非通知設定から電話がくるのはなぜ?かかってきた時の対処法を解説

非通知設定になっている電話から連絡が来ることがあります。なぜ来たのか不安になっている人、かけなおすほうがいいのか悩んでいる人も多いでしょう。この記事では、非通知設定された電話から連絡が来るのはなぜか、来たときの対処法とともに解説していきます。

非通知設定から電話がくるのはなぜ?かかってきた時の対処法を解説のイメージ

目次

  1. 1非通知設定から電話がかかってきた時の対処法
  2. 非通知設定から電話がくるのはなぜ?
  3. 電話に出ても大丈夫?
  4. 非通知電話に出て起こる可能性があること
  5. 非通知設定から電話がかかってきた時の対処法
  6. キャリアの非通知拒否サービス
  7. 最後に

非通知設定から電話がかかってきた時の対処法

非通知設定で電話がかかってきたときの画面

携帯電話を所持する人もかなり多く、電話でのやり取りをしている人も多いでしょう。メッセージアプリでのやり取りが主流となっても、声を聞いてのやり取りが重要となる場面も多いので電話を全くしないということもないかと思います。

非通知設定から電話がくるのはなぜ?

そんな中、非通知設定の電話番号から電話が来ることがあります。非通知設定とは、相手に自身の電話番号を知らせないように電話を掛けるよう設定などをして電話を掛けるときに利用されます。

しかし、心当たりが無い場合、一体なぜ非通知の電話がかかってくるのか、不思議に思っている人も少なくないでしょう。まずはなぜ非通知設定からの電話がかかってくるのかという内容から解説します。

電話番号を知られたくない

そもそも非通知設定になっている場合、相手は電話番号を知られたくないと思っていることが根本の原因にあります。なぜ電話番号を知られたくないのか、その理由は人それぞれ様々でしょう。

184をつけてダイヤルすれば簡単に非通知で電話できてしまう

非通知で電話をかけたい場合は電話番号の前に「184」を入力すればいいので、かけるのに大きな手間はかかりません。

非通知の電話の番号を調べるのはかなり難しい

その上、非通知の電話番号というのは調べることが容易ではないのです。かけ直すにしても番号が分からない/調べることが難しいです。スマホの着信履歴からの掛け直しはできませんし、電話番号を知るためには接続局までしか調べることができないようになっています。

非通知の電話番号を調べることは厳重なセキュリティにより管理されていることもあり、よほどのことがなければわからないと思ってください。

わざわざ電話の前に「184」を入れて調べる事ができないようにしてまで、なぜ電話番号を伏せたいのかという理由については詳しく次に説明していますので、それぞれの内容を確認してください。

詐欺電話

さて、なぜ電話番号を知られたくないのか、その理由として考えられるものの1つとして詐欺電話があります。オレオレ詐欺などの振り込め詐欺でかかってくるものは自分の電話番号を知られたくない、と思うのは当然とも言えます。

詐欺師からすると自身を特定できる電話番号という情報は知られたくないはずですので、非通知の電話にはそういった可能性があると考えておきましょう。

ストーカー

頻繁に非通知の電話がかかってくる、ということもあります。その場合はストーカーに狙われている可能性が1つ考えられます。ストーカーが何らかの手段でその番号を調べることができ、それを使って電話してきているという状態ですね。

ストーカーがわざわざ非通知電話でかけてくるのか、それこそ「なぜ?」と思う人も多いかと思います。ストーカーというのは執着心や妄想から、通常では考えられない行動に出ることも多いです。

非通知の電話を受けると、なぜと思うと同時に怖いという感情を抱く人が多いかと思いでしょう。通常はかかってこない非通知電話で相手に怖いと思わせることで優越感を覚える、という人もいます。

また、非通知電話とは通常かかってくることが無いということもあり、特別感が出ると感じるのか、自身の存在をアピールする目的である、という場合もあるようです。

在宅確認

非通知電話とは、犯罪目的で利用される事が多いという認識もあるかと思いますが、そのうちの1つに在宅確認というものもあります。非通知電話をかけ、その家が留守かどうか調べるための手段とする、というものです。

こちらは携帯電話というより固定電話にかけられることが多く、空き巣や強盗に入る前に在宅かどうかを調べる手段として非通知電話を使うことがあります。この場合、非通知電話に出ない=留守と判断され、標的とされる可能性があるのです。

いつもであればいない時間帯などにかかってきた場合はそちらの可能性も考えてみてください。

いたずらや嫌がらせ

非通知電話をいたずらや嫌がらせのために使う、ということもあります。個人的な怨みのほか、それこそ誹謗中傷などの目的で使われることも残念ながらあります。

教えたはずがないのに何らかの方法で調べることができたという場合も、この場合はありえます。

頻度が多い、深夜帯にかかってくるというような悪質な場合は特に、いたずらや嫌がらせを目的とした非通知電話と判断する材料となりえます。

個人情報の確認

また、個人情報を確認する手段として非通知電話が使われることがあります。個人情報とは名前や住所がおそらく真っ先に出ると思いますが、携帯電話などの番号も個人情報です。

その電話番号が使われているのか、を調べることだけでも業者にとっては重要な情報となりえます。個人情報の漏洩がニュースに取り上げられることもありますし、悪徳業者の場合はそういった個人情報を売買するというようなケースもあります。

個人情報の漏洩があり、その情報が今も利用されているかどうかを確認する手段として非通知電話が使われる事があるのです。

個人情報を調べる目的の電話には営業目的などもあり、業務委託を受けた業者などが使うことも多いですね。

こういった事例での非通知電話がよくある内容なので、まれに非通知電話がかかる、という場合はこちらであると考えていいでしょう。

電話に出ても大丈夫?

では、非通知電話がかかってきた場合、出てもいいのか判断に悩んでいる人も多いでしょう。

基本的には出ないほうがいい

前述したように、非通知設定された基本的には出ないほうが得策です。仮にかけ直すことができたとしてもやめたほうがいいでしょう。非通知で電話をかけてくるというのは、基本的に何かしら厄介/怪しげな相手であることがほとんどです。

そもそも非通知の電話だと分かった時点で怖いと感じて出ない人も多いと思います。基本的にはその対処法で問題ありません。

第一、重要な連絡を送ってくるような人が非通知電話でわざわざかけることはありません。よほど知られたくないという場合でも何かしら一言あるでしょうしね。

ただし、頻繁に非通知の電話がかかってくるような場合は無視し放置し続けるのも危険です。詳しくは後述します。

非通知電話に出て起こる可能性があること

とはいっても、出るつもりがなくても非通知設定の電話に出てしまった、というような場合もあると思います。非通知電話に出てしまったとして、出た場合どのような可能性が出るのか気になる人も多いでしょう。

個人情報が漏れる

非通知電話に出てしまった場合に一番可能性が高いのが個人情報の漏洩です。前述したとおり、電話番号も立派な個人情報の1つであり、非通知電話の相手にその電話番号が使われているという個人情報を教えることになります。

また、着信があった際、電話に出る際に「はい、○○です」と答える人も多いと思います。この「〇〇」とは結局のところ個人情報になるわけです。名前から更に調べる可能性もありますからね。

最近では非通知電話でなくてもその辺りに気を配って、あえて自分からは名乗らない人も多いかと思います。それと同じで、非通知設定された電話の場合、「はい」でまず応対する、もしくは無言を貫いて相手の出方を待つのが無難です。

非通知電話が増える

その電話番号が「使われている」という情報を与えた場合、その電話番号の先に相手がいることが分かった業者などによる非通知電話が増える可能性もあります。業者とはまた様々な種類があり、名簿業者、営業などなど。

また反応があった電話番号をリスト化して売買しているような場合だと更に多くの相手から標的にされて、これまで以上に非通知電話がかかる可能性が高まります。そういうこともあるため、安易に非通知電話に出るのは怖いのです。

何らかのトラブルに巻き込まれる

一番怖いのは、非通知電話に出たことで何らかのトラブルに巻き込まれるということでしょう。トラブルとは前述したいたずら目的、空き巣などの在宅確認などです。また、詐欺電話などの標的となる可能性もあるでしょう。

いたずら目的や在宅確認目的で非通知電話を利用するような場合、出てしまったときに無言だった、ワン切りされた、というようなこともあります。

ストーカーなどの場合も同じです。この場合は電話番号が分かったとしてもかけ直すのは相手を刺激する可能性があります。

そういった電話があまりに頻繁にかかってくるような場合は、トラブルに巻き込まれている危険性がある、と認識したほうがいいかもしれません。

迷惑メール/SMSなどがくる場合も

非通知設定の電話に出ることで、その電話番号が使われていると分かれば、SMSを届けることができますし、メッセージアプリなどで迷惑メール/メッセージを送信されるようになることもあり、それらが頻繁に来れば怖いですよね。

SMSの番号などは拒否できるものの、名簿が出回ると毎回別の電話番号で送られてくるなど、そのたびに拒否設定するのは手間でしかありません。

その電話番号が使われていることが分かれば、相手がいると認識して迷惑メール/SMSが送信される、スパムメールなどが頻繁に入るようになるというようなこともあるため、最悪の場合電話番号の変更などが求められることにもなりえます。

非通知設定から電話がかかってきた時の対処法

では、非通知電話がかかって来た場合、どのように対処すればいいのでしょうか。

基本的には出ずかけ直しもしない、というのが対処法ではあるものの、それ以外にもいくつか対処方法がありますので、非通知設定の電話からの着信に迷惑しているという人は参考にしてみてください。

着信拒否

一番手っ取り早いのは着信拒否設定です。各キャリアの設定や固定電話などの設定から着信拒否設定ができるので、非通知設定の電話は絶対に出たくないという場合は着信拒否設定を事前にしておくのも1つの方法と言えます。

事件性がありそうな場合は警察に相談

また、あまりに頻繁にかかって来て怖い、出たものの無言だったりワン切りしたりとなんだか怖い、というような場合など、事件性がありそうな場合は警察に相談しましょう。

事件性というと分かりづらいかもしれませんが、ストーカー、悪質な嫌がらせなど、あまりに頻繁で怖い場合は事件性がありそうだと判断したほうがいいです。

その場合、出ずに放置というのが基本となる非通知設定の電話への対応も、警察に相談せずそのままにしておくと悪手になる可能性もあります。

強盗・空き巣を目的としているような場合が非通知設定の電話の場合可能性としてありますし、怨みによる非通知設定の電話も、無視することで相手を逆上させるおそれがあるためです。

また、脅迫・強要の電話も同じです。これらの事件性がありそうな怖い状況が続くような場合は警察に相談してください。事件性があると判断されれば警察側も何かしらの行動をとってくれます。

心当たりがある場合はかけ直す

通常、非通知設定の電話がかかってきた場合はかけ直すのは得策ではありません。特に個人の形態の場合はかけ直すことはおすすめしません。

ただし、非通知設定の電話がかかってくる心当たりがあるのであればかけ直すというのもOKです。非通知設定でだけれど連絡する、と前もって何かしらの連絡をもらったような場合などがかけ直す場合に該当するでしょう。

とはいえそれは相手の電話番号が分かっている場合という前提条件が付きます。個人の電話の場合は仕事の営業用の電話などの場合はそれこそ取引先という可能性もあるので、一度かけ直す事も考えてみましょう。

キャリアの非通知拒否サービス

そもそも非通知設定の電話がかかってこないよう着信拒否したい場合、ドコモやauなどのキャリアで設定できないか探している人もいると思います。

実はドコモやauであれば非通知着信拒否ができるサービスがありますので、そちらの活用をしてみてください。ドコモとau以外の場合の対処法も記載していますのでそちらも参考にしてみましょう。

ドコモは「番号通知お願いサービス」

ドコモの場合は「番号通知お願いサービス」を利用しましょう。ドコモユーザーなら無料で利用可能で、非通知の電話の場合は「最初に186をつけて発信するなど、電話番号を通知しておかけ直しください」のアナウンスがされます。

また、非通知設定のため着信しなかった電話が着信履歴に残らないため、非通知の電話がかかってきて怖い、かけ直す必要があるか悩むという人などにとっては嬉しい点が多いです。

設定方法ですが、ドコモ契約の端末・電話番号からダイヤル操作画面で「148」と押して通話を開始し、ガイダンスが流れたら「1」を押しましょう。これでドコモの場合の非通知電話の着信拒否設定ができます。

auは「番号通知リクエストサービス」

auの場合は「番号通知リクエストサービス」があります。auの場合もドコモ同様料金はかかりません。au契約の端末・電話番号から「1481」にダイヤル画面から電話をかけてください。それでauの場合の非通知の着信拒否設定が完了します。
 

ソフトバンクや固定電話の場合は?

ドコモやauには非通知の着信拒否サービスがありますが、ソフトバンクや固定電話の場合はというと、無いというわけではありません。

ドコモやauの場合は無料で利用できるのに対し、ソフトバンクや固定電話の場合は有料というだけです。ソフトバンクの場合は「ナンバーブロック」というサービスが月額110円で利用できます。

ここから非通知を含む迷惑電話最大20件を追加可能です。登録した電話番号を拒否するだけですので、非通知の電話すべてを拒否できるわけではないためその点注意が必要です。

固定電話の場合もドコモやauと違い有料でしか着信拒否サービスが利用できないことがほとんどです。

NTTには「ナンバー・リクエスト」という番号を通知してかけ直すように電話相手にアナウンスするサービスがあります。こちらは工事費2200円の他に月額220円~440円の使用料が必要です。

ドコモやauと違い有料ということで利用をためらう人もいるかと思いますが、必要だと判断した場合は利用も検討してみてください。

最後に

非通知の電話は、いろいろな目的でかかってきますが、そうでない場合ももちろんあるといえどろくでもない相手であるということが大半です。

トラブルを未然に防ぐためにも基本的には出ないようにし、この記事を参考にして着信拒否サービスの利用など対策を講じてみてください。

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この記事のライター
八千草 蛍
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