自分のメールアドレスが情報漏洩に巻き込まれているかわかる「Firefox monitor」をご存知でしょうか。この「Firefox monitor」は、アクセスしてメールアドレスを入力するだけで過去にそのメールアドレスが漏洩しているかを確認できるサイトです。
Firefox monitorをご存知の方はまた日本には少ないかもしれません。Firefoxと聞くと「Chrome」のようなブラウザを連想すると思いますが、「Firefox monitor」はブラウザと関係ありません。
Firefox monitorとは、メールアドレスを入力すると無料でデータ漏洩しているかチェックできる機能です。ニュース等で「〇〇サービスでパスワード〇万人流出」と見ることがありますが、それに自分が該当してるか確認できます。
「Firefox monitor」とは、Firefoxの新機能で、データ漏えいを調査、警告してくれるサービスです。メールアドレスを入力するとほんの数秒で結果がわかるので一度やっておくと良いでしょう。
また、「Firefox」と付いていますが、Firefoxユーザー以外でも無料で使えます。ChromeからでもFirefoxと同様にチェックでき、警告してもらえるなんとも太っ腹なサービスとなっています。
一応、Chromeからアクセスするとページ上下部にFirefoxのダウンロードのリンクが出ていますが、違いはたったそれだけです。そして、もちろん別にダウンロードしなくてもFirefox monitorの機能はすべて無料で問題なく使うことができます。
Firefox monitorの機能は大きく2つあります。一つはメールアドレスを入力すると、過去にデータ漏洩の事件に自分のメールアドレスが巻き込まれていないか確認してくれるものです。
もう一つはFirefox Monitorに該当メールアドレスで登録することで詳細なレポートの入手や、今後起こる漏洩事件に自分のメールアドレスが該当していた場合メールで教えてくれる機能です。
もう一つ、機能とは少し違いますが、セキュリティ対策で必要な情報や項目、ポイントがコンパクトに纏められているのもセキュリティ対策に役に立つ点だと言えます。
最も大きな機能としては、情報漏洩が報告されたWebサイトを教えてくれる点でしょう。例えば近い事例ですと、2018年11月には英Amazonで名前とアドレスが一部流出したのがニュースになっています。
こういったニュースでは「一部」であったり、具体的に「何万人」と表現されますが、自分が関係しているかは今までなかなか分からなかったのですが、Firefox Monitorには過去の事例で自分が該当していたかがわかるようになっています。
Firefox Monitorで行われていることは、基本的にメールアドレスのスキャンのようなものです。自分の入れたアドレスが過去の事例に当てはまっているかデータベースから探してくれるということです。
また、スキャンだけですので「自分」のアドレスでなくても、家族や知り合いのものも検索できます。追加でパスワードの入力や何かをインストールする必要もないため、ここから更に何かが流出、といった心配もなく使うことができます。
「Firefox monitor」は、今までなかなかできなかった「情報漏えいに自分が含まれているかの確認」をとても簡単に、そして瞬時に、全編日本語のサイトで行うことが出来るサービスです。
「使い方」といってもFirefox monitorの使い方は本当に簡単で、言ってしまえば「サイトを開いて」「メールアドレスを入力して」「OKを押す」だけです。一応その手順をこの先でご紹介しますが、PCに詳しい方は読み飛ばしながらでも出来るはずです。
Firefox monitorの使い方ですが、まずはサイトにアクセスしてください。その際、ブラウザは何でも構いません。Firefoxでなくても使用することができます。
そして、基本的にはPC向けに作られているサイトだと思われますが、もちろんスマホでアクセスして使用することができます。そしてもちろんFirefoxでなくても、iOSのSafariでもアクセスして使用することができました。
先程開きましたFirefox monitorのサイトで画面中央近くにある「メールアドレスを入力してください」の欄に、メールアドレスを入力して、その下の「検索する」を押せば瞬時にスキャンが開始されます。
書いてあるとおり、入力されたメールアドレスは保存されませんし、パスワード等も入力する必要は一切ありません。逆にこういったチェック系サイトで「メールアドレスと一緒にパスワード」まで要求されるものは怪しいと思っておいて良いでしょう。
検査結果は一瞬で発表されます。結果に問題がない場合、上の写真のように「問題ありません」と表示されます。ただし、もちろん問題ないのは「現段階においては」です。今後どこかのサイトにアクセスした結果漏洩する可能性もあります。
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