動画ファイルサイズを軽くできる(圧縮)オンラインツール5選!
動画ファイルサイズを軽くできる無料の(圧縮)オンラインツールがあるのをご存知ですか?ブラウザ上で様々なフォーマットの動画ファイルを圧縮して軽くすることができます。今回は無料の動画圧縮オンラインツールを特徴や使い方の手順などを踏まえてご紹介します。
目次
動画ファイルサイズを軽くする方法~フォーマット変換~
動画ファイルのサイズを軽くする方法はご存知ですか?動画ファイルの変換には基本的にファイルのサイズの圧縮が必要になります。そして動画ファイルサイズの圧縮には3つの方法があります。
フォーマット変換、動画解像度の変換、ビットレート/フレームレートの変換です。あなたが動画を変換するときには、まずこの中のうちどの方法が一番適しているのかを考える必要があります。
そしてその目的別に動画ファイル圧縮のオンラインツールを選ぶのが正しい手順です。
今回は「ファイルサイズは小さくしたくても、動画は綺麗なままがいいから、このツールにしよう」というように動画ファイルの圧縮に関する基礎知識からオンラインツール選択に至るまでの正しい手順をご紹介します。
AVI/WMV/FLV/MKVファイル形式の圧縮
動画ファイルを圧縮する方法として動画ファイルのフォーマットを変換する方法があります。フォーマットとは形式のことで、よく目にするものとしてMP4の他にAVI/WMV/FLV/MKVなどが挙げられます。
正直MP4であれば汎用性も高く、ファイルサイズも比較的小さいので変換の必要性はあまり感じられません。ですがAVIはフォーマットの特徴として動画を圧縮しないことがあるので、ファイルサイズは非常に大きいです。WMV逆に動画をかなり圧縮します。
このように動画ファイルのフォーマットには様々な特色があります。動画ファイルを圧縮するなら、もとの動画ファイルがどんなフォーマットか、どのフォーマットに変換したいかを考えてから変換する必要があります。
とはいっても動画ファイルのフォーマットは無数にあるので、自分の圧縮したい動画ファイルのフォーマットを調べて、どのフォーマットに変換するか吟味するようにしましょう。
変換後に圧縮完了
動画ファイルのフォーマットをより小さいサイズのものに変換できたら動画ファイルの圧縮完了です。圧縮してみて予想通りの動画の質、サイズにならなかったときは色々なフォーマットで試してみるのがおすすめです。
動画ファイルサイズを軽くする方法~動画解像度の変換~
動画ファイルを圧縮して軽くする方法に動画解像度の変換が挙げられます。
解像度の変換
動画ファイルにおける解像度とはフルHD(1920×1080)、HD(1280×720)、SD(680×480)が例として見られる動画の質のことです。
動画は画像が連続したものであるので、1枚1枚の画像の解像度を下げることにより、動画ファイルを圧縮することができます。
小さい解像度に変換する事で圧縮可能
より小さい解像度に変換すればするほど、動画ファイルも圧縮されます。しかし、当然解像度を下げるというのは画質の劣化に繋がります。画像は鮮明さを失い、輪郭や色は省略されてしまいます。もとの映像次第では劣化があまり気にならないものもあります。
例えばその動画が音声メインであるもの、静止画メインであるもの、アニメのようなもともと色の情報が少ないものでれば、画質の劣化はそこまで気にはなりません。解像度は圧縮効率でいえばかなり高いですが、その分動画の変化も激しいです。
圧縮する動画ファイルの必要な解像度を把握して、解像度の変換をするようにしましょう。
動画ファイルサイズを軽くする方法~ビットレート/フレームレート変換~
動画ファイルを圧縮してサイズを軽くする方法としてビットレート/フレームレート変換が挙げられます。
ビットレート/フレームレートの変換
ビットレートとは単位としてbps(bits per second)と表示されるものです。1秒ごとの動画の情報量を示した数値となります。ビットレートの大小は解像度の大小と同様に、画質の劣化に繋がります。
あくまでビットレートは1秒ごとの情報量という観点から動画の質を変換するものになります。フレームレートは単位としてfps(frames per second)と表示されるものです。これは1秒ごとの画像の枚数のことです。
例として30fpsでは1秒に30枚の画像、60fpsでは1秒の60枚の画像が使われているということです。これによって動画のファイルサイズが大きくなることは言わずもがなですが、動画自体の変化としては動画の滑らかさに反映されます。
ファイルサイズの圧縮
動画ファイルを圧縮する際はビットレート(1秒あたりの情報量)とフレームレート(1秒あたりの画像枚数)をどれだけ必要か考えてみましょう。
とにかく画質が綺麗であればいいのならフレームレートを下げるのが良いですし、汚くてもいいから滑らかな映像が良いのであればビットレートを下げると良いです。
動画ファイルサイズを軽くするオンラインツール5選紹介
それでは実際に動画ファイルを小さく圧縮できるオンラインツールを見ていきましょう。動画圧縮のオンラインツールはなかなか使い易いものがなく、その中から厳選したものになります。
また、オンラインのツールを使う際は動画ファイルを一度オンラインのインターネット上にアップロードする必要があります。セキュリティ面では少し心配なところもあるかと思います。
そのため後半にはフリーソフト、有料ソフトもご紹介します。環境によりますが、オンラインよりもソフトの方がセキュリティ面や機能性は高いです。
VideoSmaller
動画圧縮できるオンラインツールとしてVideoSmallerが挙げられます。オンラインのブラウザ上で使用でき、動画ファイルをアップロードすることによりオンラインで圧縮した動画をダウンロードすることができます。
特徴/手順/使い方/フォーマット対応
実際にVideoSmallerを使ったオンラインでの圧縮方法を見ていきます。まずは圧縮したい動画ファイルを選択します。「閲覧する」をクリックしてエクスプローラーから動画を選択しましょう。
次に画質をできるだけ保ってくれる設定があります。任意でチェックを入れましょう。有効にした場合では普通に圧縮した時と比べて大きくなってしまうので注意してください。
解像度を選択します。解像度の縮小はしてほしくない場合、選択せず「縮小しないでください」のままで大丈夫です。
音声の削除機能もついています。音声データが消えるのでよりファイルサイズが軽くなります。こちらも任意でチェックをを入れるようにしましょう。
最後に「動画をアップロード」をクリックで変換開始です。これでVideoSmallerを使ったオンラインでの動画圧縮は完了です。対応フォーマットは MP4、AVI、MPEG、MOVの動画ファイルです。
価格は無料
VideoSmallerは完全無料の動画圧縮のオンラインツールとなっています。
OnlineConverter
動画圧縮できるオンラインツールとしてOnlineConverterが挙げられます。OnlineConverterは様々なファイルの変換に対応しており、動画だけでなく音楽や画像の変換にもお使いいただけます。
特徴/手順/使い方/フォーマット対応
OnlineConverterの特徴として、簡単に使えて細かい設定までできます。実際の圧縮方法を見てみましょう。まずOnlineConverterにアクセスします。
右上にある「Video Converter」が動画圧縮のツールです。ここから動画ファイルのフォーマットを選択して「Go」をクリックします。
次の画面では動画ファイルのアップロードと圧縮する際の細かい設定ができます。「Start coversion」で変換開始です。
価格は無料
OnlineConverterは無料で使えるオンラインの動画圧縮ツールです。
Zamzar
オンラインの動画圧縮ツールとしてZamzarが挙げられます。
特徴/手順/使い方/フォーマット対応
特徴としては3ステップで動画圧縮ができるところです。使い方はZamzarのサイトで「Add Files...」をクリックして動画ファイルを選択します。
圧縮したいフォーマットを選択します。最後に「Covert Now」をクリックして変換完了です。
価格は無料
Zamzarは基本無料でお使いいただけますが、動画サイズが大きすぎる場合は有料会員の登録が必要になります。
メディアコンバート
メディアコンバートは様々な動画圧縮ソフトを紹介するサイトです。
特徴/手順/使い方/フォーマット対応
メディアコンバートで取り扱うのはオンラインツールでなく、ソフトになります。オンラインの圧縮ツールの使用に抵抗を感じる方はこちらのソフトから選んでみると良いです。
価格は無料
表示されるソフトは基本無料のものです。各ソフトのサイトにてダウンロードしましょう。
filmora
filmoraは高機能な動画圧縮ソフトです。
特徴/手順/使い方/フォーマット対応
中国企業が開発している動画圧縮ソフトで、非常に使い易く便利なソフトとなっています。
価格は有料
作りがしっかりしており、高機能なためこちらのソフトは有料となっています。filmora公式サイトから無料の試用ダウンロードがあるようなので、まずはそちらを使ってみることをお勧めします。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は動画ファイルサイズを軽くできる(圧縮)オンラインツールを5つご紹介いたしました。動画ファイルを圧縮するのは通常ではソフトを利用した方が素早くできます。
しかし、出先やスマホからでは中々ソフトやアプリの導入はできません。また頻繁に使わない場合は余計なソフトは極力入れたくないのではないでしょうか。そういったときにこの動画ファイル圧縮のオンラインツールを活用してみてください。