開発者以外の方でも上手く設定すると体感速度が向上などメリットがある通常非常時となっている開発者オプション。この記事ではそんな開発者オプションを表示・非表示(消す)する方法や体感速度を向上させる設定、オプション内にある各項目について紹介します。
Android OSの設定では、画面の明るさを変更したり、Wi-Fiを接続・切断したり、パスワードを設定して端末のセキュリティを向上したりとAndroid端末を使用するにあたり様々な設定を行うことができます。
実は普段使用している設定以外に、初期では非表示となっている開発者向けの隠された設定が存在します。この記事では隠された設定である「開発者オプション」の表示・非表示(消す)にする方法や各設定項目についての解説を紹介します。
※この記事で紹介している手順はAndroidスマホのOSバージョンや製造メーカーによって異なる場合がございますのでお使いのAndroidスマホの説明書なども併せて確認ください。
初期では非表示となっている設定である「開発者オプション」とは、Android用のアプリ開発者向けに提供されている機能となり、端末内のログ出力や、端末の状態を画面上に表示したりと通常の設定とは少し違った項目が存在しています。
中には意味を知らずに操作すると端末の表示が崩れるなど動作が不安定となるデメリットを持った項目も存在しますので設定を変更する際は注意が必要です。しかし上手く活用すると端末の体感速度が向上するなど開発者以外の方でも様々なメリットがあります。
初期では非表示となっている設定であるAndroidの「開発者オプション」の中にある一部の項目について設定方法とその効果を紹介します。
※各項目の設定は「開発者向けオプション」がONに設定されていないと有効になりません。有効にするには「開発者向けオプション」の上部にあるONのトグルを有効にしてください。
開発者オプションにある「PCバックアップのパスワード」とは、フルバックアップで取得したバックアップデータに対してパスワードで暗号を掛けることができる機能になります。
■メリット
2.画面の指示に従い現在のパスワードと変更後のパスワードを入力する。
3.「バックアップパスワードの設定」を選択する。
4.「新しいバックアップパスワードを設定しました」と表示されると設定完了。
※「新しいバックアップパスワードを失敗しました」と表示された場合は現在のパスワードを再度ご確認ください。
※初めて設定する場合は現在のパスワードは何も入力しないでください。
Android端末は暫く端末を触らないと自動的に画面が暗くなりスリープ状態に移行します。通常はAndroidの設定の中にあるディスプレイ設定よりこの時間を変更することができますが、スリープ状態に移行しないように設定することはできません。
開発者オプションにある「スリープモード非設定」とは、端末が充電中の状態に限り、スリープ状態に移行しないように設定することができる機能となります。
■メリット
開発者オプションにある「実行中のサービス」とは、現在起動しているサービスやキャッシュされたプロセスの一覧が表示され、それぞれどれくらいのメモリを使用しているかを確認することができる機能となります。
また、各サービスを選択するとサービスやキャッシュをメモリ上から消すことができます。
■メリット
対応しているモニターがあればAndroid端末に表示している画面をそのままモニター上に移すミラーリングを行う機能があります。
開発者オプションにある「ワイヤレスディスプレイ認証設定」とは、通常は表示されていないミラーリングの詳細オプションが表示されるようになり、「autonomous GO(Wi-Fi Direct)」を有効にしたりすることができる機能となります。
ただし、「Google Chromecast」などは同一のネットワークに存在していれば特に端末側で設定をしなくても接続することができるため、通常は「ワイヤレスディスプレイ認証設定」をオフにすることをおすすめします。
■メリット
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