2021年06月20日更新
MusicBeeの使い方!ダウンロード/初期設定/スキンの変更/再生方法を解説!
音楽再生ができるミュージックプレーヤーソフトにMusicBeeというものがあります。Windowsで利用できる無料ソフトで、再生以外にもCDのリッピングソフトとしての使い方も可能です。この記事ではMusicBeeの使い方を解説していきます。
MusicBeeの使い方
音楽を流す、CDを取り込みする、CDリッピングをする、高音質な音楽ファイルに対応しているなど、使い方の難易度は横においても音楽プレーヤーソフトには様々なものがあります。
有料で高機能なものも当然ありますが、音楽プレーヤーソフトには無料で利用することができるものもあります。その中の1つで使い方も簡単なものにMusicBeeというものがあります。
MusicBeeとは
MusicBeeの使い方の説明をしていきますが、使い方の説明の前にMusicBeeとはどのようなソフトなのかの説明からしていきます。
MusicBeeとは、Windowsで利用できるミュージックプレーヤーソフトです。日本語にも対応していて、操作方法も難しくないため初心者の人も気軽に利用することができます。
できること
MusicBeeでは、iTunesやWindows Media Playerなどのように音楽ファイル管理なども可能ですし、当然再生することもできます。使い方も難しくありません。
CDのリッピングで正確に音楽抽出することもできますので、CDの取り込みをしたいという人にもができます。MP3やFLACなど、普通の音質のものから高音質のものまで幅広くエンコードすることもでき、これ1つで再生音楽の管理が可能です。
また、MusicBeeはiTunesやWindows Media Playerの音楽をインポートすることもできます。対応しているファイル形式は次のもので、主だったものに対応していることもありほとんどの音楽ファイルの再生ができると思ってもらって構いません。
対応している音楽ファイル形式 | ||
---|---|---|
MP3 | FLAC | WavPack |
AAC | ALAC | WMA |
M4A | APE | WAV |
MPC | Opus | MIDI |
OGG | TAK | MOD |
UMX | XM | CDDA |
なお、このMusicBee、ソフト利用時の色味の変更(スキンの変更)もできますので、Windowsのタスクバーの色味に合わせるというような設定もできるようになっています。
MusicBeeの導入方法
MusicBeeはどのようにしてWindowsに導入するのか、その方法の説明をしていきます。
ダウンロード/インストール手順
WindowsへのMusicBeeのダウンロード/インストールは下記リンク先からおこなってください。
「Download Now」をクリックします。
「GET MUSICBEE INSTALLER」もしくは「GET MUSICBEE PORTABLE」をダウンロードしてください。前者はインストーラー版のダウンロード、後者はポータブル版のダウンロードです。今回はインストーラー版での使い方(インストール方法)を説明します。
「GET MUSICBEE INSTALLER」をクリックするとMusicBeeのインストーラーが入っているZipファイルがダウンロードされますので、ダウンロードが完了したら展開(解凍)をしましょう。
ダウンロード・解凍をおこなった「MusicBeeSetup~.exe」のファイルを起動してください。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックしましょう。
MusicBeeのインストーラーが起動します。「Next」をクリックしてください。
使用許諾契約の画面になりますので、「I Agree」をクリックして次に進みます。
MusicBeeのダウンロード/インストールする場所の設定画面です。基本はこのままで問題ありませんので、「Install」をクリックしてMusicBeeのインストールを実行してください。
上記画面が表示されればMusicBeeのインストール完了です。「Finish」をクリックしましょう。
初期設定方法
MusicBeeの初期設定の説明に移ります。使い方の前に必要な設定も含んでいますので、ダウンロード/インストールが完了したら必ず設定をおこなっておきましょう。インストールしたMusicBeeを起動してください。
最初にMusicBeeの言語設定画面が表示されます。ドロップダウンリストをクリックしてください。
「日本語」を選択します。
言語設定をしたら「Next」をクリックしてください。
MusicBeeが日本語表記で起動します。ファイルのスキャン(取り込み)画面が表示されますので、取り込みたいフォルダを選択しましょう。なお、ここで取り込みしないのであれば「閉じる」を押せばOKです。
ここで取り込みしなくても、後で取り込みを実行することもできますが、この画面上で音楽ファイルのファイルの取り込みをおこなう場合、「今すぐスキャン」をクリックしてください。
指定した場所にある音楽ファイルの取り込みが行われます。
また、MusicBeeのその他の設定もしておきましょう。左上にあるメニューマーク(三)をクリックしてください。
「設定」を開きます。
ダウンロードした音楽なども含め、指定のフォルダに追加された音楽ファイルを自動で取り込むよう設定したい場合の設定も必要であればおこなっておきましょう。「ライブラリ」をクリックしてください。
「監視対象のフォルダ」で「継続して監視」をクリックします。監視対象のフォルダに設定留守と、新規で音楽ファイルがそこに保存された場合、自動的にMusicBeeにも追加されて整理/再生できるようになります。
「フォルダの選択」から、自動でMusicBeeに取り込むよう設定したい音楽ファイルの保存先を選択しておいて下さい。
なお、MusicBeeでは高音質なハイレゾ音楽などの再生もできます。これらの高音質音楽の再生の設定は「プレーヤー」項目からおこないます。
MusicBeeの出力設定は、「WASAPI」の共有モードがデフォルトの状態になっています。WASAPIの共有モードとは、様々なアプリからカーネルミキサーを通じて1つの出力先(スピーカーやイヤホン)に音声が出力されるものです。
WASAPIの排他モードやASIOなどを利用することでハイレゾなどの高音質のサウンドを利用することができるようになりますので、デフォルト設定の「共有モード」から「排他モード」もしくは「ASIO」に変更すると良いでしょう。
高音質の音楽ファイルに対応した設定に変更したい場合は、「出力」横のドロップダウンリストをクリックして、高音質な音楽再生ができるよう設定しましょう。
「WASAPI(Exclusive)」や「ASIO」を選択すればOKです。
コンパクトプレイヤーとミニプレイヤーを変更する方法
コンパクトプレーヤー/ミニプレーヤーという、小さな画面表示に切り替えてMusicBeeを利用する事もできます。画面左上のメニューマーク(三)をクリックしてメニューを開きます。
コンパクトプレーヤーとして利用したい場合、「コンパクトプレーヤーに切り替え」をクリックしてください。
コンパクトプレーヤーを利用すると、上記のようにCDジャケット画像に加えてネット上にあるアーティスト画像なども表示されます。再生中のプレイリストを表示することもできるなど、再生画面に変化を出したいような場合に便利なプレーヤーです。
コンパクトプレーヤーの表示内容を変更したい場合は、左上の「MusicBee」の横の矢印から開いたメニューで選択してください。
パネルの詳細設定をしたい場合は「パネルをカスタマイズ」をクリックしましょう。
背景やパネルに表示する情報。アルバムカバーのサイズなどの設定が可能です。
「ミニプレーヤーに切り替え」をクリックするとミニプレーヤーに変更できます。
ミニプレーヤーは最小限の情報に抑えられた画面です。アルバムアートワーク、曲名やアーティスト名、評価や再生時間など、小さい画面上に表示できるため画面上に音楽内容を表示しつつ別の作業をしたいときなどに便利です。
表示内容などを変更したい場合は、画面で右クリックして表示されたメニューで変更をおこなってください。
表示内容の詳細設定をしたい場合は「パネルレイアウト」→「パネルをカスタマイズ」からおこなって下さい。
表示するサイズの設定などができます。狭いレイアウトと広いレイアウトが選択でき、広いレイアウトでも「アルバムアートワークを表示」の画像サイズを「小さい画像」にすることで極力小さくすることができます。
サイズ比較としては上記のような感じです。任意のものを利用して下さい。
MusicBeeの使い方
ここからはMusicBeeの使い方の説明に移ります。
音楽ファイルのスキャン
初期設定ではない方法で音楽ファイルのスキャン(取り込み)を行いたい場合もあるでしょう。後からMusicBeeにMp3などの音楽をiTunesやWindows Media Playerからインポートすることもできます。
左上にある「MusicBee」横の矢印をクリックしてください。
「ファイル」→「ライブラリ」→「インポート」から、iTunesやWindows Media Playerに取り込んだ再生したい音楽をインポートできます。
初回と同様フォルダを指定してインポートしたい場合は「フォルダをスキャン」を開いて下さい。
「フォルダの選択」をクリックして、スキャン(取り込み)を行いたいファイルの場所を選択しましょう。
「進む」をクリックすれば、選択したフォルダ内の音楽ファイルをスキャン(取り込み)できます。
エクスプローラーから、任意のフォルダ内のファイルをドラッグアンドドロップで追加することも可能です。
CDの取り込み
なお、音楽をMP3形式などで取り込み/リッピングしたい場合、音質などの維持のためもありますのでまずは取り込み後の拡張子の設定をしましょう。設定画面で「CDの取り込み」をクリックします。
「エンコード形式」は、デフォルトだとMP3になっています。音質の高いものにしたい場合はそれ以外のエンコード形式にすると良いでしょう。FLACなどMusicBeeで利用できる拡張子は様々ありますので、利用したいものを選択しましょう。
「プロファイル」では音質の設定も可能です。選択したエンコードの種類によって設定できるプロファイルの種類は変わりますので、利用したい任意のものを利用してください。
MusicBeeのソフトでの取り込み設定が完了しましたので、リッピングの使い方の説明に移ります。光学ドライブにCDを挿入すると、「音楽」タブ内に「CD」の項目が増えます。ここを右クリックしましょう。
「CDを取り込む」をクリックしましょう。
CDの取り込み画面に遷移します。ネット上から取得した楽曲データなどが自動取得されますので、内容を確認して「開始」をクリックすればCDの取り込みが行われます。
なお、取り込み開始前に「完了時CDをイジェクト」へチェックしておくと、取り込み完了後に光学ドライブからCDが自動的に排出されます。
音楽ファイルの整理
MusicBeeに取り込んだ音楽ファイルの整理設定もできます。MusicBeeのメニュー(三)で「設定」を開き、そのうちの「ライブラリ」を開いて下さい。
「メディアファイルを自動的に整理」にチェックを入れて下さい。
「ライブラリのファイル管理」が表示されます。ここで音楽ファイルの整理設定を行います。整理に必要なのは「命名テンプレート」部分です。
右横にある「...」ボタンをクリックして下さい。
テンプレートエディタが開きますので、ここで音楽ファイルの整理規則を設定して下さい。
例えばフォルダを<アルバムアーティスト>\<アルバム名>\<タイトル>で振り分けた場合、「アルバムのアーティスト名」のフォルダの中に「アルバム名」でフォルダが作成され、その中に「楽曲タイトル」のファイル名で整理されます。
「再構成」をクリックすることで音楽ファイルの整理ができます。なお、この方法で音楽ファイルの整理をおこなった場合、現在保存されている場所から移動する形となりますので場所を間違えて整理するとかえって探しづらくなることもあり注意が必要です。
音楽ファイルの画像を変更
音楽ファイルの画像――いわゆるジャケット画像を変更したい場合の使い方は簡単です。変更したい楽曲で右クリックして「編集」をクリックして下さい。
「アートワークタブ」をクリックします。
画像を追加したい場合は「追加」をクリックして、Windows内の画像の中からジャケット画像として設定したいものを選択して下さい。
既に設定されている場合、「削除」してから「追加」することもできます。
スキンの変更
MusicBeeではスキン(表示色)の変更をするという使い方も可能です。スキンの変更がしたい場合はMusicBeeのメニューから「スキンの選択」にカーソルを合わせます。
スキンの種類としてデフォルトで選択できるのは「Blue」「Dark」「Dark-Fine Tuned」「Dark-Metro Series」「Multi-Color」「Neutral」「Pastels」「MusicBee3」「Windows Theme」です。
大まかなスキンの中から、更に細分化されたスキン色の選択ができます。好みのものを選択して下さい。
外部からスキンをダウンロードして追加することもできます。
スキンの色を選択した時点でMusicBeeが再起動し、スキンの変更内容が反映されます。スキン反映時の再起動でMusicBeeで再生しているMP3などの音楽は自動的に切れますので注意してください。
最後に
MusicBeeは、無料でありながら基本的な音楽管理ソフトとしての性能を持ちつつUIなどが見やすい、使いやすいソフトウェアです。Windowsでしか利用できませんが、音楽プレイヤーソフトを探していた人は一度使ってみてはいかがでしょうか。