2020年07月23日更新
「Snap Camera」の使い方!共有/おすすめの背景など解説!
「Snap Camera」は、テレビ会議の際にバーチャル背景の設定ができるサービスです。その他ゲーム実況やビデオ通話などの際にも便利な使い方ができます。「Snap Camera」の事前設定や共有など便利な使い方について画像付きで解説します。
目次
「Snap Camera」の使い方~事前設定~
2020年以降、特に新型コロナウイルス拡大感染防止対策の一環としてリモートワークが急増しています。それに伴い、テレビ会議に慣れてきた人も多いと思います。
便利な一方で、自分の部屋や居場所などのプライバシーを明かしたくないと思うことがあるかもしれません。そんな時に便利な機能が、バーチャル背景です。
バーチャル背景を使用することにより、テレビ会議/ビデオ通話の際の自分の背景をお気に入りの壁紙や録画した動画に切り替えて、プライバシーを守ることができます。
テレビ会議/ビデオ通話ができるWebカメラを使用したツールには、Zoomなどバーチャル背景を基本設定ができるテレビ会議ツールや、Google Meetなどバーチャル背景の設定変更が基本設定できないツールがあります。
「Snap Camera」アプリを使用すると、基本的に一般的なテレビ会議ツールでもバーチャル背景の設定が可能です。この記事では、「Snap Camera」の基本的な使い方やバーチャル背景の共有方法について解説します。
事前設定の手順
「Snap Camera」はデスクトップ用アプリケーションです。ですから、Snap Cameraを使うためには、事前設定としていつも使用しているパソコンに「Snap Camera」をダウンロード/インストールする必要があります。
アプリのダウンロード
「Snap Camera」の公式サイトにアクセスします。画面上部右上または画面中央にある「Download」をクリックします。基本的に英語のサイトですが、パソコンの翻訳機能で日本語に変換することができます。
「Download」をクリックすると、Snap Cameraのダウンロード画面に移動します。下にスクロールすると「Snap Cameraライセンス契約」が表示されています。その契約事項をスクロールして一通り目を通したら、下部にチェックを入れて同意します。
ライセンス契約に同意するの部分にチェックを入れた後、下の段にメールアドレスを入力し、「私はロボットではありません」にチェックを入れます。その後、自分の使用している「Mac」または「PC用にダウンロード」のどちらかを選択します。
Snao Cameraのアプリケーションのファイル名とファイルの保存場所を確認して「保存」をクリックします。
Snap Cameraアプリケーションファイルのダウンロードが終了したら、画面左下に表示されたファイル名をクリックします。
アプリのインストール
ダウンロードしたアプリケーションファイルをクリックすると、セットアップウィザードを開始する画面が表示されます。インストールを始めるために「Next」をクリックします。
セットアップしてインストールする「Snap Camera」フォルダー名を確認します。確認したら「Next」をクリックします。
インストールしているSnap Cameraをスタートメニューに表示する設定に関する画面です。確認したら「Next」をクリックします。
PC画面にショートカットキーを作成するかどうかの確認画面です。ショートカットキーを作成したい場合は、チェックを入れて「Next」をクリックします。
ここまででSnap Cameraをインストールするための事前設定が終了しましたので、「Install」(インストール)をクリックします。
パソコンへSanp Cameraのインストールが始まります。インストール完了まで少し時間がかかりますので、次の画面に変わるまでしばらく待ちます。
画面が切り替わって、セットアップウィザードが完了したという表示が出たら、Snap Cameraのインストールが無事に完了です。画面下部の「Finish」をクリックします。
Webカメラの設定
ダウンロード/インストールが完了して「Finish」をクリックすると、Snap Cameraが起動します。パソコンの機種によっては、「ビデオ接続」「マイク接続」に関するアクセスを許可し、Webカメラの設定を行います。
「Snap Camera」の使い方~初回起動~
無事にSnap Cameraのダウンロード/インストールが完了したら、いつでも簡単にSnap Cameraを使うことができます。初回のみ起動画面が違いますので説明します。
初回起動の手順
初回起動画面の使い方は、下記の通りです。
アプリを起動する
インストールが完了したSnap Cameraアプリを起動します。
チュートリアルを確認する
初回起動画面では、Snap Cameraの紹介や使い方の簡単なチュートリアルが表示されます。チュートリアルを確認して「Next」をクリックします。
トップ画面が起動するまで進めていく
使い方の説明のチュートリアル画面が2枚ほど進んだら、画面下部に「Finish」の文字が表れます。「Finish」をクリックすると、Snap Cameraのトップ画面へと進むことができます。
「Snap Camera」の使い方~基本~
Snap Cameraのトップ画面が表示されたら、使い方はいたって簡単で、直感的な操作で使うことができます。下記に基本的な使い方を解説します。細かい機能は、自分でいろいろクリックして操作して使うことにより、楽しんでいくことをおすすめします。
背景の適用手順
テレビ会議/ビデオ会議などでも使うことができるバーチャル背景の適用手順を解説します。操作方法は簡単です。実際に使うことで慣れていくと思います。
画面下部の写真パネルを選択する
起動したSnap Camera画面上部には、Webカメラに映った自分と現在いる場所の背景が映し出されています。その画面の下の方に、様々な写真のパネルが表示されていますが、それが背景エフェクト/フィルターの種類です。
その写真のパネルをクリックするだけで、すぐに選択した背景エフェクト/フィルターにリアルタイムで切り替わります。
クリックで適用/再度のクリックで解除される
テレビ会議/ビデオ通話のバーチャル背景として適用したい背景エフェクト/フィルターが見つかったら、その写真のパネルをクリックします。青い枠で表示されてアイコンが強調されている写真パネルが選択したパネルです。
リアルタイムで選択した背景エフェクト/フィルターが上部の画面に適用されているので確認できます。再度、同じ写真パネルをクリックするだけで解除されます。
フィルター設定の手順
Snap Cameraでは、バーチャル背景として使用する写真パネルの背景エフェクト/フィルターのことを「レンズ」と呼んでいます。
背景レンズ(エフェクト/フィルター)は、いつでも自由に選択することができますし、気に入った背景レンズはお気に入り/ホットキーに登録することができます。お気に入り/ホットキーの登録方法について解説します。
フィルターカテゴリから任意のものを開く
バーチャル背景として適用したい背景レンズ(エフェクト/フィルター)は、画面下部に表示されている写真パネルから探し出すことができます。
しかし、画面を下にスクロールすると分かる通り、背景レンズの種類がとても豊富なのでお気に入りを探すのが大変かもしれません。
お気に入りを素早く探したい場合は、レンズの種類がカテゴリー別に分けられていますので、最初に好きなカテゴリーを選択し、その中からお気に入りのレンズを選択することができます。
気に入ったフィルターをお気に入り/ホットキー登録する
Snap Cameraでは、お気に入りの背景エフェクト/フィルターにスターを付けることにより、お気に入り登録することができます。スターアイコンは、写真パネルと画面上部左端に黄色く表示されますので、いつでも確認できます。
画面上部左端のスターアイコンをクリックすると、スターをつけたお気に入りの背景エフェクト/フィルターの一覧が表示されます。幾つでもお気に入りに登録することが可能で、自分だけのお気に入りの背景レンズリストを作成することができます。
Snap Cameraでは、お気に入りに登録した一覧の中からいつでも簡単に呼び出して、バーチャル背景として使うエフェクト/フィルターを選択することができる機能があります。
簡単に呼び出すことができるショートカットキーのような役目のことを、Snap Cameraではホットキーと呼びます。登録したいエフェクト/フィルターをクリックして、「Add Hotkey」(ホットキーを追加)をクリックします。
ホットキーへ追加を確定してよければ「Save」をクリックするとホットキーとして保存されます。ホットキーとして保存した背景レンズは、設定画面からも確認することができます。
背景レンズの共有手順
Snap Cameraでは、お気に入り/ホットキー登録した背景レンズ(エフェクト/フィルター)を他の人と共有することができる機能も搭載されています。他の人と共有する手順について解説します。
任意のレンズを選択する
カテゴリーを選択して写真パネルの中から、他の人と共有したいレンズ(エフェクト/フィルター)を選択します。ホットキーに登録していれば、共有したいレンズをすぐにホットキー一覧から選択することができます。
リンクをコピーし任意の相手に送信する
ホットキー登録一覧などから選択した写真パネルをクリックすると、リアルタイムで画面に選択したレンズが適用されます。他の人と共有するためには、リンクをコピーする必要があります。リンクのコピーは、画面右横にある画像アイコンをクリックします。
画像アイコンをクリックすると、幾つかのアイコンが表示されます。その中のスターの右横のコピーアイコンをクリックすると「Copy Lens Link」と表示されて、すぐに選択したレンズ(エフェクト/フィルター)のリンクがコピーされます。
共有するためには、画面下部から送信先画面に移動し、コピーしたリンクを共有したい他の共有相手に送信します。その際に、他の共有相手もSnap Cameraをダウンロードしている必要があります。
受け取ったら検索する
自分が背景レンズのコピーリンクを受け取った側であれば、Snap Camera画面の検索バーに受け取ったリンクのURLを貼り付けて検索します。
その際に、パソコンのブラウザで検索するのではなく、Snap Cameraの検索バーに貼り付けて検索する必要があるという点に注意が必要です。
適用すれば利用できる
Snap Cameraの検索バーでリンクを検索すると、共有したレンズ(エフェクト/フィルター)が表示されますので、クリックして適用します。気に入ったら、お気に入りやホットキーに登録することができます。
レンズを適用した動画を録画する手順
選択したレンズ(エフェクト/フィルター)を適用して動画を録画することも、簡単に行うことが可能です。動画の録画方法は、下記の通りです。
カメラアイコンを選択し動画を録画する
選択した背景レンズを使用して写真を撮影したり動画を録画したい場合は、画面左側にあるカメラアイコンをクリックします。
動画を録画する場合は、表示された「Take Video」(ビデオ録画)の方をクリックします。
録画を停止後ダウンロードし保存する
「Take Video」(ビデオ録画)をクリックするとすぐに動画の録画が始まります。任意の場所で録画停止ボタンをクリックします。録画した動画を保存したい場合は、ダウンロードアイコンをクリックします。
録画した動画を背景に設定する手順
録画した動画をダウンロードした場合は、バーチャル背景として設定することが可能です。録画した動画を他の人と共有でバーチャル背景の設定にすることもできます。
テレビ会議/ビデオ会議用ツールでバーチャル背景を設定したい場合には、幾つか設定する手順がありますので解説します。
アカウントで設定する場合
テレビ会議などに出席する他のすべてのメンバーがバーチャル背景を有効にするために、使用する会議ツールの管理者がアカウント設定を行うことができます。アカウント設定で「バーチャル背景オプション」の設定を有効にします。
「オプション」アカウントの他のすべてのユーザーの設定を確認するには、「ロックする」をクリックして確認します。他のユーザーは、一度サインアウトして再度ミーティングに参加すると設定が反映されます。
グループで設定する場合
特定のグループのみの設定を有効にする場合は、管理者が「グループ管理」をクリックします。設定を行いたいグループ名をクリックして設定画面に進み、バーチャル背景オプションを有効にする設定を行います。
ユーザーで設定する場合
管理者ではなく個人のユーザーとして設定する場合またはグループ全員ではなく自分だけで設定したい場合は、会議ツールの設定画面に進みます。設定画面のビデオの項目で、バーチャル背景オプションを有効に設定します。
「Snap Camera」の使い方~応用~
Snap Cameraをダウンロード/インストールしており、Webカメラを使用できるパソコンであれば、基本的にどのテレビ会議/ビデオ通話ツールでもバーチャル背景を適用することが可能です。
Snap Cameraのメリット
テレビ会議/ビデオ通話ツールには、バーチャル背景の基本設定が行えるものと行えないものがあります。Snap Cameraを使うメリットは、基本的にほぼすべてのテレビ会議ツールと連携することが可能だという点です。
例えば、Zoom/Whereby/Google Meet/Skype/Slackなどです。また、バーチャル背景としてだけでなく、顔や髪形など豊富な加工エフェクト/フィルター機能が搭載されています。
たとえお化粧していなくても加工エフェクトにより、安心して会議やビデオ通話を楽しむことができますし、華やかな雰囲気を演出することができます。
他のサービスで使う手順
Snap Cameraを他のテレビ会議/ビデオ通話ツールなどのサービスで使う手順について解説します。主なサービスツールのみ取り上げますが、基本的な設定方法はほぼ同じでどれもあまり変わりはありません。
注意点として、事前にパソコンやブラウザのカメラ設定を許可しているかどうかを確認しておく必要があります。
Zoomの場合
Zoomを使用してテレビ会議を行う場合は、背景レンズを選択したSnap Cameraを起動したままZoomを開くと、自動で同期されている場合があります。自動で同期がなされていない場合は、Zoomの設定画面でカメラの変更を行います。
Zoomでホストであれば歯車アイコンをクリックして、Zoomの設定画面を開きます。ホストでなければ、「ミーティングに参加」をクリックした後「テストする」をクリックして、設定画面へと進みます。Zoom設定画面左側の「ビデオ」の項目をクリックします。
画面中央の「カメラ」の項目の設定を確認します。その部分の表示がパソコン本体などのカメラの種類が表示されていれば、右側の「▼」をクリックして「Snap Camera」に変更します。
するとすぐに、上の画面がSnap Cameraで選択しておいた背景レンズに切り替わりますので確認します。テレビ会議の最中でもカメラの設定を変更することが可能です。
Google Meetの場合
Google Meetには、バーチャル背景の基本設定が搭載されていませんが、Snap Cameraをダウンロード/インストールすることによりバーチャル背景を使うことが可能です。
Snap Cameraを起動して、背景として使うエフェクト/レンズを選択した後、Google Meetを起動します。背景レンズが自動で同期されている場合もあります。
自動で同期されていない場合は、Google Meet画面右上の歯車アイコンをクリックして設定画面を開きます。設定画面の中のカメラの項目を「Snap Camera」に変更します。テレビ会議/ビデオ通話の最中もカメラの切り替えを行うことができます。
Skypeの場合
Skypeを使用してテレビ会議/ビデオ通話を行う場合も、基本的にZoomやGoogle Meetなどの他のツールと手順はほぼ同じです。
Skype設定画面を開いて、設定画面のカメラの項目を「Snap Camera」に変更することで、あらかじめSnap Cameraで選択しておいたバーチャル背景を使うことができます。
他のツールでも言えることですが、もしカメラの設定がうまくいかない場合は、設定変更後にアプリやパソコン本体を再起動することでうまくいく場合が多いようです。
「Snap Camera」のおすすめ背景エフェクト
Snap Cameraには、豊富な背景レンズ(エフェクト/フィルター)が用意されており、幾つかのカテゴリーに分かれています。その他、様々な人がオリジナルの背景レンズを作成し、公開しています。
あまりにも種類が豊富なので一つ一つ気に入るものを探すのは大変です。そこで便利なのが、Snap Cameraが用意しているクリエイターページです。
その中で気に入った背景レンズがあれば、共有リンクのURLをコピーして、Snap Cameraの検索バーに貼り付けて検索して試してみることができます。
下記に、Snap Cameraで使用できるクリエイターが作成した主なおすすめの背景レンズをご紹介します。他にもたくさんクオリティの高い背景レンズがありますので、自分でクリエイターページで検索して探してみるのも楽しいと思います。
オフィス/部屋系
オフィスや部屋にいる雰囲気を醸し出せます。
Office Background
トレンド感あふれ、仕事をスマートにこなしている雰囲気の素敵なオフィスです。
Room
ゆったりとくつろぎながらも、おしゃれな雰囲気のお部屋です。
教養系
教養あふれる雰囲気を醸し出します。
Books Room
書棚に本がたくさん積まれていて、インテリ感をアピールできます。
自然系
自然を満喫している雰囲気を醸し出せます。
Jungle
少し暗めのジャングル密林の中で、非日常の雰囲気を楽しめます。
WORK FROM BEACH
開放的なビーチでバカンスを楽しんでいる雰囲気の中、テレビ会議/ビデオ通話に参加することができます。
ユーモア/シュール系
他の人からの注目を浴びること間違いなしの、話題性があるユーモア/シュール系の背景もあります。
Banana
皮をむいている途中のバナナですが、自分の動きと連動しているので何となく愛着がわきます。
Swarm
自分の顔がサイケデリックな空間に幾つも浮かび上がっている背景です。少々気持ち悪いですが、くせになるというユーザーもいます。
シンプル系
どんなテレビ会議/ビデオ通話にも使うことができるシンプル系の背景もあります。
White Back Ground
白一色の背景は、相手の年齢にかかわらず、またどんな場面でも問題なく使うことができますので、背景レンズの選択に迷った場合はまずこれを選択すると間違いなしです。
black back
黒一色の背景は、テックキャンプブログ編集部が作成した背景レンズ/エフェクトだそうです。クールな雰囲気を醸し出せます。