2019年08月18日更新
iBooksの使い方!PDFファイルの閲覧方法も解説!
iBooksの使い方を徹底解説!iBooksとは?閲覧方法、PDFの保存方法や転送、PCとの同期の仕方などの使い方も詳しくご紹介致します。EPUB形式についてや、PDF、ブックマークや削除の方法も合わせて、初めての方でもわかりやすく使い方をお伝えします。
目次
- 1iBooksとは?
- ・iPhone/iPadで電子書籍やPDFが読めるアプリ
- ・iOS12からApple Booksに名称変更
- 2iBooksの使い方
- ・電子書籍の閲覧
- ・「ブック」を開いて電子書籍を閲覧
- ・読みかけのページをブックマーク
- ・気になる文章をメモ
- ・ブックマークやメモの削除
- 3iBooksからApple Booksへの変更点
- ・電子書籍またはオーディオブックが閲覧可能
- ・「ライブラリ」で本を一元管理
- ・「今すぐ読む」で続きから読む
- 4iBooks(Apple Books)でPDFファイルを閲覧する方法
- ・アプリにPDFを取り込む
- ・「コレクション」からPDFを開く
- 5iBooks(Apple Books)の本をPCに保存する方法
- ・PCと接続してiTunesを開く
- ・「ブック」を同期する
- 6iBooks(Apple Books)で自作のEPUB形式のファイルを閲覧する方法
- ・EPUB形式の電子書籍を作成する
- ・iBooks Authorで電子書籍をつくる
- ・iTunesの「ブック」にドラッグ&ドロップする
- ・iPhone/iPadに転送する
- ・合わせて読みたい!PDFに関する記事一覧
iBooksとは?
iBooksとは何か?こちらではApple公式の電子書籍アプリケーション「iBooks」の使い方を徹底解説させて頂きます。
iPhone/iPadで電子書籍やPDFが読めるアプリ
iBooksとはその名の通り本のアプリケーションです。iBooksはシンプルな使い方ができるアップルが出している電子書籍アプリケーションで、携帯やiPadなどで気軽に本が読めるアプリになります。
またiBooksで書籍を同期することにより、別端末でも購入した書籍の閲覧が可能になります。本だけではなく、ネット上のPDFファイルも閲覧することも可能です。
iOS12からApple Booksに名称変更
iBooksはiOS12からApple Booksという名称に変更になりました。ここでの記事では旧名称のiBooksで使い方をご紹介致します。
iBooksの使い方
使い方をご紹介する前に、まずはiBooksをダウンロードをします。appStoreでiBooksのアプリをダウンロードします。
電子書籍の閲覧
ダウンロードしたら、使い方のご案内を致します。iBooksは漫画の1巻試し読みや、アマチュアの作家が書いた電子書籍は無料でダウンロードすることができます。
iBooksでは芥川龍之介や宮沢賢治などの文学作品も無料で公開されているので、これを機会に文学作品に触れてみるのはいかがでしょうか。また、ダウンロードしたPDFも閲覧が可能です。
読みたい本をダウンロード
iBooksの使い方はシンプルで、まず画面下部の「今すぐ読む」や「ブックストア」からダウンロードしたい書籍の詳細ページを開きます。画面右上に値段が表示されますので、価格のところを選択するとダウンロードが始まります。
下に「サンプル」ボタンがありますが、こちらは無料試し読みボタンとなります。読みたいボタンはいわゆるお気に入り登録されるボタンで、あとでチェックしたい時に便利です。
無料サンプルも閲覧可能
無料サンプルの使い方です。iBooksで無料の書籍を閲覧したい場合は、画面下部「検索」をタップして「無料」などキーワードを入れると、無料の書籍が表示されるようになります。
検索を駆使すると思わぬ掘り出し物があるかもしれません。
「ブック」を開いて電子書籍を閲覧
実際にダウンロードした書籍の閲覧の使い方です。iBooksで読みたい電子書籍をクリックしました。無料版では「入手」のボタンになっておりますので、こちらをタップします。
ダウンロードが完了したら、書籍を閲覧できます。シンプルな使い方でとても読みやすいです。
文字はとても読みやすい字体となっております。
読みかけのページをブックマーク
ブックマークの使い方です。iBooksで読みかけ途中のものは、画面右上のしおりのようなボタンをタップすると、ブックマークすることができます。
こちらの使用により、iBooksで次回閲覧する際にはこのブックマークしたところからスタートすることができます。とてもスマートな使い方ができます。
赤いしおり部分をタップします。
気になる文章をメモ
メモの使い方をご紹介します。iBooksでは閲覧している書籍の一部をメモしたりすることもできます。
読んでいて気になった部分、すぐに読み返して起きたい部分などは、語句をタップしたあと長押しして、選択範囲決定すると、メモとして追加することが可能になります。
しかし、ダウンロードしたPDFにメモ機能はありません。以下、メモの使い方になります。
メモしたあと、黄色くマークされているので、メモ完了の印となります。メモした文章は左上の3本線マークをタップすると過去メモしたもの一覧が出てきます。長押しするとその文章の前後が表示されます。とても簡単な使い方です。
過去メモした文章一覧の表示の使い方もシンプルです。
どんどんお気に入りの文章をメモして心に残すことができます。
ブックマークやメモの削除
削除の使い方をご紹介します。iBooksではブックマークやメモを削除することもできます。ブックマークはブックマークボタンを再びタップすると削除できます。
メモはメモされた文章を長押しするとメニューが出てくるので、ゴミ箱ボタンをタップすると削除することができます。以下、削除の使い方です。
ゴミ箱ボタンをたっぷするだけなので、とてもシンプルです。
iBooksからApple Booksへの変更点
iBooksはバージョンアップしてApple Booksへと変更になりました。その変更点をご紹介いたします。
電子書籍またはオーディオブックが閲覧可能
Apple Booksではオーディオブックの閲覧も可能になりました。オーディオブックとは文字どうり「聞く本」です。ランニング中や電車や移動時間など、文字を読まなくてもラジオのように物語に入り込むことができます。
「ライブラリ」で本を一元管理
ライブラリ機能の使い方です。こちらを使うことによりApple Books上で「読みたい」「読書済み」「ブック」など、何かしらアクションを起こした本は、自分好みに細かくコレクションすることが可能になりました。
これをすることにより、再読する時本を探すのが楽になります。PDFファイルもこちらで管理することが可能です。用途ごとにPDFを管理することも可能です。
新規コレクションを上手に使って自分オリジナルの本棚を作れます。
「今すぐ読む」で続きから読む
「今すぐ読む」の使い方です。iBooksからApple Booksに変更したことにより、「今すぐ読む」で本の続きから読むことが可能になりました。
しおりを挟まなくても「今すぐ読む」のタブからいつでも途中から読むことが可能になりました。PDFでは最新にダウンロードしたPDFファイルが出現するようになってます。より使い方がシンプルになりました。
また、Apple Booksではレビューが豊富です。エディターが書いたレビューの他にも、ユーザーが書いたブックレビューも読むことが可能です。レビューはもちろん自分も書くことも可能です。使い方はその本のタイトル下部に記載されています。
背景色や明るさの変更の仕方
また、背景色や明るさも変更することができます。文字の大きさも変更できるので、自分が読みやすい文字の大きさや明るさにして、電子書籍を楽しめます。使い方は以下のボタンをタップすると可能です。
このようにして自分オリジナルの本を作ることができます。
iBooks(Apple Books)でPDFファイルを閲覧する方法
iBooksのPDFファイルの閲覧方法を紹介します。
アプリにPDFを取り込む
iBooksではPDFファイルも閲覧することが可能になります。PDFをiBooksで管理することにより、PDFファイルの整理が可能になり、どこにPDFを保存したかが一目瞭然になるのでオススメです。ここからPDFファイルの使い方をご案内します。
iPhoneで取り込む
iPhoneでPDFを取り込む場合の使い方です。取り込みたいPDFを開いたあと、メニューを開いてブックを起動します。以下、PDFを取り込む使い方になります。
確定申告のPDFです。このPDFの画面からブックを選択します。
PDFから選択したあと、iBooksを開くと、ライブラリにPDFが追加されます。使い方はこちらも簡単です。
PDFは閲覧専用となっております。PDFに加筆することはiBooksではできません。
PCと同期して取り込む
PDFファイルをPCとの同期する使い方です。PDFファイルはPCと同期することも可能です。PC(itunes)を起動し、PCとiPhoneをUSBケーブルで繋ぎます。以下、PDFと同期の使い方をご紹介します。
PDFを転送する前に、準備としてitunesの画面上にある「iPad」アイコンを選択、接続したiPadの設定画面を開きます。
サイドメニュー自分のデバイス上から、「ブック」をクリックします。
転送したいPDFを、この場合だとデスクトップからitunes上の「ブック」にPDFをドラック&ドロップします。
ブック覧にPDFを追加すると、自動的にPDFがiPadに転送されます。単純にPDFファイルをドラック&ドロップすればいいので、使い方は慣れてしまうと簡単です。PDFファイルはデスクトップに保存しておくと比較的楽にドロップできます。
「コレクション」からPDFを開く
保存したPDFは、iBooksのコレクション覧から確認ができます。使い方は以下になります。
こちらにPDF覧があります。コレクションは「コレクション追加」をタップすることにより、自分で好きなようにアレンジを加えることができます。自分好みのiBooksを作ることが可能です。タスクごとにPDFの場所を変えることももちろん可能です。
iBooks(Apple Books)の本をPCに保存する方法
今度は、iBooksの書籍をPC側に保存(転送)の使い方をご紹介致します。こちらを使うことにより、iBooksの書籍やPDFのバックアップなどを行うことが可能になります。また、PCの大きな画面で書籍やPDFを読むこともできます。
PCと接続してiTunesを開く
itunesの使い方です。もっとも簡単なやり方です。itunesでiBooksをPCへ転送します。
- iPhone/iPadをコンピューターに接続し、iTunesを開きます。
- iTunesのメニューバーを開き、「ファイル」→「デバイス」→「購入した項目を”○○”から転送」の順に選択
このような方法で、iBooksの転送が完了致します。
「ブック」を同期する
同期の使い方です。iBooksとPCを同期する方法も便利です。こちらを使う場合、iBooksの入っているiphone側の設定も必要になってきます。iPhone側の設定ですが、「設定」アプリから「Apple ID」を選択し、「iCloud」を選択します。
この中の「iCloud Drive」を選択します。それがオフになっている場合はiBooksをオンにします。もともとオンの場合は念のため一旦オフにしてか再度オンにしましょう。
これでiOS上の設定は完了です。次にPCの設定をします。Macの場合は「システム環境設定」から「iCloud」を選択します。
「iCloud Drive」にチェックを入れて、「オプション」を選択します。
以上の設定をすると、iPhoneのiBooksで同期が可能になります。iBooksを開くと、このように「iCloudで使用する」と表示されますので、そちらを選択すると、PCとiPhone間の同期が可能になります。
この使い方を覚えておくと、他の様々な機能を同期することができますので非常に便利です。
iBooks(Apple Books)で自作のEPUB形式のファイルを閲覧する方法
最後の章では、iBooksで自作のEPUB形式のファイルを閲覧する使い方をお伝えします。EPUB(イーパブ)とは、PDFとは違い電子書籍ファイルの形式のことです。このEPUB電子書籍を制作すれば、iPhoneやiPad等で読むことが可能になります。
EPUB形式の電子書籍を作成する
まずは試しにEPUB形式の電子書籍を作成してみます。作成するツールは今回私のPCがMacだということもあり、iBooks Authorというアプリを使います。使い方は以下の方法になります。
iBooks Authorで電子書籍をつくる
iBooks AuthorとはiBooksと互換性のある電子書籍作成アプリです。アプリをダウンロードしインストールしたら、テンプレートを選んでそこから文章を作成することができます。
日本語にはもちろん対応しておりますが、洋書を作ることを前提としているため、横書きのみの作成となります。
このようにテンプレートは画像や見出しなど最初からついているので、そこから編集をするため楽に文章を作成できます。
iTunesの「ブック」にドラッグ&ドロップする
作りましたら、PDF形式かEPUB形式かで保存を選択できますが、PDF形式ではなくEPUB形式で保存をします。そうしましたらデスクトップに出るようにして、それをitunesにドラック(出来なければMac上のiBooksに)すれば完了になります。
フリーソフトは多々ありますが、iBooksで自作のEPUBを作成する場合、一番使い方がシンプルでオススメです。
iPhone/iPadに転送する
転送する場合の使い方です。iPhoneやipadにPDFを転送する場合も同じく、デスクトップ上にあるEPUB形式のファイルをitunesにドラッグします。
ドラッグする場所は表示されている自分のデバイスにすれば、iPhoneやipadなどで閲覧することが可能になります。PDFの転送と方法は同じになります。
iBooksの使い方のご紹介は以上になります。PDFやEPUBなど、ご自身に一番あった使い方を選んで自分だけのiBooksにしてください。