2019年11月05日更新
「Visual Studio Code(VSCode)」を日本語化する方法を解説!
Visual Studio Code(VSCode)というアプリケーションがあります。これは初期では英語表記で、日本語化設定が必要です。この記事ではVisual Studio Code(VSCode)を日本語化する方法について説明していきます。
目次
Visual Studio Code/VSCodeとは?
Visual Studio Code(VSCode)というアプリケーションがあります。聞いたことのある人とない人とがいると思います。
マイクロソフトのソースコードエディタのこと
Visual Studio Code(VSCode)はMicrosoft(マイクロソフト)によって開発され、2015年にリリースされた無料のソースコードエディタのことです。
多くのプログラミングコードに対応しており、様々な拡張機能もあって利用したいプログラミング内容に応じてカスタマイズすることができます。
初期設定では画面表示は英語
そのVisual Studio Code(VSCode)ですが、初期設定では画面の表示は英語になっています。英語のままでも利用できないことはありませんが、画面表示が日本語化してあった方が見やすいというのは自明の理でしょう。
この記事では、そのVisual Studio Code(VSCode)を英語表記から日本語化する方法についての説明をしていきます。
Visual Studio Code/VSCodeの導入方法
Visual Studio Code(VSCode)を日本語化する設定の前に、まずはこのアプリケーション自体のインストール方法についての説明をしてきましょう。
導入の手順
Visual Studio Code(VSCode)は、Microsoft(マイクロソフト)のホームページからダウンロードおよびインストールを行うことができます。インストール画面はパソコンの言語設定が影響しているようで日本語になっているため安心してください。
ソフトのダウンロード
まずはVisual Studio Code(VSCode)のインストーラーをダウンロードしなければなりません。下記リンク先へアクセスしてください。
「Download for Windows」をクリックします。利用しているOSがWindows以外の場合は下向き矢印からOSを選択してダウンロードするインストーラーを選択しましょう。
適当な場所(探しやすい場所)へダウンロードしたインストーラーを保存します。デスクトップやダウンロードフォルダなどを利用してください。
ソフトのインストール
「VSCodeUserSetup~」というようなファイルが保存されますので、それをダブルクリックして開きましょう。
使用許諾契約書への同意画面になりますので、「同意する」を選択しましょう。
「次へ」をクリックします。
Visual Studio Code(VSCode)のインストール先の選択画面になります。特にこだわりがなければこのまま「次へ」をクリックしましょう。
プログラムグループの指定の画面になります。「次へ」をクリックしましょう。
追加タスクの選択画面になります。「デスクトップ上にアイコンを作成する」を選択しておくとVisual Studio Code(VSCode)の利用が便利ですので、チェックを入れておくことをお勧めします。
「次へ」をクリックしましょう。
インストール準備完了画面になります。内容に問題がなければ「インストール」をクリックしてください。
セットアップ画面になりますので、完了するまで待ちましょう。セットアップには数分かかります。
上記画面になったらVisual Studio Code(VSCode)のインストールは完了となります。
Visual Studio Code/VSCodeを日本語化する方法~設定~
さて、ようやくVisual Studio Code(VSCode)を日本語化する設定方法の説明に移ります。
設定を変更する手順
設定を変更する手順ですが、実は、現在ここで説明する方法のみで行うことはできません。
後述する言語パックを利用(+ここで説明する設定)でVisual Studio Code(VSCode)を日本語化することが可能です。後述する方法に付随することとはなりますが、これのみで可能な場合もありますので先に説明しておきましょう。
locale.jsonを変更することになりますので、「Ctrl(command)+Shift+P」でコマンドパレットを開いてください。
「Configure Language」と入力してlocale.jsonを開き、"locale": "en"の「en」を「ja」に変更します。VScodeを再起動して完了です。(※旧バージョンでの方法ですので、現在のバージョンの場合は後述する方法で日本語を選択してください)
なお、現在のバージョンではこれ単体で日本語表示にすることができません。初期状態では選択できるのはen(英語)のみとなります。
かなり前の旧バージョンをインストールしたまま、という人はこの方法を用いればできないこともないかもしれませんが、基本的には次に説明する日本語パックを利用することとなります。
Visual Studio Code/VSCodeを日本語化する方法~言語パック~
さて、Visual Studio Code(VSCode)を日本語化するのに一番簡単な方法は、Visual Studio Code(VSCode)の拡張機能の言語パックを利用して日本語化する方法になります。
言語パックを導入する手順
Visual Studio Code(VSCode)に日本語の言語パックを導入する手順ですが、比較的簡単です。検索して拡張機能をインストールして再起動する、という流れでできます。
拡張機能で日本語パックを検索
Visual Studio Code(VSCode)で言語パックを検索しましょう。左側メニューにある四角が4つあるマークをクリックします。
検索窓がありますので、そこに「Japanese Language Pack」と入力してください。(一応拡張機能のリンク先としては下記になります。
「Japanese Lang…」と表示されている部分(マイクロソフトが提供しているもの)がありますので、そこをクリックしてみてください。
「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」と表示されているものがVisual Studio Code(VSCode)を日本語化できる拡張機能になります。これをインストールすれば初期の英語表示から日本語に変更することができます。
インストールを選択して実行
「Install」ボタンをクリックしてください。
Visual Studio Code(VSCode)の再起動を促す画面が表示されますので、「Restart Now」をクリックして一度Visual Studio Code(VSCode)を再起動してください。
再起動して日本語化を確認
Visual Studio Code(VSCode)を再起動して、表示が日本語化されていれば成功となります。日本語化されていない場合、前述したlocale.jsonを変更しますが、現在のバージョンでの変更方法の説明を行います。
「Ctrl(command)+Shift+P」でコマンドパレットを開き、「>」の後ろに「Configure Language」と入力しましょう。Enterキーを押して確定します。
日本語化する拡張機能がインストールされたことにより、言語の選択肢に「ja」(日本語)が増えますので、「ja」をクリックして日本語に変更します。
再起動すれば言語を日本語にした設定が反映される旨が表示されますので、「Restart」をクリックしてVisual Studio Code(VSCode)を再起動してください。
日本語表記になっていれば今度こそ成功です。
最後に
英語表記では何が何やら分からず利用しづらいという人もいるでしょう。
Visual Studio Code(VSCode)はさまざまなプログラミング言語に対応しているだけあって利用者も多く、日本語での利用の方が分かりやすいという人が大多数だと思いますので、説明してきた方法でソフトの言語を日本語に変更して利用してみてください。