Androidスマホの通知が来ない・届かない・表示されない時の設定確認と対処法

Androidスマホでは、通知を受けてメールやメッセージのチェックをしたり、予定の確認をしたりといった設定ができます。

そのAndroidスマホの通知が何故か来ない/届かない/表示されないという状況になってしまい、通知がないことで不便に感じている人もいるかと思います。

Androidスマホでプッシュ通知が来ない/届かない/表示されない場合、通知が来ない原因が何なのかの確認が必要となります。次の設定内容などの確認をして、通知が来ない/来るのが遅い原因がなにかの突き止めをしてみましょう。

まずはアプリ通知の受信の許可設定の確認をしましょう。Androidスマホのプッシュ通知の受信許可設定がオフになっていると、当然ながらAndroidスマホへの通知が来ない原因となってしまいます。

また、アプリ内にある通知ごとにポップアップをオンにするかオフにするかの設定ができます。

このポップアップがオフになっているとプッシュ通知を受信しても画面上にバナー表示されず、通知が来た認識ができない、通知が来るのが遅い気がするという原因にもなります。

また、ロック画面上でも通知内容を表示するかどうかの設定も、通知が来ない/遅いと感じる要因になりやすいです。Androidスマホのロック中の通知も余すことなくチェックしたい場合はそちらの設定ができているかの確認をしましょう。

Androidのシステム設定上でプッシュ通知が来ないようになっていることがあります。

Androidの通知設定がミュートになっていることもありますし、高度なマナーモード(サイレントモード)の設定で通知がミュートになるような設定に変更されてしまっていることがあるためです。この場合もAndroidの通知が来ない/遅いと感じる要因になりやすいです。

また、アプリごとに通知設定ができるですが、そのアプリの通知設定が原因でプッシュ通知が遅い/来ないような原因にもなります。

アプリごとの通知設定は細かく設定できるため、欲しい通知の設定が実はオフになっていた、ということも珍しくありません。通知が欲しいアプリの通知設定を細かく確認し、必要なものがオフになっていないかの確認をしましょう。

前述した確認と重複する点もありますが、Androidの通知が来ない/遅い原因として考えられるものをもう少し細かく確認していきましょう。

まずはやはり、プッシュ通知の設定がオフになっていることでしょう。実際、Androidスマホで通知が来ない原因として多いのがこの通知設定がオフになっているというものです。

Androidスマホの通知設定に問題がないのにプッシュ通知が来ない/届かない場合は、Androidで利用している他のアプリが通知を阻害していることも原因として考えられます。

よくあるのがタスクキラー系のアプリです。タスクキラー系のアプリは、Androidスマホのバックグラウンドでの動作を制限していることも多く、そのタスクキラー系のアプリのせいでプッシュ通知が来ない/遅いことがあります。

タスクキラー系のアプリでも、バッテリーセーバーや電池の最適化など節電系のアプリや機能がオンになっている場合も、やはりバックグラウンド動作を制限するためにプッシュ通知の受信を阻害していることがあります。

バッテリーセーバーや電池の最適化などができる節電系のアプリや機能をオンにしている場合は、それが通知が来ない/遅い原因となっている可能性も視野に入れてください。

プッシュ通知の取得には通知を受け取るための通信が必要です。そのため、Wi-Fiなどの通信関係に何らかのエラーや障害が生じていると、Androidスマホではプッシュ通知を受け取ることができません。

また、通信が不安定な場合は通知が遅いこともありますので、Androidスマホの通知が来ない/遅い場合には通信関係が原因の場合もあることは認識しておくと良いでしょう。

通信環境が原因かどうかは、他のアプリの利用やブラウザの利用時などにも通信が不安定でないか、という点などから確認することができます。

AndroidのOSや、利用しているアプリのバージョンが古いことでプッシュ通知が来ない/遅い場合もあります。古いバージョンのOSやアプリを利用していると、そのアプリの通知機能が正常に反応しないことがあるためです。

アプリ自体に不具合が発生していることもあります。

それによりプッシュ通知が正常に受信できない場合があるため、他にもアプリの通知が来ないという人がいないかなどの確認と合わせしておくと、アプリの不具合なのかそれ以外が原因なのかの判断はしやすいでしょう。

Androidスマホは不具合やエラーが発生して、正常な動きをしないことも少なくありません。そんな一時的なAndroidスマホのエラーや不具合が、通知が来ない/遅い原因となっている原因である場合になっていることがあります。

Androidスマホのプッシュ通知/ポップアップ通知が来ない/届かない/表示されない場合、どういった対処法を取ればいいのかの説明に移ります。

まずはAndroidスマホの不具合が原因である場合を鑑みて、その一時的な不具合/エラーを改善するためにAndroidスマホの再起動をおこなってみましょう。

スマホの再起動は端末によって異なる場合がありますが、基本的には電源ボタンを押して「再起動」で可能です。再起動後に不具合が改善していることもありますので、プッシュ通知やポップアップ通知が届くかどうか確認してみましょう。

Wi-Fiなどの通信環境が原因であると考えられる場合は、そちらの設定などの確認や対応が必要です。

モバイルデータ通信を利用している場合、月末などだとデータ制限の範囲に含まれてしまう場合がありますが、その場合に通知が来ないのであれば、Wi-Fi接続ができる場所に移動するなどしてみてください。

Wi-Fi利用時の通信環境が原因である場合は、モデムやWi-Fiルーターの再起動などをおこない、正常にネットワーク通信ができるか確認してみて下さい。

なお、Androidスマホ側でWi-Fiへの接続などが正常にできていない場合にも、通信が正常にできていない原因になっている可能性もあるため、Wi-Fiに再度接続し直してみるなどの対処法も有効です。

Androidではシステム側で一括した通知設定をすることができます。そこでアプリの通知設定がオンになっていないとアプリ側で通知のオン/オフ設定をしていても通知が表示されません。そのため、Android側の通知設定で通知を受信したいアプリの許可をしましょう。

やり方ですが、Android端末の設定アプリを開き、「通知」をタップします。

「アプリの設定」をタップしてください。

最初は新しいものが数件表示されます。

通知の確認は「新しい順」の他「通知件数の多い順」「すべてのアプリ」「通知OFF」から選択可能です。

一覧でトグルがオンになっていればそのアプリ全体の通知設定はオンになっています。

アプリの通知の詳細設定もこの画面から確認可能です。通知設定を確認したいアプリをタップしてください。

オンにしたい通知内容を確認して、必要に応じてオン/オフ切り替えをしましょう。

また、ポップアップ通知が来ない場合はそのポップアップ通知の表示設定がオフになっている可能性もあるため、そちらも確認が必要です。ポップアップ設定の設定は各アプリ内の各通知の設定をタップすることでできます。

「ポップアップ」の項目がオンになっていればポップアップ通知が来ます。オフになっている場合はオンにして、ポップアップ通知が表示されるようにしておきましょう。

タスクキラーやバッテリーセーバー、電池の最適化機能などがオンになっていることで通知が届かない可能性がある場合は、タスクキラーやバッテリーセーバー、電池の最適化機能をオフにしてみてください。

タスクキラーアプリには様々な種類があります。タスクキラーアプリごとに操作は異なるものの、オフにできない場合があります。その場合はタスクキラーアプリのアンインストールも考えてみてください。

バッテリーセーバーや電池の最適化機能に関しては、タスクキラー機能と異なりもともとAndroidの設定としてある場合が多いです。バッテリーセーバーや電池の最適化機能の設定変更方法はAndroid端末によって異なります。

AQUOS sense4の場合のバッテリーセーバーや電池の最適化機能などの設定は、設定アプリで「バッテリー」を開くことでできます。

「長エネスイッチ」がバッテリーセーバー/電池の最適化機能に該当します。AQUOSのようにバッテリーセーバー/電池の最適化機能の名前が異なる場合は多いですので、該当する機能を探して設定してください。

他のAndroid端末の場合も、このバッテリーセーバー/電池の最適化に該当する内容の設定をオフにすることで、通知が正常に届くようになる可能性があります。

モバイルデータ通信の制限のためバックグラウンド通信をオフにしているという人もいるかと思いますが、バックグラウンド通信には通知の受信用の通信も含まれます。

そのため、アプリのプッシュ通知を受け取りたいのであれば、バックグラウンド通信を有効に変更しなければなりません。

バックグラウンド通信の有効/無効の切り替えは各アプリごとにおこないます。Androidスマホの設定アプリで「アプリ」を開きます。

「＞○個のアプリをすべて表示」をタップしましょう。

バックグラウンド通信の設定を変更したいアプリを探してタップします。

「モバイルデータとWi-Fi」をタップしてください。

「バックグラウンドデータ」の設定がオフになっていると通知の受信が遅くなる場合がありますので、ここをオンに変更しましょう。

アプリごとのバックグラウンドデータ以外にも、データセーバーや通信料の節約機能も、プッシュ通知が遅く届く原因となりやすいものです。こちらも設定していることが通知が来ない/遅い原因と考えられる場合はオフにしてみましょう。

データセーバー関係の設定方法ですが、「ネットワークとインターネット」をタップしましょう。

「データセーバー」をタップします。

データセーバーの設定がオンになっている場合はオフに変更してください。これでプッシュ通知が届くようになると思いますので確認してみましょう。

Androidで通知が来ないと思っていても、実際に見ると通知領域には表示されている、ということがあります。これはサイレントモードなどになっていることが原因です。

通知設定自体はオンなのにプッシュ通知が来ない場合はこのサイレントモードになっている可能性があるため確認してみてください。

サイレントモードの設定は「音」からできます。

「サイレントモード」をタップしましょう。

オンの状態だと上記のように「今すぐOFFにする」になっているため、そこをタップすれば解除できます。

通知領域内に表示している場合は「サイレントモード」をタップすることで解除することも可能です。解除しやすい方法でサイレントモードをオフにしてください。

Androidスマホにインストールしているアプリのバージョンが古い場合はアップデートや再インストールをすることで通知が正常に届く可能性があります。アプリのアップデートや再インストールはGoogle Playストアから可能です。

自身のアカウントアイコンをタップして「アプリとデバイスの管理」をタップしましょう。

「アップデート利用可能」などが表示されている部分をタップします(表示内容は違う場合があります)。

アップデートしたいアプリの更新を実行しましょう。

Androidスマホ内のアプリのアンインストールはアプリ一覧などからアプリの情報を開いておこないます。「アンインストール」でアプリを削除しましょう。その後、同じアプリをGoogle Playストアから再インストールしてみてください。

Androidスマホで通知が来ない/届かない/表示されない/来るのが遅い場合は、通知の設定や通信環境など様々な原因があります。設定の確認などをすることで改善できることも多いため、説明した内容を確認しながら、プッシュ通知が来るようにしてみてください。