2021年06月22日更新
RAW現像ソフト「darktable」の使い方と日本語化する方法!
写真をRAW現像しようとするとソフトを利用する必要がありますが、そのソフトに「darktable」というものがあります。「darktable」はどのような使い方をするのか、日本語化はできるのかなども含め解説していきます。
RAW現像ソフト「darktable」の使い方
カメラで撮影したデータをRAW現像したい場合、無料で利用できるものはないのかと考えている人も少なくないでしょう。それが可能なソフトウェアにdarktableというものがあります。
「darktable」の対応OS
RAW現像はRAWデータを利用して画質を落とさずに編集できる便利なものです。darktableは無料でありながら多くのOSに対応しています。OSで利用できるソフトが左右される中、対応しているOSが多いのは嬉しいですね。
Windows/Mac/各種Linux
darktableが対応しているOSは、WindowsやMacの他、各種Linuxも含まっています。インストールできるかどうかは自身のパソコンのスペックなどで確認して下さい。
「darktable」の導入方法
ここからは「darktable」の導入方法の説明をしていきます。Windowsの場合のインストール方法を説明しますので、MacやLinuxユーザーは公式サイトの説明も見ながらMacやLinuxにインストールをおこなって下さい。
ダウンロード/インストール方法
Windowsの場合、下記公式サイトのWindowsの項目で「latest Windows installer for darktable」をクリックましょう。
ダウンロードした「darktable」のインストーラーを実行して下さい。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックしましょう。
「darktable」のセットアップウィザードが表示されます。「次へ」をクリックして下さい。
ライセンス契約書へ「同意する」をクリックしましょう。
インストールする場所はそのままで問題ありませんので「次へ」をクリックしましょう。
スタートメニューフォルダの設定はそのままにして、「次へ」をクリックします。
インポートするコンポーネントもそのままで問題ありません。「Documentation and help files」はなくても問題ない部分ですので、不要であればチェックを外しましょう。
「インストール」をクリックして、「darktable」のインストールを実行して下さい。
「darktable」はインストール容量が大きいですので少々時間がかかります。完了するのを待ちましょう。
上記画面になれば「darktable」のインストール完了となります。
日本語化の手順
「darktable」をひらくと英語表記になっていますので、これを日本語表記にしたい、という人もいるでしょう。しかし、残念ながら2021年5月現在「darktable」の最新バージョンでは日本語に対応していません。
3.0.2以前のバージョンであれば日本語化されていたのですが、現在それを公式からダウンロードすることができませんし、日本語化パッチの配布もありませんので、英語表記のまま使っていって下さい。
初期設定方法
「darktable」は、インストールが完了すれば特に初期設定する必要はなく、すぐに使えます。
「darktable」の使い方
「darktable」の使い方の説明に移ります。
画像を開く
画像をひらく場合、「import」をクリックして下さい。
「image」をクリックすれば画像ファイル単位で、「folder」はフォルダ内の画像全てをひらくことができます。USBメモリなどを接続している場合は「scan for devices」から外部デバイスの画像ファイルを読み込むことも可能です。
「darktable」の別窓が開きますので、画像やフォルダを選択して下さい。
画像をひらくと、上記のように画像が「darktable」上に表示されます。
ライトテーブル
「darktable」のライトテーブル(lighttable)では、タグの編集やメタデータ(Exif情報)などの編集などをおこなうことができます。
右側にあるメニューなどから作業可能です。
ダークルーム
「darktable」のダークルーム(darkroom)では、ライトテーブルに追加した画像の加工をおこなうことができます。
色補正、トーンカーブ、露光、ホワイトバランス、レンズ補正、トリミング、回転といった加工をすることができますので非常に便利です。
編集は右側にあるメニューから実行します。
最後に
「darktable」を利用すればRAW現像が簡単にできます。ぜひ利用してみて下さい。