Googleのオンラインで表計算が利用できるスプレッドシートでセル内の文字数をカウントできる関数にLEN関数とLENB関数とがあります。スプレッドシートでLEN/LENB関数を利用して文字数をカウントする場合のやり方について説明していきます。
セルの中に何文字あるのか、ということをカウントして数字として表示したい、ということはままあります。
そのため、Microsoftの表計算ソフトと同じような関数が利用できる事があるスプレッドシートでも文字数のカウントをしたい、ということもあるでしょう。
Googleのスプレッドシートでセル内の文字数をカウントする際、自分で1つのセルの中の文字を探すのは大変ですよね。
そんなときにスプレッドシートで利用できるのがLEN関数です。LEN関数はExcelにもある関数で、そちらでも同じく文字数のカウントができる関数として利用されています。
なお、LEN関数にはもう1つ、LENB関数というものがあります。LEN関数が文字数のカウントをするのとは対象的に、LENB関数ではバイト数でのカウントをおこないます。計算結果も下記の表のように全角の場合だと異なる結果になります。
セル内の文字 | 関数の計算結果 | |
---|---|---|
LEN関数の場合 | LENB関数の場合 | |
ABCDE(※全部半角) | 5 | 5 |
ABCDE(※全部全角) | 5 | 10 |
あいうえお | 5 | 10 |
ではスプレッドシートでLEN関数を用いてセル内の文字数をカウントする場合の入力方法/手順の説明をしていきます。
LEN関数はスプレッドシートにおいて下記の表のように入力をおこないます。2行目は入力例です。
関数の内容 | =LEN(文字カウントしたいセル) |
---|---|
関数の入力例 | =LEN(A3) |
前述したように、LEN関数の場合はセル内の文字数をカウントします。そのため半角・全角の区別なく文字数がカウントされるため、1文字=1文字です。そのため1文字2バイトになる全角文字も「1」として換算されます。
なお、スプレッドシートでもLENB関数はバイト数で換算されるため、文字数のカウントをしたい場合には向いていないかと思われます。
しかし、Twitterなどのように半角英数字と全角文字とで文字数カウントが異なるような場合もあります。そういったツイートの文字数チェックなどをする際には利用用途があると言えます。
スプレッドシートでバイト数を基準に文字数を数えたい場合にはLENB関数を利用すると良いでしょう。
なお、Googleスプレッドシートで特定の文字の分だけ文字数をカウントしたい、というときLEN関数だけでその特定の文字の文字数をカウントする方法を取る事はできません。
そのため、スプレッドシートでLEN関数に加えてSUBSTITUTE関数を利用して文字数をカウントします。こちらもExcelに同じ関数があるため知っている人もいるかと思いますが、SUBSTITUTE関数は文字列中の指定した文字を置き換える関数です。
SUBSTITUTE関数は、特定の文字の分を何もない状態("")にして文字数カウントから外す目的で利用します。
利用する方法は、LEN関数とSUBSTITUTE関数を組み合わせてセルの中の指定した特定の文字以外の文字数をカウントし、それをセル全体の文字数から差し引くことで特定の文字が何文字あるかをカウントすることができるというものです。
スプレッドシートに入力する関数は下記の表のとおりとなります。
関数の内容 | =LEN(文字数カウントするセル)-LEN(SUBSTITUTE(文字数カウントするセル,"カウントしたい特定の文字","")) |
---|---|
関数の入力例 | =LEN(G8)-LEN(SUBSTITUTE(G8,"客", "")) |
Googleスプレッドシートで文字数を数える場合、LEN関数やLENB関数を利用することで簡単にカウントすることができます。SUBSTITUTE関数を利用すればより複雑な文字数カウントもできるため、合わせて利用してみてください。