2023年09月04日更新
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)で紙/電子書籍を出版する方法
自分で書籍を出版したい、というときには、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)が便利です。Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)で紙や電子の書籍を出版する方法とはどういったものなのか解説していきます。
目次
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)とは
自分で本を出版してみたい、自分が書いたものを本の形にしてみたい。でも出版するためには色々と手続きがいるだろうから難しい、と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)を利用することで、自分で簡単に書籍の出版をすることができます。
amazon.comが運営するセルフ出版サービス
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)は、Amazonが運営しているセルフ出版サービスです。自分で、しかも無料で出版ができ、その印税も入ってきます。
電子書籍だけでなく紙も出版可能
なお、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)では以前は電子書籍しか出版できませんでしたが、2021年10月から紙書籍での出版も可能になり、紙で読みたい、紙で出版したいという人にも嬉しいサービスに変化しています。
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)で紙/電子書籍を出版する方法
そんなKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)で紙や電子での書籍を出版しようとする場合、どういった方法を取るのかに付いての説明に移ります。
登録方法
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)の利用にはAmazonのアカウントと、KDPアカウントが必要です。それ以外には個人情報などの登録も必要ですので、順を追ってやっていきましょう。
アカウントの登録/作成方法
アカウントの作成方法ですが、Amazonのアカウントは下記リンク先から作成することができます。すでにAmazonのアカウントを持っているのであればそのアカウントを利用してKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)の利用が可能です。
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)は下記リンク先からアカウント登録することができます。「サインイン」をクリックしましょう。
Amazonのアカウントでサインインしましょう。
場合によってはセキュリティの問題で文字列の入力などを求められることがあります。
もしAmazonのアカウントなしで登録したい場合や、Amazonアカウントは持っていないけれどKDPに登録はしたいという場合は「KDPアカウントを作成する」からおこなってください。
利用規約へ同意で利用開始できます。
出版するにあたっての情報を入力
サインインしただけの状態だと「アカウント情報が不完全です」と表示され、そのままでは出版することができません。
「今すぐ更新」をクリックして、出版するに当たっての情報を入力しましょう。
登録する情報は大きく分けて「著者/出版者情報」「印税の受け取り方法」「税に関する情報」です。
「著者/出版者情報」には出版に関する情報を入力します。個人の場合「正式名称」には本名を入力しましょう。書籍での名前は別途変更可能です。
「銀行口座」には出版後印税を受け取る講座の入力をします。小切手による支払いの項目が表示されますが、こちらは入力を省略してOKです。
「税務情報」は居住している国の登録などが必要です。「TIN」の所有に関しては米国における納税者番号で、ここは自身のマイナンバーなどの入力はしなくてもよく、「TINは持っていない」を選択で問題ありません。
原稿を用意
基本的な情報の登録が完了したら出版する原稿を準備しましょう。Wordなどで書式設定をおこない、目次などの前付けの他、出版日などの書籍情報などを記載する奥付なども合わせて作成しておきましょう。
なお、原稿の内容や表示に問題がないかなどはAmazon Kindle Previewerを利用することで簡単に確認できます。下記リンク先からインストールして活用してください。
表紙を作成
書籍の出版ですので表紙も重要です。表紙の作成は、商用利用可能な画像やフォントを利用する必要があります。自分で撮影した写真やイラストなどの利用であれば何ら問題ありません。
著作権を侵害しないように気をつけて作成してください。サイズは2560×1600pxくらいが最適です。
出版申請
あとはホーム画面で「電子書籍または有料漫画」など出版したい形態を選択し、本のタイトルや著者名(ペンネーム)、内容紹介、出版に関して必要な権利など必要な情報を入力/選択し、原稿のアップロードなどをして出版申請をしてください。
最後に
出版申請した書籍は48時間以内にKindleストアに並ぶことになります。KDPの利用で簡単に本の出版ができますので、自分の本を出してみたいという人は是非利用してみてください。