iOS15の「集中モード」と従来の「おやすみモード」の違いは?

iOS15にすることで追加された「集中モード」ですが、従来の「おやすみモード」とどう違うかご存知ですか? この記事ではiOS154の「集中モード」と従来の「おやすみモード」との違いはなにか、使い分けの仕方とともに解説していきます。

目次

  1. 1iOS15の「集中モード」と従来の「おやすみモード」の違いは?
  2. 「集中モード」とiOS14までの「おやすみモード」との違い
  3. 「おやすみモード」と「睡眠モード」の違い
  4. 最後に

iOS15の「集中モード」と従来の「おやすみモード」の違いは?

iOS15へのアップデートがリリースされて数ヶ月。iOS15の新機能は皆さん使いこなせていますか?

iOS15では様々な新機能が追加されていますが、その中でも注目されていたものが「集中モード」です。iOS14以前のiPhoneを利用していた人はご存知かと思いますが、「おやすみモード」という機能がありました。

この「おやすみモード」をiOS15へアップデートする前はよく利用していた、アップデートしていない人は今も利用しているという人も多いのではないでしょうか。

「集中モード」とiOS14までの「おやすみモード」との違い

さて、そんなiOS15の新機能の一つである「集中モード」ですが、これまで同じような名称の「おやすみモード」を利用していた人には、iOS15の「集中モード」はどういうものなのか戸惑っている人も多いと思います。

そもそもiOS15の「集中モード」とiOS14の「おやすみモード」にはどういった違いがあるのか、という点から解説していきます。

「集中モード」には種類がある

まず前提の話として、iOS15の「集中モード」には、様々な種類があります。iOS15の「集中モード」で設定できる内容としては「カスタム」「ゲーム」「フィットネス」「マインドフルネス」「読書」「運転」があります。

デフォルトの状態だと「おやすみモード」「パーソナル」「仕事」「睡眠」が設定されています。

「仕事」「パーソナル」「ゲーム」などは目的別に設定できるため使いやすく、自分で好きなようにカスタマイズした「集中モード」は自分はこういった形で設定したい、というようなときに便利なモードです。

モードを複数のApple製デバイス間で共有できる

また、iOS15の「集中モード」はApple製デバイス間で共有することが可能です。これは「集中モード」の「デバイス間で共有」がオンになっている状態である必要があります。

Apple製のデバイス間での共有を有効にしている場合、iPhone以外――MacパソコンやApple Watchなどでも自動的に反映されるようになるため、自身が所持している同期済みのデバイスそれぞれ設定する手間がありません。

これにより、iPhoneで通知をオフにしているにも関わらずApple Watchでは通知が鳴ってしまったというようなことを防ぐことができます。Apple製品を色々と所持しているという人には便利でしょうし、不要であればオフにすることもできます。

設定モードごとに通知を許可するアプリを指定可能

なお、iOS15の「集中モード」では設定した「集中モード」の内容ごとに、通知を許可するアプリの指定もできます。このモードに設定しているときはこのアプリ以外の通知は受け取りたくない、というような場合に嬉しい設定と言えるでしょう。

通知を許可する対象のアプリはすべてオフと言う形も可能です。また、連絡先についても許可/拒否の設定が可能で、電話の着信を受けたい相手の選択ができます。この人からの着信は必ず鳴るようにしたいという場合は指定しておきましょう。

通知を「ロック中は知らせない」がなくなった

ただ、iOS14以前の「おやすみモード」の設定にあった「ロック中は知らせない」という機能はiOS15の「集中モード」ではなくなりました。ロック解除時のみ通知を受けるようにしていた人にはこの点での苦情が出ているようです。

画面ロック中は使っていない状態でもあるため、使っていない間は通知が来ないようにする、というようにしていた人にとってはこの部分は不便に感じる部分でしょう。

ただ、iOS15では「集中モード」中に受け取った通知をロック画面に表示させるということができます。

ロック中に通知が鳴らないようにした上で通知の内容を表示するというようなことができるため、それを以前まであった「ロック中は知らせない」の代替案としてみてください。

「おやすみモード」は「集中モード」の中のひとつ

ここまでiOS15の「集中モード」の内容を主体に紹介しましたが、iOS15では「おやすみモード」がなくなってしまったのか、というと、そういうわけではありません。前述した「集中モード」の項目の中に紹介しているように、「集中モード」に統合されています。

iOS15の「集中モード」で選択できるうちの1つという扱いになっているため、おやすみモードとほぼ同じような設定がしたい場合は「集中モード」で「おやすみモード」を利用すればOKです。

前述したとおりロック時は通知を知らせないようにする機能が使えないですが、それ以外iOS15の「集中モード」と従来の「おやすみモード」大きな違いはありません。

iOS15アップデート前の従来の「おやすみモード」と同じような使い方がしたい場合「集中モード」の「おやすみモード」を使いましょう。

「おやすみモード」と「睡眠モード」の違い

ちなみに、iOS15の「集中モード」の中には「おやすみモード」だけでなく「睡眠モード」があります。内容を見るとどちらも同じものなのではないか、と思っている人も多いでしょう。しかし、実際のところ設定できる内容に違いがあります。

「Do Not Disturb」か「Sleep」かの違い

iOS15の「おやすみモード」と「睡眠モード」は、日本語で見ると同じように見えるので混乱しますが、英語表記でのモードで確認するとその違いがわかります。

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

人気の記事

新着まとめ