iTunesで取り込むCDの音質を変更して高音質で音楽をインポートする設定方法

iTunesでCDをインポートする際は、CDよりも音質が下がってしまうことがありますが、設定で音質が下がらないように変更することが可能です。この記事ではiTunesでのCD音源のインポート設定のやり方を詳しく解説していきます。

目次

  1. 1iTunesでダウンロードした音楽は音質が悪いの?
  2. そもそもiTunesって?
  3. ビットレートが256kbps
  4. AAC形式
  5. CDの音質には劣る
  6. 圧縮音源にすると容量は小さくなる
  7. 2初期設定の段階でCDを取り込むとどうなる?
  8. 圧縮される
  9. ビットレートが256kbpsに下がる
  10. 3iTunesの取り込み設定をする方法
  11. 設定を開く
  12. 各エンコーダーの説明
  13. 4iTunesのおすすめ取り込み設定
  14. 容量を節約したい人向け
  15. 音質を重視したい人向け
  16. 5CDをセットした時の確認画面なしでインポートさせる
  17. 6iTunesを便利に活用しよう

iTunesでダウンロードした音楽は音質が悪いの?

音楽に詳しい人から「iTunesでダウンロードした曲なんか音質が悪いからさ~」なんて話を聞いたことがありませんか?普段音質なんて気にしていなければ、そんな風には思えないかもしれません。

でも、本当にiTunesの音楽データは音質が悪いのでしょうか?

そもそもiTunesって?

iTunesとは、Apple社が無料で提供している音楽データの管理・再生ソフトです。

このiTunesはCD-ROMから音楽データを取り込む機能(インポート)が備わっているので、iTunesで購入やレンタルしたCDから音楽を取り込む方も多いでしょう。

でもちょっと待って!その取り込む方法はちゃんとあなたの用途に合っているものでしょうか?初期設定のままだと、あなたの用途には合っていないかもしれません。

iTunesでは取り込む(インポート)ときの音楽データ形式やビットレートの変更が可能です。これにより音質や容量が変わってくるため、それにより、「iTunesでダウンロードした音楽の音質は悪い」と感じる原因となっています。

しっかり設定や各項目を理解していれば、音質の問題をクリアし、楽しくiTunesを利用することが可能です。何より、iTunesはとても便利なソフトウェアですから、使わないのはもったいない!

それらも踏まえて、この記事で解説していきたいと思います。

ビットレートが256kbps

iTunesでダウンロードした音楽は、初期設定ではAACという圧縮された形式の256kbpsの音源になります。

256kbpsの音質はCD音源には劣りますが、そこまで悪い音質ではありません。ポータブルプレーヤーで聞く分には十分と言う人もいます。

ただ、感じ方は人それぞれですし、大きなスピーカーなどで音楽を大音量で流す場合には、「なんだか音質が悪いような…?」と感じてしまう人もいるかもしれません。

そもそもkbpsとは?

kbpsとは「キロビット毎秒」のことを指します。これは1秒当たりのデータ量を示した単位で、「ビットレート」と呼ばれます。

非可逆圧縮のコーデック(mp3、AAC等)を用いる場合や、同じ音楽データの圧縮プログラムを用いる場合で、同じ設定、同じ曲で比較するとこのkbps(ビットレート)の数字が高いほうが音質が良いことになります。

kbpsはデータ量を表している為、数字が大きいほうが1秒当たりに含まれるデータの数が多い=音質が良いということになります。(iTunesの初期設定ではビットレートは256kbps)

AAC形式

AACはmp3の改良版として開発されたデータ形式で、iTunesでは最高320kbpsまでビットレートを上げることが可能です。(ちなみにAdvanced Audio Codingの略。)

iTunesではインポート時、このAACで取り込むように初期設定されています。

インポートする際は非可逆圧縮のコーデック(mp3、AAC等)…と上記で挙げましたが、「AACって何?」という方の為に、AAC形式についてご説明します。

AAC形式とは

AACは不可逆のデジタル音声圧縮(音楽データを圧縮し、データ容量を減らす技術)を行う音声符号化規格のひとつであり、iTunesではCDを取り込む(インポートする)ときには、このAACという形式で取り込む(インポートする)ように初期設定されています。

非可逆圧縮なのでインポートする際にCDのデータを一部カットしてしまうのですが、mp3よりもデータのカット方法が上手なので、容量はmp3と同等に圧縮できるにも関わらず、比較するとAACの方が高音質です。

CDの音質には劣る

iTunesを使えばCDに入っている音楽ファイルを簡単にパソコンにインポートすることが可能になりますが、音質は悪くなってしまいます。

なぜならば、iTunesにある曲のビットレートは平均256kbpsのAACが主流なので、CDで販売されている音源と比べると1秒あたりのデータ量で劣ってしまうからです。

CDをMP3やAACに変換すると、圧縮されることにより細かい音のデータがカットされてしまい、音の豊かさなどが失われてしまいます。

ちなみに、mp3やAACの良いところはそのままに、音質だけを向上させるのであれば、インポート時にiTunesのビットレートを最高数値に設定すれば良いということになります。

圧縮音源にすると容量は小さくなる

音楽のデジタルデータ形式にはさまざまな種類があります。iTunesの初期設定ではAAC形式ですが、耳慣れない方も多かったのでは?

実は私たちにとって身近なのが、CDにも使われているWAV(ウェブ、ウェーブ)形式です。WAV形式は無圧縮のフォーマットなので、音質の劣化がないため音質がとても良いのです。

ただし、圧縮されていない為、WAV形式の容量は5分で50MB強とデータは小さくありません。 

そのため、スマホやiPodなどのポータブル音楽プレイヤーで音楽データを利用する際には、インポートする際にWAV形式からら圧縮して容量を小さくしたmp3やAACといったフォーマット形式にコンバート(エンコードともいいます)するのが一般的です。 

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この記事のライター
塩田

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