2019年11月17日更新
「VScode」が使いやすくなるおすすめ拡張機能8選!
VScodeは、拡張機能をインストールすることにより、プログラミングやコーディングを効率的に使うことができるようなります。どのような拡張機能をVScodeにインストールすると便利なのか、その特徴を含め初期設定時の便利な設定内容とともに解説していきます。
目次
- 1「VScode」の拡張機能とは?
- ・プログラミング/コーディング作業を効率化する便利な機能のこと
- 2「VScode」が使いやすくなるおすすめの設定方法
- ・おすすめの初期設定の手順
- 3「VScode」が使いやすくなるおすすめ拡張機能~表示拡張系~
- ・Japanese Language Pack for Visual Studio Code
- ・Bracket Pair Colorizer
- ・Color Highlight
- ・EvilInspector
- ・Trailing Spaces
- 4「VScode」が使いやすくなるおすすめ拡張機能~機能拡張系~
- ・Auto Rename Tag
- ・Auto-Open Markdown Preview
- ・Bookmarks
- ・Clipboard Ring
- ・合わせて読みたい!プログラミングに関する記事一覧
「VScode」の拡張機能とは?
Microsoftによって開発された、プログラミングやコーディングなどに利用できる無料のソースコードエディタであるVScodeは、様々なプログラミングコードに対応しているため、利用している人も多いでしょう。
そのVScodeを利用するにあたり使うと便利なのが拡張機能です。
プログラミング/コーディング作業を効率化する便利な機能のこと
VScodeの拡張機能とはプログラミングやコーディングを行っていくうえで便利な追加機能を指します。作業の効率化を行うことができるため、VScodeがより便利で使いやすくなる機能を追加することができます。
拡張機能は、VScode左側のメニューの四角が4つ並んでいるマークから確認や検索、インストールが可能です。
「VScode」が使いやすくなるおすすめの設定方法
さて、VScodeの拡張機能を追加する前に、VScodeでのプログラミングやコーディングが効率的に使いやすくなるおすすめの設定方法の説明から始めます。
プログラミングやコーディング時にもたいへ便利な設定ですので、VSCodeで利用すると思われる設定だけでも反映しておくと役に立つこと間違いなしです。
おすすめの初期設定の手順
VScodeのおすすめの初期設定方法ですが、まず[Ctrl(MacはCommnd)]+[Shift]+[P]を押してコマンドパレットを表示させ、「>open settings json」と入力してください。
いくつか項目が表示されますので、そのうちの「Preference : Open Settings(JSON)」(基本設定:設定)を開きます。
下記のコードを、ここの一番下の、「}」の前に貼り付けましょう。
"editor.formatOnSave": true, "editor.formatOnType": true, "emmet.triggerExpansionOnTab": true, "workbench.editor.enablePreview": false, "editor.tabSize": 2, "editor.minimap.enabled": false, "editor.hover.enabled": false |
コピペ前に記載されているものがあれば、その一番最後に記載されていた部分の後ろに「,(コンマ)」を付け足すのを忘れないようにしましょう。エラーが表示されてしまいます。
なお、不要なものは後述の説明を参考にして削除してもらえれば問題ありませんが、一番最後の行には「,(コンマ)」を入れないようにだけ注意してください。
自動整形機能の追加
"editor.formatOnSave": true, |
これは、VScodeでファイルを保存する時に、自動的にコードを調整してくれる機能になります。インデントなどがずれている場合、自動で調整してくれる便利な機能です。
"editor.formatOnType": true, |
上記画像のように、ばらばらになっていたものが綺麗に直ります。これがVScodeでタイプ(入力)時にコードを自動で調整してくれる機能です。コードの区切りを入力すると、自動で整形されます。
TabキーでEmmet展開する
"emmet.triggerExpansionOnTab": true, |
これはEmmetを利用する際のオプションとして、Tabキー押下でEmmetを利用できるようになる便利な設定です。Emmetを頻繁に使用する方は特に重宝する設定方法と言えます。
常に新しいタブで開く設定
"emmet.triggerExpansionOnTab": true, |
このコードは、VScodeでファイルを開いたときに、常時新規タブで開くよう設定することができるものです。
中身の変更を加えなければ、表示されているタブの内容が新しく開いたタブに上書きされてしまうため、それを防ぐことができる分、人によっては重宝する設定方法です。
Tabサイズの切り替え設定
"editor.tabSize": 2, |
VScodeでコーディングなど行う際に利用するTabでのスペース入力時、そのスペースの大きさを変更することができるのが上記のコードです。
デフォルトは4(半角スペース4つ分)になっているため、変更したいと思う人は数字を大きくしたり小さくしたりすることも可能となっています。
ミニマップの非表示にする手順
"editor.minimap.enabled": false, |
VScodeでエディター右側に表示されているミニマップを非表示にしたい場合に上記コードを利用します。
ミニマップはとても長いコードを利用している時には重宝するものですが、それ以外だと利用機会も低いため、利用するとき以外は非表示にしておくと良いでしょう。
タグをホバーした時の説明非表示設定
"editor.hover.enabled": false |
VScodeでは、タグをマウスでホバーした際、そのタグに関する説明文が表示されます。そのデフォルトの設定を解除して非表示にするのが上記コードです。
「VScode」が使いやすくなるおすすめ拡張機能~表示拡張系~
さて、VScodeの初期設定の説明も終わりましたので、ここからはVScodeでのプログラミングやコーディングが使いやすくなる拡張機能について説明していきましょう。
VScodeの拡張機能の利用方法は、拡張機能の説明と一緒にリンクがありますので、そこからインストールを行う形でVScodeに反映させることとなります。
Japanese Language Pack for Visual Studio Code
まず最初に紹介するのは「Japanese Language Pack」です。日本人であればVScode利用時に必ず入れたい各緒機能です。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
この拡張機能は、VScodeの表示がデフォルトで英語になっているのを日本語表記にする拡張機能になります。インストール後、一度VScodeを再起動しなければなりません。
再起動しても英語表記になっている場合は、コマンドパレットから設定を変更しましょう。コマンドパレットを開いて([Ctrl(MacはCommnd)]+[Shift]+[P])、「>Configure Language」と入力してください。
言語の選択肢に「ja」(日本語)が増えますので、「ja」をクリックして日本語に変更しましょう。VScodeを再起動すれば、今度こそ日本語表記に変更されます。
Bracket Pair Colorizer
次に紹介するのは「Bracket Pair Colorizer」という拡張機能です。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、SCSSやjsでカッコが多くなり、どれがどれに対応するか分からなくなった時に重宝する拡張機能です。
開始と終了を線でつないでくれるほか、カッコごとに色分けをしてくれるため、対応するものを探す際、視認性が高くなることにより楽になるため効率的な利用が可能となります。
デフォルトで対応しているカッコは()、{}、[]の3種類ですが、他のカッコを設定で追加することもできます。
Color Highlight
次に紹介するのは「Color Highlight」という拡張機能になります。コーディング時に特に便利な各緒機能です。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、カラーコードやRGBの箇所を、その色を可視化して分かりやすくしてくれます。VScodeではデフォルトでカラーコードなどの横に色のついた四角が表示されますが、より色が分かりやすくなります。
EvilInspector
次に紹介するVScodeの拡張機能は、「EvilInspector」と呼ばれるものです。こちらもコーディング時などに表示が分かりやすくなるものです。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、コード上にある全角スペースを分かりやすくしてくれるものです。
コーディングしたタグ内にスペースを利用している場合、半角スペース2つなのか全角スペース1つなのかの判断が分かりにくいため、そういった意味で可視化できる拡張機能と言えます。
Trailing Spaces
次に紹介するのは「Trailing Spaces」というVScodeの拡張機能です。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、行末のスペースを分かりやすくしてくれるものです。
プログラミングやコーディングを行っているといつの間にか行末に余分なスペースが入ること、改行したまま忘れて不要なスペースが入ることなどがあり、それの有無は簡単に見ることができませんが、この拡張機能があれば可視化が可能となります。
拡張機能の設定変更を行うことで、保存する際にそのスペースを削除してくれます。拡張機能の歯車マークから「拡張機能の設定を構成します」を開けば設定画面になりますので、そこで「Trailing-spaces:Trim On Save」にチェックを入れれば設定できます。
「VScode」が使いやすくなるおすすめ拡張機能~機能拡張系~
これまではVSCodeの表示関係の拡張機能の説明を行ってきましたが、ここではVSCodeを効率よく使いやすくなる機能方面の拡張機能になります。こちらの拡張機能もリンク先からインストールするという方法で利用することができます。
Auto Rename Tag
まず紹介するVSCodeの機能系の拡張機能は「Auto Rename Tag」です。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVSCodeの拡張機能は、開始タグを編集すると終了タグも自動的に同時編集してくれる拡張機能です。
例えば「<strong>てすと</strong>」の内容を「<em>てすと</em>」にしたい場合、開始タグである<b>を<u>に編集すると、終了タグも自動的に</strong>から</em>になるといった形です。
HTMLタグを利用する際に効率的な利用ができるようになる便利な拡張機能になります。
Auto-Open Markdown Preview
次に紹介するのは「Auto-Open Markdown Preview」というVScodeの拡張機能になります。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、マークダウンファイル(拡張子.md)を開くと、自動的にプレビュー画面を表示してくれるものになります。
マークダウンファイルを開いたときに画面を分割して利用していると、片方の分割画面のタブがすべて閉じられてしまう点にだけ注意してください。
Bookmarks
次に紹介するのは「Bookmarks」というVScodeの拡張機能になります。長いプログラミングやコーディングを行っている際に重宝する拡張機能です。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、行ごとにブックマークを付け、ショートカットキーを用いてそこへ移動することができるというものになります。
長いコードを目的の場所まで移動するのは、場合によっては非効率なことになりかねませんので、それを防ぐことができる画期的な拡張機能と言えます。
なお、デフォルトで設定されているショートカットキーは下記の通りとなります。
ショートカットキー | 動作内容 |
---|---|
Win:[Ctrl]+[Alt]+[K] Mac:[Command]+[Option]+[k] |
ブックマークの作成 |
Win:[Ctrl]+[Alt]+[L] Mac:[Command]+[Option]+[l] |
次のブックマークへ移動 |
Win:[Ctrl]+[Alt]+[J] Mac:[Command]+[Option]+[j] |
前のブックマークへ移動 |
Clipboard Ring
VScodeに関わらずあったら楽なのがクリップボードです。このVScodeの拡張機能も、クリップボード関係のものになります。インストールは下記リンクから行ってください。
特徴
このVScodeの拡張機能は、エディター上でコピーや切り取りを行ったテキストをクリップボードに保存し、それを自由に出すことができるものになります。初期設定では10件の保存が可能です。
貼り付ける際は[Ctrl]+[Shift]+[V](Macの場合は[Command]+[Shift]+[V])で最期にコピーしたテキストを貼り付けし、そのショートカットを繰り返すことでクリップボードの履歴をさかのぼることができます。