読み取りの機会が多いQRコード。今まではアプリを使っていたQRコードの読み取りが、iOS11からiPhoneの標準カメラで可能になりました。iPhoneのカメラでのQRコードの読み取り方法を、設定からQRコードのスキャンの使い方まで詳しく解説します。
1994年に開発されたQRコードですが、ガラケー時代から現在のスマホ時代でも沢山の場所で使われています。飲食物のキャンペーンなどでQRコードが添付されていたり、連絡先を交換する時にQRコードを使う事も増えましたよね。
お賽銭をQRコードで決済する事が出来る神社もあります。iPhoneでも読み取りの機会が多いQRコードですが、そもそもQRコードとは何なのでしょうか?
QRコードはデンソーウェーブ社が開発した、四角いドットで構成された二次元コードの事です。1方向だけ情報を持つバーコードと違い、QRコードは縦横2方向の情報を持つため、記録できる情報量が格段に増えました。
2002年に現在のソフトバンクモバイルが携帯電話にQRコードを採用した事により、携帯電話の情報入力の手段として主流になりました。iPhoneなどの携帯電話以外にも多方面でQRコードは利用されています。
QRコードはドットが増えるほど情報量が大きくなります。データ量が増えると、ドットが細かくなるのです。また最近ではカラーのQRコードも登場しました。
QRコードは、多くの情報をコード内に収める事が可能なため、新しい使い方が注目されています。海外からの旅行者が増えてきている今、多言語での案内や説明が必要になりました。
商品の説明や、案内などにQRコードを添付し、そのQRコードを読み取ると特定のサイトにアクセスでき自国語で説明や案内を読む事が可能なのです。そうする事により、正確な情報を得る事が可能です。
海外から多数の旅行者が訪れる中部国際空港では、免税店などでこの取り組みが行われ、英語・韓国語・簡体字・タイ語に対応しています。アジア圏の観光客が多い空港のため、アジア圏の言語を多くサポートしているようです。
iPhoneでQRコードの読み取りができるようになった、と聞いて古い世代のiPhoneからの愛用者の方は「えっ?!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もiPhoneを古くから愛用しているその一人でした。
はもiPhone3GからiPhoneを利用していますが、QRコードを読み取るには専用のアプリをインストールしなければなりませんでした。ちょっと手間だけれど、iPhoneはそういうものだと思い使い続けていましたが、遂に革命が!
iPhoneがiOS11以前は「QRコードリーダー」というアプリを利用していました。AppStoreで「QRコード」と検索してみると、沢山のアプリがヒットします。それだけiPhoneでのQRコード読み取りに需要があったのです。
iPhoneのiOS11から標準カメラにQRコードのスキャン機能が搭載されたのです。古くからのiPhoneを知っていると革新的に思えます。iPhoneでのQRコード読み取りが必要な場面が年々増えているのも影響しているのでしょう。
iPhoneの標準カメラでQRコードの読み取りが可能になったため、iOS11以前に必要だったQRコードの読み取り専用アプリは不要になります。多くの方が専用アプリをインストールして使っていたと思いますが、遂に不要となりました。
iPhoneの容量のために専用アプリは少しでも減らしたい・見た目の問題で専用アプリは整頓したい方にとって、QRコードの読み取り専用アプリが不要になったのは喜ばしい事ではないでしょうか?
私もQRコードの読み取りアプリをインストールしており、使用頻度の関係でiPhoneの2ページ目に配置していましたが、iPhoneの標準カメラアプリを使えるようになりすぐにスキャン出来て便利になりました。
iPhoneの標準カメラでQRコードの読み取り(スキャン)を行うには、iPhoneがiOS11以上の必要があります。自分のiPhoneがiOS11以上か確認しておきましょう。ソフトウェアアップデートを自動で行うようにしている方は、現在iOS12以上なので問題ありません。
iOSのバージョンは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップロード」から確認出来ます。iOS11未満の場合はアップデートしてからQRコードの読み取り(スキャン)をして下さいね。
iPhoneでのQRコードの読み取り機能の使い方、設定についてご説明します。
通常はiPhoneの標準カメラでQRコードを写すと、自動的にスキャンしてくれるのですが、機能が有効になっていない場合、読み取りが出来ません。iPhoneの「設定」で、標準カメラでQRコード読み取りを有効に設定し直しましょう。
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