WebMファイルとは、近年Webブラウザなどでよく使われている動画のファイル形式であるが、PCやスマホでは再生できない事がある。この記事では、WebMファイルに対応している再生用プレイヤーなど、WebM動画の再生方法を詳しく解説する。
動画のファイル形式や拡張子には様々なものがありますが、PCでもスマホでもほとんどの拡張子のファイルに対応しています。しかし、拡張子.webmのWebMファイルの再生方法がわからないという声が多く上がっています。
この記事では、拡張子.webmのWebMファイルとはどのような種類のファイルで、どうすればWebM動画を再生できるのか詳しく解説します。
拡張子.webmのWebMファイルとは、どのような性質を持つ動画ファイルなのでしょうか。まずは、拡張子.webmのWebMファイルとは何か、ということについて解説します。
拡張子.webmのWebMとは、Googleが開発したHTML5に組み込むための動画のコンテナフォーマットのことです。コンテナフォーマットとは、複数のデータの組み合わせによって構成されているコンテンツのすべての要素を1つのファイルにまとめて格納するための規格のことです。
動画は映像と音声といった複数のデータを組み合わせることで1つのデータとして成立します。組み合わせ方を間違えれば、再生時に音ズレなどの問題が生じる可能性もあります。
動画ファイルの形式には、WebMの他に拡張子.mp4、拡張子.aviなど色々ありますが、これらは全てWebMと同じコンテナフォーマットの形式です。
動画のコンテナフォーマットの中でも、WebMは特にHTML5に組み込んでWeb上で再生する動画を軽量かつ高画質で表示できるようにする目的で開発されたものです。今後は、YouTube動画の形式はすべてWebMファイルへと移行されることも発表されていて、WebMは動画形式の主流になっていくものと思われます。
Windows10にはWindows Media Playerが、MacにはQuickTime Playerがそれぞれ動画プレイヤーとして標準搭載されています。しかし、WebM動画の再生には対応していなかったり、同じWebM動画なのにMedia PlayerやQuickTimeでは再生できたり、できなかったりする事があります。
標準搭載されているプレイヤーでWebM動画の再生が不可能であれば、WebMに対応したプレイヤーを利用する方法がおすすめです。無料で使えるWebM対応プレイヤーを3つご紹介します。
WebMに対応している無料の動画プレイヤーのおすすめの一つは「4Videosoft ブルーレイプレイヤー」です。ブルーレイプレイヤーとあるように、本来はブルーレイの映像を美しく再生するためのプレイヤーですが、WebMを始めとする多くの動画形式に対応しています。
Windows版とMac版があり、どちらも無料体験ができます。WebMファイルの再生方法は、「ファイルを開く」からPCに保存されているWebMファイルを選択するだけです。すると、その他の操作は必要なく、プレイヤーが自動でWebMファイルの情報を読み込んでWebM動画を再生を開始します。
WebM動画のお気に入りの画面をキャプチャして保存できるスナップショット機能もあります。WebMだけでなく、幅広い動画形式に対応しているので、WebM以外にも試してみる価値は大いにあります。
完全無料で使えてWebMファイルにも対応しているプレイヤーを探しているのなら、GOM Playerもおすすめです。WindowsにもMacにも対応していてWebM動画の再生が可能です。WebM以外の動画形式や音声ファイルの形式にも対応しています。
WebMには対応していますが、無料版は広告が挿入されるので、広告表示がウザいと感じたり、広告にマルウェアが紛れていることもあることからセキュリティ面を不安視する声もあります。
しかし、WebMを再生できる無料プレイヤーという点では評価されているソフトです。完全無料で使いやすいWebM再生プレイヤーを探しているのなら、一度試して見る価値はあるでしょう。
WebM対応で完全無料で使えて、しかも広告表示やスパイウェアなどの心配を一切したくない場合には、VLC media playerがおすすめです。WebM動画も再生できるメディアプレイヤーのVLC media playerは、オープンソースで開発されているマルチフォームプレイヤーです。
WindowsやMacだけでなく、LinuxでもAndroid、iOSといったスマホ上でも動作してWebM動画を再生できます。WebMを再生できて安心して使えて、PCでもスマホでもWebM動画の再生を行いたいのなら、こちらのプレーヤーがおすすめです。
しかし、WebMに限らずほぼすべての動画形式で、再生時に動作が重くなる、映像がカクカクするといった声もあります。WebMを再生するための動画プレイヤーとしての使い勝手は多少難ありかもしれません。
プレイヤーを利用した再生方法以外にも、WebM動画を再生する方法はあります。WebM対応プレイヤーの利用以外のWebMファイルを再生するにはどうしたら良いのでしょうか。WebMファイルの再生方法について詳しく解説します。
WebMファイルはもともとGoogleが、Web上で増え続ける動画ファイルの画質を保ったままで、動作を軽量化することを目的として開発された、動画のコンテナフォーマットです。そのため、Web上のコンテンツの表示を目的としているWebブラウザ上なら問題なくWebM動画を再生できます。
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