2019年04月02日更新
Google Playのアプリ課金の返金方法!手順を解説!
Google Playのアプリに課金した時、返金(払い戻し)してほしいときはあるかと思います。原則Google Playの課金の返金は不可能ですが、方法がないわけではありません。Google Playのアプリ課金の返金方法の説明をしていきます。
目次
Google Playの課金を返金できる?
Android端末を利用していくうえで必要なアプリは、基本的にGoogle Playストアからダウンロードしますよね。
そんなGoogle Playからダウンロードしたアプリをインストール時に課金したり、アプリ内課金をしたりする場合も多いかと思います。
スマホゲームを利用している人で課金している人も多いこのご時世、その中でも間違えて課金してしまったなどという理由でGoogle Playの課金を返金したいと思う人もいるかと思います。
条件次第ではできる
原則として、Google Playでのアプリ課金などの返金(払い戻し)はできないことになっています。
ただし、どうしても利用者が何も知らないお子さんだったり、スマホの誤動作でアプリ課金を確定してしまっていたり、といった不測の事態による課金は無きにしも非ずです。
返金(払い戻し)が可能な条件は、下記のような不測の事態によるものです。(注意点として、必ずしもできるとは限りませんので、参考程度にしておいてください。)
- 課金時に虚偽の記載があった場合
- ガチャなどの排出確率が間違っていた場合
- 誤動作によるもの
- 自身でないだれかに勝手に行われたもの(不正請求も含む)
つまるところ、自分でない誰かのせいで課金されてしまった場合、ということです。ですので、アプリ課金したからと言って、当然ではありますが虚偽の理由で返金(払い戻し)請求をしても受理されません。
Google Playでのアプリ課金の返金(払い戻し)理由がまっとうなものかどうか、ということが先方からすれば注意点に値します。
課金してみたけどやっぱりいらなかったからやめる、は理由がまっとうとは言えませんので、そこはちゃんと個人的な注意点として肝に銘じておいてください。
購入した物によって異なるGoogleの対応
なお、Google Playでのアプリ課金の返金(払い戻し)ですが、購入したものや経過した時間によってGoogleの方の対応も異なってきます。
全てのものが購入から48時間ではない
基本的に48時間以内であれば返金ができる、というのが一般的なGoogle Playの返金(払い戻し)タイムリミット、と思っている方もいるかと思いますが、実はすべてのものが購入からの期間が48時間たったもの、というわけではありません。
まず、Google Playストアの有料アプリの場合、インストールから2時間以内であれば「払い戻し」というボタンのタップだけで返金(払い戻し)をしてもらうことができます。(後述しますが、同じ有料アプリに対し返金処理ができるのは1回だけです)
2時間を経過した場合、48時間以内に返金(払い戻し)処理をGoogle Playの払い戻しリクエストフォームから行うことになります。この場合、返金(払い戻し)が通らない場合もありますので、そこが注意点です。
その他にも課金対象につき対応が異なりますので、下記の表を参考にしてください。(日本国外限定のものは表示していません)
課金対象 | 返金(払い戻し)可能期間 |
---|---|
アプリ、ゲーム、アプリ内課金(定期購入含む) | 2時間以内の場合、無条件で可能(ただし有料インストールアプリの場合) 48時間以内であれば可能(理由によっては不可) 48時間経過後は、48時間経過後も払い戻しに該当する対象だと判断されれば可能 |
Google Playムービー&テレビ | 視聴していない場合:購入日から7日以内 欠陥がある場合:購入日から65日以内 |
Google Play Music(定期購入含む) | 定期購入の場合:支払い済み分の返金は不可 個別購入の場合:ダウンロード、再生を行っていない場合購入から7営業日以内(ダウンロード、再生した場合は音楽が正常に作動しない場合のみ返金可能) |
Google Play Books | 【電子書籍の場合】 購入日から7営業日以内であれば可能(一部レンタル商品等を除く) 正常に動作しない場合は65日以内であれば返金可能 【オーディオブックの場合】 正常に動作しない場合はいつでも可能 どちらもセット購入した場合はセット全体の払い戻しも可能 |
Google Playニューススタンド | 1冊のみの場合、閲覧できないなどの不具合がある場合以外は不可 定期購読の場合、最初の7日以内に解約した場合、その月の費用を払い戻しできる可能性あり |
Googleアカウントで購入した購読 | コンテンツへのアクセスができない場合はいつでも払い戻し可能 月間購読などの場合、最初の48時間以内の解約であれば払い戻しできる可能性あり |
Googleアシスタントでのアクションによる購入 | 48時間以内であれば可能(理由によっては不可) 48時間経過後は、48時間経過後も払い戻しに該当する対象だと判断されれば可能 |
Google Playギフトカードなどでの残高 | 基本的に返金(払い戻し不可)。少なくとも日本では無理です。 |
Google Playギフト | Google Playクレジット、Google Play Musicの定期購入、Google Playブックスのギフトの場合のみ。購入日から3か月以内のみ返金(払い戻し)可能 |
Google Play寄付 | 返金(払い戻し)不可 |
Google Playの返金方法は2種類ある?
さて、Google Playでの返金(払い戻し)の方法には2種類存在しています。その方法とはズバリ、メーカー側に問い合わせる方法と、Google側に問い合わせる方法です。
メーカー側に問い合わせる方法
メーカー側に問い合わせる、というのは基本的にそのアプリ開発者に、となります。こちらは主に48時間を超えた場合の方法になるでしょうか。
48時間以内にはGoogle側が対応してくれますので、それを超えた場合はアプリ開発者の方の良心に任せる、ということになります。対応してくれるか否かは開発者の方次第ですので、駄目元で聞いてみる、というのが心の持ちようとしては楽かと思います。
ではメーカー側に問い合わせる方法の説明をしていきましょう。Google Playストアアプリを開いてください。
該当アプリのページの中に「デベロッパーの連絡先」という部分があります。そのうち「メール」の部分をタップすればメーラーが起動しますので、メールで連絡を取ってみてください。
Googleに問い合わせる方法
Googleへの問い合わせ方法の手順ですが、こちらは有料アプリであれば2時間超、それ以外も含めて48時間以内の場合の方法になります。(48時間超でもできないことはないですが、理由によっては通るかもしれない、という程度です)
ブラウザで下記URLへ移動し、申請を行いましょう。
Google Playの返金(払い戻し)申請手順
さて、ではGoogle Playへの返金(払い戻し)の申請の手順を説明していきたいと思います。手順として、まず先ほどのURLのリンク先へ飛び、そのうち「注文履歴」というタブをタップします。
過去の購入履歴が表示されます。この画面だとわかりにくいですので、左の方へ向けてスワイプしてください。
課金したアプリのうち、右側に「…」が縦に並んだメニューアイコンがありますので、そこをタップしてください。
上記のものに表示されてはいませんが「払い戻しをリクエスト」もしくは「問題を報告」をタップしてください。
すると、その理由の選択画面が表示されます。
理由を選択し、フォームに入力後、払い戻しを希望することを伝えてください。
「ご報告いただきありがとうございます。」 というメッセージが表示され、Googleの方から払い戻しを確認するメールが届きます。
通常、メールは15分以内に届くようになっているようですが、届かない場合は最長で2営業日ほどかかる場合もあるようですので、それまでは待ってみてください。手順としてはここまでで一連になります。
Google Playの返金が受理されてから実際に払い戻されるまでの期間
さて、Google Playへの返金申請の手順の次に気になるのは返金までの期間ですよね。
Google Playでのアプリ等への課金の返金が受理されたとして、実際に払い戻されるまでの期間はどれくらいなのでしょうか?
支払った方法で変わる払い戻し期間
基本的に、払い戻し期間は支払った方法によって変化します。それぞれの払い戻しまでの期間とその他の備考を表にしてみましたので、参考にしてみてください。
支払方法 | 払い戻し期間 | 備考 |
---|---|---|
クレジットカード デビットカード |
3~5営業日 | カード会社によって処理の時間は異なるため、10営業日ほどかかる場合もある。利用できないクレジットカードの場合は銀行に払い戻しが行われる。 |
キャリア決済 (前払い・従量制) |
1~30営業日 | 各キャリアによって処理時間が異なるため、これ以上の日数がかかる場合もある。 |
キャリア決済 (後払い、契約) |
1~2か月後の明細 | 各キャリアによって処理時間が異なるが、基本的には2か月以内の明細に反映される。2か月たっても反映されない場合は、要問合せ。 |
Google Playの残高(ギフトカード、クレジットの残高) | 1営業日 | Googleアカウントに払い戻しが反映される。場合によっては3営業日かかる場合もある。 |
Google Pay | 1営業日 | Googleアカウントに払い戻しが反映される。場合によっては3営業日かかる場合もある。 |
オンラインバンキング | 1~10営業日 | 銀行ごとに処理時間が異なる。通常は4~10営業日内で処理される。 |
PayPal | 3~5営業日 | 場合によっては10営業日ほどかかる場合もあり。 |
Google Playの返金を申請する場合の注意点
では、ここからはGoogle Playで返金申請する場合の注意点について説明していきたいと思います。
アプリ内課金等は特に理由に注意
Google Playで返金申請したい場合というのは、基本的にアプリ内課金の場合が多いかと思います。
有料アプリをインストールすることの多い方もいるかと思いますが、無料ソフトで終わらせてしまう、基本無料で都度課金するゲームを利用している人も多いでしょう。
そういったアプリを利用する場合、返金申請したい場合注意しなければならないことがあります。
誤操作による返金は理由として通りやすい
まず、基本的に誤操作(推すつもりはなかったのにタップしてしまった、タッチパネルが不良でタップしていないのに反応してしまったなど)による返金は、理由としては通りやすいです。
何より、操作性などによって発生する誤操作は実際防ぐのは難しいこともあり、よほどのことがなければ返金申請が通る傾向にあります。とはいえ、それはGoogle Playからインストールしたものに限ります。
直接apkファイルをダウンロードした場合(Google PlayStore外からインストールした場合)などだと、ストアを経由していないためにアプリ内課金の返金はできないという注意点がありますので、そういった形で利用している方は注意してください。
”課金=すぐにアプリ製作者に支払い”というわけではない
また、課金して48時間以内なら、という話になるのは、課金した時点でアプリ製作者にそれが支払われるわけではないということも影響しています。一定期間Google側で貯めておいて、それを一定期間ごとに支払う形が取られているのです。
逆に言えば、アプリ製作者にすぐ支払われるわけではないため、すぐに返金申請をすれば受け入れられる可能性が高いのです。
1度返金されたものは再度返金対象にはならない場合が多い
最大の注意点と言っていいのが、一度返金されたものは再度返金対象にならない場合が多いことです。
どういうことかというと、まずアプリ自体に課金してダウンロードする場合、一度目は返金申請は通りますし、すぐ払い戻しをすることができますが、二度目以降は払い戻しができなくなるということです。
「前にそれ返金したけどもう一度押したなら今度こそ間違いじゃないよね?」ということなのかもしれません。
また、アプリ内課金に関しても同じことが言えます。アプリ側の過失であれば話はまた異なってくるのでしょうが、何度も返金申請する迷惑極まりない方のそれを受け入れられるかと言われればそれも否です。
一度以前に返金申請をしたアプリで、しばらくしてから再度返金申請をしても通らない可能性があります。返金申請をする場合、それに関して、返金申請するタイミングについてちゃんと見極めるのが重要です。
必ずしも返金申請が通るとは限らない
そして注意点として大きいものの一つが、この項目です。Google Playに返金申請したし、時間的にも間に合ってるから大丈夫かと言えばそれがちゃんと通るとは限りません。
特にサービスが終了したアプリの場合、基本的にサービス終了時にゲームの運営側が払い戻しを通知していなければ、返金される確率はかなり低いです。
どのような形にせよ、基本的に一度課金したお金は戻ってこないものと考えて利用していくのが最良ですね。
Google Playでのアプリ課金を返金したい場合、できないことはないですが条件付きということが理解できたかと思います。
誤作動などどうしようもないという場合は仕方ないですし、不正に利用された場合などもあるかもしれません。そういった事態を防げるよう、自衛もしつつ、どうしようもない場合に返金申請を行ってください。