Lhaplus(ラプラス)で圧縮・解凍する方法を解説
PCでの作業で必要となる「圧縮」や「解凍」をする際に役立つLhaplus(ラプラス)の使い方を紹介いたします。Lhaplus(ラプラス)は複数のファイルをまとめて一つのファイルにする「圧縮」、「圧縮」されたものを元に戻す「解凍」をするために使用するソフトです。
目次
- 1Lhaplus(ラプラス)とは?
- ・圧縮解凍ソフト
- ・パスワード付きのファイルが作成可能
- ・Wordファイルや動画ファイルなど幅広い形式に対応している
- 2Lhaplusをパソコンにインストールする方法
- ・下記URLよりLhaplusをダウンロード
- ・インストーラをダブルクリック
- ・インストール先の確認をし"次へ"をクリック
- ・PCの再起動をしたら完了
- 3Lhaplusでファイルを圧縮する方法
- ・圧縮したいデータをLhaplusにドラッグ&ドロップ
- ・圧縮形式の確認をする
- ・圧縮完了
- ・複数のファイルを圧縮する場合はフォルダにまとめて圧縮する
- 4Lhaplusでファイルを展開/復元する方法
- ・圧縮されているデータをLhaplusにドラッグ&ドロップ
- ・自動で解凍してくれる
Lhaplus(ラプラス)とは?
Lhaplus(ラプラス)とは、Schezoさんが作成、公開している圧縮解凍ソフトです。フリーソフトとして公開しているため、無償で使用することが出来ます。Windowsの95から10まで対応しているため、ほぼすべてのWindowsユーザーが使用できます。
圧縮解凍ソフト
圧縮解凍ソフトとは、アーカイバーとも呼ばれます。「圧縮」とは容量の大きなファイルのデータを小さくしたり、複数のファイルを一つのファイルにまとめることです。また、圧縮することで、ファイルのサイズが少し小さくなります。
例えば、メールで友人に100枚の写真を送るときに、100回メールに添付する作業は大変ですが、「圧縮」することで1ファイルを添付するだけで済みます。
逆に「圧縮」されたファイルを元の形式に戻すのが「解凍」です。この作業を助けるのが「圧縮解凍ソフト」になります。
「解凍」と「展開」「復元」は同じ意味
圧縮されたファイルを元の形式に戻す作業を「解凍」だと上で書きましたが、一部では「展開」「復元」とも呼ばれています。呼び方は違いますが、指していることは「圧縮ファイルを元の形式に戻す」ということなので混乱しないように注意してください。
基本的には「解凍」で通じますが、比較的古いPC用語のため、最近PCを覚えた方には「展開」のほうが馴染みがある場合があります。人と話していて「解凍」が通じなかった場合は「展開」と言い換えてみましょう。
パスワード付きのファイルが作成可能
Lhaplus(ラプラス)の特徴として、圧縮するときにパスワード付きのファイルにすることが出来ます。機密情報などをメールで送る際などに、パスワード付きのファイルで送ればパスワードを知らない人には中身を見られる心配もなく、機密性が上がります。
パスワード付きで圧縮されたファイルを受け取った方は、解凍のときにパスワードを要求されます。もし人に送るときは、解凍する人にパスワードを教えるのを忘れないようにしましょう。パスワードがないと解凍ができないからです。
Wordファイルや動画ファイルなど幅広い形式に対応している
Lhaplus(ラプラス)で圧縮できるファイルの形式ですが、基本的に何でもOKです。Wordファイルや動画、写真や音楽等、形式にかかわらずほぼ何でも圧縮出来ます。また、フォルダの中にWordファイルと動画を一緒に入れて圧縮ということなども可能です。
Lhaplusをパソコンにインストールする方法
Lhaplus(ラプラス)はWindows向けの圧縮解凍ソフトなので、使用するためには一度パソコンにインストールする必要があります。インストールしてしまえば何度でも使うことが出来ます。以下ではインストールの方法を紹介します。
Macでの圧縮解凍ソフトで代表的なものにはThe Unarchiverというものがあります。詳しい解説については下のリンクで紹介されています。
下記URLよりLhaplusをダウンロード
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/lhaplus/
このURLは「窓の杜」というフリーソフトのダウンロードサイトです。ページ中央付近の「窓の杜からダウンロード」のボタンを押すと、ダウンロードが始まります。
インストーラをダブルクリック
ダウンロードされたファイル(インストーラ)をダブルクリックして開いてください。ファイル名はlpls174.exeです。lplsのあとの174の数字は変わっている場合がありますが問題ありません。
インストール先の確認をし"次へ"をクリック
利用規約の確認とインストール先の確認が出ますので、確認して「次へ」を押して進めていってください。
PCの再起動をしたら完了
インストールが終了すると、再起動するかどうかの選択が出てきます。再起動しても問題のない状況でしたら再起動してください。これでインストール作業は完了です。更に詳しいインストールの手順は以下のリンクを参考にしてみてください。
Lhaplusでファイルを圧縮する方法
Lhaplus(ラプラス)でファイルを圧縮する方法は、基本的にドラッグ&ドロップで完了します。ここでは複数のファイルをまとめて圧縮する方法についても紹介いたします。
圧縮したいデータをLhaplusにドラッグ&ドロップ
Lhaplus(ラプラス)のインストールが完了していると、デスクトップなどにLhaplusのアイコンが出来ています。圧縮したいデータをLhaplusのアイコンの上へドラッグ&ドロップすることで圧縮できます。
圧縮形式の確認をする
Lhaplus(ラプラス)の上にドラッグ&ドロップすると、上の写真のように圧縮形式を選ぶことが出来ます。基本的にはzipを選んでおけば問題ないです。
圧縮完了
Lhaplus(ラプラス)で特になにも設定していない場合、デスクトップ上に圧縮されたファイルが出来上がります。例えば”aaa.jpg”というjpeg形式のファイルをzip形式で圧縮した場合、デスクトップ上に”aaa.zip”というファイルが出来上がります。
複数のファイルを圧縮する場合はフォルダにまとめて圧縮する
例えば100枚のjpeg形式の写真をLhaplus(ラプラス)で圧縮したい場合、まずフォルダの中に圧縮したいファイルをまとめて入れます。そしてそのフォルダごとLhaplusにドラッグ&ドロップすることで、同様に圧縮をすることが出来ます。
例えば”新しいフォルダー”という名前のフォルダに100枚のjpegを入れて圧縮した場合、”新しいフォルダー.zip”という一つのファイルが出来上がります。
Lhaplusでファイルを展開/復元する方法
Lhaplus(ラプラス)をインストールすると、圧縮されたファイルも簡単に展開/復元(/解凍)できます。インターネット上でダウンロードした圧縮ファイルの展開/復元(/解凍)や、友人から送られてきた圧縮ファイルの展開/復元(/解凍)なども行うことが出来ます。
圧縮されているデータをLhaplusにドラッグ&ドロップ
圧縮ファイルの展開/復元(/解凍)方法は、圧縮のときと同じくLhaplus(ラプラス)にドラッグ&ドロップするだけです。ドラッグ&ドロップされたファイルの形式が圧縮された形式だった場合、自動的に展開/復元(/解凍)してくれます。
例えば”bbb.zip”という圧縮ファイルをLhaplusへドラッグ&ドロップすると、自動的に展開/復元(/解凍)作業に入り、終了するとデスクトップに”bbb”というフォルダが出来上がっています。そのフォルダの中に圧縮されていたファイルが入っています。
自動で解凍してくれる
Lhaplus(ラプラス)をインストールしている場合、ドラッグ&ドロップをしなくても解凍(展開/復元)してくれる方法があります。単純に圧縮されたファイルをダブルクリックするだけで、自動で解凍(展開/復元)してくれます。
いかがでしたでしょうか。Lhaplus(ラプラス)のインストールから圧縮、解凍方法までご紹介しました。圧縮や解凍はPCでの作業等でとてもよく使うもので、「圧縮」「解凍」と聞くと専門用語に聞こえますが非常にシンプルで役立ちます。
インターネットで使いたいソフトをダウンロードした場合、圧縮されていることも多く、使うためには解凍が必要です。PCを使いこなせば使いこなすほど、圧縮や解凍を使う機会も増えます。
日常でも非常によく使うこの「圧縮」や「解凍」を簡単にするのが、このLhaplus(ラプラス)というソフトです。Lhaplus(ラプラス)では圧縮方法や解凍方法もカスタマイズできます。
ここでは紹介できませんでしたが、Lhaplus(ラプラス)の設定で圧縮や解凍を自分好みにカスタマイズすることで、よりPCが使いやすくなります。
皆さんもLhaplus(ラプラス)を使いこなし、圧縮、解凍の手順に慣れ、圧縮や解凍といった作業を少しでも簡単にしてみてください。