ScreenToGifの使い方!ダウンロードからGIFアニメの作成方法まで解説!
画面キャプチャを動画としてでではなくGIFアニメとしてしたいこともあると思います。「ScreenToGif」と言うソフトではそれが可能ですので、「ScreenToGif」を利用したGIFアニメ作成方法の解説をしていきます。
ScreenToGifの使い方
通常、画面の動画キャプチャ(動画のスクリーンショット)を撮影する場合、ソフトで保存可能な拡張子はMP4やAVIなどの一般的な拡張子が多いですが、なかなかGIFアニメとして保存することはできません。
ScreenToGifでできること
その画面の動画キャプチャ(動画のスクリーンショット)を撮影する事ができるソフトとして「ScreenToGif」があります。
パソコン画面をキャプチャしてGIFアニメーションを作成
前述したように、「ScreenToGif」ではパソコンの画面をキャプチャして、その動画のスクリーンショットからGIFアニメを作成することができます。
映像のキャプチャだけでなくスクリーンショットを撮ることも可能
もちろん、映像(動画)としての画面キャプチャだけでなく、普通のスクリーンショットをおこなうためのソフトとしても利用することが可能です。
ダウンロード/インストール手順
GIFアニメとして動画のスクリーンショットを録画できるソフト「ScreenToGif」は、下記リンク先からインストーラーをダウンロードします。
「Installer」をクリックしてください。なお、インストールして利用したくない場合はZipファイルを解凍して利用するPortable版をダウンロードしましょう。
任意の場所に「ScreenToGif」のインストーラーを保存します。
インストーラー「ScreenToGif.~.Setup.msi」を開きます(~の部分はバージョン番号です)。
インストーラーが開くと、「ScreenToGif」の他、抱合せソフトの入手もうながされます。不要であればチェックは外してしまって構いません。
「次へ」をクリックします。
「ScreenToGif」をインストールする場所と、デスクトップ・スタート画面へ表示させるショートカットの作成設定です。任意の設定にしてください。
設定が完了したら「Install」をクリックすればインストールが行われます。ユーザーアカウント制御画面が出たら「はい」を押しましょう。
「FFmpeg was not selected to be downloaded」はFFmpegがダウンロード対象として選択されていないという内容です。これはスルーしてしまっても構いません。
なお、「.NET Framework 4.8 was already installed. 」はScreenToGifを利用するために必要な.NET Framework 4.8が既にインストールされているという内容です。
.NET Frameworkがインストールされていないという内容なのであれば、下記サイトからインストールをおこなっておいてください。
「Finish」をクリックすれば「ScreenToGif」のインストール完了となります。
ScreenToGifのインストール画面は英語でしたが、インストールが完了するとOSの言語を自動取得し日本語表記に変わります。ここが英語のままの場合は「Option」の「Language」から日本語に変更してください。
基本的な使い方
さて、ここからは「ScreenToGif」の基本的な使い方の説明に移ります。起動画面の中のメニューの中身を簡単に紹介していきますので、作業の参考にしてください。
レコーダー
レコーダーは録画の実行をおこなう際に利用します。録画する領域を選択できますし、保存する拡張子のファイルタイプも選択可能です。こちらの使い方は後述で詳しく説明します。
Web カメラ
パソコンのWebカメラからの録画が可能です。ビデオメッセージなどを作成したい場合などに便利な機能です。
ホワイトボード
「ボード」がこれにあたります。デジタルホワイトボードへの書き込みを録画することが可能です。ボードの中部分のみをキャプチャでき、フリーハンドでの図の描画になりますが、それを用いたアニメの作成が可能です。
エディター
エディターは作成済みの動画などを編集することが可能なものです。スクリーンショット撮影後、自動的にエディタ画面へ遷移しますので、ScreenToGifで作成した動画も編集することが可能です。
録画方法
さて、録画方法の説明に移ります。録画をする場合は「レコーダー」をクリックします。
録画する画面の選択ができます。範囲は「ScreenToGif」の画面範囲です。
録画する範囲の設定の使い方ですが、ウィンドウの幅をマウスで変更するか、右下にある数値で範囲指定をするかのいずれかでおこなうことが可能です。
なお、ウィンドウをマウスで範囲選択して、その範囲を録画範囲とすることもできます。こちらはツールバーの○に+のボタンでおこなうことが可能です。
動きの滑らかさを指定できるフレームレートも変更可能です。デフォルトでは15fpsになっています。基本的にはこのままで問題ないのですが、ファイルサイズなどの関係から下げたい場合などは利用しましょう(小数点以下の指定はできません)。
録画の開始は「録画」ボタンからおこなうことができます。範囲やフレームレートなどの指定が完了したら「録画」を押してください。
録画を終了する場合は「停止」を、一時的に停止したい場合は「ポーズ」を利用してください。録画の使い方はここまでの流れのとおりです。使い方が簡単だということが分かります。
録画を編集する方法
録画が完了したら、自動的にエディター画面へ遷移します。ここでソフトで録画した動画の編集をおこなうことができます。
「ホーム」タブではコピーや切り取り・貼り付けなど、全般的な編集作業の操作をおこなうことができます。元に戻すややり直し、編集のリセットなどもできます。
「再生制御」タブでは作成する動画の内容の確認をおこなうことができます。
「フレーム操作」タブでは、フレーム――いわゆるパラパラ動画の紙1枚1枚の調整をおこなうことができます。
「重複削除」では重複しているフレームを自動削除できます。
類似性をパーセンテージ(上記の場合は90%類似しているものを削除する設定)で指定し、どのように削除を行うかの指定をその下の項目で指定します。
「フレーム数削減」では等間隔でフレームの削除をすることが可能です。
残数は何フレームごとに削除するかの設定、削除数はフレームごとに削除する枚数の設定です。
録画開始時と終了時に不要な部分がある場合、指定した場所以前/以降の削除ができるのが「以前を削除」と「以後を削除」です。
ちなみに、「逆順」にすると逆再生することができます。逆順にしてからもとに戻したい場合は再度「逆順」を押せばOKです。ヨーヨー反復は順に再生してから逆再生するものです。
「遅延」項目はフレームの表示持続時間の設定ができます。オーバーライドは全てのフレームに対しての表示持続時間を同じものに統一して設定できます。「増加・減少」や「スケール」ではフレームの持続時間の増減をおこなうことが可能です。
画像編集では、動画のリサイズや描画などの加工をおこなうことができます。モザイクをかけることもできます。
録画を保存する方法
録画した画像を保存する場合は「ファイル」タブからおこないます。
「名前を付けて保存」をクリックしてください。
GIFで保存
GIFアニメとして保存する場合、ファイルタイプで「Gif」を選択します。
エンコーダーは「ScreenToGif」で問題ありません。
フォルダ部分からファイルの保存場所の指定をおこないます。
ファイル名の入力をしてください。
「保存」をクリックすればGIFでの保存が完了します。
動画で保存
動画で保存する場合は、ファイルタイプで「ビデオ」を選択します。
エンコーダーは「システム」を選択してください。もしFFmepgを利用したい場合は別途エンコーダーのダウンロードが必要です。
動画の品質などを設定します。上下反転のチェックは外しておきましょう。
Gifの場合同様に、フォルダから保存場所を指定します。
ファイル名を入力しましょう。なお、基本的にはAVIでの保存しかできません。MP4での保存をおこないたい場合はFFmpegのダウンロードをおこないましょう。
「保存」をクリックすれば動画の保存ができます。
最後に
画面キャプチャソフト「ScreenToGif」の使い方を説明してきましたが、比較的簡単に利用することが可能です。
GIFアニメとしての保存がデフォルトでできるソフトですので、GIFアニメ画像を作成できるソフトを探していたという方は是非利用してみてください。