にYouTubeやその他の外部サービスの動画は含まれません。例では、Twitterに直接アップロードされた動画ないしTwitter公式サービスの動画を含むツイートで、「雪まつり」というキーワードを含むツイートを表示させています。

次に、Twitterの高度な検索コマンドで、リンクやURLを検索できるコマンドについて紹介していきます。

TwitterでリンクやURLを含むツイートを検索できるコマンドの一覧です。
 

リンクフィルタ検索「filter:links」では、リンクを含むツイートを検索できます。リンクの内容はYouTubeやブログなどすべてが含まれます。例ではフォローしているユーザーが投稿したツイートの中から、リンクを含むツイートを表示させています。

URL検索「url:」では、特定のURLを含むツイートを検索できます。なお、リンクフィルタ検索ではURLまでは指定されません。例では、NHKの番組のURLの一部である、nhk.or.jpが含まれるツイートを表示させています。

次に、Twitterの高度な検索コマンドの中で、特定のワードなどを除外して検索することができるコマンドを紹介していきます。

Twitterで特定のワードや、ハッシュタグを除外して検索できるコマンドの一覧です。
 

除外ワード検索「-除外ワード」では、特定のワードを含むツイートを検索結果から除外できます。アカウントを除外することもできるので、検索キーワードを含むbotアカウントを検索結果から除外するといったような目的でも使用できます。

例では、nhk_newsが投稿したツイートから、「花粉」というキーワードを含むツイートを除外して表示させています、

ハッシュタグ除外検索「exclude:hashtags」では、検索結果からハッシュタグを含むツイートを除外できます。「exclude:hashtags」のみでは使用できず、キーワード検索とともに使用します。

例では、「東京オリンピック」というキーワードを含むツイートから、ハッシュタグを含むツイートを除外して表示させています。

次に、Twitterの高度な検索コマンドの中で、ここまで紹介した以外の、その他のコマンドについて紹介していきます。その他の検索コマンドでは、目的のツイートを検索する際に、便利なコマンドをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

Twitterのその他の検索コマンドの一覧です。目的別に大きく3つに分けて紹介していきます。
 

基本的なキーワード検索でよく使うコマンドです。

and検索「検索ワード1 検索ワード2」では、「検索ワード1」と「検索ワード2」の両方を含むツイートを検索することができます。一般的によく使われている検索方法です。例では、「米大統領」と「集計」の両方のキーワードを含むツイートを表示させています。

OR検索「検索ワード1 OR 検索ワード2」では、「検索ワード1」と「検索ワード2」のどちらか一方または両方含むツイートを検索できます。and検索では検索結果が厳密になりすぎる場合に使えます。

例では、「雪」と「大雪警報」のどちらか一方または両方含むツイートが表示されています。

ハッシュタグ検索「#検索ワード」では、特定のハッシュタグを含むツイートを検索できます。Twitterでよく使われている機能です。例では、「#米大統領選」を含むツイートを表示させています。

完全一致検索「”検索ワード”」では、入力した検索ワードと完全に一致する語句が含まれるツイートを検索できます。検索ワードの一部だけが含まれる、検索目的に合わないツイートを除外できます。

例では、「アメリカ大統領選」と完全に一致する語句が含まれるツイートを表示させています。

投稿された国（言語）や地域を限定して検索できるコマンドです。

lang検索「lang:ja」では日本語で投稿されたツイートを検索できます。「ja」とは日本語の言語コードです。例では、「Brexit」というキーワードを含む、日本語のツイートを表示させています。

near＆within検索「near:地名 within:半径㎞」では、特定の地域から一定の範囲内で投稿されたツイートを検索できます。例では「渋谷区」から「2㎞以内」で投稿されたツイートを表示させています。

geocode検索「geocode:北緯,東経,半径km」では、特定の地点から一定の範囲内で投稿されたツイートを検索できます。geocodeとは経緯度を指します。near＆within検索よりもピンポイントで指定する目的で使います。

例では、「カフェ」というキーワードを含むツイートで、「北緯35.658480、東経139.701818」の地点から「2㎞以内」のツイートを表示させています。

その他の便利なコマンドです。

source検索「source:」では、ツイートの投稿元を指定して検索できます。FacebookやInstagramなどから投稿されたツイートを検索する目的などで使えます。

例では、フォローしているユーザーの投稿の中から、Instagramから投稿されたツイートを表示させています。

ポジティブ検索&ネガティブ検索「:), :(」では、ポジティブまたはネガティブな内容のツイートを検索できます。Twitterの人々の反応を調査する目的などで使えます。なお、「:),:(」とは英語の顔文字です。

上の例では、「Tokyo」というキーワードを含む、ポジティブな内容のツイートを表示させています。

しかし、この例の、「Tokyo」を含むツイートのネガティブ検索では、別の顔文字の一部が検索されています。このように、日本語の検索ではうまく機能しないことがあります。

セーフ検索「filter:safe」では、センシティブな内容のツイートを検索結果から除外できます。なお、検索設定でも除外できる機能があります。例では、「火災」というキーワードを含むツイートのセーフ検索をしています。

ニュース検索「filter:news」では、ニュースを含むツイートを検索できます。「ニュース」タブにもいくつか表示されますが、その他のニュースを検索する際に使えます。例では、認証済みアカウントから投稿された、ニュースを含むツイートを表示させています。

アンケート検索「card_name:poll2choice_text_only 等」では、アンケートを含むツイートを検索できます。「poll2choice」とは「2択」の意味で、2~4の数字でアンケートの選択肢の数を指定できます。

例では、「東京オリンピック」というキーワードを含むツイートで、4択のアンケートを含むツイートを表示させています。

モーメント検索「url:twitter.com/i/moments」では、モーメントを検索できます。例では、「東京オリンピック」というキーワードを含むモーメントを表示させています。

最後に、Twitterの高度な検索コマンドを忘れてしまった場合の対処法について紹介します。

Twitterの高度な検索コマンドを忘れてしまったり、覚えるのが大変な場合は、WEBブラウザ版の公式Twitterにアクセスしてください。

WEBブラウザ版Twitterでは、「高度な検索」という機能があります。「高度な検索」とは、検索コマンドを入力しなくても、条件を設定できる機能です。日付を指定する場合など、目的によっては「高度な検索」の方が使いやすいかもしれません。

ここではPCの操作画面を例に説明しますが、その他の端末でもアクセスできます。

まず、WEBブラウザ版Twitterにログイン後、「＃」マークの画面で、検索ボックスに適当なキーワードを入力し検索します。

検索結果が表示されると、画面右の「検索フィルター」というメニューの一番下に、「高度な検索」というメニューがあるのでクリックします。

「高度な検索」では「キーワード」「アカウント」「フィルター」「エンゲージメント」「日付」の項目ごとに、検索オプションが用意されています。