2021年04月28日更新
Mp3tagの使い方は?インストールからタグ編集まで解説!
Mp3tagという音楽の情報を編集できる便利なソフトはご存知でしょうか?Mp3tagは、音楽データのタグ取得・リネーム・カバーアートの編集などの使い方が自動でできるソフトです。Mp3tagをダウンロードして使い方をこの記事で学んで、音楽を楽しみましょう。
目次
- 1Mp3tagとは
- ・高機能かつ使いやすいタグエディタ
- ・日本語対応済
- 2Mp3tagのメリット
- ・保存形式が多い
- ・一画面で全てのタグを編集できる
- ・フリーソフト
- 3Mp3tagのダウンロード/インストール方法
- ・ダウンロード/インストールの手順
- 4Mp3tagの初期設定の方法
- ・起動時に読み込むフォルダの設定
- ・タグ読み込み/書き込み/タグ削除の設定
- ・表示するジャンルの設定
- 5Mp3tagの使い方~タグ編集~
- ・ファイルの取り込み
- ・タグ情報の取得
- ・ID3タグの編集
- ・リネーム/ファイル名の変更
- 6Mp3tagの使い方~カバーアートの変更~
- ・任意のカバーアートが読み込めていない場合
- ・カバーアートの変更方法
- 7Mp3tagの便利な使い方
- ・自動ナンバリングウィザード
- ・オリジナルのアルバム編集
- ・まとめ
- ・合わせて読みたい!音楽に関する記事一覧
Mp3tagとは
Mp3tagとは各種オーディオファイルや動画ファイルのタグ情報を、手動・自動で編集することができるフリーソフトです。通常のソフトでは音楽ファイルを編集できなかった項目など、Mp3tagを使うことでさまざまな部分を編集できることができます。
音楽ファイルや動画ファイルなどのファイルフォーマットも幅広く対応しています。Advanced Audio Coding (.aac)・Free Lossless Audio Codec (.flac)・MPEG Audio Layer-3 (.mp3)などさまざまなファイル形式を読み込むことが可能です。
読み込んだファイルの情報を自由に手動・自動で編集できリネームしたりすることが可能です。さらにMp3tagは使い方も簡単ですのでおすすめをする編集ソフトです。
高機能かつ使いやすいタグエディタ
Mp3tagは高性能で使いやすいタグエディタです。音楽ファイルのタグを取得して編集することができるので、CDから直接取り込んだ音楽などの場合は、タグなどの情報がない場合があります。
その場合は、Mp3tagを使ってタイトル、アルバム、アーティストなどの情報を自動・手動で取得したり編集したりすることで音楽ファイルのタグを自由に付け加えることができますので便利な使い方ができます。
少々マニアックな、作曲者・ディスクナンバー・グループなどのタグも手動で編集できますのでこだわるひとにとっては嬉しい使い方もできますね。
各種音声ファイルや一部動画ファイルの “ タグ情報 ” を手動 or 自動 で編集
Mp3tagは、各種音声ファイルや動画ファイルのタグ情報を手動・自動で編集できることが特徴の編集ソフトです。自動で取得するにはfreedb / Discogs / Music Braiz からデータベースからタグ情報を取得し、反映させることをしなければなりません。
自動タグにこだわらなければ、手動でリネームしたり編集できますので自分好みにタグをつけることができます。
日本語対応済
Mp3tagはなんといっても日本語対応済なのがいいですよね。ドイツのFlorian Heidenreichさんによって開発されたソフトウェアですので、日本語がないか心配していましたがきちんと日本語に対応していました。
このような海外ソフトウェアは、日本語に対応していないものが多くありますがMp3tagはしっかりしていましたね。
Mp3tagは初期設定から、日本語になっていますので操作に戸惑うことはありません。初期設定が英語だと日本語に変更するのに苦労をしますからね。
Mp3tagのメリット
Mp3tagの機能を理解しましたところで、さらにMp3tagのメリットを紹介していきたいと思います。個人的にメリットだと思う部分は、日本語対応はもちろん動作が軽くて使いやすいということです。
もう一つは音楽ファイルのタグなど自分好みに手動で設定できるので、詳しくいじれるという楽しさがあります。たとえばドラマやアニメの音楽ファイルだったりした場合、何話でこの音楽が流れたかなど詳しく編集できるということです。
こういう便利な使い方ができるのが自分が思うMp3tagのメリットだとい思います。
保存形式が多い
Mp3tagは保存形式や対応形式が豊富で使いやすいです。初期設定からさまざまな形式が読み込めるようになっています。
Monkey's Audio (.ape)・MPEG-4 (.mp4/m4a/m4b)・Advanced Systems Format など数多くの音楽ファイル・動画ファイルに保存できます。
お使いの再生機器にMp3tagを使えば合わせることができますので、保存形式が多いのはMp3tagの大きなメリットです。
一画面で全てのタグを編集できる
Mp3tagは複雑なタグ編集画面がありません。なんと一画面で全てのタグを編集できるのです。画面をいちいち切り替えたりするのは大変ですので、ひとつの画面でタグの編集・取得ができるのはありがたいですね。
リネームするのにも入力作業があります。リネームする度に画面表示を切り替えたりするのは苦労しますので一画面で入力できるのも大きいメリットです。
フリーソフト
Mp3tagはこんなにも機能が豊富で使いやすいですし日本語対応とサポートも万全。なのにフリーソフト(無料)というのは驚きですよね。Mp3tagのダウンロードは一切お金がかかりませんから、気軽に使ってみることもできます。
もし使い方が分からなかった場合もでも、フリーソフトなので失敗しないのも大きいメリットです。
Mp3tagのダウンロード/インストール方法
Mp3tagでタグ取得や編集をするためには、お使いのパソコンにMp3tagをダウンロードしてインストールしなくては何もはじまりません。
Mp3tagは日本語対応ですので、ダウンロード/インストール方法も分かりやすく簡単になっています。まずは下にあるリンクの「Mp3tag のダウンロード - フリーソフト100」をクリックしましょう。日本語のサイトになっていますので安心です。
ダウンロード/インストールの手順
それではMp3tagのダウンロード/インストール方法をご紹介させていただきます。上記にあった「Mp3tag のダウンロード - フリーソフト100」をクリックしましたら画像のように日本語サイトに繋がります。
提供元サイト(Windows版)からダウンロードをクリックします。お使いのパソコンがMacの場合はMac版をダウンロードをクリックしていきます。
mp3tagy v293という画面のサイトに切り替わります。「mp3tagy293setuup.exe」をクリックしていきます。
mp3tagy293setuup.exeをクリックすると共に、左下にファイルがダウンロードされます。ダウンロードはお使いの通信環境によって完了時間は変化しますので待ちましょう。
ダウンロードされたファイル「mp3tagy293setuup.exe」をダブルクリックまたは開くで立ち上げてください。
Mp3tag v293のセットアップ画面がパソコン上で立ち上がります。セットアップ画面も日本語なので安心できますね。画像のように「次へ」をクリックして進んでいきます。
画面が切り替わるのでライセンス契約書をよくお読みの上「同意する」をクリックしていきます。
画像のように「Standard Installation」にチェックを入れて「次へ」をクリックしていきます。
インストールしたいコンポネントがすべてチェックされているのを確認して「次へ」をクリックして進んでください。
つぎの画面ではインストール先のフォルダを選択できます。インストール先のフォルダに問題がなければ「次へ」をクリックしていきます。
スタートメニューフォルダが選択できます。ショートカットを作成しないにチェック入っていると後々不便になりますので、必ずチェックが外れていることを確認して「インストール」をクリックして進んでいきます。
インストールに成功しましたという表示がされます。「次へ」をクリックしましょう。
Mp3tag v293セットアップウィザードは完了しましたというメッセージが表示されますので「完了」をクリックしますと、Mp3tagのダウンロード/インストール方法はすべて完了しました。
Mp3tagの初期設定の方法
Mp3tagのダウンロード/インストールが完了しましたら、Mp3tagを起動させましょう。最初にMp3tagを使う場合は初期設定が最初から設けられています。その初期設定を変更してMp3tagを使いやすくしましょう。
それではMp3tagの初期設定の方法をご紹介していきたいと思います。
起動時に読み込むフォルダの設定
初期設定では読み込むフォルダの設定がされていません。音楽ファイルを取得するフォルダを選択しておかなければなりません。
Mp3tagを起動して「ファイル」をクリックしてください。
「ファイル」をクリックしますと、つぎに「ディレクトリ追加」をクリックして進んでいきます。
音楽ファイルを含むディレクトリを指定くださいという画面に切り替わりますので、ご自身が読み込みたいと思うフォルダをここから選択します。音楽ファイルをいつも保存しているフォルダを選ぶと良いでしょう。
タグ読み込み/書き込み/タグ削除の設定
初期設定では、タグ読み込み/書き込み/タグ削除の設定も自分好みに設定できていませんので初期設定から変更する方法を解説していきます。
まずMp3tagを起動して「ツール」をクリックしていきます。
ツールから「オプション」をクリックして進んでいきます。
Mp3tagオプション画面になります。画像のようにMpegをクリックしますとその画面からタグ読み込み/書き込み/タグ削除の設定が行えます。
初期設定ではチェックされていないものもあるので、ご自身で変更したいものを選んだあと「OK」をクリックして設定を反映させましょう。
表示するジャンルの設定
表示するジャンルも初期設定では不便なことがありますので、表示するジャンルの設定を手動で変更しましょう。まずはMp3tagオプションから「ジャンル」をクリックしていきます。
ユーザー定義のジャンルの項目の四角い真っ白な項目に書かれているものがジャンルです。ここでポイントなのが「ユーザー定義のジャンルのみ表示」にチェックを入れておきます。これでジャンルがごちゃごちゃになったりすることを避けれます。
そしてジャンルをご自身でここから作っておけば後で便利にジャンルを使うことができます。
Mp3tagの使い方~タグ編集~
つづいて音楽ファイルのタグ編集について説明させていただきます。タグ情報の取得の方法もいろいろありますので、ご自身が使いやすいと思った方法を参考にしてください。
それでは、タグ情報の取得からファイルの取り込みリネーム・ファイル名の変更まで徹底的に解説していきたいと思います。
ファイルの取り込み
ファイルやフォルダをMp3tagにドラックアンドドロップすると読み込めます。
タグ情報の取得
ダウンロードした音楽ファイルやCDで取り込んだ音楽ファイルを含め、後からタグ情報の取得ができます。タグ情報の取得方法はさまざまな手段があります。
「freedb」「discogs」などを使ってタグ取得ができますので紹介をさせていただきます。
freedbを使って取得
freedbを使えばタグが自動で取得できます。やり方は、タグを取得 → freedb → web検索から入力という簡単な操作です。freedbウェブ検索を使ってタグ情報を入手できます。
freedbで入手したタグ情報を編集することも可能ですので後から手動でリネーム・変更することも可能です。
discogsを使って取得
discogsを使ってタグを自動で取得することもできます。ただし事前にdiscogsのアカウントを取得する必要があります。アカウントの登録方法は画面に従えば簡単にできますのでここでは省略させていただきます。
タグを取得→Discogsを選択すると最初にDiscogsのサイトにアクセスしてくれますので、ログインしてMp3tagと連動させてください。discogsの検索機能を使ってあとはタグを入手することができます。
ID3タグの編集
取り込んだ音楽ファイルのID3タグは、画像のように左側の項目で編集を手動で行うことができます。「タイトル」「アーティスト」「アルバム」「年」「アルバムアーティスト」などここから変更することができます。
最初から音楽ファイルにタグが付いている場合は、自動的に表示されるようになっています。
編集後は必ず保存を
ID3タグの編集を行ったあとは、かならず保存を心がけておきましょう。「アーティスト」「アルバム」「ジャンル」「ジャケットのアートワーク」などの変更をして安心してそのままMp3tagを閉じてはいけません。
最後に保存を行わないと手動で入力した情報がすべて消えてしまいます。保存をするクセをつけておきましょう。
リネーム/ファイル名の変更
取り込んだ音楽ファイルのリネーム/ファイル名の変更は、ID3タグの編集画面から行いましょう。たとえば画像のように「タイトル」を変更したい場合、「タイトル」をクリックすると入力操作になります。
そのままリネーム/ファイル名の変更をすることができます。リネーム/ファイル名の変更をしたあとは必ず保存を行い作業を終了させましょう。
Mp3tagの使い方~カバーアートの変更~
音楽ファイルをデジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンに取り込んだ時に、カバーアートが付いていることがありますよね?実はそのカバーアートの変更をMp3tagでは行うことができるのです。
CDから取り込んだ音楽ファイルや動画ファイルを音楽ファイルに変換したものは、カバーアートが付いていないものが多いのでご自身でカバーアートを付けることができますので便利になりますね。
任意のカバーアートが読み込めていない場合
任意のカバーアートが読み込めていない場合は、カバーアートが用意されていないのでこういう問題が発生しているようです。カバーアートがない場合は、インターネットなどを使って探してみることで解決できます。
discogsなどを使ってカバーアートを探してみましょう。
Googleの画像検索
Googleの検索機能の中の画像検索を使ってカバーアートを見つけるという方法もあります。その場合は検索するときにポイントが必要です。
検索の仕方は、そのCDのカバーアートが欲しいということなので、CDのタイトルとアーティストを検索すると見つけやすいです。
直接Amazonのデータベースにアクセス
Mp3tagから直接Amazonのデータベースにアクセスしてカバーアートを取得することもできます。Amazonは取り扱うCDの数が多いので、カバーアートも見つけやすいかもしれません。
直接Amazonのデータベースにアクセスする方法はMp3tagのバージョンによってはできない可能性もありますので注意をしてください。
カバーアートの変更方法
それではさっそくカバーアートがついていない音楽ファイルにカバーアートを付けてみましょう。まず音楽ファイルをMp3tagに読み込ませておきます。つぎにカバーアート画面にマウスのカーソルを合わせて「右クリック」をしていきます。
「カバーを追加」という項目がありますのでクリックしていきます。
するとカバーアートの選択画面に切り替わりますので、パソコンの中にあるフォルダからカバーアートを探してください。カバーアートが見つかりましたら開くまたはダブルクリックして選択しましょう。
するとさきほどの何もなかったカバーアートに変更したカバーアートが表示されました。まだここでは保存されていませんので注意をしましょう。カバーアートにカーソルを合わせて右クリックをして「カバーを保存」をクリックします。
これでカバーアートの変更がきとんと保存されました。またカバーアートのサイズを変更したいと思いましたら「ツール」で「サイズ」を指定することもできます。これでカバーアートを自由に変更できますね。
Mp3tagの便利な使い方
Mp3tagの基本的な機能や操作をご紹介しましたが理解はしましたでしょうか?最後にもっとMp3tagが便利になる使い方を紹介していきます。
自動ナンバリングウィザード
自動ナンバリングウィザードとは、選択中ファイルのトラック番号を自動でナンバリングしてくれるMp3tagの機能のひとつです。意外にこの便利な自動ナンバリングウィザードを知らないひとが多いです。
「ツール」から「自動ナンバーリングウィザード」と操作をしていけば画像のような画面になります。開始するトラックナンバーは、指定した番号からトラック番号を割り当てます。
トラックナンバーを0で始めるは、トラック番号をゼロパディングするようになっています。トラックのトータルカウントを保存は「トラック番号/総曲数」形式になります。総曲数を指定できます。
オリジナルのアルバム編集
Mp3tagはオリジナルのアルバム編集をすることもできます。何枚ものCDを一つのアルバムにして作りたい時はかなり便利な機能ですね。オリジナルのアルバムを作りたいと思った音楽ファイルをすべてMp3tagに読み込ませます。
そして全曲を選択して「アルバム」「アーティスト」「アートワーク」「ジャンル」などの共通項目を同様の物にします。そこで「自動ナンバリングウィザード」を実行すると、複数のアルバムが1枚のアルバムとして認識されるようになります。
アルバムのアートワークも同一のものにすると良いでしょう。
まとめ
以上が、Mp3tagの使い方は?インストールからタグ編集まで解説!の記事でした。音楽ファイルをこんなにも編集できるソフトがあったとは驚きです。Mp3tagを使えば音楽の情報をいろいろと自分好みに変更できますね。
オリジナルのアルバムを作れるという便利な使い方もできますので、音楽ファイルを複数お持ちのひとは試してみる価値はあると思いますよ。今後Mp3tagを使いたいと思いましたら、是非ともこの記事を参考にしてください。