Androidでウイルス検出?感染警告される原因・対処法

Androidスマホを使っていてウイルスが検出されたという警告が表示された場合、焦ってしまいますが原因と対処法が分かれば問題なく解決できます。ここでは、Androidスマホでウイルスの警告が出た時の正しい手順を紹介していきます。

Androidでウイルス検出?感染警告される原因・対処法のイメージ

目次

  1. 1Androidでウイルスに感染したかも!
  2. 「ウイルスを今すぐ除去」などの警告が表示
  3. Android端末に多い不正アプリ
  4. 2Androidでウイルスに感染した?場合の症状の見分け方
  5. ウイルスでない症状
  6. ウイルスや不正アプリの可能性がある症状
  7. 3Androidでウイルス感染させられる~よくある例~
  8. 突然「ウイルス感染」を警告するポップアップが表示される
  9. ウイルス警告の正体は?
  10. この場合の対処法は?
  11. 何回も表示される場合の対処法
  12. 4Androidのウイルス感染と警告表示される広告の文章例
  13. こんな例文は広告かも
  14. 5Androidでウイルスに感染しないように予防する為の対策
  15. やるべきことは8つ
  16. 6Androidのウイルス感染のような事例はiPhoneでもある?
  17. ゼロではないがあまりない
  18. 合わせて読みたい!セキュリティに関する記事一覧

Androidでウイルスに感染したかも!

Androidでネットをしていると突然、ウイルスに感染したことを伝える警告がポップアップで表示されることがあります。突然ウイルスという言葉が表示されると動揺してしまいますが、慌てて対処すると間違った方法をとってしまうことが多いです。

Androidでウイルスに関する警告が表示されたら、冷静に原因を考えることが大切です。まずはウイルスに関する警告の文面をよく読みましょう。

「ウイルスを今すぐ除去」などの警告が表示

ウイルスを検出したことを伝える警告の内容は多岐にわたり、「ウイルスに感染しました」や「ウイルスを今すぐ除去しましょう」などがあります。

これらの警告はAndroidでネットをしている時以外に表示されることはなく、ネットを閲覧中という条件があります。ただこうした警告にはニセモノとホンモノがありますので、冷静に見極めることが必要です。

ニセモノ?ホンモノ?見極めるには

Androidでネットをしているときに表示されるウイルスが検出されたことを伝えるポップアップは、ニセモノの場合とホンモノの場合があります。ニセモノの場合にはニセモノの警告の共通点があり、ホンモノの場合はホンモノの警告の共通点があります。

ここでAndroidで表示されるウイルスに関するニセモノの警告とホンモノの警告の共通点と、正しい対処法を知っておきましょう。

Android端末に多い不正アプリ

Androidのシステム画面

ウイルスが検出されたことを伝えるニセモノの警告の正体は、Androidによくある不正アプリのインストールを誘導するものです。

「検出されたウイルスを駆除するために必要なので、こちらのアプリをインストールしてください」といった内容のポップアップが表示されます。そして指示通りに操作すると、不正アプリをインストールしてしまうのです。

こうした危険性のある警告がAndroidの画面に表示されたら、警告に書かれている指示には絶対に従わないでください。

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Androidでウイルスに感染した?場合の症状の見分け方

Androidでネットを閲覧してしてウイルスが検出されたことを伝える警告が表示された場合は、ニセモノかホンモノかを見き分ける必要があります。ここからは、見極めに必要なニセモノ警告の症状を把握を紹介します。

ウイルスでない症状

ニセモノの警告の場合は、Androidにウイルスに感染したときとは違う症状が出てきます。動揺するような演出があったり、Androidスマホが使えなくなったりする場合はニセモノの警告です。

偽の警告画面(フェイクアラート)

ニセモノのウイルス警告は、強い口調でウイルスを駆除するための新しいアプリをインストールするように指示してきます。

例えば「ウイルスが検出されました。駆除するためにはあと〇分以内にこちらから対策アプリをインストールしてください」などの警告が表示され、アプリのインストール画面へ誘導されます。

そのポップアップを閉じようとすると、「本当にいいのですか?あなたのAndroidは危険にさらされています」といった内容のポップアップがさらに表示されます。

ニセモノ警告の正体は不正アプリをインストールさせて、本当にウイルスに感染させようとするものなので、インストールをしつこく進めてくるのです。

スパムメールが届く

受信トレイの画面

ニセモノのウイルス警告は、ポップアップではなくメールで届くこともあります。Androidがウイルスに感染した場合メールで警告が届くことはありません

必ずセキュリティアプリのポップアップや通知で表示されるので、警告メールが来た場合はニセモノと判断しましょう。

警告メールの内容も「ウイルスが検出されたので、以下のURLから対策アプリをインストールしましょう」などの不正アプリをインストールさせようと誘導するものです。

正体はニセモノのポップアップと同じで、本当にAndroidをウイルスに感染させようとしているのです。

メールの新着トレイ画面

ウイルスのスパムメールにあなたのメールアドレスが知られている原因は、占いサイトや性格診断サイトの中に不正アプリの抵抗元とつながっているサイトがあるからです。

楽天やniftyなどの信頼度が高い占いサイトだと、個人情報が不正に使われることはありませんが、大手企業が運営しているわけではない占いサイトの場合は個人情報の一部が不正に使われてしまうことがあります。

占いサイトの利用規約

不正アプリにメールアドレスを横流しする占いサイトでは、個人情報を登録するときに目を通す利用規約に関連するサービスと個人情報を共有する旨が書かれていることがあります。

こうした利用規約はよく読まずに登録してしまう人が多いので、遠回しな表現だと気が付きにくいため、メールアドレスなどを悪用されてしまうことがあります。

そこに書かれている関連サービスの中に、不正アプリが含まれていることがあるのです。占いや性格診断などのサービスや、お得なネットサービスは信頼できる企業が提供しているものか、個人情報を登録しないでもできるかものを選びましょう。

ウイルスや不正アプリの可能性がある症状

もしAndroidで表示された警告がホンモノの場合は、ポップアップが表示されるだけではなく、スマホ全体にさまざまな異常が起こります。

警告がしつこいだけでスマホそのものに異常が起こっていない場合は問題ありませんが、スマホ全体に異常が起こっている場合はウイルスの警告がホンモノなので、きちんと対処しましょう。

高額な請求書が届いた

LINEの決済画面

本当にウイルスが検出された場合は、高額な不正アプリをインストールしてしまっている可能性があります。そのため不正アプリの提供元から高額な料金請求がメールなどで届きます。

支払い期限を過ぎると罰金が発生したり、すで罰金が発生していて法外な料金を請求したりされます。普通のアプリは月額300円~600円程度で、年間料金のまとめ払いでも3,000円代です。しかしウイルスの不正アプリの場合は1万円以上の料金を請求されることがあります。

また違法性のないアプリなら、支払い期限を過ぎた当日に請求メールが届きます。ウイルスの不正アプリは支払い期限を過ぎてしばらく経ってから、メールが来ることが多いです。

ランサムウェアに感染した

Androidのファイルマネージャー

Androidスマホがウイルスに感染すると、保存してあったファイルが開けなくなることがあります。Androidスマホにはファイルマネージャーがあり、そこからファイルを開くことができるのですが、操作が利かなくなります。

その原因はウイルスがファイルを暗号化してしまい、開けなくしてしまうからです。ファイルを開くためにはウイルスの発信源が提供してくるアプリやサービスを購入することを要求されます。購入金額は高額で、この詐欺行為のためのウイルスなのです。

カメラが勝手に起動する

Androidのカメラ画面

Androidのカメラが勝手に起動してしまう場合も、ウイルスに感染している可能性があります。ウイルスに感染するとAndroidスマホを遠隔操作することもできてしまうため、カメラを起動して写真や動画を撮影し、勝手に送信することもできるのです。

カメラの異常は急にカメラが閉じてしまったり、撮影ができなくなってしまったりすることが多く、勝手に起動する異常は主にウイルスが原因で起こります

データ通信量が異常に増えた

Androidのデータ使用量画面

Androidのデータ使用量があまりスマホを使っていないのに異様に減っている場合も、ウイルスに感染している可能性があります。カメラの異常と同じで、データ通信量の異常もAndroidスマホの遠隔操作が原因です。

あなたのAndroidスマホを使って第三者がネットサービスを利用しているため、データ使用量が不自然に減っているのです。

スマートフォンが発熱/壊れる

ウイルスに感染すると、Androidスマホが発熱したり、端末が壊れてしまったりすることがあります。この原因は、仮想通貨の取引所の処理の一部に勝手に使われているからです。

仮想通貨の取引所の処理の一部を担うことをマイニングといいますが、マイニングは通常の場合、仮想通貨を取引している人がマイニングツールと呼ばれるアプリをインストールして行います。

しかしマイニングをすると仮想通貨を報酬としてもらえるので、ウイルスを感染させ他人のスマホにも不正のマイニングツールをインストールして、報酬を得ようとするのです。

マイニングツールで仮想通貨を処理するときにCPUというAndroidスマホの部品を使うのですが、不正マイニングツールの場合はCPUに負担をかけすぎてしまうため、Androidスマホが発熱したり、CPUが壊れてしまったりするのです。

この結果、Androidスマホが壊れて使えなくなってしまうこともあります。仮想通貨の不正マイニングツールも、占いや性格診断などのサイトから個人情報を知られてしまうことが多いです。

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Androidでウイルス感染させられる~よくある例~

Androidがウイルスに感染するきっかけはさまざまな事例がありますが、ここからはよくある事例を紹介していきます。

突然「ウイルス感染」を警告するポップアップが表示される

Androidでウイルスに感染したきっかけで最も多いのは、ネットしているときに突然「お使いのAndroidがウイルスに感染しました」などの警告が表示されることです。

Androidで警告が表示されるときにドコモタップしていないのに、バイブレーションが作動することもあります。

この警告はニセモノなのですが、突然出てくる上に警告音が鳴ったり、画面いっぱいに警告が表示されたりするので、ユーザーは慌ててしまいます。その結果、ニセモノの警告の指示に従ってしまうのです。

「Googleセキュリティ」ページの表示

Googleの検索画面

Androidに表示されるニセモノの警告の中には、「Googleセキュリティ」という名義で表示されるものもあります。Googleには有害サイトを検索しない機能などはありますが、ウイルス対策機能はついていません。

ウイルス対策はセキュリティアプリからの表示のみですので、Googleのロゴが入っている警告ですがニセモノです。

指示通りに進むとウイルス対策アプリのインストールページへ

ウイルス対策アプリのインストール画面

ウイルスが検出されたことを伝える警告の指示に従うと、不正なウイルス対策アプリのインストール画面に切り替わります。ニセモノ警告の正体が、不正アプリのインストール誘導のためだからです。

上の画面は信頼できるウイルス対策アプリのインストール画面ですが、不正ウイルス対策アプリもGooglePlayの画面からインストールします。GooglePlayからのインストールだから安全というわけではありません。インストーしないでください。

引き返そうとすると別の警告が

不正ウイルス対策アプリのインストール画面で不信感を感じて「戻る」をタップすると、別の警告が表示されて、また不正ウイルス対策アプリのインストール画面へ戻るように指示されます。

ニセモノの警告なので文面が「このウインドウを閉じないでください」や「まもなくAndroidのデータが破損します」など強い口調でメッセージが書かれています。

引き返せない/アプリへの誘導が続く

ニセモノの警告はネットの閲覧中に警告でアプリのインストール画面へ誘導され、引き返すとまた警告でアプリのインストール画面へ誘導されるという流れを繰り返します

通常のセキュリティアプリでアプリのインストール画面へ誘導することは、アップデートの時以外ありませんし、繰り返ししつこくインストール画面へ誘導することもありません。

このような普通にAndroidスマホを使えなくなる状態が、ニセモノのウイルス検出警告の特徴です。

ウイルス警告の正体は?

Androidのホーム画面

どんなにアプリのインストール画面から引き返そうとしても誘導されてしまう警告の正体は、ウイルスが含まれている不正アプリです。あなたのAndroidスマホをウイルスに感染させて、その対処法として高額なアプリを購入させるのが狙いなのです。

ウイルス感染を知らせる警告画面ではない

ニセモノの警告そのものがウイルスを感染させるためのものなので、ウイルスに感染したことを知らせるものではありません。

ニセモノの警告が表示される場合はあなたのAndroidスマホはまだウイルスに感染していない可能性が高いので、ニセモノの警告が表示されても指示に従わないようにしましょう。

アプリをインストールさせるための広告 ー突然表示される「仕組み」について

安全なWebサイトの画面

ウイルスのニセモノ警告は安全なWebサイトを見ているだけでも、表示されてしまいます。ウイルスはよくアダルトサイトや違法な通販サイトなどに含まれているのですが、最近は安全なWebサイトにもウイルスが含まれていることが多いです。

突然表示される「仕組み」について

安全なWebサイトにウイルスが含まれている原因は、サイトと別のシステムで提供されている部分にウイルスが含まれているからです。サイトそのものは保護された通信で安全でも、そのサイトの一部が安全ではないのです。

配信される広告が原因

Webサイトの広告画面

安全に保護された通信で表示されるWebサイトにウイルスが含まれてしまう原因は、サイトと別のシステムで表示される広告です。

広告はあなたが閲覧したWebページの履歴を参考に表示されます。この広告の仕組みの中にウイルスが含まれている広告が紛れ込み、ランダムで表示されることでウイルスに検出されたというニセモノの警告が表示されてしまうのです。

ウイルスが含まれている広告にタップしなくても、ニセモノの警告が表示されてしまいますので、防ぐのが難しいのが現状です。

この場合の対処法は?

広告ブロックアプリのインストール画面

閲覧結果を反映して表示される広告に含まれているウイルスを防ぐためには、さまざまな対処法があります。簡単にできる対処法は、広告をブロックするアプリをインストールします。

ウイルスが含まれている広告を表示しなければ、Androidスマホに表示されるニセモノの警告を防ぐ効果が期待できます。

ウイルス感染の警告ページは閉じる

ブラウザ画面のタブアイコン

もし万が一ウイルス警告が表示されてしまったら、ニセモノかホンモノか分からなくても画面下の四角いアイコンをタップしてブラウザを閉じましょう。

タブを閉じる画面

四角いアイコンをタップしたら今開いているタブが表示されるので、他のタブで警告が表示されていなくても「すべて消去」をタップしてください。

インストールしてしまったアプリはアンインストールする

「設定」アプリのメニュー画面

もしウイルス警告を真に受けて不正アプリをインストールしてしまった場合は、「設定」アプリを起動してアンインストールしましょう

「アプリと通知」の画面

「設定」アプリを起動したら「アプリと通知」をタップして、そこから「アプリ情報」をタップしましょう。

アプリ一覧の画面

アプリ一覧の画面で不正アプリを探して、アプリの項目をタップしましょう。

アプリの情報画面

アプリの詳細が表示される画面で、画面左上の方に表示される「アンインストール」をタップしましょう。

アンインストールの確認ポップアップ

「このアプリをアンインストールしますか?」というポップアップが表示されるので、「OK」をタップしましょう。

何回も表示される場合の対処法

ウイルスのニセモノ警告の中には、しつこく何度も表示されてしまうものもあります。そういった場合はGoogleChromeのCookieを削除しましょう

Cokieとはある一定の期間内にアクセスしたWebサイトのデータで、すぐにサイドアクセスできるようにAndroidスマホ内に保存されています。このデータが残っているとウイルスが何度も表示されてしまう可能性があります。

アプリ一覧の画面

Cokieを削除する方法は設定アプリから「アプリと通知」をタップし、「アプリ情報」を選択して、「Chrome」をタップします。

ストレージの項目

次に「アプリ情報」から「ストレージ」という項目をタップします。

アプリのストレージ画面

「キャッシュを消去」という緑色のバーをタップして、溜まっているキャッシュを削除しましょう。

キャッシュ削除後の画面

「キャッシュ」という項目で「0B」になっていることを確認できたら、Androidに貯まっていたCokieなどのデータは削除することができました。

繰り返し表示されるサイトの利用をしばらく避ける

ウイルスの警告が表示されるWebサイトが同じなら、そのサイトはしばらく利用しないようにしましょう。原因となるサイトを避けることで、トラブルが回避できます。

ウイルス対策ソフトを導入してみる

セキュリティアプリのインストール画面

もっとも効果的な警告への対処法は、セキュリティアプリをインストールすることです。常にAndroidスマホの安全を守ってくれるアプリを導入することで、ニセモノの警告でウイルスに感染するのを防いでくれます。

Chromeを最新版にアップデートする(Android/PC向け)

GooglePlayのメニューアイコン

ウイルスの警告が出てしまう場合はGoogleChromeをアップデートするために、GooglePlayのアプリを起動して、画面左上にある三本線アイコンをタップします。

GooglePlayのメニュー画面

GooglePlayのメニューが左から表示されるので、アカウント情報の下にある「マイアプリ&ゲーム」をタップしましょう。

マイアプリ&ゲームの画面

「マイアプリ&ゲーム」の画面でGoogleChromeの項目にある「更新」をタップして、アップデートしてください。

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Androidのウイルス感染と警告表示される広告の文章例

ウイルスの警告の正体が不正アプリのインストール誘導の場合は、さまざまな文面が表示されています。ここではニセモノの警告の文面の一部を紹介していきます。

こんな例文は広告かも

正体が不正アプリのインストール誘導をするニセモノ警告には共通した部分があります。例として文面を知っておくことで、ニセモノの警告に正しい対処法をとることができます。

あなたの携帯がウイルスに感染しています

警告の正体が不正アプリのインストール誘導の場合は、危機感をあおるような文面と演出があります。「お使いのAndroidで〇件のウイルスが検出されました」などの内容の場合は、正体が有害なアプリのインストール誘導です。

偽Google あなたのシステムは〇件のウイルスによって、ひどく損なわれています。
偽Google お使いのスマホで〇件のウイルスが検出され、バッテリーが感染/破損していました。
偽Android ご使用の(スマホ機種)は〇件のウイルスに、ひどく感染しています!
偽Android !!警告!!ご使用中の携帯電話は、高度な危険にさらされており、安全対策が取られていません。
偽Android アダルト関連ウェブサイトを閲覧中にご使用の(スマホ機種)が重大なウイルスに感染しました。
発信元不明 警告!あなたのAndroidがウイルスに感染したので、早急の対応が必要です。
偽ブラウザ 与圧あなたの電話!!新しいブースターと清潔剤をインストールして、美しい推力装置を!
偽スマホキャリア 要アップグレード:(スマホ機種)を最新版にアップグレードしてください。
偽セキュリティ 警告:トロイの木馬による攻撃を検出しました。
SingleHop ネットワーク上にあるリモートホストから、害を及ぼす可能性がある〇つのアクションを検出しました。

上記のような警告はニセモノです。ホンモノの警告はセキュリティソフトのポップアップで「〇件の脅威をスキャンしました」などのメッセージが表示されます。そしてセキュリティソフトの機能内でウイルスを駆除できます。

トロイの木馬による攻撃を検出しました

ニセモノの警告で多いのは、トロイの木馬が検出されたという内容のものです。トロイの木馬は有名なウイルスですし、具体的な名前が出れば誰でも慌ててしまうからです。

ただトロイの木馬に関する警告の正体がトロイの木馬を感染させるための誘導なので、気を付けましょう。

Androidでウイルスに感染しないように予防する為の対策

Androidへのウイルス警告の正体は、ウイルスが含まれている不正アプリのインストール画面への誘導です。こうした誘導からAndroidを守るために、8つのやるべきことを紹介していきます。

やるべきことは8つ

Androidがウイルスに感染しないようにするために、できる対処法は8つあります。ポップアップで警告が表示されてから対処法を行おうとすると冷静にできないので、事前にやっておきましょう

アプリは公式のアプリストアから入手

GooglePlayの画面

セキュリティソフトは、GooglePlayから公式アプリのみをインストールしましょう。ウイルスバスターやノートンなどの有名アプリを選ぶと、不正アプリをインストールする危険性がありません。

「Google Play」でも開発者などの情報を確認する

ウイルスバスターの詳細アイコン

公式アプリでもインストールする前に開発者をチェックするために、インストール画面で「詳細」をタップします。

提供元の項目画面

「詳細」画面に「提供元」という項目があるのでコピーして検索するなどして、ここを確認しましょう。

アプリの許可設定を確認

ウイルスバスターのアプリ権限画面

ウイルスバスターなどのセキュリティソフト画面でアプリの権限の「詳細」をタップすると、アプリをインストールした後の許可設定を確認できます。

ウイルスバスターの権限画面

ウイルスバスターの許可はカメラ、位置情報、電話、ストレージ、連絡先などが表示されるので、この中に明らかに不必要な項目がないか確認しましょう。

「便利アプリ」には注意

「コスメが当たるアプリ」「バッテリーの消費量を抑えることができるアプリ」などお得なアプリや便利なアプリは不正アプリである可能性が高いです。開発元が知らない会社の場合は、気を付けましょう。

ウイルス対策ソフトを入れる

確実に正体が不正アプリのインストール誘導の警告を防ぐためには、Android向けのセキュリティアプリをインストールしましょう。

OSのアップデート

AndroidのOSをアップデートすることで、ウイルスを含んでいる警告を防ぐことができます。アップデートは通知からでも、設定アプリからでもできます。

無料Wi-Fiの利用時には注意する

保護された通信の表示画面

無料Wi-Fiを利用するときには無用Wi-Fi自体にキーがあっても、Webサイト名の下に表示されているURLが「保護されていない通信」と表示されているサイトには、アクセスしないようにしましょう。

データをバックアップしておく

Androidがウイルスに感染してしまうと初期化しないといけなくなります。Androidを初期化すると、スマホ内のデータは失われてしまうので、定期的にパソコンにデータのバックアップを取っておきましょう。

Androidのウイルス感染のような事例はiPhoneでもある?

ウイルスのニセモノ警告でスマホが危険にさらされているという報告は、Androidが圧倒的に多いです。iPhoneユーザーはあまり被害に遭っていないのですが、まったくないというわけではありません。

ゼロではないがあまりない

iPhoneでウイルスのニセモノ警告が表示されたという報告はゼロではありません。しかしAndroidの方が圧倒的に多いです。それはiPhoneとAndroidの標準ブラウザが違うから、アプリの配信許可基準が違うからなどの原因があります。

AndroidのほうがiPhoneよりも、アプリの配信基準が緩い傾向にあります。だから不正アプリが多く出まわってしまい、ニセモノの警告でインストールを誘導しているのです。

最後に

いかがでしたか?Androidにもしウイルスの警告が突然表示されたら、まずは一度ブラウザを閉じて冷静に対処法を試してみください。

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