iPhoneでの実況動画作成にPC上で画面収録できるLonelyScreenを使ってみてはいかがでしょうか。LonelyScreenのダウンロード及びインストール、iOS画面ミラーリングの使い方について本記事で説明します。
LonelyScreen Technologies, Ltd (英)が提供するWindows/Mac OSの機能拡張ソフトウェアです。主な使い方はiOSデバイス(iPhone/iPad)の画面ミラーリングとその録画です。画面ミラーリングには「AirPlayミラーリング」を使用します。
現時点(2019/6/1)での最新バージョンは以下の通りです。
バージョン | 仕様要件 | |
Windows版 | 1.2.15 | Win10, Win8/8.1, Win7, Vista, Windows 2000, Windows Server 2003 |
Mac版 | 1.2.9 | macOS/OS X 10.7 以上 (including Sierra, El Capitan, Yosemite, Mavericks, Mountain Lion, and Lion) |
iOSデバイスとオーディオ製品をネットワーク経由で接続し、映像・画像・音楽をストリーミング再生する為の仕様及び機能名を指します。送信側/受信側端末共にAirPlayに対応している必要があります。
AirPlayはストリーミング再生以外にミラーリングとデュアルスクリーン機能を保有し、現在の最新版はAirPlay2となります。
iOSデバイスの画面全体を同期出力するAirPlayミラーリングの使い方は受信側端末がApple TVまたはAirPlay2対応スマートテレビであることが前提となっています。
LonelyScreenはWindows/MacOS上でAirPlay受信器として起動し、AppleTVのような働きをします。使い方はYouTubeアプリ等にあるキャストと同様のものです。iOSデバイスを送信側端末とした画面ミラーリングが可能になります。
なおPC上でiOSデバイスを操作することはできません。
より大きな画面へ映し出してプレゼンテーションを行なったり、ゲームやアプリ操作説明などの動画をPC上で記録をしたりするのが主な使い方となります。
2017年頃から有償ライセンス化し、無償利用は無期限試用版の位置付けとなったようです。LonelyScreenは試用版でも機能制限はありませんがライセンス購入を促すポップアップが頻出します。
個人向け(年間$14.95)/法人向け(年間$29.95~)の二種類のライセンスを用意しており、支払い方法はPayPal経由で銀行口座引落しまたはクレジットカードとなっています。
LonelyScreenを利用するための準備について説明します。
LonelyScreenはPC側のみソフトウェアをインストールする必要があります。PCをインターネット接続し、公式サイトまたは窓の杜等ダウンロードミラーサイトにて入手します。詳細は後述します。
LonelyScreenの公式サイトによると、iOSデバイスのAirPlay対応状況は以下の通りです。
AirPlay対応状況は上記の通りですが、不具合や新機能などでAirPlay環境に変更発生の可能性があるため事前に最新のiOSバージョンへアップデートを行っておきます。
AirPlayミラーリングを行うには送信側/受信側双方が同一ネットワークセグメントに属しマルチキャスト通信が可能である必要があります。有線でも問題ありませんが利便性のためWi-Fiルータで無線接続する構成がおすすめです。
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