2020年11月21日更新
漫画ビューア「Leeyes」の使い方!インストールやおすすめの初期設定も紹介!
漫画のファイルを見ようとしたとき、そのデータが画像ファイルばかりのときに便利なのが「Leeyes」です。この記事では「Leeyes」のインストール方法や使い方、便利なプラグインの設定方法などについてを解説していますので、是非参考にしてみてください。
漫画ビューア「Leeyes」の使い方
漫画のファイルは基本的に1つのファイル、かと思いきや、中にはjpgやbmpなどのファイルで1ページずつばらばらになっていることがあります。
そういった場合、通常の漫画ビューアではなかなか閲覧が難しいです。そんなダウンロードした漫画の画像ファイルを漫画として閲覧できる漫画ビューアが「Leeyes」です。
Leeyesのダウンロード/インストール方法
「Leeyes」は、インストール不要のファイルですので、気軽に利用することが可能です。作成者も日本の人なので利用もしやすく安心感も強いでしょう。「Leeyes」は下記リンク先からダウンロードをおこないます。
「leeyes261.zip」をクリックして、zipファイルをダウンロードしてください。
「すべて展開」をクリックして、ファイルを解凍しましょう。
上記のようになれば解凍完了となります。ダウンロードしたファイルの中の実行ファイルを利用することで利用が可能ですので、これでダウンロード(インストール)は完了となります。
プラグインの導入方法
なお、「Leeyes」はそのまま利用するのではなく、プラグインを導入して利用することをおすすめします。
プラグインを導入したほうが良い理由
なぜプラグインの導入をおすすめするのか分からないという人は多いはずです。この「Leeyes」は、ビューアとして利用できる画像がデフォルトの状態だとbmpファイルしか対応していません。
ダウンローした漫画の拡張子がbmp以外のもの――jpgやrar等の場合は、プラグインを導入しなければ利用することができないのです。
そのため、ダウンロードしたファイルの種類がjpgの場合は特に、「Leeyes」へプラグインを導入しなければなりません。
Susieプラグインの導入手順
jpg画像を漫画ビューア「Leeyes」で閲覧しようとした場合、おすすめなのがSusieプラグインです。このプラグインを導入/設定することにより、漫画ビューア「Leeyes」でjpg画像を見るよう設定することが可能になります。
Susieプラグインは、対応している拡張子ごとにインストール/設定が必要となります。下記サイトから「Plug-in package ver0.08」のインストールをおこなってください。こちらではjpg以外の複数の拡張子も追加することが可能です。
なお、下記リンク先の「Susie32 PNG Plug-in Ver.0.25」というプラグインを導入することでpng画像も利用することができるようになります。
プラグインをダウンロードしたら、プラグインファイルは圧縮されているため解凍をおこないましょう。ダウンロードした圧縮ファイルは「lzh」という形式です。
Windows8.1以前であればエクスプローラーで展開(解凍)することが可能ですがWindows10で利用する場合はLhaplus(ラプラス)などの別の解凍ソフトが必要となります。
解凍した中に「.spi」というファイル(SPIファイル)があります。これがプラグインファイルです。プラグインファイルを「Leeyes」の直下――Leeyes.exeがある場所へ全てコピーしましょう。
プラグインが入っているかどうかを確認したい場合は、一度「Leeyes」を起動してみましょう。起動している中でプラグインを追加した場合は、一度「Leeyes」を閉じて再度起動してください。
「オプション」の「プラグインの設定」をクリックしましょう。
読み込み設定の部分にたくさんの名前と対応拡張子が表示されています。jpgやpngなども見当たります。これが表示されていれば完了です。
Susieプラグインを導入する際の注意点
Susieプラグインを導入する際、「Leeyes」のフォルダへコピーするときに入れ込むフォルダを間違えないようにしてください。前述したとおり、プラグインファイルである「SPI」ファイルは「Leeyes」の直下――Leeyes.exeがある場所へ全てコピーします。
もしコピーする場所が間違っていた場合、プラグインの確認を行ったときに上記のように真っ白になっています。
rar形式に対応させるには?
rar形式の圧縮ファイルを対応させたい場合、下記の「RAR extract plug-in」プラグインがrar形式に対応させるものですので、これを導入してください。
rarファイル用のプラグインのファイルはzip形式の圧縮形式です。zipファイルを解凍して、先ほどおすすめしたプラグイン同様、SPIファイルを「Leeyes」のフォルダへコピーしましょう。これでrarファイルも利用可能になります。
エラーが出た際の対処法
複数の書庫(圧縮ファイル)用のプラグインを導入している場合、ファイルを開くときにエラーが発生してしまうことがあります。この場合、「読み込み設定」を「書庫用プラグイン」に変更してください。
「axrar.spi」が一番上になるよう設定しましょう。これで書庫用ファイルを利用する際のエラーを防ぐことができます。
また、複数のプラグインを導入している場合、別のプラグインで同じ拡張子が存在することがあります。ダブらないよう使いたいプラグインのみを設定し、同じ拡張子で使わないものはチェックを外しておきましょう。
おすすめの初期設定
プラグインの導入が完了したので、ここではおすすめの初期設定を紹介します。初期設定の内容によって使い方も少々変わってきますので、使い方をより快適にするために設定しておきましょう。
画像の表示設定ですが、ファイルの表示設定は漫画ビューアーですしサムネイル表示がおすすめです。サムネイル表示にすることで画像選択の使い方もより分かりやすくなります。
また、漫画を見開きで閲覧したい場合、「イメージ」で開き方を指定しておくと使い方も分かりやすくなります。自動判定が無難ではあるものの、見開きのほうが見やすいと感じることもあるでしょう。
なお、表示サイズは「ウィンドウ幅に合わせる」にしておくと見やすいかと思います。ただ、みやすさはそれぞれ異なる部分だと思いますので、個人の判断で調整をおこなってください。
オプションで「キーカスタマイズ」や「マウスカスタマイズ」をすることで、キーボードのキーやマウスでの、漫画閲覧中の動作の選択なども可能になります。
実際に漫画を読む方法
さて、ここからは漫画ビューア「Leeyes」の使い方の説明をしていきます。と言っても、使い方は非常に簡単です。方法としては次の3種類があります。
- 読みたい画像や書庫ファイル(zipやrarなど)をLeeyesのショートカットにドラッグ&ドロップ
- 右側のファイルツリーから選択
- 上部メニューの「ファイル」→「開く」
ページ送りはキーボードの矢印キーで可能です。デフォルトでは右綴じの設定で「→」が次ページへになっています。左綴じで「←」を次ページへにしたい場合は「イメージ」で綴じ方向を変更してください。
「本棚」によく読むものを設定しておくことも可能です。なお、全画面表示(フルスクリーン)で漫画を見たい場合は、F11キーを利用すれば、狭い画面では読めないという場合にも便利です。全画面表示の解除もF11キーで可能です。
漫画が読めない時の対処法
なお、「Leeyes」で漫画が読めない、という場合、画像の拡張子に対応するプラグインが導入されていない場合があります。
また、前述した注意点で示したようにプラグインの導入が正しくされていない場合も漫画が読めないこともありえます。
漫画が読めない場合、プラグインの設定などが正しいかどうかを確認してください。なお、画像ファイルが破損している場合も漫画が読めない可能性が高いです。
他のビューアーでその画像を正常に開くことができない場合、画像の破損で漫画が読めない可能性が高いため、再ダウンロードなどをおこなうことをおすすめします。
最後に
漫画ビューア「Leeyes」は、レジストリを触らないインストール不要の漫画ビューアなので、気軽に利用することができます。プラグインを利用することで様々な拡張子にも対応しますので、画像で構成された漫画ファイルを見たい場合におすすめです。
なお、この「Leeyes」に限らず漫画ビューアはページの並びはファイルの数字の順番です。自身で準備したバラバラの画像を漫画という形で見たい場合は、ファイル名の番号などの編集などの事前準備をおこなっておきましょう。