「PayPay」は危険/危ない?注意点もくわしく解説!
スマホ決済のPayサービスの一つであるPayPayは、メディアにも取り上げられ認知度が高い反面、使用するのは危ないとか危険だとか言う声が聞かれるのも事実です。PayPayの登録や使用が、本当に危険で危ないのかどうか、注意点も含めて検証してみたいと思います。
目次
- 1PayPayは危険/危ないのか
- ・サービス自体は危険ではない
- 2【PayPay】利用上の危険性~クレジットカード~
- ・他人のクレジットカードは使用不可
- 3【PayPay】利用上の危険性~本人確認~
- ・3万円以上決済時の本人確認
- 4【PayPay】利用上の危険性~QRコード~
- ・QRコードでの支払い
- 5【PayPay】利用上の危険性~注意点~
- ・選択できる支払い方法は一つ
- ・決済画面のスクショはしない
- ・スマホの紛失時は専用窓口に連絡
- 6【PayPay】危険性へのセキュリティ対策
- ・セキュリティ対策
- ・本人認証サービス/3Dセキュアを導入
- ・Touch IDによる本人認証
- ・スマホ自体にも本人認証
- ・パスワード管理を厳重にする
- ・カードや口座を登録しない
- ・合わせて読みたい!PayPayに関する記事一覧
PayPayは危険/危ないのか
PayPayは、最近「100億円あげちゃうキャンペーン」やユニクロとタッグしたキャンペーンなど、何かと話題性が多くメディアに取り上げられているスマホ決済サービスのひとつです。
しかし、残念ながら時々PayPayを使用するのは危険なのではないかとか、危ないという話を耳にすることがあるのは事実です。なぜなら、一度「PayPayにおけるクレジットカード不正利用」のニュースが報道されてしまったからです。
本当にPayPayは危険で、使用するには危ないかどうか、セキュリティや注意点などを検証してみたいと思います。
サービス自体は危険ではない
PayPayは、スマホで最短1分程で登録完了し、スマホひとつで気軽に決済することができる便利なサービスです。もちろん、PayPayアプリのインストールや登録、使用することは無料です。使用する際に、通信量に応じたパケット通信料金が発生するだけです。
そして、他のPay決済サービスと同様、PayPayもセキュリティ対策も行なっていますので、結論から言うとPayPayのスマホ決済サービス自体が危険で危ないわけではありません。
個人情報の流出も無し
以前のニュースで「クレジットカードの不正利用」の問題が取り上げられて、実際にその問題が起こったことも事実です。しかし、クレジットカードを他人に不正利用された方で、実際に現金を引き落とされたという方はいないようです。
事前に個人情報が流出していたクレジットカードをPayPayで登録して使用した方が、残念ながら被害にあわれたようです。PayPayに登録していない方の情報漏れしていたクレジットカードも、同様に被害にあっています。
ですから結論を言いますと、PayPay自体から個人情報が流出したことはありません。PayPayに登録しただけで個人情報が流出する危険があり、使用するのは危ないと言うのは間違いであると言えます。
【PayPay】利用上の危険性~クレジットカード~
PayPayだけでなく、どの決済サービスを利用する際も言えることですが、クレジットカードを登録して使用する事にはある程度の危険が伴うことは、注意点として覚えておく必要があります。
他人のクレジットカードは使用不可
言うまでもない当たり前のことですが、他人のクレジットカードは使用することができません。しかし、残念ながらPayPayのシステム上に弱点があり、この弱点をついて他人のクレジットカードの不正使用につながりかねない危険が過去にありました。
番号を間違えてもロックなし
PayPayのシステム上の弱点とは、クレジット情報のセキュリティコードを何度間違えてもロックがかかることがないという点です。
裏を返せば、どうしても他人のクレジットカード情報を不正利用したい人は、何度でも総当たり攻撃をして試すことができるということです。
クレジットカードの不正利用
総当たり攻撃ができるということは、PayPayに登録しているかどうかに関係なく、クレジットカードの情報が流出し、他人に不正に使用されるということですから非常に危険なことです。
しかし、このPayPayのシステムは2018年12月17日から変更され、クレジットカードのセキュリティコードの入力回数が制限されるシステムになりました。このシステムの導入により、セキュリティが強化されています。
【PayPay】利用上の危険性~本人確認~
PayPay利用規約にも記載されていますが、PayPay決済を使用する場合に、支払い金額によっては本人確認書類を提示しなければならない場合があります。これは、他人に不正利用される危険を回避するためにも必要な事柄です。
3万円以上決済時の本人確認
PayPay決済において3万円以上の決済の場合は、本人確認書類を提示して確認してもらうことが必要だと定められています。本人確認書類は、運転免許証やパスポート、保険証も使用することができます。
確認書類の提示は店舗頼み
本人確認書類の提示は、他人にPayPayを不正利用される危険を回避するために必要な事柄ですが、現実には店舗頼みとなっていることが現状のようです。本人確認書類を確認することが店舗側に周知されていない場合もあるようです。
【PayPay】利用上の危険性~QRコード~
PayPayの支払い方法には、「QRコード」を自分のPayPayアプリでスキャンしてから金額を入力して支払う方法と、「バーコード」をレジでスキャンしてもらい支払う方法の2種類あります。
これは、店舗側が導入しているシステムによりますので、自分でいつもどちらかを選択するということは出来ないことが多いです。
QRコードでの支払い
今は、QRコード決済も広く浸透していますが、やはりこの決済サービスにもある程度の危険性が伴いますので、注意点に留意している必要があります。
偽のQRコードによる第三者への送金
QRコードを自分のスマホで読み取って金額を入力して支払う場合に、偽のQRコードが貼られている場合、間違って知らない第三者に送金してしまうという危険性があります。
日本ではほぼそういう事件の危険は今のところありませんが、中国では偽のQRコードを張り替える詐欺が横行していることが報告されています。
PayPayアプリでスキャンする前に、貼られているQRコードに不自然な所がないかどうかを確認する習慣を身に着けておくことで危険を回避することができます。
QRコード表示時の盗撮
PayPayの画面下部の「支払い」をタップすると、バーコードとQRコードの画面が表示されます。このQRコードを読み取ってもらって支払いをするわけですが、もしQRコード画面を盗撮されたら支払いや送金で不正利用されてしまうという危険があります。
店舗のレジで支払いをする場合は、すぐ後ろに他人がいないかどうかを確認することと、コード画面がレジの店員にのみ見えるような仕方で提示する必要があります。もしも、後ろにいる人にコード画面をスクショされたら危険だからです。
【PayPay】利用上の危険性~注意点~
どのPayサービスにも言えることですが、PayPay決済を利用する場合にも幾つかの注意点があります。
選択できる支払い方法は一つ
PayPay決済を選択すると、足りない金額が1円であったとしても現金やクレジットカードなどと組み合わせて支払うことはできません。選択できる支払い方法は一つです。
PayPay残高をきちんと確認して、そのPayPay残高内で買い物を済ませるか、あらかじめPayPay残高にチャージしておく必要があります。
決済画面のスクショはしない
注意点として絶対に避けるべきことは、コード決済画面をスクショしない事です。ギフトカードの使用方法などを他人の誰かに聞きたいと思ったとしても、スクショしてSNSに投稿するような危険な行為は絶対にしてはいけません。
決済画面のスクショを他人に見せるということは、そのスクショ画面を使用して自由に自分のPayPayを使用してくださいと言っているようなものだからです。
仲の良い友達同士であったとしても、コード画面のスクショを取ったり、スクショを見せ合ったりすることは避けるべきです。
最近のスマホでは、決済画面をスクショしようとしてもスクショ保存エラーが表示されますので安心ですが、安易にスクショしない事により自分で危険を回避することが必要です。
スマホの紛失時は専用窓口に連絡
PayPayアプリをインストールしているスマホを紛失してしまった場合は、スマホを契約している携帯会社に連絡するだけでなく、「PayPay携帯電話紛失・盗難専用窓口」にも連絡することが必要です。
紛失窓口に連絡することにより、PayPayアカウントを直ちに停止してもらうことができますので、紛失したスマホのPayPayを不正利用される危険を避けられます。
ダイヤルは365日24時間対応
「PayPay携帯電話紛失・盗難専用窓口」は土日祝日を含む365日24時間対応してくれます。その場合、PayPayを登録している紛失した電話番号とユーザーIDを伝える必要があります。
ユーザーIDを確認するには、PayPayホーム画面下部の「アカウント」をタップします。次の画面で自分のユーザー名とPayPay IDなどが表示されます。
紛失や盗難などの、もしもの場合に備えてPayPay ID番号をメモしておくことをおすすめします。
【PayPay】危険性へのセキュリティ対策
PayPayでは、不正利用などの危険を避けるためにセキュリティ対策が取られています。
セキュリティ対策
どの決済サービスを使用したとしても、危険はつきものです。PayPayでも、事あるごとにセキュリティ対策が強化されて危ない局面を回避する対策がなされています。
本人認証サービス/3Dセキュアを導入
PayPayでは、2018年12月に本人認証サービスおよび3Dセキュアのシステムを導入しています。3Dセキュアとは、Web上でのショッピングをより安全に行うためのサービスです。
クレジットカード番号と有効期限に加えて、自分しか知らないパスワードを組み合わせて登録しておきます。このシステムは、大手のクレジットカード会社も推奨しています。
利用金額に上限が設定される
2019年からは本人認証サービスを行っているかどうかで、PayPayの利用限度額が変わることになりました。
本人確認を行っていない場合は、過去24時間または過去30日間を含めて5,000円までしか利用することができません。一方、本人確認を行っている場合は、過去24時間は20,000円まで、過去30日間は50,000までが利用上限金額となります。
この本人認証サービスにより、万が一PayPayを不正利用されたとしても、被害金額を最小限に抑えることができます。
Touch IDによる本人認証
危ない場面に直面したとしても、セキュリティ対策として自分で行える別のことは、Touch IDによる本人認証の設定を行うことです。
「端末の認証を有効にする」をオン
スマホにPayPayアプリをインストールしたら、PayPayアプリ起動時には指紋認証などの設定をしておくことができます。
PayPayホーム画面下部の「アカウント」をタップして「セキュリティ」を選択し「端末の認証を有効にする」をオンにします。
iPhoneの場合は、PayPayアプリ起動時に「PayPayでTouch IDを使用」というポップアップ画面が表示されたらOKです。
スマホ自体にも本人認証
PayPayアプリだけでなく、スマホ自体にも本人認証の設定を行っておくことにより、スマホを紛失したり、盗難されたりした場合の万が一の危険を回避することができます。スマホの設定画面で、パスワード認証や指紋認証等の設定を行うことができます。
パスワード管理を厳重にする
どのPayサービスやアプリを使用する場合にも必要ですが、パスワード管理を厳重にしておくことは重要な注意点です。推測しやすいパスワードの使用や、パスワードの安易な使いまわしは危ないです。
カードや口座を登録しない
他の注意点としては、クレジットカードや銀行口座番号をスマホにメモして登録しておかないことです。もしも、スマホを紛失したり、盗難された場合に容易に見つけられることがあります。危ないかなと思うことはしない事が鉄則です。
セブン銀行ATMでチャージ
2019年7月1日からセブンイレブンでもPayPayが使用できるようになりました。また、セブン銀行ATMで現金チャージを手数料無料で行うことも可能になりました。
時折、セブンイレブンとコラボした還元キャンペーンも行なわれますので、PayPayの注意点に気を付けた上で上手に活用することができます。
PayPayの他のチャージ方法
セブン銀行ATMでのチャージに加えて、他にもPayPayへのチャージ方法の選択肢があります。Yahoo!ウォレットの預金払い用口座に登録した金融機関口座や本人認証サービス登録済みのYahoo!JAPANカードからチャージする方法があります。
また、PayPayギフトカードやヤフオク!の売上金、ソフトバンク・ワイモバイルとの連携などの方法もあります。日頃からYahoo!関連サービスをよく利用している人なら、PayPayを利用することは危ないどころか便利だと思います。