「GoogleClassroom」の使い方をくわしく解説!
新型コロナウイルスの影響に伴い、学校でもIT化が加速し、GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)の導入も増えています。GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)の使い方に自信がない方のために、特に生徒側の使い方について解説します。
目次
- 1「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」とは
- ・Googleのオンライン学習システム
- ・主な特徴
- 2「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~事前設定~
- ・専用のGoogleアカウントでログインする手順
- ・事前設定の注意点
- ・ログインできないときの対処法
- 3「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~クラス~
- ・必要なもの
- ・クラスに参加する手順
- ・クラスの情報を確認する手順
- 4「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~課題~
- ・課題を提出する手順
- ・提出時の注意点
- ・課題の評価の確認手順
- 5「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~質問機能~
- ・質問に答える手順
- ・質問の評価を確認する手順
- 6「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~コメント機能~
- ・限定公開のコメントの使用手順
- ・クラスのコメントの使用手順
- 7「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~スマホアプリ~
- ・スマホアプリの導入手順
- ・スマホアプリでできること
- ・合わせて読みたい!学習アプリに関する記事一覧
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」とは
新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で学校の登校や対面授業が自粛されていた事もあり、学校でのIT導入が最近加速しています。
テレビのニュースなどでも、オンラインでの授業やネット上で課題の作成・提出などお行っている学校についてよく耳にするようになりました。
そんな中で、様々な高校や大学などの学校で注目され新たに導入されているのが、GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)です。
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)の特徴や使い方がどんなものなのか、この記事では主に生徒側の使い方について解説します。
Googleのオンライン学習システム
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)とは、Googleが学校や非営利組織を対象に提供している無料のオンライン学習システムです。教師は、オンライン上でクラスや課題を作成し出題すること、提出された課題を採点することなどを簡単に行うことができます。
生徒のほうも、課題の作成・提出をネット上で行うことができますし、クラスメート内で予定の連絡や情報交換・共有などができる便利な使い方をオンラインで簡単に行うことが可能です。
主な特徴
荒田に導入されたり、導入が検討されているGoogleClassroom(グーグルクラスルーム)の主な特徴とは、どんなものがあるのか、下記に簡単にご紹介します。
オンラインで事前/事後学習ができる
GoogleClassromm(グーグルクラスルーム)の最大の特徴とは、教師が課題を作成し、生徒が課題を学習して提出することをすべてオンラインで行うことができるという点です。
クラス内での話し合いも行うことができ、リアルタイムでのコミュニケーションも可能です。また、様々なファイル形式の資料の共有などの使い方も行うことが可能で、教師にとっては事前/事後学習の管理が容易になります。
加えて、オンラインで事前/事後学習の管理を済ませることができるメリットとは、時間の節約とペーパーレスで環境にも優しいことです。
YouTube/Googleドライブなどのアプリと連携できる
他の特徴とは、YouTubeやGoogleドライブなどのGoogleやサードパーティーが提供するサービス/アプリと連携することができることです。ですから、事前/事後学習をpdfドキュメントなど一般の様々なファイル形式やYouTube動画で行うことができます。
課題の実施状況を確認できる
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)では、生徒ごとにGoogleドキュメントのコピーが自動的に作成されたり、課題ごと/生徒ごとにドライブのフォルダが自動的に作成されるので、簡単に管理することができます。
また、教師は課題の提出/未提出などの実施状況を一目で確認することができますし、生徒へのフィードバックや課題の採点をリアルタイムで行うことができます。
無料で利用できる
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)は、Googleアカウントを持っていれば無料で利用することができます。使用するGoogleアカウントは自分で作成するのではなく、学校側が配布した専用のGoogleアカウントを使用します。
パソコンについての特別な難しい知識が必要なわけでもありませんし、使い方を一通りマスターしたら、パソコンが苦手な人でも簡単に使いこなすことができるようになります。
G Suite for Educationのほかのサービス同様、広告が表示されることはありませんし、学校のコンテンツや生徒のデータが広告目的で使用されることもありませんので、安心して使用することができます。
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~事前設定~
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム) の主な使い方を順に解説します。まず最初に、使用するGoogleアカウントに関する事前設定が必要です。
専用のGoogleアカウントでログインする手順
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)を使うためには、専用のGoogleアカウントでログインする必要があります。
Googleのトップページを開く
専用アカウントでログインするためには、Googleトップページを開きます。Google起動画面右上のGoogleアカウントの「ログイン」をクリックします。
専用のメールアドレスと初期パスワードを入力する
「ログイン」クリックすると、メールアドレスまたは電話番号を入力する画面が表示されます。そこに、学校側から事前に知らされている専用のメールアドレスを入力し「次へ」をクリックします。次に、パスワードを入力する画面が表示されます。
このパスワードも自分が設定したものではなく、学校側から事前に知らされていた初期のパスワードを入力します。スペルミスなどがないかを確認して「ログイン」をクリックします。
事前設定の注意点
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)を利用するための事前設定として、Googleアカウントにログインする必要がありますが、その際に主な注意点をお伝えします。
個人のアカウントは利用できない
学校でGoogleClassroomを利用する際には、個人のGoogleアカウントは利用できないとGoogleが定めています。ですから、ログインする際には学校から事前に配布されている専用のGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力する必要があります。
初期パスワードは変更可能
学校から配布された初期パスワードは、後から自分の好きなパスワードに変更することが可能です。
ただし、変更後の自分の任意のパスワードを忘れてしまうと、学校に報告して学校側がリセットするまでGoogleClassroomを利用できませんので、メモしておくなどして忘れないようにする必要があります。
ログインできないときの対処法
手順通りにしたとしても、専用のGoogleアカウントにうまくログインできない時があるかもしれません。その場合の主な対処法は、下記の通りです。
メールアドレスを確認する
Googleアカウントのメールアドレスやパスワードを入力する際に、学校側から配布された専用のメールアドレスの通り正確に入力しているかを確認することが大切です。
英文字の小文字/大文字の入力ミスやスペルミスなどをしている場合があるかもしれません。きちんと確認して、正確に入力する必要があります。
メールアドレスを追加/切り替える
いつもGoogleアカウントを使用してGoogleブラウザを利用しているのであれば、トップ画面を開いた時に自動でいつもの自分のGoogleアカウントにログインされています。
その場合は、Googleトップ画面右上に自分のアカウントアイコンが表示されていますので、GoogleClassroomの専用アカウントに切り替える必要があります。切り替えるためには、画面右上の自分のアカウントアイコンをクリックします。
表示されたダイアログ画面の「別のアカウントを追加」をクリックして、専用のメールアドレスやパスワードを追加して学校側が指定した専用のGoogleアカウントに切り替えます。
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~クラス~
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)を利用して学校の授業を受けたり、教師から出題された課題を作成し提出するためには、指定されたクラスに参加する必要があります。
必要なもの
指定されたクラスに参加するために必要なものとは、招待メールまたはクラスコードです。どちらの方法でもクラスに参加することができますが、主な参加方法は学校側の指示に従います。
招待メール/クラスコード
「招待メール」とは、教師が生徒を自分のクラスに招待するために送信するメールのことです。この招待メールは、専用のGoogleアカウントを登録する際に入力したGmailに届きますので、Gmailを確認してそこから参加することができます。
生徒各自がクラスコードを入力してクラスに参加する場合は、講師にクラスコードを確認して事前に入手しておくことが必要です。ここでは、主にクラスコードを入力して参加する方法について解説します。
クラスに参加する手順
事前に知らされていたクラスコードを自分で入力してクラスに参加する手順について、下記に解説します。
GoogleClassroomを開く
まず、GoogleClassroom公式サイトにアクセスします。事前準備として登録したGoogle専用アカウントのメールアドレスが表示されていますので、そのメールアドレスが合っているかどうかを確認し、間違っていなければ「続行」をクリックします。
クラスに参加する際には、起動画面右上の「+」をクリックします。
「+」をクリックして表示された「クラスに参加」をクリックします。
右上のアイコンを選択し生徒を選択する
「役割を選ぶ画面」が表示されたら、「私は生徒です」をクリックします。もし、間違えて「教師」を選択してしまった場合は、教師を通してシステム管理者に連絡してもらうことが必要になります。
クラスコードを入力する
ポップアップ画面が表示されますので、参加したいクラスのクラスコードを入力し「参加」をクリックします。クラスコードを入力する際にも、大文字/小文字などのスペルミスなどに間違いがないかをよく確認することが必要です。
クラスの情報を確認する手順
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)のサイトにアクセスすることにより、自分が提出しなければならない課題やコメント、共有情報などクラスの情報を確認することができます。
クラス一覧画面の科目を開く
GoogleClassroomのサイトにアクセスします。クラスの情報を確認したい場合は、画面左上の「Ξ」をクリックします。
「Ξ」をクリックして表示されたメニューの一番上の「クラス」をクリックします。クラスコードを入力するなどして現在受けているクラスの一覧画面が表示されます。その中から、クラスの情報を確認したい科目名をクリックします。
ストリームで情報を確認する
科目名をクリックすると、ストリーム画面が表示されます。ストリーム画面では、授業の概要や受講者の一覧を確認できます。課題アイコンがある場合は、課題を作成し提出する必要があります。質問アイコンがある場合は、質問に回答し送信する必要があります。
アイコンがないものは、お知らせや投稿ですので確認します。ファイルが添付されている場合は、ファイル名をクリックします。動画やPDFなどのファイルをブラウザ上で確認することが可能です。
ファイルをもとにして課題などを作成する場合は、ダウンロードしてパソコンに保存する必要があります。
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~課題~
ストリーム画面で課題アイコンがある場合は、課題を作成して提出する必要があります。期限の近い課題がある場合は、課題の締切日がホーム画面に追加されます。課題アイコン画面が表示されている場合の主な使い方について解説します。
課題を提出する手順
クラスの科目のストリーム画面の中に、課題アイコンが表示されていたら、提出が必要な課題の内容を確認します。課題を作成・編集する際の主な提出手順は、下記の通りです。
課題の詳細を選択する
課題アイコンのついた項目画面で、自分が提出しなければならない課題の詳細を確認します。特に、指定されたファイル形式を間違ってしまうと、再提出になり評価も下がってしまいますので注意が必要です。画面右側にある「開く」をクリックします。
あなたの課題を開き終了した課題を提出する
「開く」をクリックすると、「あなたの課題」という画面が表示されます。作成した課題のファイルを追加したい場合は、その画面にある「追加」をクリックします。提出したい課題のファイルをドラッグして、画面にアップロードします。
アップロードしたファイルが提出に必要なファイルであるかどうかを確認したら「提出」をクリックします。「あなたの課題」画面右側に「完了」の文字が表示されたら、課題の提出が完了です。
提出時の注意点
課題を提出する際に、覚えておきたい主な注意点があります。
提出後は追加/編集は原則できない
主な注意点とは、「完了」の文字が表示されて課題の提出が完了した後は、編集やファイルを追加したりすることは原則としてできないということです。一応、その場合の逃げ道があります。
それは、「提出を取り消し」をクリックして提出した課題を取り消した後、再度ファイルを編集し直して提出するという方法です。しかし、再度提出した日時が提出日として記録されますので、教師には提出が遅いというイメージを与えることになります。
提出期限内であるかどうかには十分注意することが必要です。
課題の評価の確認手順
課題を提出した後、評価が返ってきた課題について確認することができます。
返却済みの課題を開く
評価がついた課題が返ってきた場合は、課題アイコンの項目の中に「返却済み」という表示が表れます。自分が提出した課題についての評価の詳細を確認したい時は、その下の「開く」をクリックします。
評価画面で評価を確認する
「開く」をクリックすると、次の画面の右上に評価(点数など)が表示されていますので確認します。
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~質問機能~
GoogleClassroomには、質問機能があります。教師から、授業のテーマについての感想などを求められる場合があります。質問アイコン項目が表示されていたら、解答を送信する必要があります。質問機能の使い方について解説します。
質問に答える手順
質問に解答する主な手順として、「選択式」と「記述式」の2通りの方法があります。
選択式の場合の答え方
「選択式」で質問に解答する場合は、幾通りかの答えが表示されて、自分が思う答えにチェックを入れる形式になっています。選択した答えにチェックを入れた後、解答を送信します。
一度提出した解答は。変更したり取り消すことができませんので、注「送信」をクリックする前に確認することが必要です。
記述式の場合の答え方
「記述式」で解答する質問形式の場合は、指定された解答欄に解答を入力します。入力した後自分の解答について確認したら、「送信」をクリックします。「クラスメートの解答を表示」jをクリックすると、他のクラスメートの解答を見ることができます。
質問の評価を確認する手順
質問についても、「選択式」「記述式」にかかわりなく、課題を提出した場合と同じく評価が返ってくるものがあります。その場合は、質問の解答に対する評価を確認することができます。
返却済みの質問を開く
質問アイコンの項目に「返却済み」という文字が表示されている場合は、質問の解答に対する評価が返ってきている場合です。
タイトルをクリックし評価の詳細を確認する
評価を見たい場合は、質問のタイトルをクリックします。画面右上に表示されている評価を確認します。
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~コメント機能~
GoogleClassroomには、許可された人がストリーム内の内容についてコメントを投稿することができるコメント機能もあります。コメント機能には、「限定公開コメント」と限定公開以外の「クラスのコメント」の2種類があります。
限定公開のコメントの使用手順
「限定公開コメント」とは、自分と担当の教師のみが閲覧することができるコメントのことです。課題画面や評価画面に投稿することができます。限定公開ですので、個人的な内容や質問などについてコメントすることができます。
限定公開コメントの主な使い方については、下記の通りです。
課題の詳細ページを開く
限定公開コメントを投稿したい場合は、課題の詳細ページ「あなたの課題」の項目から行うことができます。課題の提出前や提出完了後に「限定公開コメントを追加」という文字が画面下部に表示されています。
コメントを入力し送信する
「限定公開コメントを追加」をクリックすると、コメント入力欄が表示されますので、そこに教師だけが閲覧することができる内容の限定公開コメントを入力し「投稿」をクリックします。
限定公開コメントは、課題について個人的に質問がある時や個人的な連絡をしたい時に主に使用することができます。
クラスのコメントの使用手順
限定公開以外のコメントのことを「クラスのコメント」と呼びます。クラスのコメントの特徴とは、クラスメート全員が閲覧したり、コメントを投稿・返信することができるという点です。
課題の詳細ページからのクラスのコメントの主な投稿手順は、限定公開コメントの場合とほぼ同じです。
クラスのトップ画面を開く
「あなたの課題」画面で「クラスのコメントを追加」をクリックして、コメントを投稿することができます。また、クラスのトップ画面(ストリーム)を開いて追加することもできます。
コメントや写真/PDFなどの共有ができる
クラスのコメントが限定公開コメントと大きく違う点とは、添付ファイルを追加することが可能なことです。写真やPDF、ドキュメントなどのファイルを「追加」をクリックして、添付することができます。
クラスメード全員が閲覧することができますので、情報共有や予定の連絡などに使用することができます。
「GoogleClassroom/グーグルクラスルーム」の使い方~スマホアプリ~
GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)には、スマホ向けのアプリもあります。スマホアプリでもほぼ同じ機能を使用することができます。
スマホアプリの導入手順
スマホ向けアプリのGoogleClassroomは、iOS版/Android版スマホの両方で導入することができます。
iPhoneの場合
iPhoneの場合は、他のアプリをダウンロードする場合と同じく、App Storeにアクセスして検索し、無料でダウンロードすることができます。
Androidの場合
Android版スマホの場合は、Google Playストアで検索します。グーグルクラスルームのスマホアプリを無料でダウンロードすることができます。
スマホアプリでできること
スマホアプリでも、パソコン版とほぼ同様の機能を使用することができます。スマホですので画面は小さいですが、いつでもどこでも時間や場所を問わずに、課題やコメントを確認することができるというメリットがあります。
課題/コメントに対して通知がある
スマホアプリが特に便利な点とは、課題が出された時やコメントがあった時に通知してくれることです。この通知機能のおかげで、リアルタイムでコメントのやり取りを行うことができます。
また、GoogleClassroomに新しいコンテンツが追加された時にも、生徒と教師の両方のスマホに通知が送信されますので、パソコンを起動するまで気づかなかったという残念な事態を避けることができます。
ですから、GoogleClassroom(グーグルクラスルーム)を利用する場合は、スマホアプリとパソコンの両方でログインして使用するというのが便利な使い方です。また、Googleドライブやほかのファイルアプリもスマホにダウンロードしておくと便利です。