2021年02月27日更新
CPU-Zを日本語化!ダウンロードから使い方まで解説!
パソコンゲームをしたい場合など、パソコンのスペックを確認しなければならない場合に便利なアプリケーションに「CPU-Z」があります。このCPU-Zは日本語表記になっていないため日本語化する必要があります。そのやり方を解説します。
CPU-Zを日本語化して使う方法
マザーボードやCPUなど、パソコンのスペックを確認しようとした時、Windows10の機能で確認することはできますが、フリーソフトで確認することもできます。そんなフリーソフトの1つにCPU-Zがあります。
CPU-Zではパソコンのスペック(基本情報)を確認できるアプリケーションで、マザーボードやCPU、メモリなどの情報を知りたいときには非常に便利なものです。このCPU-Zは、デフォルトの状態だと英語表記になっています。
CPU-Zを日本語表記での利用をしたいという場合、日本語化パッチの適用が必要です。
CPU-Zのダウンロード/インストール方法
CPU-Zは下記リンク先(公式)からダウンロード/インストールできます。窓の杜やVictorなどのパソコンソフトウェアのサイトからもダウンロードできますが、日本語化パッチを正常に適用させるため公式サイトをおすすめします。
CPU-Zのダウンロード/インストール方法ですが、まずはCPU-Zの「Windows」の部分をクリックしてください。
CPU-Zの最新版は2021年2月現在は1.95になっています。しかし日本語パッチは1.940までです。1.940のパッチはCPU-Zの1.94.0が1.94.8に置き換えられているため利用できないため、VERSIONS HISTORYのCPU-Z 1.93を展開しましょう。
「SETUP・ENGLISH」のCPU-Zもしくは「ZIP・ENGLISH」のCPU-Zのいずれかをダウンロードしましょう。前者はインストール版、後者はポータブル版です。好きな方を利用してください。
ページ遷移してダウンロードするページになるため、「DOWNLOAD NOW!」をクリックしてください。(CPU-Zのポータブル版でも同様です)
インストール版の場合
インストール版のCPU-Zの場合、インストールしたCPU-Zのインストーラー「cpu-z_1.93-en.exe」を起動します。
利用規約に同意します。「I accept the agreement」を選択しましょう。
「Next>」をクリックします。
CPU-Zをインストールするフォルダを選択します。そのままで問題ないため「Next>」をクリックします。
スタートメニューでの名称もこのままで問題ありません「Next>」をクリックしましょう。
デスクトップショートカットもこのままで大丈夫です。「Next>」をクリックします。
「Install」をクリックすればCPU-Zのインストールが完了します。CPU-Zのビット数はインストール時にWindowsのビット数に応じたものをインストールしてくれますので、ビット数がどれだったかということは考えなくて大丈夫です。
上記のようになればCPU-Zのインストール完了です。
ポータブル版の場合
CPU-Zのポータブル版を利用するのであれば、Zipファイルの解凍をおこなえばそれで利用することができます。インストールしてレジストリの値などを変更したくないという人はこちらを使いましょう。「cpu-z_1.93-en.zip」を開きます。
「すべて展開」でZipファイルを解凍してください。
なお、最新バージョンを利用していないため、上記のようにアップデート画面が表示されますが「OK」もしくは「✕」で閉じて現在のバージョンで開きましょう。
ポータブル版のCPU-Zの場合は自分のパソコンのビット数を把握しておく必要があります。どちらか迷った場合は32ビット版を利用してください。
CPU-Zを日本語化する方法
CPU-Zの日本語化パッチは「さよならストレス」というサイトからダウンロードします。下記リンク先へアクセスしてください。
今回はCPU-Zの1.93を利用しているため、同じバージョンである「CPU-Z 1.93.0 日本語化」をクリックしてダウンロードします。違うバージョンだとCRC不一致エラーになるため、間違えないようにしましょう。
CPU-Zの日本語化パッチはZipファイルに入っていますので、解凍を行いましょう。
解凍したファイルの中には「en」というフォルダと「setup-en」というフォルダがあります。
インストール版の場合
インストール版の場合、「setup-en」のCPU-Z用の日本語化パッチを利用します。
中にある日本語化パッチのうち、インストールされたCPU-Zと同じビット数のものを実行する必要があります。CPU-Zの画面左下にバージョンとビット数が表示されていますので、それと同じものを利用しましょう。
インストール版の場合、CPU-Zの日本語化パッチをCPU-Zをインストールしたフォルダに入れましょう。Cドライブを開きます。
インストール場所を変更していない場合、保存されている場所は、32ビット版であれば「Program Files(x86)」、64ビット版であれば「Program Files」のフォルダを開きます。
「CPUID」フォルダの中の「CPU-Z」のフォルダの中に、ビット数に応じた日本語化パッチをコピーして貼り付けます。今回は64ビット版の「x64」であることが確認できているため、そのパッチファイルをコピーします。
CPU-Zのフォルダにコピーした日本語化パッチをダブルクリックして起動します。Windows SmartScreenの画面が表示されたら「詳細情報」を展開して「実行」を押しましょう。
上記のように表示されればCPU-Zへの日本語化パッチの適用が完了します。
CPU-Zを起動すると日本語化パッチが適用されたことが確認できます。
ポータブル版の場合
ポータブル版を利用する場合も同様に、ダウンロードして解凍したCPU-Zのフォルダに日本語化パッチをコピーして貼り付けます。
こちらも利用するビット数に対する日本語化パッチを利用しましょう。Windows SmartScreenの画面が表示されたら「詳細情報」を展開して「実行」を押しましょう。
上記のように表示されれば ポータブル版への日本語化パッチの適用完了です。
ポータブル版のCPU-Zを起動すると、日本語化パッチの適用を確認することができます。
余談ですが、日本語化パッチを適用するとアップデートの確認画面なども日本語化されます。タブなど日本語に変わらない部分もあるものの、基本的には日本語表記で利用したい場合、パッチを適用しておくと利用しやすいです。
CPU-Zの使い方と見方
ここからはCPU-Zの使い方の説明をしていきます。CPU-Zに日本語化パッチを適用した画面での説明をしていますので、日本語化パッチを適用していない場合の英語表記とは異なる部分があるためその点理解の上で確認してください。
CPUの動作をモニタリングする手順
基本的に、CPU-Zはリアルタイムで動作の確認をしてくれており、コア速度なども自動的に変化しています。
日本語化していることにより、CPUのプロセッサやコア数、キャッシュなども非常に確認しやすい画面上で変化しています。
CPUの動作をモニタリングリアルタイムでモニタリングしたい場合は、「CPU」のタブのまま「ツール」横の三角マークをクリックしてください。
ここのメニューは日本語化の対象にはなっていないですが、使い方は難しくありません。今回のような場合は「Clocks」をクリックしてください。
CPUの各コアの処理速度が表示されます。CPUの動作が正常かどうかを確認できるを画面です。
スペック情報のエクスポート方法
なお、CPU-Zではスペック情報をエクスポートすることもできます。使い方ですが、同じくツールメニューの「Save Report as .TXT」もしくは「Save Report as .HTML」を選択しましょう。
TXTはテキスト(メモ帳など)形式、HTMLはホームページなどで見れるようなHTML形式での保存です。
テキスト形式だと上記のような形でExport可能です。流石にこの内容までは日本語化されてはいませんので、各自必要な部分を翻訳しながら確認してください。
HTML形式で保存した場合(メモ帳などで開いた場合)は上記のようになります。
HTML形式なので、ファイルをChromeなどのブラウザなどで開くと内容を確認しやすいです。
最後に
CPU-Zを利用すればパソコンのスペックを簡単に確認することができます。ゲームをしたい場合や、メモリの増設をしたいときなどマザーボードの確認をしたい場合などに重宝するアプリケーションです。
日本語化パッチを利用することで日本人にも分かりやすくなるため、この記事で説明した内容に沿ってパッチの適用をし、CPU-Zを利用してみてください。