iTunesの曲が消えた!復元する方法は?

iTunesに入っているはずの曲が消えた、iTunes内に曲が見つからない。そんな時は、パソコン内から見つからない曲を発見する必要があります。パソコンからも曲が消えたけどiPhoneにはある。この場合でも、消えた曲を復元する方法はあります。今回はそんな話です。

iTunesの曲が消えた!復元する方法は?のイメージ

目次

  1. 1iTunesの曲が消えた時にどうやって復元する方法
  2. 曲の横にビックリマークが表示される場合
  3. ビックリマークが表示される原因
  4. 曲を削除・移動させると聴けない
  5. 2iTunesの曲が消えた時にどうやって復元する手順
  6. 曲の場所を検索・指定
  7. 曲をiPhoneから復元
  8. 3iTunesライブラリが空っぽになったときの対処法
  9. iTunesライブラリとは
  10. iTunesライブラリが空っぽになった原因
  11. 4iTunesライブラリが空っぽになったときの復元手順
  12. iTunesライブラリをバックアップから復元
  13. 新規iTunesライブラリにコンテンツを追加
  14. 「iTunes Media」フォルダがなくなった場合
  15. 5曲がiTunesから消えたが、iPhoneに保存している時の対策は?
  16. 6iTunesの「元のファイルが見つからない」状態から復活させる方法
  17. 復元の手順・方法
  18. 注意点
  19. iPhone を iTunes に同期して元通り
  20. 7いざというときのためにiTunesライブラリをこまめにバックアップ
  21. iTunesライブラリをバックアップする方法

iTunesの曲が消えた時にどうやって復元する方法

iTunesはCDから曲を取り込んだり、iTunesストアから購入した曲を流すことができる便利なツールです。iPhoneやiPodに曲を移すのも簡単なので、重宝している方は多いのですが、エラーも多い印象があります。

もしもiTunesから曲が消えたら、どうすればいいのか。実際にiTunesから曲が消えた方はもちろん、iTunesの曲が消えていない方も、復元・対処法を事前に知っておくと安心です。

曲の横にビックリマークが表示される場合

パソコンでiTunesを起動すると、曲のリストやiTunes内に取り込んでいる曲の一覧などが表示されます。本来なら、iTunesに表示されている曲をクリックすると、その曲を再生することが出来ます。

しかし、中にはiTunesに表示されている曲の左横に、ビックリマークが表示されることがあります。このビックリマークは、通常時には表示されません。ビックリマークが表示された曲は、iTunes内から消えたことになり、再生することは出来ません。

ビックリマークが表示される原因

iTunes内の曲にビックリマークが表示されるのには、理由があります。iTunesに表示されている曲は、「iTunes Media」というフォルダに保存されている曲です。

この「iTunes Media」から曲が削除されている、あるいは移動されている場合、曲にビックリマークがつきます。もしくは、「iTunes Media」を外付けのHDDに保存し、それが繋がっていない場合もiTunesのビックリマークの原因となります。

曲を削除・移動させると聴けない

試しに曲のデータを「iTunes Media」から移動させたり、削除するとビックリマークがつくことがわかります。ビックリマークの原因を簡単にまとめてしまうと、あるべき場所に曲がないため、iTunesが曲を消えたと判断している状態、となるわけです。

つまり、iTunesライブラリに曲がないので、見つけて元の場所に戻すのが対処法となるのです。

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iTunesの曲が消えた時にどうやって復元する手順

実際にビックリマークが表示されて、iTunes内の曲が聴けなくなった時の対処法、iTunes内に消えた曲を復元させる方法について、触れていきます。

曲の場所を検索・指定

先述した通り、iTunes内の曲にビックリマークが表示され、曲が消えた状態になってしまうのは、あるべき場所から曲が消えたせいで、iTunesが曲を見つけて再生できなくなっているからです。

消えた曲を復元させる対処法は、消えた曲の場所を見つけ出し、復元・元の場所に戻してあげることです。

複数の曲が再生できない場合

1つの曲がiTunesから消えた、あるいは複数の曲が消えた場合、消えた曲を1つずつクリックし、場所を探すのが対処法です。消えた曲をクリックすると、元のファイルが見つからないというメッセージが表示されます。ここで、「場所を確認」を選択します。

消えた曲を探してくれるので、見つかったら、「開く」をクリックします。本当に削除されパソコン内から消えた場合は、見つかりませんので要注意。

上のように消えた曲を検索し、「開く」を押すと、その曲がiTunesで再生され、無事に追加(復元)されます。この時にファイル名をいじると、iTunes内に復元された曲のタイトルが、変更したファイル名になります。

全ての曲が再生できない場合

すべての曲にビックリマークがつき消えた、再生できない場合は、「iTunes Media」そのものを探すのが対処法です。iTunesの上に表示されている「編集」をクリックします。

次に、「環境設定」という項目を選択してください。ここから、消えた「iTunes Media」をiTunesから元に戻します。

iTunesの「環境設定」を開いたら、「詳細」に画面を切り替えます。「[iTunes Media]フォルダーの場所」という欄の変更をクリックし、ここから「iTunes Media」を探し、再設定してください。

曲をiPhoneから復元

パソコンの中に曲のデータが見つかった場合は、元のiTunesライブラリに戻すことで、消えた曲が復元されます。しかし、曲のデータが見つからなかった場合。iPhoneに曲が残っているのなら、iPhoneからiTunesへ復元させることが可能です。

「CopyTrans」をダウンロードすることで、iPhoneからの復元が可能となります。曲の入っているiPhoneとパソコンを接続し、「マニュアルバックアップ」→復元したい曲の選択→「iTunes」と書かれたボタン、という順に選択して、復元を行ってください。

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iTunesライブラリが空っぽになったときの対処法

時には、iTunesライブラリが空っぽとなり、曲が消えた状態になることもあります。iTunesライブラリがからっぽになった場合の対処法についても、説明します。

iTunesライブラリとは

そもそもライブラリーとは、図書館や書庫などの意味を持つ言葉です。iTunesにおけるライブラリー、つまりiTunesライブラリーにも、iTunesにとって重要なデータが置かれていることが名前からも察することができます。

つまりiTunesライブラリとは、iTunes内に追加されている曲・動画などのデータベースです。iTunesライブラリでは、「iTunes Library.itl」(iTunesライブラリのフォルダ)「iTunes Media」が存在します。

iTunesライブラリが空っぽになった原因

iTunesライブラリには、「iTunes Library.itl」という大切なものがあります。これを移動させたり、あるいは消去や破損させると、iTunesライブラリが正常に働くなり、空っぽとなります。

このiTunesライブラリのデータを、誤って削除してしまいゴミ箱にある場合は、復元させてください。見つからない場合は、別の対処法を試す必要があります。

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iTunesライブラリが空っぽになったときの復元手順

iTunesライブラリが空っぽになり、消えた「Tunes Library.itl」がゴミ箱にもない場合は、復元させる必要があります。iTunesを起動している場合は終了させ、以下の対処法を実行してください。

iTunesライブラリをバックアップから復元

1つ目の対処法は、バックアップデータからiTunesライブラリを復元していく方法です。まずはパソコンから、iTunesのフォルダを開きます。iTunesフォルダの場所がわからない場合は、プログラムの検索から探してください。

次に、今あるiTunes Library.itlのファイル名を、「iTunes Library-new.itl」というふうにでも変更しておきます。次に「Previous iTunes Libraries」というフォルダを開きます。すると、iTunesライブラリに関するITLデータが現れます。

下画像のように、「iTunes Library 2014-01-22」「iTunes Library 2017-12-09」「iTunes Library 2018-06-09」と複数現れたら、一番新しい6/9のものをつかいます。

このファイル名を「iTunes Library.itl」に変更し、「C:\Users\ユーザ名\Music\iTunes」(先程開いたiTunesファイル)にコピー&ペーストしてください。その後、iTunesを起動して正常に動くかどうか試してください。

新規iTunesライブラリにコンテンツを追加

上の方法でiTunes library.itlデータの復元が成功しない場合は、別の対処法を行います。「iTunes Media」フォルダのある場所を開いてから、iTunesを起動させてください。

次に、iTunesから上に表示されている「編集」をクリックし、iTunesの編集項目にある「環境設定」を選択します。

次に、項目一覧の右端にある「詳細」タブを開き、「iTunes Mediaフォルダーの場所」という部分の変更をクリックし、現在iTunes Mediaが保存されている場所を選択します。

その後、iTunesではなくWindowsエクスプローラーの方から、iTunes MediaのデータをiTunesにドラッグし、ドロップさせてください。

この方法で移動させると、iTunes内のすべてのデータが復元されるはずです。

「iTunes Media」フォルダがなくなった場合

「iTunes Media」のフォルダが見つからない場合は、「CopyTrans」というツールを使って復元させます。インストール後に「CopyTrans」を起動し、iTunesの曲を移動させているiPhoneやiPodなどと接続させてください。

「CopyTrans」の画面に「バックアップ開始」というボタンがあるので、こちらを使うことでiPhoneやiPodから、iTunesへバックアップデータを送ることができます。事前にiPhoneやiPodに曲を入れていることが条件となります。

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曲がiTunesから消えたが、iPhoneに保存している時の対策は?

iTunesからは曲が見つからないけれど、iPhoneには曲がある。そんな場合は、「CopyTrans」を使用します。上の項目にリンク先を載せてありますので、インストールしてください。作業中はiTunesを閉じておくのを忘れないでください。

「CopyTrans」起動後は、iTunesに見つからない曲が入っているデバイスとパソコンを接続し、「バックアップ開始」を選択してください。

iTunesの「元のファイルが見つからない」状態から復活させる方法

再生したい曲をクリックしたのに、再生できない。iTunesで再生させたい曲が、見つからない。「元のファイルが見つからない」と表示されてしまう。そんな時の具体的な対処法について、わかりやすく解説していきます。

復元の手順・方法

「元のファイルが見つからなかったため、曲~は使用できませんでした。元のファイルを探しますか?」

このようなメッセージが表示され時は、iTunesが曲のデータを見つけられない状態になっています。まずは「場所を確認」というボタンをクリックしてください。

マイミュージック内にある「mp3-itunes」というフォルダの中に消えたはずの曲が見つかりました。次に、この曲をiTunesライブラリに復元させるべく、クリックします。この曲が単体の場合は、これでOK。アルバムの場合は、下画像のようになります。

復元させたい曲を1つ選んで、クリックします。すると今度は、関連した曲もiTunes内に復活させるかどうか、聞いてきます。

ここで「ファイルを検索」をクリックすると、アルバムフォルダの中にあった曲がすべて、一度に復元されました。

注意点

ところで、この方法は「mp3-itunes」というフォルダ以外のところに曲がある場合、探すことができないようです。そんな時は、「プログラムとファイルの検索」に曲名を入れて検索してください。すると、パソコン内の別フォルダに曲があっても、見つかります。

曲が見つかったら、右クリックしてください。それから「フォルダーの場所を開く」を選択すると、その曲が保存されているフォルダへ移動します。

曲のフォルダを開いたら、iTunesに戻したい曲/フォルダを右クリックし、コピー、もしくは切り取りします。それからマイミュージック→iTunes→iTunes Media→Musicと開き、こちらにフォルダを貼り付けます。これで復元されるはずです。

iPhone を iTunes に同期して元通り

iPhoneやiPodに曲を戻したい場合は、上記の作業で曲を復元させた後、再度iPhone/iPodをiTunesと接続し、同期すれば完了です。

いざというときのためにiTunesライブラリをこまめにバックアップ

iTunesライブラリには、iTunes内の曲や動画など、重要なデータが保存されています。このiTunesのデータベースは、バックアップをとっておくといざという時に役立ちます。

もっとも簡単なiTunesライブラリをバックアップする方法は、「iTunes」フォルダをコピーし、外付けのHDDに貼り付ける方法です。

iTunesライブラリをバックアップする方法

「プログラムとファイルの検索」にて「iTunes」と検索すると、iTunesフォルダのある場所を開くことができます。その後、「iTunes」をコピーして外付けのHDDに貼り付ければ、バックアップデータの完成です。

ほかにも、「CopyTrans TuneSwift」を使用することでも、バックアップを用意することができます。

このように、iTunes内から消えた、見つからない曲でも、パソコン内には存在している場合があります。パソコン内からも消えた、見つからない曲は、iPhoneから移すことで復元ができます。しかし、iPhoneに曲を移していない場合は、この方法は使えません。

iTunes内の大切な曲が消えてもすぐに対処できるよう、こまめにバックアップをとったり、iPhoneやiPodなどに曲を移しておくことをおすすめします。

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この記事のライター
星崎梓
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