Windows10の初期設定で、「パスワードは時代遅れです」という画面が表示されるように、サインインする場合「PIN」(ピン)の入力が推奨されるようになりました。PINのメリットとは?ここではWindows10の「PIN」のメリット/設定方法を解説します。
PIN(ピン)とは、Windows10のサインイン時に、パスワードの代わりに入力する4桁以上の数字のみの暗証番号です。長いパスワードを入力しなくても、手早くサインインができるメリットがあります。
PINコードは、Windows10でMicrosoftアカウントのパスワード機能の1つです。手早くサインインが出来るメリットの他セキュリティ性が高いメリットもあります。
Windows10のPINコードは最低で4桁と短く、使われるのも基本数字のみで構成されています。
MicrosoftアカウントのパスワードとPINの比較表をご覧ください。
Microsoftアカウントのパスワード | PINコード | |
具体例 | Pas@word-1 | 4321 |
複雑さ | 〇 | △ |
格納される場所 | インターネット上に格納 | パソコン上に格納 |
利用するインターネット サービス |
サインイン Outlook.com OneDrive 等々 |
サインイン |
クレジットカード情報の 関連付け |
関連付けあり | 関連付けなし |
パスワードと比べ、Windows10のPINコードでサインインするメリットは、「入力が手軽」「セキュリティ性が高い」と言われています。それらのメリットの理由を解説しましょう。
Windows10のパスワードは、英数字で入力を行うため複雑なパスワードを作成することができる反面、入力時には面倒だったり忘れてしまう可能性があります。
Windows10のPINでは最低4桁の数字から入力を行うので、数字だけなので入力が簡単で覚えやすいといったメリットがあります。
Windows10で設定したPINは、そのパソコン内に保存されるので、そのパソコンとセットでしか使えない仕組みです。
このため、第三者が自分のパソコンに盗み見たPINを入力して不正アクセスしようとしても、Windows10にサインインが出来ないのでセキュリティ性が高いのです。
PINコードを利用すると、Windows10にサインインするための暗証として、最初にPINコードが要求されます。
次にWindows10の中で各種オンラインサービスを受けるには、個人を認証するためID/パスワードが必要になるので、2段階認証の役割を果たしているといえます。
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