【macOS】壁紙をダイナミックデスクトップに設定する方法を解説!
macOSのダイナミックデスクトップ壁紙とは何かを知っていますか。この記事はmacOSのダイナミックデスクトップを設定する方法を解説します。ダイナミックデスクトップ壁紙とは何かを知らない初心者から壁紙種類を探したい中級者のユーザーは参考になるはずです。
目次
【macOS】ダイナミックデスクトップとは
ダイナミックデスクトップとは何かを知っていますか。ダイナミックデスクトップとはmacOSで使える壁紙のことです。この記事では、壁紙をダイナミックデスクトップに設定する方法を解説します。
macOSで壁紙をダイナミックデスクトップに設定したいという人は、この記事を読めば簡単に設定することができるようになります。
選択できる種類が豊富なダイナミックデスクトップ配布サイトも紹介するので、設定方法をすでに知っているという人でも参考になるはずです。まず、ダイナミックデスクトップとは何かについて触れていきます。
時刻で変化する壁紙
ダイナミックデスクトップとはmacOSで使用できる壁紙のことです。時刻で変化する壁紙とも言われ、通常の壁紙と違い時間の経過とともに変化していく壁紙です。そのため、時間ごとに壁紙の変化を楽しむことができるという特徴があります。
主な特徴
ダイナミックデスクトップとはmacOSで使用できる壁紙であるということが分かりました。朝から昼・昼から夜と壁紙を楽しむことができるのは魅力的ですよね。壁紙を見るだけでおおよその時間帯を知ることもできます。
そのほか、通常の壁紙と違いダイナミックデスクトップには具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ダイナミックデスクトップの主な特徴を紹介します。
- 様々な種類の壁紙がある
- ダウンロードすることもできる
様々な種類の壁紙がある
ダイナミックデスクトップには、様々な種類の壁紙があります。宇宙・都会・自然などの風景の画像を設定することで、デザイン性のある壁紙に設定することができます。様々な種類の壁紙からお気に入りを選択できるため、自分好みでデスクトップを変更できます。
ダウンロードすることもできる
ダイナミックデスクトップに必要な画像は、外部サイトでダウンロードすることもできます。ダウンロードした画像を設定することでダイナミックデスクトップとして機能します。
サイトによっては、他のユーザーが作成した壁紙をダウンロードすることもできます。このように、ダイナミックデスクトップは自分好みの画像を選択して設定することができます。
【macOS】壁紙をダイナミックデスクトップに設定するときの注意点
次に、macOSの壁紙をダイナミックデスクトップに設定するときの注意点を紹介します。ダイナミックデスクトップを設定しようとしてもトラブルがあれば嫌ですよね。事前に注意点を確認することでトラブルを回避することができます。
ダークモードの場合使えないことがある
ダイナミックデスクトップは、ダークモードを設定している場合使えないことがあります。ダークモードとは、デスクトップ画像やメニューバー、および内蔵アプリケーションを暗い配色に変更する機能のことです。
ダークモードによりコンテンツが際立つため作業により集中しやすくなりますが、ダイナミックデスクトップと併用することができない場合があります。
ダークモードによる配色変化により、ダイナミックデスクトップの特徴である時間経過で壁紙が変化する機能が動かなくなります。そのためダイナミックデスクトップを設定する場合は、事前にダークモードを解除しておく必要があります。
ダークモードの解除手順
ダイナミックデスクトップを正常に機能させるために、ダークモードの解除をしていきます。ダークモードを設定している人は、以下の解除手順に従ってダークモードの解除をしてください。
システム環境設定でダイナミックに設定変更する
macOSのシステム環境設定を開きます。
システム環境設定から「デスクトップとスクリーンセーバ」を選択します。「デスクトップとスクリーンセーバ」で、ダークモードの設定をしていきます。
「デスクトップとスクリーンセーバ」を開いたら、ダークモードの設定を「ダーク」から「ダイナミック」に変更します。以上で、ダークモードの解除が完了します。
【macOS】壁紙をダイナミックデスクトップに設定する方法
準備ができたら、macOSの壁紙をダイナミックデスクトップに設定していきます。
設定の手順
macOSの壁紙をダイナミックデスクトップに設定する手順です。
- システム環境設定からデスクトップとスクリーンセーバを選ぶ
- デスクトップピクチャを選択する
システム環境設定からデスクトップとスクリーンセーバを選ぶ
macOSを立ち上げ、左上のリンゴマークからメニューを開きシステム環境設定を選択します。システム環境設定では、macOS内の様々な機能を設定することができます。
システム環境設定が開いたことを確認して、「デスクトップとスクリーンセーバ」の項目を選択します。「デスクトップとスクリーンセーバ」は「一般」と「Dock」の間に表示されています。
デスクトップピクチャを選択する
「デスクトップとスクリーンセーバ」が開いたら、「デスクトップピクチャ」を選択することでダイナミックデスクトップを設定することができます。
「デスクトップピクチャ」では、画面内でデフォルトに設定されている画像を選択できます。
ダウンロードした画像を選択する場合は、画面下の「+アイコン」から選択することができます。以上がmacOSの壁紙をダイナミックデスクトップに設定する手順です。システム環境設定から行うことで簡単に設定することができます。
【macOS】ダイナミック壁紙のダウンロード方法
デフォルトで設定されている画像ではなく、ダウンロードした画像をダイナミック壁紙として設定したいという場合は外部サイトからダウンロードすることで設定できます。しかし、実際はダイナミック壁紙は通常の壁紙と違い素材が多くありません。
そのため、自分好みのダイナミック壁紙をダウンロード/設定したいけど、お勧めのサイトが分からないという人も多いはずです。そんな方のために、ダイナミック壁紙のダウンロード方法を紹介します。
お勧めのサイトを厳選しているので、きっと自分好みの画像を探すことができるはずです。
Dynamic Wallpaper Club
まず紹介するサイトは「Dynamic Wallpaper Club」です。「Dynamic Wallpaper Club」とは3人のドイツの開発者によって設立されたダイナミック壁紙専用サイトです。
個人制作の壁紙が多数配布されている
「Dynamic Wallpaper Club」は現在最も人気があるダイナミック壁紙配布サイトであり、個人制作の壁紙が毎日公開されているという特徴があります。ただでさえ素材が少ないダイナミック壁紙ですが、毎日新しいデザインが公開されているのは驚きですよね。
一方で、「Dynamic Wallpaper Club」は画像解像度が低いという問題点もあります。「5K」というラベルが貼られたダイナミック壁紙以外は綺麗に設定することができないということを考えると選択の幅が狭まってしまいます。
そのため、画像の解像度を気にせず様々な種類から画像を選択したいという場合は「Dynamic Wallpaper Club」がオススメです。
DYNWALLS
次に紹介するサイトが「DYNWALLS」です。
精巧な壁紙が提供されている
「DYNWALLS」は、上で紹介した「Dynamic Wallpaper Club」と比較すると数は少ないです。しかし、精巧な壁紙が提供されているため、どれも解像度が高いという特徴があります。
ダウンロードすれば、ダイナミックデスクトップとして綺麗に配置することができます。また、寄付をすることで更に多くの壁紙が入手可能というPATRON制度もあり、より多くの種類から選択したいという場合はオススメです。
しかし、5Kの高解像度であるものの解像度の低い画像を無理やり引き伸ばしたものもあり、Macなどの解像度の高いモニターではうまく適応しないなどの問題点もあります。寄付をする前に、事前にダウンロードして確認することをお勧めします。
24 Hour Wallpaper
最後に「24 Hour Wallpaper」というダイナミックデスクトップ配布サイトを紹介します。
高解像度の壁紙をダウンロードできる
「24 Hour Wallpaper」は、高解像度の壁紙をダウンロードできるのが魅力なサイトです。5Kの高解像度の壁紙を無料で3つダウンロードすることができます。「DYNWALLS」のように解像度の低い画像を無理やり引き伸ばした画像などもありません。
App Storeでアプリを購入すれば更に多くの種類をダウンロードすることができるため、高解像度のダイナミックデスクトップ画像を確実にダウンロードしたいという場合はお勧めです。日本Mac App Storeでは1,220円で購入することができます。
ダウンロードした画像は、システム環境設定を開き「デスクトップとスクリーンセーバ」から設定することができます。「デスクトップとスクリーンセーバ」内に画像種類一覧が表示されるはずです。
【macOS】ダイナミック壁紙の作成方法
最後に、ダイナミック壁紙の作成方法を解説します。デフォルトの画像もダウンロード画像も気に入らないという場合は、いっそ自分でダイナミック壁紙を作成してみてはどうでしょうか。
作成の手順
ダイナミック壁紙を作成する手順です。
- Xcodeをインストールする
- コマンドを入力しwallpapperをインストールする
- 画像を用意しメタ情報を入力する
- ダイナミックデスクトップが作成される
Xcodeをインストールする
ダイナミック壁紙の作成は「Xcode」を使用して行います。まずは、「Xcode」をインストールしてください。
コマンドを入力しwallpapperをインストールする
インストールした「Xcode」を開き、ターミナルを起動します。以下の表にあるコマンドを実行したら、「wallpapper」というコマンドラインツールをインストールします。
コマンド | git clone https://github.com/mczachurski/wallpapper.git cd wallpapper swift build --configuration release sudo cp .build/x86_64-apple-macosx10.10/release/ wallpapper /usr/local/bin wallpapper -i wallpapper.json |
画像を用意しメタ情報を入力する
16枚の同解像度の画像を用意します。メタ情報をコーディングツールなどでJSON形式で入力します。任意の名前で先ほど用意した画像と同じ場所に保存します。
メタ情報 | fileName…ファイル名 isPrimary…プライマリイメージ isForLight…ユーザがライトモードを選択したときに表示される静的な壁紙 isForDark…ユーザがダークモードを選択したときに表示される静的な壁紙 altitude…オブザーバから見た太陽と地平線の角度(仰角) azimuth…太陽の方位 |
ダイナミックデスクトップが作成される
ターミナルで「wallpapper」コマンドを入力すればダイナミックデスクトップが作成されます。コマンド入力やメタ情報などを間違えてしまうと正常に機能しないため、入力ミスのないように慎重に行ってください。
簡単な作成の手順
上の方法では難しいという場合は、ここで紹介する簡単な作成の手順に従って作成してみてください。
- Dynaperをインストールする
- 写真を複数用意してドラッグアンドドロップする
- ダイナミックデスクトップが作成される
Dynaperをインストールする
「Dynaper」をApp Storeでインストールします。
写真を複数用意してドラッグアンドドロップする
「Dynaper」を起動し、使いたい写真を複数用意してアプリにドラッグアンドドロップします。
ダイナミックデスクトップが作成される
ダイナミックデスクトップが完成したことを確認したら終了です。
まとめ
この記事では、ダイナミックデスクトップを設定する方法を解説しました。ダイナミックデスクトップとはmacOSで使用できる時刻で変化する壁紙のことです。「システム環境設定」「デスクトップとスクリーンセーバ」から設定することができます。
外部サイトを使用すれば、様々な種類から選ぶことができます。