2019年07月08日更新
【PayPay】加盟店の手数料は無料?導入費用は?
スマホ決済導入を検討している店舗も多いと思いますが、現在人気のPayPay(ペイペイ)はいかがでしょうか?PayPay(ペイペイ)の加盟店になると手数料は?などPayPay(ペイペイ)の加盟店になるメリットや手数料などの導入費用に関する疑問を解消します。
目次
- 1PayPay/ペイペイとは?
- ・ソフトバンクのキャッシュレス決済サービス
- ・決済方式
- 2【PayPay】キャッシュレス決済導入のメリット
- ・新規顧客&リピーターの獲得
- ・手数料/導入費用の安さ
- ・中国のアリペイの利用も可能
- ・スピード会計が可能
- ・消費税の増税対策
- 3【PayPay】キャッシュレス決済導入のデメリット
- ・キャンペーン期間中にユーザーが殺到する可能性
- ・無料期間後の手数料
- 4【PayPay】加盟店の手数料/導入費用は?
- ・主な費用/手数料
- ・手数料が無料になる条件は?
- ・PayPayの入金サイクル
- 5【PayPay】加盟店申請方法
- ・申請に必要な書類
- ・申請に許認可証が必要な業種
- ・申請手順
- ・本登録の申し込み
- ・審査時間は?
- ・売り上げの入金先のおすすめはジャパンネット銀行
- 6【PayPay】導入方法
- ・初期設定手順
- ・合わせて読みたい!Payに関する記事一覧
PayPay/ペイペイとは?
最近よく聞く【PayPay】(ペイペイ)ですが、PayPay(ペイペイ)がを知っていますか?PayPay(ペイペイ)とはスマホで利用可能な電子決済サービスです。
最近では特に電子マネーやスマホ決済サービスが推進され、多くの種類のスマホ決済サービスが開始されていますし、スマホで決済できるサービス加盟店が増えています。
ソフトバンクのキャッシュレス決済サービス
PayPay(ペイペイ)は、ソフトバンクのキャッシュレス決済サービスと認識している方も多いと思いますが、PayPayは「Yahoo!」と「ソフトバンク」の合弁会社、「PayPay(ペイペイ)株式会社」が運営している電子決済のサービスです。
決済方式
他のスマホ決済サービスでもおなじみですが、PayPay(ペイペイ)では決済方法が【ユーザースキャン方式】と【ストアスキャン方式】の2種類あります。
ユーザースキャン方式
PayPay(ペイペイ)では、ユーザースキャン方式という決済方法があります。ユーザースキャン方式はPayPayのユーザー側が、加盟店のQRコードやバーコードを読み取り、金額を入力して決済を行います。
PayPay(ペイペイ)を起動して「スキャン」もしくは「支払い」から、バーコードリーダーで店舗のORコードなどを読み取ります。
ユーザースキャン方式は、店舗側でバーコードなどの読み取り機を導入する必要もなく、QRコードをレジ横に立てかけてあるだけ、初期費用も全く掛からないためユーザースキャン方式の方が導入しやすいことが選ばれる理由です。
ストアスキャン方式
PayPay(ペイペイ)でのストアスキャン方式での決済方法とは、PayPayを起動させユーザー側のバーコードやQRコードを、加盟店側がスキャンして決済を行います。
【PayPay】キャッシュレス決済導入のメリット
最近人気のPayPay(ペイペイ)は、使用しているPayPayユーザー側のメリットが大きいことで知られていますが、人気なのはユーザー側だけではありません。
PayPay(ペイペイ)など人気のスマホ決済サービスをお店に導入する、加盟店舗になることにも多くのメリットがあります。PayPayの加盟店になる場合のメリットを紹介します。
新規顧客&リピーターの獲得
PayPay(ペイペイ)は、他のスマホ決済サービスよりもユーザーが多いことでも知られていますが、このユーザーの多いPayPayの加盟店になることで、店舗側へのメリットがあります。
多くのユーザーがいるペイペイを導入することで、【PayPay(ペイペイ)が使えるから】という理由で新規の来店があったり、リピーターになる可能性が上がるというメリットがあります。
手数料/導入費用の安さ
PayPay(ペイペイ)の加盟店になることで気になるのは、初期費用などの導入にかかる手数料についてだと思います。店舗の運営で手数料は無視できない重要な問題です。
しかしPayPay(ペイペイ)では、手数料などの導入費用がほとんどかからず、現在は基本的には手数料などは無料で加盟店になることが可能です。手数料無料でPayPayを導入できるということは、店舗にとっても大きなメリットです。
中国のアリペイの利用も可能
PayPay(ペイペイ)の加盟店になると、同時に中国のスマホ決済サービスの「アリペイ」も利用可能になるというメリットがあります。
中国ではアリペイなど電子マネーやスマホ決済サービスが浸透し、どこに行ってもスマホ決済が主流です。その中でもアリペイが人気のため、アリペイの導入にはメリットが大きいと言えます。
アリペイは中国だけでなく、台湾や香港など多数のユーザーをもつスマホ決済サービスです。アリペイが導入できることによって、アリペイユーザーを獲得することができます。
中国の観光客も年々増加している現在では、ペイペイとアリペイが使えるということは、店舗にとっても強みになります。
スピード会計が可能
PayPay(ペイペイ)に限ったことではないですが、電子マネーやスマホ決済サービスを利用すると現金の出し入れの時間を省くことができ、会計をスピーディーに行うことができます。
店舗での作業時間の削減はメリットのひとつですし、現金の出し入れがなくなることによって、おつりの間違いなどお金に関するミスをなくすことができるのもメリットです。
消費税の増税対策
消費税の増税に伴ってキャッシュレス決済対して、国が5%の補助金を出す消費者還元事業が始まります。PayPayの還元と、事業による還元を合わせると増税前よりお得にお買い物が可能になります。
このためPayPay(ペイペイ)をはじめとする、ユーザーが多いキャッシュレス決済の加盟店舗になることで、利用者の増加につながると期待されています。
【PayPay】キャッシュレス決済導入のデメリット
PayPayなどのキャッシュレス決済の導入は、これから先を考えるとメリットの多い決済方法ですが、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておく必要があります。PayPay(ペイペイ)を導入する際のデメリットについて考えてみました。
キャンペーン期間中にユーザーが殺到する可能性
このPayPayの還元キャンペーンは、ドラッグストアやコンビニなどの利用店舗を限定して行われたり支払金額に応じて行われるもので、ペイペイ人気の要因でもあります。キャンペーン期間にその店舗にユーザーが殺到する恐れがあります。
キャンペーン期間中にPayPay(ペイペイ)ユーザーが殺到した場合、うまく対応できないとお店のマイナスイメージにも繋がり兼ねないため、還元キャンペーンに対しては人員確保などしっかり準備が必要です。
無料期間後の手数料
現在ではPayPay(ペイペイ)を導入している加盟店では、手数料など導入に関する費用は実質【無料】です。しかしこれは期間限定のもので、手数料のことは考えておかなければなりません。
無料期間が終了した場合にかかる手数料などは気になるところですが、現在手数料の金額も出ているわけではないですし、手数料の無料期間が延長になる可能性もあります。
いつから手数料などの費用が発生するのか、手数料はいくらなのかなども未定の状態ですが、いつかは手数料など何かしら手数料が発生することは理解して、手数料を含めて導入を検討するのが良いと思います。
【PayPay】加盟店の手数料/導入費用は?
現在でのPayPay(ペイペイ)の、加盟店舗側にかかる手数料や導入費用などに関して、どのような手数料があるのかという、手数料の種類と実際の手数料などの金額について調べてみました。
主な費用/手数料
PayPay(ペイペイ)を導入する場合には、ある一定の手数料がかかることになるのは確実です。今は無料でも手数料のことはしっかり調べてから加盟するのがおすすめです。
初期導入費
PayPay(ペイペイ)では、加盟店にかかる手数料のひとつとして初期導入費があります。初期導入費は無料です。ちなみに同時に導入できるアリペイも無料です。
いつまでこの手数料が無料なのかと言ったことはまだわかりませんが、今現在は初期導入費をかけずにペイペイの加盟店になることができます。
月額固定費
PayPay(ペイペイ)は、月額での利用料などの固定費がかかることもありません。月額固定費も特に無料期間などの指定もなく、アリペイに対してもこの手数料も同じく無料です。初期導入費同様にしばらくは無料で利用できると思います。
決済手数料
PayPay(ペイペイ)のユーザースキャン方式を選択している加盟店は、決済手数料は現在は無料で利用することができます。
ユーザースキャン方式の加盟店のみ2021年9月30日まで期間限定で決済手数料は無料です。ちなみにアリペイの決済手数料は2020年9月30日までの期間限定で無料です。
入金手数料
PayPay(ペイペイ)で利用された金額は指定口座に入金されるシステムですが、この入金手数料も2020年6月30日までは期間限定で無料です。
手数料が無料になる条件は?
PayPay(ペイペイ)の加盟店舗になるにあたって、現在では実質「無料」で導入することができますが、無料になるための条件などはあるのか、無料で利用するための条件を考えてみました。
PayPayを利用する場合に、全ての手数料が無料にするにはある程度の条件があります。条件としてはユーザースキャン方式を選択することです。
ユーザーが読み取りをしてくれて、金額も入力しなければならないユーザースキャン方式であれば、決済システムを利用する手数料などはかからないので、無料で利用する条件の一つと言えます。
しかし多くの店舗はPayPayのユーザースキャン方式を選択しています。何かほかに手数料が無料になる条件は存在するのか調べてみました。
無料になるのは「期間限定」
基本的には手数料が無料になる条件などは特にありません。条件と言えるものがあるとすれば、【現在の無料は期間限定】というのが条件となります。
PayPay(ペイペイ)を利用するのは、ユーザー側も加盟店側もメリットがありますが、手数料は永年無料で利用できるということではありません。現在は期間限定で無料でもいつか必ず手数料などはかかります。
オリンピックなども関係しますが、キャッシュレス決済の決済の推進が強化されている今だからこそ、期間限定で手数料無料で導入ができます。
期間限定の無料が終了し手数料などの費用が発生する場合には、再度手数料などの金額や条件によっても考えなおすこともできますし、期間限定の手数料無料の間はPayPayを導入するというのも悪いことではありません。期間限定を逆に利用しましょう。
PayPayの入金サイクル
加盟店であればPayPay(ペイペイ)の入金サイクルは把握しておかなければなりません。ペイペイでの入金サイクルは2パターンあり。複合的に入金されます。
ひとつは締め日に関係なく累計金額が1万円以上になると、ジャパンネット銀行は翌日、その他の銀行は翌々日に入金されます。このシステムに月末締めを加え、月末締めは累計金額に関係なく必ず入金が行われます。
【PayPay】加盟店申請方法
PayPay(ペイペイ)の加盟店に申請する方法を紹介します。ペイペイの加盟店として申請するには、いくつか準備する書類が必要で、ペイペイの加盟申請にはいくつかの方法があります。申請しやすい方を選択しましょう。
申請に必要な書類
PayPay(ペイペイ)の加盟店への申請には書類が必要になりますが、多くの書類を準備する必要はありません。
- 法人:登記簿謄本または登記事項証明書
- 個人事業主:本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
申請に許認可証が必要な業種
PayPay(ペイペイ)の加盟店への申請では、業種によっては許認可証が必要になります。
業種 | 許認可証 |
運転代行業 | 自動車運転代行業認定証 |
旅行代理店 | 旅行代理店 |
鍼灸院・治療院・接骨院・整骨院 | 開設届出済証明書 |
医療・法律相談 | 資格認定証/登録証 |
中古品・リサイクル品・古物の取扱 | 古物商許可証 |
申請手順
PayPay(ペイペイ)の簡単な申請手順を紹介します。自分のやりやすい方法を選択することができます。
Webサイトからの申請
PayPay(ペイペイ)の申請は、Webサイトから申請を行うことができます。Webサイトで「加盟店申し込みをする」をクリックします。
フォームに必要事項を入力して申請を行います。
電話からの申請
PayPay(ペイペイ)のサポートセンターへの電話による申請も可能です。
0120-957-640【10:00〜19:00(メンテナンス日を除く)】
アプリからの申請
PayPay(ペイペイ)の加盟店申請はアプリからも行うことができます。アプリの「アカウント」をタップします。
いちばん下の「その他」をタップします。
その他のメニューの「加盟店に登録」をタップします。
必要事項を登録しましょう。
本登録の申し込み
PayPay(ペイペイ)では審査を通過すると本登録を行うことができます。ペイペイの本登録を紹介します。
法人の場合
法人の場合にはPayPay(ペイペイ)の申請に際して準備した、登記簿謄本または登記事項証明書を提出する必要があります。Webサイトからの本登録では書類をアップロードできるようになっています。
個人事業主の場合
個人事業主の場合には、本人確認ができる書類をアップロードなどで提出します。
審査時間は?
PayPay(ペイペイ)を申請すると、審査に入ります。審査の時間は前後する場合もありますが、約1週間程度と考えておきましょう。
売り上げの入金先のおすすめはジャパンネット銀行
PayPay(ペイペイ)の売り上げの入金先におすすめなのはジャパンネット銀行です。なぜジャパンネット銀行なのか、おすすめの理由があります。
おすすめの理由
PayPay(ペイペイ)の入金先にジャパンネット銀行がおすすめなのは、ひとつはペイペイの手数料の問題です。入金手数料は、他の銀行よりもジャパンネット銀行の方が無料期間が長く設定されています。
もう一つのおすすめの理由は、ジャパンネット銀行以外の入金は翌々日ですが、ジャパンネット銀行は翌日入金です。手数料無料期間も長く翌日入金という、お得で便利なのがジャパンネット銀行です。
ジャパンネット銀行の口座がない場合には、加盟店の申請準備の際にジャパンネット銀行の口座を入金用としてあらかじめ作成するのがおすすめです。
【PayPay】導入方法
PayPay(ペイペイ)の加盟店としての本登録が終了したら、いよい店舗に導入する準備を行いましょう。PayPayの店舗への導入方法を紹介します。
初期設定手順
PayPay(ペイペイ)の店舗への導入方法では、審査を通過した店舗が利用することができる、加盟店向けのツール「PayPay for business」を利用して初期設定を行います。ここで、店舗の写真やブランドロゴ、営業時間などを入力します。
PayPayの運用方法/使い方
加盟店専用の「PayPay for business」を利用すると、売り上げ確認だけでなく入金処理や口座の変更なども行うことができます。
QRコードを設置
準備が終了したら「PayPayコードキット」で、店頭にPayPayのQRコードを設置するだけです。簡単にキャッシュレス決済を導入することができますし、支払も簡単です。加盟店側もユーザー側にもメリットがあります。