Android Studioを日本語化する方法と出来ない時の対処法！

今回はAndroid Studioというツールを英語から日本語に直す方法とAndroid Studioの日本語化できない問題や日本語から英語に戻すといった作業を説明や解説していきます。

そもそも、Android Studioとは何なのかよくわからない人も多いと思います。まず、Android Studioについて簡単に紹介していきます。

Android Studioというものは、簡単に言うとAndroidアプリをパソコンで制作できてしまうツールであり、Androidのアプリ開発をする上ではとても重要なツールです。

もともとは、Androidアプリの制作にはAndroid Studioとは別のツールが使われていました。その後、別のツールではないGoogle社のAndroid Studioがリリースされると、打って変わってAndroid Studioが主流で使われるようになりました。

基本的にAndroidスマホはGoogle社が開発しているため、Android Studioは純正のAndroidアプリ制作用のツールといえます。よってAndroid StudioはAndroidのアプリ開発に一番向いているといっても過言ではないでしょう。

Android StudioはGoogle社が開発したため、ツール内のメッセージなどは英語で日本語ではありません。なので、Android Studioを手っ取り早く使用するには、英語を日本語に直す"日本語化"の作業をしなければなりません。

Android Studioを日本語化するためには、当然ですがAndroid Studioを事前にダウンロード、インストールする必要があります。では、次の見出しから実際にAndroid Studioの日本語化方法の説明をしていきます。

Android Studioを日本語化するにはPleiadesプラグインをダウンロードして、Android Studioに取り付ける必要があります。プラグインをダウンロードする作業は基本的に簡単なので、以下の項目を軽く参照するだけでも大丈夫です。

Android Studioの英語を日本語に直す日本語化のパッチなどは、Pleiadesプラグイン以外のネット上で公開されている他のプラグインをダウンロード、インストールしても、Android Studioの日本語化ができないことはないです。

しかし、Pleiades以外の日本語化プラグインを使うと、最新版に対応していなく英語のままであったり、日本語化のせいでAndroid Studioがうまく動作できない状態になることがあります。

よって、Pleiadesプラグインをダウンロード、インストールすることで不具合も少なく、最新版の日本語化に対応することができてしまいます。

それでは、本題のPleiadesプラグインを使ったAndroid Studioの日本語化の方法を説明していきます。まず、下記に示したPleiadesプラグインダウンロードページにアクセスしてみましょう。

MergeDoc ProjectのPleiadesダウンロードページ(http://mergedoc.osdn.jp/)

該当ページにアクセスすることができたらページを下にスクロールして、"Pleiades プラグイン・ダウンロード"の項目に注目してください。

対応するOSのところを左クリックしてダウンロードしてください。(私の環境はWindowsなので、Windowsの項目を左クリックしてダウンロードしました。)

上の画像のようなページに移動してPleiadesの圧縮ファイルが自動的にダウンロードされます。(WindowsならZIPファイル)

自動的にダウンロードできない場合は青字のリンクを左クリックするか、右クリックして名前を付けてリンク先を保存してください。

これでPleiadesのダウンロード手順は終了しました。ダウンロードが終了したら実際にインストールしてみましょう。

ダウンロードしたPleiadesインストーラを使って、Android Studioの英語を日本語になおす日本語化の作業を行っていきましょう。

また、日本語化するAndroid Studioのフォルダを確認しておいてください。Pleiadesインストール時に指定フォルダとして参照することになります。

指定フォルダを決めない限り日本語化ができないので、後述していますが事前にAndroid Studioのフォルダを確認することをお勧めします。

ダウンロードしたPleiadesプラグインインストーラは圧縮ファイルなので、WindowsではLhaplusなどのファイル解凍圧縮ツールで解凍する必要があります。

ダウンロードした圧縮ファイルをうまく解凍すると解凍後のフォルダは上の画像のようになっています。そのフォルダ内にあるsetup.exeを左クリックしてPleiadesインストーラを起動させてください。

上の画像のようにPleiadesのインストール画面が表示されます。"日本語化するアプリケーション"という項目があるのでそこから前述した指定フォルダを選択する必要があります。

まずは、"日本語化するアプリケーション"という項目に"選択"というボタンがあるのでそこを左クリックしてください。

すると、アプリケーションファイルのexeファイルを指定するよう指示が出ます。Android Studioの指定フォルダ内のbinというフォルダにあるstudio64.exe(64bit環境の場合)を選択してください。

選択することができたのなら"開く"ボタンを左クリックしてください。

Android Studio指定フォルダ(デフォルトの場合)は
"C:\Program Files\Android\Android Studio"
"C:\Program Files (x86)\Android\Android Studio"
のいずれかです。

もしAndroid Studioの指定フォルダを思い出すことができない場合、スタートメニューからAndroid Studioを右クリックして、"その他"を選択し、"ファイルの場所を開く"を左クリックしてください。すると指定フォルダを探すことができます。

指定フォルダはAndroid Studioをインストールするときに決めることができます。なので、Android Studioをアンインストールして新しい指定フォルダをつくって、指定フォルダを確認する奥の手もあります。

うまく指定フォルダ内のbinフォルダ内のAndroid Studioアプリケーションファイルを開くことができたのなら、上の画像のように他の項目も表示されます。

そしたら、下にある"日本語化する"を左クリックして、英語を日本語にしてみましょう。

うまくいくとポップアップが表示されてAndroid Studioの日本語化が完了します。"OK"を左クリックしてポップアップを閉じ、"終了"を左クリックすることで、Pleiadesのインストーラを終了することができます。

これで、Pleiadesプラグインのインストールの手順が終了しました。

それではAndroid Studioが英語から日本語に翻訳されているかどうか確認してみましょう。

一番手っ取り早いのはAndroid Studioを再起動して表示が日本語になっているのか確認する方法です。

スタートメニューを開いてAndroid Studioを開くか、デスクトップのAndroid Studioのショートカットからでもいいので、普通にAndroid Studioを起動させてください。

上の画像のように再起動後の起動画面の表示が日本語になっていた場合、Android Studioの日本語化が成功しています。もし、起動画面の表示が日本語化ではなく英語のままだった場合、後述した日本語化ができないときの対処法を参考してください。

Pleiadesプラグインを入れてからAndroid Studioの不具合が多かったり、翻訳された日本語が不安定でよく分からなくて他の日本語化プラグインをインストールしたい場合は、日本語から英語に戻す必要があります。

英語表示に戻す方法は日本語化の手順と異なり、戻すのに少し一苦労です。しかし、次から説明する日本語から英語に戻す方法をこなすことで、ミスすることなく英語に戻すことができます。

日本語化されたAndroid Studioをもとの英語表示に戻すためには、ユーザーファイル内のPleiadesの日本語化設定ファイルを開いて、内容を変更する必要があります。

日本語化設定ファイルはAndroid Studioの指定フォルダ内にはありませんのでご注意ください。

日本語化設定ファイルは上の画像の赤線にあります。(画像の場合C:\Users\"ユーザー名"\.AndroidStudio3.2\config内のstudio64.exe.vmoptions)

日本語化設定ファイルを見つけることができたのなら、メモ帳などのテキスト編集ソフトで設定ファイルを開いてください。

上の画像のようにPleiadesの日本語化設定ファイルをテキスト編集ソフトで開くことができたら、最後2行分の行頭にそれぞれ"#"を付けてください。

#-Xverify:noneにする

#-javaagent:C:\Users\RM\.AndroidStudio3.2\config\jp.sourceforge.…にする。

上の画像ように#を行頭につけるだけで設定ファイルの変更は終わりです。

テキストを変更できたら、日本語化設定ファイルを上書き保存してください。そしたら再度確認のためAndroid Studioを再起動させてください。

上の画像のように再起動後のAndroid Studioの起動画面の表示を英語に戻すことができたのなら成功です。逆に英語表示に戻すことができない場合、日本語化設定ファイルのテキスト編集が間違えている可能性があります。(半角の#でないなど)

どうしてもAndroid Studioを日本語化することができない場合、ダウンロードファイルの解凍に失敗したのか確認したり、PCの再起動、プラグインを再インストールする必要があります。

ZIPファイルがしっかり解凍されてないと、Lhaplusの場合上の画像なエラーが発生してしまいます。

エラーが表示されない場合のファイル解凍に失敗したかどうかの判断基準は、解凍したファイルのサイズが0Bになっているかどうかを目安にしたらいいと思います。

Lhaplusの場合設定を変えることで正常に解凍することができましたが、個人的にはWindows純正の解凍ツールを使ったほうがいいと思います。

Windows純正の解凍ツールの使い方は、上の画像ようにダウンロードした圧縮ファイルを"エクスプローラー"で開くと、圧縮ファイル内のファイルを見ることができます。

右上のファイル展開アイコンを左クリックすることで、外部からダウンロードした解凍ツールよりも正常に圧縮ファイルを解凍することができます。解凍に失敗してしまう場合いろんな解凍ツールを試してみてみるといいでしょう。

ダウンロードしたファイルの解凍に失敗していないのに日本語化ができない場合、PCを再起動してみるといいでしょう。

一旦Android Studioを閉じて、PCを再起動してみましょう。PCを再起動することでAndroid Studioが日本語化設定ファイルを正常に読み込むことができるかもしれません。

また、日本語化してからAndroid Studioの動作がおかしい場合、Pleiadesのキャッシュを削除することで解決します。

Android Studioのメニューのファイルからキャッシュの破棄をクリックしてキャッシュを破棄してPCの再起動すると、Pleiadeのキャッシュも自動でAndroid Studio再起動時に削除することができます。

PCを再起動しても日本語化できない場合、Pleiadesプラグインをまた一から再インストールすることでうまくいく可能性があります。やむを得ない場合、プラグインだけでなくAndroid Studioも再インストールするすることも視野に入れたほうがいいです。

PleiadesプラグインやAndroid Studioを再インストールしても、日本語化されなかったり、不具合が生じた場合、下記に示した別の日本語化プラグインをダウンロード、インストールしてみましょう。

日本語化リソースファイル