2019年03月28日更新
AndroidスマホをPCから遠隔操作する方法とおすすめのアプリを紹介
Androidスマホの画面をバキバキにしてしまって操作できないなんて場面に遭遇したことはありませんか?今回は画面が割れてしまって操作できなくなった、AndroidスマホをPCから遠隔操作して操作する方法とおすすめ遠隔操作アプリをご紹介します。
目次
パソコンからAndroidは遠隔操作できる
画面が割れてしまったiPhoneを使っている人は町中でよく見かけますが画面がバキバキに割れてしまったAndroidを使っている人ってあまり見かけませんよね?実はAndroidスマホの多くは画面が割れてしまうとタッチ操作すらできなくなってしまうのです。
Androidと異なり、iPhoneだと画面は割れていても操作は問題なくできることが多いのでそのまま使っている方も多いですが、Androidスマホの場合タッチすら効かなくなり使用できなくなってしまうことが多いのです。
画面割れでタッチが効かなくなっても大丈夫
前述の通りAndroidスマホの多くは画面が割れるとタッチ操作ができなくなることが多いです。実はこれにはiPhoneとAndroidスマホの液晶ディスプレイの構造に違いがあります。
iPhoneはガラス面の下にタッチセンサがありますがAndroidスマホの多くの機種ではガラス面とタッチセンサが一体化しています。このため画面が割れるとセンサーも壊れてしまってAndroidスマホ自体のタッチ操作ができなくなってしまうことが多いのです。
でもAndroidスマホが落下など不慮の事故等で突然スマホの画面が割れてタッチ操作ができなくなってしまうと困りますよね?
Androidの場合内蔵メモリに思い出の写真や動画を保存していたら取り出せなくなってしまいます。でも実はあらかじめAndroidスマホにアプリを入れておけばパソコンから遠隔操作でAndroidスマホを操作するやり方があるのです。
今回は遠隔操作のやり方をご紹介します。
Androidスマホには数多くの種類がありアプリによっては相性でリモート操作ができない場合もあります。予め自分のAndroidスマホにあったAndroid遠隔操作アプリを確認しておくことをおすすめします。
リモート操作できるかは端末によって異なる?
Androidスマホの設定や遠隔操作アプリの設定が間違っていた場合はリモート操作ができない場合もあります。予め確認が必要です。
画面共有だけができるアプリも
Androidスマホの機種や遠隔操作アプリによっては画面共有だけできてリモート操作ができないものもあります。せっかくパソコンからつないでいるのにAndroidスマホの画面しか見れないければ意味がありません。
リモート操作できるかはフルコントロールが許可されているかで決まる
Androidスマホはリモート操作アプリを利用することにより、リモート操作や遠隔操作、画面共有が可能です。しかしリモート操作を行える端末は対象のアプリにフルコントロールの権限が与えられているAndroidスマホに限られます。
リモート操作を行うアプリは今回のようにAndroidスマホの操作ができになくなってしまった場合や、使い方のサポートを行うために使われることがほとんどです。
しかし、中には悪意を持って他人のAndroidスマホをリモート操作して個人情報などを盗もうとする人がいることも事実です。
そのため、リモート操作アプリではあらかじめどこまでの操作を許可するか設定しておく必要があります。今回は必要な設定は「フルコントロール」の設定です。
フルコントロールとは?
フルコントロールとは完全にAndroidスマホを操作する権限のことです。例えば画面の共有だけの許可だとせっかくAndroidスマホにリモート接続できても画面を見ることしかできません。
そのため今回のケースではAndroidスマホのフルコントロールの許可が必要です。
Androidの遠隔操作を許可するやり方
遠隔操作アプリによってはインストールした初回起動時にAndroidスマホの設定を変える必要があります。そのやり方をご紹介します。
アプリによってはスマホの設定を変える必要がある
遠隔操作アプリによってAndroidスマホの設定を変更しなければいけない場合は、遠隔操作アプリが許可を求めてきますので「許可」をタップしてスマホの設定を変更します。
また、AndroidスマホによってはAndroidスマホのRoot化が必要な場合もあります。AndroidスマホのRoot化には多くのメリットとデメリットがあります。詳しくは下記リンクをご覧ください。
設定を変えた場合のデメリット
遠隔操作を行うために、Androidスマホの設定を変更した場合デメリットもあります。
外部からアクセスされてしまう場合も
遠隔操作アプリに許可を求められて許可をしたことによって外部からAndroidスマホにアクセスができる状態になります。
リモート操作アプリは悪意のある人が他人のスマホを遠隔操作して個人情報を盗み見ることに使われることがあります。
今回紹介する遠隔操作アプリもネットワーク経由でパソコンからAndroidスマホに接続するので正しくパスワード等セキュリティの設定をしなければ外部からアクセスされて個人情報を盗み見られてしまうことに繋がります。
パソコンからAndroidをリモートで操作できるおすすめアプリ
Androidスマホを遠隔操作するおすすめアプリを3つ紹介します。ご自分のAndroidスマホにあったアプリを予め確認しておくことをおすすめします。
TeamViewer
TeamViewerはパソコンやAndroid端末をリモート操作するアプリです。TeamViewerは世界中で使用されていて操作もわかりやすいのでおすすめです。またTeamViewerの特徴として個人利用目的の場合は完全に無料で利用できます。
今回、Androidスマホをパソコンから遠隔操作するにはTeamViewerHostというアプリをスマホにインストールします。これによって対応端末ではフルコントロールが可能となります。
TeamViewerでのフルコントロールのやり方
まずはじめにTeamViewerHostを遠隔操作したいスマホにインストールします。
TeamViewerHostを起動すると利用できるAdd-Onというメッセージが出てきます。機種によって必要な追加のアプリがありますのでダウンロードをタップします。
遠隔操作するスマホにあった追加のアプリが表示されるのでインストールします。
追加のアプリのインストールが終わったら、再びTeamViewerHostを起動します。起動したら登録をタップします。
登録に必要なメールアドレス、名前、パスワードを設定します。遠隔操作に必要な情報なので忘れないようにしてください。安全な方法で控えをとっておくことをおすすめします。
登録が終わったら、デバイスの割り当てをタップして登録したメールアドレスとパスワードを入力して割り当てをタップします。
割り当てをタップ後にデバイスは~に割り当てられていますと表示されて、登録した名前が表示されればスマホの設定は完了です。
スマホの設定が終わったら、パソコンでTeamViewerの公式サイトへアクセスします。アクセスしたら無料でダウンロードのボタンからパソコン用のTeamViewerのソフトをダウンロードします。
TeamViewerをダウンロードして開くといくつか選択肢があるので、「実行のみ」と「個人/商用以外」を選択して「同意する-実行」をクリックします。
ソフトが起動したら左側にあるアドレス帳のようなアイコンをクリックします。
スマホで登録したメールアドレスとパスワードを入力してサインインをクリックします。
遠隔操作できる端末の一覧が表示されるので遠隔操作したいスマホを選択して、リモートコントロールをクリックします。
クリックするとスマホに接続されてパソコンからスマホの操作が可能になります。また、ホームボタンや戻るボタンも操作できます。
RemoteView
RemoteViewもTeamViewerと同様にビジネスでも利用されて実績のあるアプリですが、こちらはお試し期間が終了すると有料になっていまいます。初回2週間は無料ですがその後は1100円/月必要です。
RemoteViewでのフルコントロールのやり方
RemoteView for Androidをスマホにインストールします。
インストール後に会員登録をタップしてください。
会員登録を行うので必要な情報を入力してください。
会員登録後に次はRemoteView for Android Agentをインストールします。
インストール後に先程登録した会員情報を入力してAgent登録をタップしてください。
これでスマホの設定は終わりです。
ここからパソコンでの作業となりますRemoteViewの公式サイトに会員登録を行ったIDとパスワードを入力してログインします。
ログインすると先程登録したスマホが表示されているので、クリックすると遠隔操作が可能となります。
遠隔操作のビデオがありますので参考にしてください。
AirDroid
AirDroidは設定で許可をしておけばスマホで受け取ったアプリや電話の通知受信、カメラの操作をすべてパソコンから行うことができます。また基本無料で使えて有料会員になることによって、広告の削除やファイルの送受信が可能になります。
AirDroidでのフルコントロールのやり方
まずはスマホにAirDroidをインストールします。
インストールが終わったらAirDroidを開き、サインアップをタップします。
登録に必要な情報を入力してサインアップをタップします。
登録したメールアドレスに認証コードが届きますので、そのコードを入力します。
スマホの設定変更が必要です。アプリに許可を求められるので許可をタップします。
OKをタップして遠隔操作する内容を設定します。
今回はフルコントロールを行いたいので、リモート操作をタップします。
有効な承諾ボタンをタップしてリモート操作を有効にします。
これでスマホの設定は終わりです。
スマホの設定が終わったらパソコンの設定を行いますAirDroid公式ページのダウンロードボタンをクリックします。
WindowsかMac OS自分が使っているパソコンと同じものを選択します。
今回はWindowsで説明を行います。
ダウンロードしたファイルを開いて、次へと同意するをクリックしてインストールします。
インストール後自動的にAirDroidが起動するので、登録したメールアドレスとパスワードを入力してサインインをクリックします。
サインインしたら、双眼鏡のようなアイコンをクリックします。
自分の端末の一覧が表示されるので操作したい端末を選んで、AirMirrorをクリックします。
これでスマホの遠隔操作が可能になりました。
アプリを入れる前に画面が割れてしまったという人は
ここまではスマホが割れて使えなくなる前にアプリを入れておくことを前提に紹介を行ってきましたが、もしかすると読者の中にはすでにスマホが割れてしまっている方もいるかもしれません。
実はAndroidスマホの場合、OTGケーブルと呼ばれるスマホの端子(microUSBやType C)を通常のUSB Aに変換するケーブルがあればマウスで操作が可能です。マウスはパソコンと同じ有線のUSBで接続するものを使います。
この方法ならアプリを入れる前に画面が割れてしまって今回紹介するやり方が使えない場合でもスマホを操作できます。
お困りの場合は画面下に、「Androidスマホにマウスを接続して操作する方法」へのリンクを貼っておきますので参考にしてください。
今回はAndroidスマホの画面が割れてしまって操作できなくなったときのためにパソコンからスマホをリモート操作するやり方をご紹介しました。もし故障時の対策を何もせずにスマホを使っている方がおられましたらこの機会に故障時の対策おすすめします。