2022年05月30日更新
AnyDeskのダウンロード・使い方!無料リモートデスクトップ操作ソフトを紹介
リモートデスクトップソフトであるAnyDeskは、ダウンロードすることでAndroidやiPhoneからパソコンの遠隔操作などの使い方ができるソフトです。無料で利用できるリモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」のダウンロード方法や使い方を紹介します。
AnyDeskのダウンロード方法と使い方
スマホからパソコンの操作がしたい、と思った際、便利なアプリに「AnyDesk(エニーデスク)」があります。
AnyDeskとは
AnyDeskのダウンロード方法や使い方の説明の前に、AnyDeskとはなにか簡単に説明しておきます。
リモートでデスクトップを操作できる無料アプリケーションソフト
AnyDeskとは、リモート(遠隔)でデスクトップ(PC)を操作することができる無料アプリケーションソフトです。スマホなどからのリモートデスクトップ操作も可能です。Android端末であればパソコンからAndroid端末の操作もできます。
AnyDeskの導入方法
さて、そんなAnyDeskの導入方法の説明に移ります。パソコンとスマホそれぞれ導入することができるため、それぞれ説明します。
ダウンロード/インストール
AnyDeskは、PCへ導入する場合下記リンク先から無料でダウンロード/インストールをおこないます。
「今すぐ無料ダウンロード」をクリックしましょう。
ダウンロードが完了すれば、AnyDeskを利用することができます。ダウンロードしただけで利用できますが、インストールして利用することも可能です。
インストールしてAnyDeskを利用するのであれば、「AnyDeskをインストールする」の「このデバイスにAnyDeskをインストールする」をクリックしましょう。
基本的にデフォルトのままで問題ありません。リモート先からのプリンタ利用をしないのであれば「AnyDesk Printer」はインストールしなくても問題ありません。「同意してインストールする」をクリックして、インストールを始めましょう。
ユーザーアカウント制御の画面が出るため「はい」をクリックします。上記画面が表示されたらAnyDeskのインストール完了です。
スマホの場合は下記リンク先からインストールをおこなってください。
操作する側と操作される側の両方インストール
なお、AnyDeskを利用するためには、操作する側と操作される側の両方でソフトの/アプリのダウンロード/インストールが必要となります。
AnyDeskはWindowsやmacOSの他、Android、iOS、Linux、FreeBSD、Raspberry Pi、Chrome OSでも利用することが可能なので、それぞれの端末用のAnyDeskを無料ダウンロード/インストールしておきましょう。
一時利用はインストール不要
なお、前述したようにAnyDeskはパソコンにインストールしなくても利用することができます。
恒常的にAnyDeskを利用するのであればインストールが必要となりますが、一時的な利用であればAnyDeskをインストールしなくても使うことが可能です。設定にも左右されますが知らない人から勝手に遠隔操作される、と危険性が低くなります。
ただし、インストールせずAnyDeskを利用する場合、リモートアクセスする際は常時操作される側でアクセス承認する必要があるため、自宅で立ち上げたままのパソコンを操作するというような場合はインストールをおこなっておきましょう。
AnyDesk の使い方
ここからはAnyDeskの使い方の説明に移ります。リモートデスクトップ操作する側の使い方と操作される側の使い方で異なる部分がある場合はそれぞれの使い方も説明します。
エイリアスの設定
まずはエイリアスの設定をしましょう。AnyDeskでは、パソコンの識別名をデフォルトの9桁の番号のほか、任意の英数字を利用するよう設定することができます。アドレス番号以外の接続方法になるため、必要であれば設定しておくと良いでしょう。
エイリアスの設定の操作方法ですが、AnyDeskの9桁のアドレスが表示されている部分で右クリックしてください。
「エイリアスの選択」をクリックしてください。
設定したい英数字を入力しましょう。設定した英数字の後ろには必ず「@ad」が付きますので、その点は理解しておいてください。
他の人と同じエイリアス指定はできませんので、上記のように表示されたら別のものに変更したり文字を追加したりしてください。
完了したら「登録」をクリックしましょう。
上記画面になれば登録完了です。@adがついたものがエイリアスとなるため、接続してもらう際は「@ad」も含めて教えるようにしてください。
なお、詳細は後述しますがリモートデスクトップの操作をする際に無人のパソコンを操作するためにはパスワードの設定が必要です。パスワードの設定方法ですが、右上のメニューをクリックしましょう。
「設定」をクリックします。
「セキュリティ」をクリックしてください。
「セキュリティ設定を解除しています」をクリックして、セキュリティ設定を解除してください。ユーザーアカウント制御の画面が出るため「はい」をクリックして進みます。
別窓が開きますので、「無人アクセスを許可する」にチェックを入れます。
パスワードの設定をすればOKです。
PCのリモート操作
AnyDeskでのリモートデスクトップの使い方の説明に移ります。パソコンのリモート操作をする場合、操作される側のAnyDeskから認証される必要があります。
まずは、操作される側の9桁の番号もしくはエイリアス設定した英数字を操作する端末を利用する人に伝えてください。
操作する側は、教えられた9桁の数字もしくはエイリアエス設定されている英数字を入力して「接続」を選択してください。パスワードが設定されている場合はパスワードの入力もしましょう。
無人アクセスを許可していない場合、操作される側の画面に確認画面が表示されます。「承諾」をクリックすれば、操作する側の画面上に操作される側の画面が表示されます。
チャット
なお、AnyDeskには他にも様々な機能が備わっています。吹き出しマークをクリックすることでチャット機能を利用することができます。AnyDeskで操作する側とされる側それぞれでチャットを利用することができます。
パーミッション
盾のようなアイコンがパーミッションと呼ばれるものです。
音声送受信、キーボードとマウスの制御、クリップボードの同期、ユーザー入力のロック、セッション終了時にワークステーションをロックといった機能の設定が可能です。
ホワイトボード
ペンのアイコンからはホワイトボードが利用できます。
ホワイトボード機能では画面上にフリーハンドで線を引く・矢印を挿入するといったことができるため、操作されている側に操作を教える際などに利用することができる機能です。
接続できない時の対処法
なお、AnyDeskで相手のパソコンに接続できないことがあります。AnyDeskは、操作される側のパソコンの電源が入っている状態である必要があります。
電源がついている状態であるデスクトップ画面・ロック画面いずれの場合でも接続できるのですが、電源がオフになっている場合は接続できないですし、スリープ状態になっている場合も接続できないようになっています。
また、リモートデスクトップはインターネット接続環境がなければ接続できないようになっています。接続できない場合、操作されている・操作している端末のインターネット環境に問題がないかも確認してみてください。
注意点
さて、AnyDeskに限らず、リモートデスクトップソフトは他の端末を遠隔操作することができるものです。そこには危険もつきものですので、次の注意点も理解した上で利用するようにしてください。
AnyDeskアドレスとパスワードさえ知っていれば操作可能
AnyDeskは、アドレスとパスワードさえ知っていれば相手のパソコンの操作が可能です。
いちいち相手の承諾を得る必要があるインストール不要版などであれば危険性は低くなりますが、アドレスとパスワードを設定している状態だと適当に入力した内容があっていれば知らない第三者でも遠隔操作できてしまいます。
原則としてAnyDeskのアドレスとパスワードは第三者に教えないでください。遠隔操作されることで自身の重要ファイルが削除される、ウイルスをインターネット上からインストールされてしまうなどの危険を伴います。
アクセス制限は必須
といっても、無人のパソコンを操作するためにはパスワードは必須です。そのため、そういった場合はアクセス制限をしておきましょう。
「設定」の「セキュリティ」から開いた別窓の設定画面にある「アクセス制限」の項目で「デバイスへのアクセスを以下のデスクに制限します」にチェックを入れましょう。
「+」をクリックします。
操作される側のパソコンにアクセスしているデバイスのAnyDeskアドレス(9桁の数字もしくはエイリアス(@ad付き))を入力して設定してください。
「+」をクリックして追加すれば、その端末のみ接続できるようになります。これでアドレスをパスワードが分かっていても、接続はできないためセキュリティの面からこの設定はしておきましょう。
最後に
AnyDeskは無料で利用できるリモートデスクトップソフトです。セキュリティの面で設定上気をつけるべき部分も多いですので、説明した使い方なども参考にしながら使ってみてください。