Androidの動作を指定して自動化して使うことができるTaskerは使い方がわかればより便利にAndroidを利用できます。AndroidでのTaskerの使い方の他、おすすめの便利な設定例についても紹介していきます。
Androidの起動タイミングや指定した動作をした際、こういうふうにできるよう自動化したい、というときに便利なアプリにTaskerというものがあります。
Taskerとは、前述したように普通の設定ではできないような動作の自動化ができるAndroid用のアプリケーションです。
例えば、イヤホンを指したら音楽再生アプリを起動する、家の近くに来たらWi-Fiを起動するなど、タスクを自動で実行することが可能になるのです。いちいち自分で切り替える必要がないため、Taskerを便利に利用している人も多くいます。
このTasker、表記が日本語ではなく英語になっていることもあるうえに、用語がよく分からない部分もあります。
Taskerで頻出する用語を日本語にした場合の内容の説明は下記の表のとおりですので、日本語にすると何になるのか分からない人は参考にしながら使ってみてください。上の図も参考にしてみてください。
用語 | 読み | 日本語にした場合の内容 | 例(赤字が該当部分) |
---|---|---|---|
Action | アクション | 動作に関すること。何をしたらどうするか、の「どうする」の部分 | イヤホンを挿したら音楽プレーヤアプリを起動 |
Task | タスク | 1つ以上のActionのグループ。1つの操作で連動して複数の動作をおこなう場合に利用する。 | マナーモードを解除したら着信音をオンにし、通知音をオンにし、バイブレーターをオフにする |
Context | コンテキスト | ActionやTaskを実行するための条件 | 自宅付近になったらWi-Fiをオンにする |
Profile | プロファイル | ContextとTaskのセットをまとめたもの | - |
Scene | シーン | 「Action」を実行するために必要な情報や実行結果の表示をおこなう | - |
Element | エレメント | 「Scene」上に配置するコンテンツ | テキストボックスやボタンなど |
Variable | バリアブル | 変数のこと。状況に応じて値が変化する名前を所持した値。 | - |
ここからはTaskerアプリの使い方の説明をしていきます。
まずはTaskerのダウンロード/インストールを行いましょう。TaskerはAndroid用のアプリです。Google PlayストアのTaskerのインストールページからインストールを実行します。有料アプリですので、380円をインストール時に支払う必要があります。
日本語表示で利用する場合、メニューから「Preferences」→「UI」の「Language」で「Japanese」を選択しましょう。
これでTaskerを日本語表示にすることができます。Taskerを再起動することで日本語表示が反映されるため、一度Taskerを閉じて、再度起動してください。
Taskerでプロファイル(Profile)やコンテキスト(Context)を追加したい場合ですが、プロファイルはプロファイルタブから追加を行います。
左下にある「+」ボタンをタップし、利用したいコンテキスト(条件)をタップして「プロファイル」に追加してください。
コンテキストはアプリや日時、イベントや場所などを設定することが可能です。カテゴリー分類されていて、更に大枠のカテゴリーごとに細かく設定内容が分かれているため、使い方としても分かりやすいです。
複数のコンテキストをプロファイルに追加したい場合、そのプロファイルのコンテキスト部分を長押しし、「追加」で追加すればOKです。
タスク(Task)、アクション(Action)の追加は、タスクのタブから行います。左下にある「+」ボタンをタップします。
なお、プロファイルに基づいたタスクの設定をおこなう場合は、プロファイルの設定を行った後、「新しいタスク +」をタップすればOKです。
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