2019年02月03日更新
Macでログインできない!パスワードが合っているのにログインできなくなった時の対処法
Macをお使いの方で「パスワードが合っているのにログインができない」という経験をしたことがある方はいらっしゃいますでしょうか?Macでログインできない原因はいくつかあります。今回は、原因とその対処法についてを説明していきます。
目次
- 1Macでパスワードが合ってるのにログインできないのはなぜ?
- ・原因
- 2Macでパスワードが合ってるのにログインできない場合の対処法
- ・PRAMリセット
- ・SMCリセット
- ・セーフモード
- ・リカバリーモード
- ・Recovery HDから起動して修復
- ・外部(光学ディスクドライブやUSB)から起動
- ・Caps Lockのロック解除
- ・初期化+OS再インストール
- ・サポートセンターへの問い合わせ
- 3Macで自動ログインの設定をオンにできない原因と対処法
- ・原因
- ・対処法
- 4Macのパスワードを忘れてログインできない場合の対処法
- ・パスワードを変更
- ・パスワードをリセット
- ・新しいログインキーチェーンを作成
- ・それでもログインできない場合
- 5Macのパスワードをリセットできない場合の対処法
- ・Apple IDのアカウント復旧
- 6Macがログイン画面でフリーズしてしまう場合の対処法
- 7Macのキーボードが使えずにログインできない場合の対処法
- ・別のキーボードを使う
- ・PRAMリセット
- ・SMCリセット
- ・セーフモード
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
Macでパスワードが合ってるのにログインできないのはなぜ?
Macをお使いの方で、「Macパソコンにログインができない!」という経験をしたことのある方はいらっしゃいますでしょうか?
パスワードが合っていなかったという場合が多いですが、「合っているはずなのにログインできない」というケースも多くあります。
Macパソコンは、持ち運びが楽なことで仕事にも多く使われているものです。突然ログインができなくなると困るという方がほとんどかと思います。
今回の記事では、Macパソコンでログインができない時の原因・対処法についてをお伝えしていきたいと思います。そういった経験がない方も、今後いつ突然「ログインができなくなってしまった!」という事態に陥るかは分かりません。
今後に備えて、ぜひMacパソコンがログインできない時の対処法を確認してみてください。
原因
では、具体的にMacがログインできない時の原因はどういったものがあるのでしょうか。ログインできないケースはいくつかあります。まず、「パスワードが合っていない」時。そして、そもそも「キーボードが使えずにパスワードが打ち込めない」時です。
大体がこのふたつですが、時折「パスワードが合ってるのにログインできない」という時がでてきます。この場合は、パソコンになんらかの異常が起きている可能性があります。合ってるのにログインできない時の対処法などを確認していきましょう。
Macでパスワードが合ってるのにログインできない場合の対処法
上記で、パスワードが合ってるのにMacにログインできない原因を述べました。特に多いのはcapsキーですが、capsキーが別に有効化されていないのにMacへのログインができないという時もあります。
その場合は、Macにログインするために別の対処法をとらなければなりません。続いては、Macでログインができない時の対処法を紹介していきたいと思います。
順に確認をしていきましょう。
PRAMリセット
パスワードが合ってるのにMacにログインができない時の対処法として、まずPRAMリセットするという方法があります。PARAMとは、Macのユーザー設定などの情報を記憶しているRAMのことを指します。
PRAMリセットすることによって、Macにログインできない不具合が解消されることがあります。こちらの方法は、Macの動作が重い時などにも有効です。ログインできないことを含め、Macが「おかしい」と感じた場合はPRAMリセットをやってみましょう。
MacのPRAMリセットする方法は以下のとおりです。様々な場面で使える対処法ですので、確認してみてください。
MacのPRAMリセットする手順は、まずMacがしっかり終了しているかどうかを確認します。スリープモードの時は、しっかりとシステムを終了させておきましょう。
その後、電源を入れたらすぐに【command】+【option】+【P】+【R】のキーを同時に押し続けます。この時、タイミングが遅れてしまったりしないように気をつけてください。
Macは起動する時に、「ジャーン」という音が鳴ります。2回目のジャーンが鳴り終わるまで、上記のキーを押し続けてください。以上が、MacのPRAMリセットする手順になります。
SMCリセット
MACのPRAMリセットをしても改善がされなかった、ログインができないままだという場合は「SMC」をリセットしてみましょう。
SMCというのは、Macにおける「システム管理コントローラー」のことを言います。こちらも、ログインをする時などの機能に関係してくるものです。
SMCのリセット手順は、ノートパソコンとデスクトップ型で変わってきます。順に確認をしていきます。それぞれの手順は以下のとおりです。
デスクトップ型のMacパソコンの場合、システム終了をしたら電源コードを一度外します。その後、電源コードを外したまま15秒間待ってください。そうしたら、再びコードをMacパソコンに繋ぎます。
それから5秒間ほど待ってから、再びMacパソコンの電源を入れます。
以上が、デスクトップ型Macの場合のリセット方です。この時、Intel搭載のXserveコンピュータが応答しないことがあります。その場合は、ローカルでシステム・リモートコマンドを使ってシステムを終了させてください。
ノートパソコン型のMacの場合、バッテリーの取り外しの不可でまた方法が変わってきます。バッテリーの取り外しができない場合は、Macシステムが終了した後に【shift】+【control】+【option】キーを押しながら電源ボタンを10秒間押し続けます。
その後、全てのキーを放した後にもう一度電源ボタンを押し、Macの電源を入れます。
お使いのMacパソコンが、バッテリーの取り外しができるタイプのものであった場合は、システムを終了させたあとに「バッテリー」を外します。その後、バッテリーを外した状態で電源ボタンを5秒間長押しします。
その後、バッテリーを再度取り付けMacの電源を入れてください。
以上が、ノートパソコン型のMacの場合のリセット方法になります。ログインできない時はぜひ試してみてください。
セーフモード
パスワードが合ってるのにログインができない場合は、セーフモードでの起動を試してみるのもひとつの手です。セーフモードも、Macに異常が起きた時に使える手段です。覚えておいて損はありません。
方法は、Macのシステムを終了させた後、再び電源を入れます。電源ボタン押したらすぐに【shift】キーを押しっぱなしにします。この時、タイミングが遅れてしまうと上手くセーフモードに入れられないことがあるので注意してください。
セーフモードで起動をすると、上記の画面のように赤い文字で「セーフブート」という文字が表記されます。この表記がでたら、セーフモードでの起動は成功です。
セーフモードで起動する場合、通常での起動よりも少し時間がかかります。これは、セーフモードという機能が「Macパソコンに起きている異常」を探してくれているためです。
問題がある箇所を、セーフモードの機能で自動的に修復してくれるのです。また、キャッシュが溜まっていたりするとそれらをまとめて削除してくれるのでMacパソコンの動作も軽くなります。
パスワードが合ってるのにログインができないという場合、セーフモードに入れた状態でログインをためしてみてください。
リカバリーモード
セーフモードでも問題が解決しない場合、Mac内の問題は非常に深刻なものかもしれません。しかし、まだ手はあります。修理に出そうと決断する前に、続いては「リカバリーモード」を試してみてください。
リカバリーモードとは、初期化する際に使うモードのことを言います。リカバリーモードで起動をすると、初期化・OS再インストールできたりします。ログインできない時は試してみましょう。
Macパソコンをリカバリーモードで起動させたい場合の手順は以下のとおりになります。
Macをリカバリーモードで立ち上げたい場合は、まずこれまでと同じようにMacの電源を落とします。電源を落とした後、すぐに【command】+【R】キーを長押しします。すると、自動的にリカバリーモードでの起動がはじまります。
Appleロゴが表示されたら成功です。その時点で、押していたキーを離してください。その後、言語の選択などができるようになります。
言語を選択したあと、MacOSのユーティリティ画面が表示されるかと思います。以上が、リカバリーモードでの起動手順になります。
Recovery HDから起動して修復
この手段は、上記と同じようにリカバリーモードで起動することでできる方法になります。先ほどと同じ手順でリカバリーモードでの起動をした後、ディスクのチェックなどを行って修正を試みます。
この時、アクセス権(ログイン)などの修正をおこなうことができます。ログインできない時は、アクセス権の修正を試してみましょう。
外部(光学ディスクドライブやUSB)から起動
Macの内部ディスクが故障していたりする場合、リカバリーモードでも立ち上がらないという時があります。その場合は、起動用に外部のドライブ・USB等を使うことで起動させることができます。
使用するのは、USB(ドライブ等)とLionになります。Lionをダウンロードしておきましょう。また、起動用のUSBは、8GB以上のものを用意します。
一度フォーマット(データの削除)してしまうため、中にあるデータは必要であれば別のUSB、ドライブに移動させる必要があります。この点だけ注意するようにしてください。
USBをフォーマットする際の設定ですが、Macのアプリケーションの中からユーティリティーというものがあります。その中の、ディスクユーティリティーというのを起動すると、USBのフォーマット化ができます。
フォーマット化するUSBを選択した状態で、「消去」タブを開きます。この時、フォーマット形式を「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択してください。
この設定で、USBをフォーマット化させます。
Lionをダウンロードしたら、「Mac OS X Lion インストール.app」を探します。右クリックをするとパッケージの内容を表示という選択がでてきますのでこちらを選択してください。
ContentsのSharedSupport内に、「installESD.dmg」があるはずですので、こちらをダブルクリックでマウントさせておいてください。アイコン表示は上記の画像のような状態になっているはずです。
それぞれの設定やマウントを完了したら、USBを起動用にしていきます。先ほどフォーマットするための画面に「復元」というタブがありますので、復元タブを開きます。設定する箇所が二箇所ほどあるので、上記の画像の通りに設定をします。
ソースの方を「Mac OS X Install ESD」に、下の復元先を「USB」に設定してください。
以上の設定が終わったら、下に「復元」ボタンがあるはずです。こちらをクリックして、起動用USBに復元しましょう。あとは自動的にデータが作成されます。
実際に使用する場合は、作成した起動用ドライバ・USBをセットしたあと、電源を入れてすぐに【option】キーを押し続けます。すると、起動ボリュームの選択画面に移ります。そこで選択して起動させる流れになります。
Caps Lockのロック解除
パスワードが合っていない時は、まず「capsキー」が光っていないかの確認をしてみてください。このキーが有効化されていると、ローマ字入力が全角になってしまいます。このことをCaps Lockといいます。ロック解除をする必要があります。
Macでログインする時、文字の全角・半角までパスワードは合っていないといけません。Caps Lockになっていると、全角入力になってしまうので必然的にログインができなくなります。capsキーを押せばロック解除できます。
一番多い原因はこのCaps Lockなので、キーボードが打ち込める状況でMacにログインができないという時は最初に確認をとってみてください。
Caps Lockに関しては、Macでのログイン以外のところでも問題の原因とされることがあります。突然、Macでのローマ字入力が全角になった、サイトへのログインができなくなった…などです。これらの問題の多くはCaps Lockによるものです。
キーボード入力が可笑しくなったと感じた時は、Caps Lockになっていないかを確認してみるといいかもしれません。入力が可笑しくなって再起動をしたという方もいらっしゃいますが、Caps Lockのことを知っていればロック解除で問題が一発で解決します。
入力での問題が起きた時は、Caps Lockを疑ってみてくださいね。また、全角入力したいという時故意にCaps Lockに入れれば楽に入力ができます。Caps Lockを有効に活用することも可能なので、ぜひ利用してみてください。
初期化+OS再インストール
上記の方法を全て試しても駄目だった場合は、Macのパソコンを初期化+OS再インストールをしてみましょう。全てをリセットするという形になります。故障と判断して修理に持っていく前に、初期化とOS再インストールを試してみてください。
ログインできない以外の問題でも、こういった対処をおこなう場合が多いです。事前にバックアップはとっておきましょう。
サポートセンターへの問い合わせ
初期化+OSの再インストールでもダメだった場合、完全にMacが故障している可能性があります。サポートセンターへの問い合わせをしてみましょう。サポートで何かしら解決の糸口が見つかるかもしれませんし、修理の場合はそのように案内がされます。
サポートは最終手段でもありますし、先ほどあげた複数の手段のやり方がいまいち分からないという場合もサポートに問い合わせることが可能です。
サポートに関しては、Appleの公式ページに案内があります。サポートと修理は別になっていますが、どうすれば良いか分からない場合はまずサポートで大丈夫です。
自分でできる対処法の最終手段である初期化等がダメだった場合、あとは業者に頼むほかはありません。また、初期化等で逆にややこしいことにならないか不安だった場合も、サポートに問い合わせてみるといいかもしれません。
チャットやメールのほか、電話で対応してくれるので初期化の手順なども分かりやすいかと思います。ほかにも、MacパソコンやiPhone等で分からないことや困ったことがあればサポートに頼るといいでしょう。
自分で調べるよりも、サポートの方々の説明を聞きながら進めていった方が確実ということもあります。特に、初期化などの手順に少しでも不安を感じた場合は、サポートに電話やチャットの申請をしてみてください。
Macで自動ログインの設定をオンにできない原因と対処法
Macパソコンには「自動ログイン」という機能が存在します。起動した時、パスワードを入力せずとも自動的にログインしてくれる機能のことです。
この自動ログインの機能が、なぜか有効化されない・オンにすることができないというケースがあります。自動でログインできない原因は一体なにがあげられるのでしょうか。
続いては、Macパソコンの自動ログイン機能がオンにできない時の原因と対処法についてを説明していきます。
原因
自動ログインの機能が使えない・できない主な原因は2つです。ひとつめは、Macの「FileVault」が有効になっているため。もうひとつの原因は、iCloudのパスワードとログインパスワードが同じだったためです。
これら2つの原因に心当たりがある方は、それぞれの設定を変更しなければなりません。
対処法
上記の原因2つの対処法をご説明していきます。どちらも、「設定を変更する」というだけなので難しいことはありません。しかし、慣れない方にはそれなりに作業時間がかかるようです。
もちろん、対処法の合間にもMacパソコンでほかの作業はできます。作業の合間に、自分の設定を見直してみましょう。
FileVaultをオフにする
FileVaultの設定をオフにするためには、環境設定からセキュリティとプライバシーに移動します。恐らく、初期状態のMacから特に変更していないのであればシステム環境設定はDockに入っているはずです。
システムやネット環境など、Macの設定に関するものは大体ここに入っているので分かりやすいところにおいておくといいでしょう。
セキュリティとプライバシーの設定の中に、「FileVault」の設定が存在します。ここで設定のオン・オフが可能なのですが、こういった設定に関してはロック解除を行わなければなりません。
下の「変更するにはカギをクリックします」という箇所をクリックすると、ロック解除のためにパスワードを求められます。ログインする時のパスワードで大丈夫ですので、入力してロック解除をおこないましょう。
Macでは、こういった設定を変更する場合ほとんどがロック解除を求められます。
ロック解除をおこなうと、設定の変更が可能になります。「FileVaultを切にする…」と表示がでているので、こちらをクリックして設定のオン・オフをおこなってください。
オフにすれば、FileVaultについての設定変更は以上になります。
iCloudのパスワードを変更
iCloudのパスワード変更は、すなわちAppleアカウントのパスワード変更になります。パスワードの変更は、自分のアカウントのセキュリティから変更が可能です。
セキュリティの中に「パスワードの変更」がありますので、Macパソコンのログインパスワードとは別のパスワードを設定しておきましょう。
また、それぞれのパスワードが違う状態であればOKなのでMac側のパスワードを変更することでも対処法としては大丈夫です。先ほどと同じように、システム環境設定の中からパスワード変更画面に行くことが可能です。
ユーザとグループというところがあるはずですので、そちらを選択してパスワードの変更をおこなって下さい。こちらも、まずはじめにロック解除をおこなう必要があります。
ロック解除ができたら、「パスワードを変更…」と書かれてある箇所をクリックしてください。
古いパスワードと、新しく設定したいパスワードを入力してください。間違いのないように入力できたら、「パスワードを変更」と書かれてあるボタンをクリックしましょう。Macのパスワード変更の流れは以上になります。
Macのパスワードを忘れてログインできない場合の対処法
Macのパスワードが合っているというわけではなく、パスワードを忘れてしまってログインができないという方もいるでしょう。その場合の対処法をご紹介していきます。
また、パスワードが合ってるはずなのに…という場合でもこの対処法は使えます。それぞれ確認をしてみてください。
パスワードを変更
パスワードを忘れてしまった場合は、パスワードをリセットして変更する形になります。新しいパスワードに変更し、次回からはそのパスワードでログインをするようになります。
以前のパスワードが分からなくても、AppleIDや別アカウントのパスワード等を覚えていれば大丈夫です。
パスワードをリセット
Macのパソコンをリセットする場合は、まずMacのユーティリティを立ち上げる必要があります。
リカバリーモードや初期化の説明をした時にもお伝えした、起動時に【command】+【R】キーでの長押しの方法でユーティリティ画面を表示させることが可能です。
この時、上にユーティリティと表示されているかと思います。ここをクリックで選択をすると、その中に「ターミナル」という表示があるはずです。
ターミナルは上記のようなアイコン表示になっています。このターミナルは、コマンドでMacパソコンの操作ができる機能を持っています。
ターミナルを起動させ、起動画面に「resetpassword」と打ち込むとMacのパスワードリセット画面が表示されます。そこで、新たにパスワードを設定することが可能です。
Apple ID を使ってリセット
Macなどをお使いの方は、必ず「AppleID」を取得しているはずです。実は、Macのパスワードを忘れてしまった時などは、AppleIDさえ覚えていればパスワードをリセットすることが可能です。しかし、バージョンによってはできないOSもあります。
Macのログイン画面で、ログインができなくてもひたすらパスワードを入力し続けてください。3回目以降に、「AppleIDを使ってパスワードをリセット」という表示が出てきます。出てこなかった場合は、対応していないOSということになります。
あとは指示にしたがってAppleIDを入力し、新たにパスワードを設定してください。パスワードの設定が終わると、再起動する形になります。
別の管理アカウントを使ってリセット
Macでは複数のアカウントを作成することが可能です。もし、別の管理アカウントを所持しているのであれば、そちらのアカウントでログインをしてみてください。その後、先ほども説明した「ユーザとグループ」からパスワードの変更をする流れになります。
その後、新たにパスワードを設定できたら、Appleメニューから「ログアウト」を選択肢、再起動をかけて新しいパスワードでログインをしてみましょう。
「パスワードをリセット」アシスタントを使ってリセット
この手段は、「FileVault」が有効になっている方のみに使える手段になります。そのため、自動ログイン機能を使っていた方などはできないかもしれません。
ログイン画面で、Macの電源ボタンを長押ししてシステムを終了させたあと、もう一度復元用のOSで起動ができるという内容の指示が表示されるはずです。この時、少々時間がかかります。1分程は待ってみてください。
電源が切れたら、再度電源を入れます。この時、「パスワードをリセット」というウインドウが表示されれば成功になります。後は指示に従って、Macのパスワードをリセットさせましょう。新しいパスワードで、再度ログインをしてみてください。
復旧キーを使ってリセットする
ログインができないという時は、復旧キーを使ってリセットすることも可能です。こちらも上記同様、「FileVault」が有効になっている方のみに使える手法です。また、復旧キーが設定されていることが条件となります。
そのため、事前に復旧キーの設定はしておきましょう。復旧キーでのリセット方法は、先ほどと同じようにパスワードリセットの表示がされるまでずっとパスワード入力をし続けます。
メッセージ横にある矢印をクリックすると、パスワードの入力欄が「復旧キー」に変化します。この時、復旧キーを入力すればOKです。あとは指示に従い、パスワードを新しいものに変えましょう。
新しいログインキーチェーンを作成
場合によっては、新しいログインキーチェーンを作成する必要があります。パスワードをリセットした後にログインをすると、「ログインキーチェーンのロックを解除ができなかった」というような表示がでることがあります。
その表示に、「新しいキーチェーンを作成」というボタンがありますので、そちらをクリックして新たにキーチェーンを作成してください。また、表示がされなくても「ユーティリティ」フォルダにいけば任意でキーチェーンを作成することもできます。
それでもログインできない場合
上記の方法でもログインができない場合は、サポートセンターに問い合わせる必要があります。先ほどの説明でもお伝えしたように、チャットやメール、電話での対応をしてくれます。
まずは公式サイトに確認を取りにいきましょう。
Macのパスワードをリセットできない場合の対処法
上記では、パスワードをリセットすることでの対処法をお伝えしました。しかし、どの方法でもパスワードがリセットできず、ログインができない状況が続く場合もあります。
この時は、また別の対処法があります。確認をしていきましょう。
Apple IDのアカウント復旧
パスワードリセットの手段として、「AppleID」でのリセット方法があります。しかし、AppleIDを忘れてしまった…という方も多くいらっしゃるかと思います。
この場合は、「Appleアカウント」の復旧を試みてみましょう。手順は以下のとおりになります。
復旧方法
AppleIDもといアカウントの復旧に関しては、Appleの公式アカウントから可能です。ID・パスワードをお忘れですか?という表示があるので、そちらをクリックしてください。
すると、パスワードの申請とIDの検索ができる画面に移動します。IDを知っている場合はIDをそのまま入力、IDを忘れたという方は「こちらで検索できます」のところから探しましょう。
IDを検索する場合は、名前とメールアドレスを入力して検索をかけるようになります。IDが分かったら、しっかりとメモを取っておくようにしましょう。
Macがログイン画面でフリーズしてしまう場合の対処法
パスワードを入力する前に、ログイン画面でフリーズしてしまうのでログインができない!という状況になる場合もあります。
この時の一番の対処法としては、「セーフモード」や「リカバリーモード」があげられます。フリーズしてしまう原因は、Mac内で何か以上が起こっている可能性が高いです。
そういった時にセーフモードなどは、問題を見つけて修復をしてくれます。フリーズしてしまった場合は、セーフモードなどで起動を試みてみましょう。
Macのキーボードが使えずにログインできない場合の対処法
パスワードが合ってるのにログインができない以前に、パスワードが入力できないという時。この時、「キーボードが効かない」という事態になっている場合もあります。入力ができないのでは、パスワードが合ってる・合ってない以前の問題です。
キーボードが効かない場合は、どのようにして対処をすれば良いのでしょうか。順に確認をしていきましょう。
別のキーボードを使う
キーボードが効かない場合は、別のキーボードを使ってみましょう。ノートパソコンタイプでも、USBに繋ぐタイプのものであれば別のキーボードを利用できます。
無事につかえた場合、パスワードが合ってるのであれば問題なくログインができるはずです。
PRAMリセット
先ほどもご紹介したPRAMリセットをするのもひとつの手です。PRAMリセットは、Macに異常が起きた時にとりあえずやっておくと問題が解決できるかもしれない万能の手段です。
キーボードが扱えなくなった場合も、試しにPRAMリセットをやってみましょう。
SMCリセット
PRAMリセットと同じ理由で、SMCリセットも有効に働く場合があります。PRAMリセットでダメだった場合は、SMCリセットを試してみましょう。
セーフモード
上記でダメなら、セーフモードで起動を試みましょう。セーフモードも、PRAMリセットと同じように「何かしらの問題があった時」に有効な手段です。
問題を解決してくれる機能でもあるので、困った時にはこれら3つの手段を試してみるのをおすすめします。
以上が、パスワードが合ってるのにログインできない時・通常ログインができないという時の対処法になります。Caps Lockのロック解除やパスワード忘れなど、原因はさまざまです。特にCaps Lockのロック解除が原因のパターンは多いです。
どれを試してもダメだった場合は、初期化が最終手段となりますが、不安でしたらサポートへのお問い合わせをしっかりおこなっておきましょう。初期化とOSの再インストールで解決する場合が多いようです。
Macでログインができない状況になってしまったという時は、ぜひ参考にしてみてください。