MusicBeeの使い方!ダウンロード/初期設定/スキンの変更/再生方法を解説!

音楽再生ができるミュージックプレーヤーソフトにMusicBeeというものがあります。Windowsで利用できる無料ソフトで、再生以外にもCDのリッピングソフトとしての使い方も可能です。この記事ではMusicBeeの使い方を解説していきます。

MusicBeeの使い方!ダウンロード/初期設定/スキンの変更/再生方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1MusicBeeの使い方
  2. MusicBeeとは
  3. MusicBeeの導入方法
  4. MusicBeeの使い方
  5. 最後に

MusicBeeの使い方

音楽を流す、CDを取り込みする、CDリッピングをする、高音質な音楽ファイルに対応しているなど、使い方の難易度は横においても音楽プレーヤーソフトには様々なものがあります。

有料で高機能なものも当然ありますが、音楽プレーヤーソフトには無料で利用することができるものもあります。その中の1つで使い方も簡単なものにMusicBeeというものがあります。

MusicBeeとは

MusicBeeの使い方の説明をしていきますが、使い方の説明の前にMusicBeeとはどのようなソフトなのかの説明からしていきます。

MusicBeeとは、Windowsで利用できるミュージックプレーヤーソフトです。日本語にも対応していて、操作方法も難しくないため初心者の人も気軽に利用することができます。

できること

MusicBeeでは、iTunesやWindows Media Playerなどのように音楽ファイル管理なども可能ですし、当然再生することもできます。使い方も難しくありません。

CDのリッピングで正確に音楽抽出することもできますので、CDの取り込みをしたいという人にもができます。MP3やFLACなど、普通の音質のものから高音質のものまで幅広くエンコードすることもでき、これ1つで再生音楽の管理が可能です。

また、MusicBeeはiTunesやWindows Media Playerの音楽をインポートすることもできます。対応しているファイル形式は次のもので、主だったものに対応していることもありほとんどの音楽ファイルの再生ができると思ってもらって構いません。

対応している音楽ファイル形式
MP3 FLAC WavPack
AAC ALAC WMA
M4A APE WAV
MPC Opus MIDI
OGG TAK MOD
UMX XM CDDA

なお、このMusicBee、ソフト利用時の色味の変更(スキンの変更)もできますので、Windowsのタスクバーの色味に合わせるというような設定もできるようになっています。

MusicBeeの導入方法

MusicBeeはどのようにしてWindowsに導入するのか、その方法の説明をしていきます。

ダウンロード/インストール手順

WindowsへのMusicBeeのダウンロード/インストールは下記リンク先からおこなってください。

Downloads
「Download Now」をクリック

「Download Now」をクリックします。

MusicBeeのインストーラーをダウンロード

「GET MUSICBEE INSTALLER」もしくは「GET MUSICBEE PORTABLE」をダウンロードしてください。前者はインストーラー版のダウンロード、後者はポータブル版のダウンロードです。今回はインストーラー版での使い方(インストール方法)を説明します。

Zipファイルの展開

「GET MUSICBEE INSTALLER」をクリックするとMusicBeeのインストーラーが入っているZipファイルがダウンロードされますので、ダウンロードが完了したら展開(解凍)をしましょう。

MusicBeeのインストーラーを起動

ダウンロード・解凍をおこなった「MusicBeeSetup~.exe」のファイルを起動してください。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックしましょう。

「Next」をクリック

MusicBeeのインストーラーが起動します。「Next」をクリックしてください。

「I Agree」をクリック

使用許諾契約の画面になりますので、「I Agree」をクリックして次に進みます。

「Install」をクリック

MusicBeeのダウンロード/インストールする場所の設定画面です。基本はこのままで問題ありませんので、「Install」をクリックしてMusicBeeのインストールを実行してください。

MusicBeeのインストール完了

上記画面が表示されればMusicBeeのインストール完了です。「Finish」をクリックしましょう。

初期設定方法

MusicBeeを起動

MusicBeeの初期設定の説明に移ります。使い方の前に必要な設定も含んでいますので、ダウンロード/インストールが完了したら必ず設定をおこなっておきましょう。インストールしたMusicBeeを起動してください。

「English」をクリック

最初にMusicBeeの言語設定画面が表示されます。ドロップダウンリストをクリックしてください。

「日本語」を選択

「日本語」を選択します。

「Next」をクリックする

言語設定をしたら「Next」をクリックしてください。

取り込みしない場合は「閉じる」をクリック

MusicBeeが日本語表記で起動します。ファイルのスキャン(取り込み)画面が表示されますので、取り込みたいフォルダを選択しましょう。なお、ここで取り込みしないのであれば「閉じる」を押せばOKです。

「今すぐスキャン」をクリック

ここで取り込みしなくても、後で取り込みを実行することもできますが、この画面上で音楽ファイルのファイルの取り込みをおこなう場合、「今すぐスキャン」をクリックしてください。

取り込みが行われる

指定した場所にある音楽ファイルの取り込みが行われます。

メニューマーク(三)をクリック

また、MusicBeeのその他の設定もしておきましょう。左上にあるメニューマーク(三)をクリックしてください。

「設定」をクリック

「設定」を開きます。

「ライブラリ」をクリック

ダウンロードした音楽なども含め、指定のフォルダに追加された音楽ファイルを自動で取り込むよう設定したい場合の設定も必要であればおこなっておきましょう。「ライブラリ」をクリックしてください。

「継続して監視」を選択

「監視対象のフォルダ」で「継続して監視」をクリックします。監視対象のフォルダに設定留守と、新規で音楽ファイルがそこに保存された場合、自動的にMusicBeeにも追加されて整理/再生できるようになります。

ファイルの場所を指定する

「フォルダの選択」から、自動でMusicBeeに取り込むよう設定したい音楽ファイルの保存先を選択しておいて下さい。

「プレーヤー」をクリック

なお、MusicBeeでは高音質なハイレゾ音楽などの再生もできます。これらの高音質音楽の再生の設定は「プレーヤー」項目からおこないます。

デフォルトはWASAPIの共有モード

MusicBeeの出力設定は、「WASAPI」の共有モードがデフォルトの状態になっています。WASAPIの共有モードとは、様々なアプリからカーネルミキサーを通じて1つの出力先(スピーカーやイヤホン)に音声が出力されるものです。

WASAPIの排他モードやASIOなどを利用することでハイレゾなどの高音質のサウンドを利用することができるようになりますので、デフォルト設定の「共有モード」から「排他モード」もしくは「ASIO」に変更すると良いでしょう。

「出力」横のドロップダウンリストをクリック

高音質の音楽ファイルに対応した設定に変更したい場合は、「出力」横のドロップダウンリストをクリックして、高音質な音楽再生ができるよう設定しましょう。

高音質に対応したものを選択

「WASAPI(Exclusive)」や「ASIO」を選択すればOKです。

コンパクトプレイヤーとミニプレイヤーを変更する方法

メニューマークをクリックする

コンパクトプレーヤー/ミニプレーヤーという、小さな画面表示に切り替えてMusicBeeを利用する事もできます。画面左上のメニューマーク(三)をクリックしてメニューを開きます。

「コンパクトプレーヤーに切り替え」をクリック

コンパクトプレーヤーとして利用したい場合、「コンパクトプレーヤーに切り替え」をクリックしてください。

コンパクトプレーヤーの画面

コンパクトプレーヤーを利用すると、上記のようにCDジャケット画像に加えてネット上にあるアーティスト画像なども表示されます。再生中のプレイリストを表示することもできるなど、再生画面に変化を出したいような場合に便利なプレーヤーです。

コンパクトプレーヤー左上の矢印ボタンをクリック

コンパクトプレーヤーの表示内容を変更したい場合は、左上の「MusicBee」の横の矢印から開いたメニューで選択してください。

「パネルをカスタマイズ」をクリック

パネルの詳細設定をしたい場合は「パネルをカスタマイズ」をクリックしましょう。

コンパクトプレーヤーのレイアウト設定

背景やパネルに表示する情報。アルバムカバーのサイズなどの設定が可能です。

「ミニプレーヤーに切り替え」をクリック

「ミニプレーヤーに切り替え」をクリックするとミニプレーヤーに変更できます。

ミニプレーヤーの画面

ミニプレーヤーは最小限の情報に抑えられた画面です。アルバムアートワーク、曲名やアーティスト名、評価や再生時間など、小さい画面上に表示できるため画面上に音楽内容を表示しつつ別の作業をしたいときなどに便利です。

ミニプレーヤーで右クリックしてメニューを表示

表示内容などを変更したい場合は、画面で右クリックして表示されたメニューで変更をおこなってください。

「パネルをカスタマイズ」をクリックする

表示内容の詳細設定をしたい場合は「パネルレイアウト」→「パネルをカスタマイズ」からおこなって下さい。

ミニプレーヤーのレイアウト設定をおこなう

表示するサイズの設定などができます。狭いレイアウトと広いレイアウトが選択でき、広いレイアウトでも「アルバムアートワークを表示」の画像サイズを「小さい画像」にすることで極力小さくすることができます。

ミニプレーヤーのサイズ比較

サイズ比較としては上記のような感じです。任意のものを利用して下さい。

MusicBeeの使い方

ここからはMusicBeeの使い方の説明に移ります。

音楽ファイルのスキャン

初期設定ではない方法で音楽ファイルのスキャン(取り込み)を行いたい場合もあるでしょう。後からMusicBeeにMp3などの音楽をiTunesやWindows Media Playerからインポートすることもできます。

「MusicBee」横の矢印をクリック

左上にある「MusicBee」横の矢印をクリックしてください。

iTunesやWindows Media Playerからインポート可能

「ファイル」→「ライブラリ」→「インポート」から、iTunesやWindows Media Playerに取り込んだ再生したい音楽をインポートできます。

「ファイルをスキャン」をクリック

初回と同様フォルダを指定してインポートしたい場合は「フォルダをスキャン」を開いて下さい。

スキャンするフォルダを選択

「フォルダの選択」をクリックして、スキャン(取り込み)を行いたいファイルの場所を選択しましょう。

「進む」をクリックしてスキャン開始

「進む」をクリックすれば、選択したフォルダ内の音楽ファイルをスキャン(取り込み)できます。

ドラッグアンドドロップでの追加も可能

エクスプローラーから、任意のフォルダ内のファイルをドラッグアンドドロップで追加することも可能です。

CDの取り込み

「CDの取り込み」をクリックする

なお、音楽をMP3形式などで取り込み/リッピングしたい場合、音質などの維持のためもありますのでまずは取り込み後の拡張子の設定をしましょう。設定画面で「CDの取り込み」をクリックします。

エンコード形式を変更

「エンコード形式」は、デフォルトだとMP3になっています。音質の高いものにしたい場合はそれ以外のエンコード形式にすると良いでしょう。FLACなどMusicBeeで利用できる拡張子は様々ありますので、利用したいものを選択しましょう。

プロファイルの種類の変更

「プロファイル」では音質の設定も可能です。選択したエンコードの種類によって設定できるプロファイルの種類は変わりますので、利用したい任意のものを利用してください。

ドライブで右クリック

MusicBeeのソフトでの取り込み設定が完了しましたので、リッピングの使い方の説明に移ります。光学ドライブにCDを挿入すると、「音楽」タブ内に「CD」の項目が増えます。ここを右クリックしましょう。

「CDを取り込む」をクリック

「CDを取り込む」をクリックしましょう。

「開始」をクリックして取り込み開始

CDの取り込み画面に遷移します。ネット上から取得した楽曲データなどが自動取得されますので、内容を確認して「開始」をクリックすればCDの取り込みが行われます。

「完了時CDをイジェクト」にチェックを入れると完了後CDが排出される

なお、取り込み開始前に「完了時CDをイジェクト」へチェックしておくと、取り込み完了後に光学ドライブからCDが自動的に排出されます。

音楽ファイルの整理

MusicBeeに取り込んだ音楽ファイルの整理設定もできます。MusicBeeのメニュー(三)で「設定」を開き、そのうちの「ライブラリ」を開いて下さい。

「メディアファイルを自動的に整理」にチェックを入れる

「メディアファイルを自動的に整理」にチェックを入れて下さい。

音楽ファイルの整理に利用する部分が「命名テンプレート」

「ライブラリのファイル管理」が表示されます。ここで音楽ファイルの整理設定を行います。整理に必要なのは「命名テンプレート」部分です。

命名テンプレート横の「...」をクリック

右横にある「...」ボタンをクリックして下さい。

音楽ファイルの整理規則を設定

テンプレートエディタが開きますので、ここで音楽ファイルの整理規則を設定して下さい。

音楽ファイルの整理規則の設定例

例えばフォルダを<アルバムアーティスト>\<アルバム名>\<タイトル>で振り分けた場合、「アルバムのアーティスト名」のフォルダの中に「アルバム名」でフォルダが作成され、その中に「楽曲タイトル」のファイル名で整理されます。

「再構成」をクリック

「再構成」をクリックすることで音楽ファイルの整理ができます。なお、この方法で音楽ファイルの整理をおこなった場合、現在保存されている場所から移動する形となりますので場所を間違えて整理するとかえって探しづらくなることもあり注意が必要です。

音楽ファイルの画像を変更

楽曲で右クリックして「編集」をクリック

音楽ファイルの画像――いわゆるジャケット画像を変更したい場合の使い方は簡単です。変更したい楽曲で右クリックして「編集」をクリックして下さい。

「アートワーク」タブをクリック

「アートワークタブ」をクリックします。

「追加」からジャケット画像の追加

画像を追加したい場合は「追加」をクリックして、Windows内の画像の中からジャケット画像として設定したいものを選択して下さい。

登録済みの場合は削除してから追加も可能

既に設定されている場合、「削除」してから「追加」することもできます。

スキンの変更

「スキンの選択」にカーソルを合わせる

MusicBeeではスキン(表示色)の変更をするという使い方も可能です。スキンの変更がしたい場合はMusicBeeのメニューから「スキンの選択」にカーソルを合わせます。

デフォルトで追加できる色のスキン

スキンの種類としてデフォルトで選択できるのは「Blue」「Dark」「Dark-Fine Tuned」「Dark-Metro Series」「Multi-Color」「Neutral」「Pastels」「MusicBee3」「Windows Theme」です。

数種類の色違いがある

大まかなスキンの中から、更に細分化されたスキン色の選択ができます。好みのものを選択して下さい。

外部からスキンをダウンロードすることも可能

外部からスキンをダウンロードして追加することもできます。

Skins for MusicBee
MusicBeeの再起動語、スキンの変更が反映される

スキンの色を選択した時点でMusicBeeが再起動し、スキンの変更内容が反映されます。スキン反映時の再起動でMusicBeeで再生しているMP3などの音楽は自動的に切れますので注意してください。

最後に

MusicBeeは、無料でありながら基本的な音楽管理ソフトとしての性能を持ちつつUIなどが見やすい、使いやすいソフトウェアです。Windowsでしか利用できませんが、音楽プレイヤーソフトを探していた人は一度使ってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。