バイナリエディタ「Stirling」の使い方!ダウンロードや書き換え方法を解説

間違えると大変なことになるバイナリの編集にはバイナリエディタの「Stirling」の利用がおすすめですが使い方はどうしたらいいのでしょうか。この記事では、バイナリエディタ「Stirling」の使い方について詳しく解説します。

バイナリエディタ「Stirling」の使い方!ダウンロードや書き換え方法を解説のイメージ

目次

  1. 1【Windows10】バイナリエディタ「Stirling」の使い方
  2. 「Stirling」とは
  3. 「Stirling」の導入方法
  4. Stirlingの使い方

【Windows10】バイナリエディタ「Stirling」の使い方

Windows10の細かい設定を変更したいときにバイナリを書き換えることがあります。しかし、バイナリの編集に失敗してしまうともとに戻せないので、直接編集するのが怖いという方もいるでしょう。

そのような場合におすすめなツールがバイナリエディタの「Stirling」です。この記事では、Stirlingの使い方について詳しく解説します。

「Stirling」とは

Stirlingとはどのようなツールなのでしょうか。

できること

バイナリ(binary)とは本来の意味は「二進法」という意味です。翻って、コンピュータが処理できるファイルのことをバイナリファイルと呼びます。コンピュータが情報を処理するためには、2進数で組み立てられたプログラム、バイナリデータが必要です。本来であればPC上で扱うテキスト、画像、動画、アプリも2進数で組み立てられた情報を文字や画像、映像に変換しています。

PCを動作させるための情報には、テキストなどでは表現できずに2進数で書くしかないプログラムなども存在します。テキスト化できずに2進数のみで組み立てられたバイナリデータのことを通常は「バイナリ」と呼びます。

Stirlingは、個人の方が開発したバイナリエディタです。テキストエディタ並みの使い勝手で、バイナリを編集することができる編集用ツールです。対応OSはWindows95とWindows98でかなり古いツールですが、Windows10でも問題なく利用できます。

「Stirling」の導入方法

Stirlingの導入方法を解説します。

ダウンロード手順

まずはStirlingをダウンロードしましょう。

Stirling 1.31ダウンロード

上記のStirlingのダウンロードページへ入ります。

Stirlingの使い方

「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックします。

Stirlingの使い方

するとLHZ形式に圧縮されたファイルがダウンロードされます。Windows10の標準解凍機能ではダブルクリックで解凍できない場合があります。解凍できない場合には、LHZ形式のファイルを解凍できるフリーソフトを使って解凍しましょう。

インストール不要

Stirlingの特徴にインストール不要で利用できるという点があります。インストール不要で簡単に使えるので、ぜひ使ってみましょう。

起動方法

Stirlingの起動方法です。ダウンロードしたファイルを解凍するとStirlingのフォルダが開きます。

Stirlingの使い方

フォルダの中の実行ファイルをダブルクリックすればStirlingがインストール不要で起動します。

Stirlingの使い方

Stirlingの具体的な使い方は次のとおりです。

ファイルの開き方/新規作成

バイナリを書き換えるためにバイナリファイルを開いたり新規作成する使い方です。

Stirlingの使い方

Stirlingの画面の左上の「ファイル」をクリックします。すると「新規作成」と「開く」があります。新しくファイルを作成するときには「新規作成」を、すでに保存されているバイナリファイルを開くときには「開く」をクリックします。

なお、バイナリファイルをStirling上にドラッグ&ドロップしても開くことができます。

編集/保存方法

Stirlingで実際にバイナリファイルを編集する使い方です。バイナリファイルの編集方法は、16進数で直接入力して編集する方法と、アスキーコードで編集する方法があります。

Stirlingの使い方

16進数で編集する場合には、編集エディタのアドレス部分の編集したい箇所をクリックして編集します。

Stirlingの使い方

アスキーコードで編集する使い方は、エディタの右側のアスキーコードから変数する文字をクリックして編集します。

Stirlingの使い方

上書き保存するときには、Stirlingのツールバーに表示されている上書き保存のボタンをクリックします。するとバイナリファイルの内容がすぐに書き換えられます。基本的に保存後に元に戻すことはできないので編集は慎重に行いましょう。どうしても元に戻したいときにはバイナリファイルを再編集しなければ元に戻すことができないので注意しましょう。

Stirlingの使い方

新しく保存する場合には「ファイル」>「名前を付けて保存」をクリックしましょう。

構造体編集

Stirlingには構造体編集という機能もついています。構造体編集機能は一部のアプリケーションファイルやバイナリファイルしか対応していません。しかし、定数データの編集などの使い方が通常の編集エディタと比べると簡単になるので、構造体編集機能に対応しているバイナリファイルの編集に活用しましょう。

構造体編集の使い方は次のとおりです。

Stirlingの使い方

「編集」をクリックします。「構造体編集」をクリックします。これで構造体編集画面が開きます。

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この記事のライター
YKX
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