データセーバーとは？Androidのバックグラウンドアプリを制限して使用量を節約

Androidスマホにはいろいろな機能が搭載されています。そのうちの1つにデータセーバーというものがありますが、データセーバーとはどういったものか知らずAndroidスマホを利用している人も多いです。

Androidのデータセーバーとは、バックグラウンドで利用しているアプリが通信することを制御して、通信量を節約することができる機能のことを言います。

Wi-Fiを利用しているのであればバックグラウンドで動くアプリの通信をあまり気にしない人が多いですが、モバイルデータ通信を利用しているとデータ使用量は気にする人が多いです。

Androidのデータ―セーバーはそういった人が少しでもモバイルデータ通信の使用量を節約する方法として活用できる便利な機能です。AndroidOS 7.0以降でサポートされています。

ただし、データセーバーを利用するに当たりメリットもデメリットもあります。データセーバー機能を利用するメリットとは、前述したようにデータ使用量を制限して節約することができるという点です。

データセーバーのデメリットとしては、通信量を制限する反面、メールアプリなどの通知、LINEなどのSNSアプリでのメッセージ通知なども制限されるため、SNSをよく利用する人からすると不便に感じることも多いという点が挙げられます。

そんなデータセーバー機能のデメリットを解消しつつ、データセーバーで通信を制限して通信量を節約するための設定方法を説明していきます。AQUOS sense4(AndroidOS 11)の場合のやり方ですので、参考にしながら設定してみてください。

Androidの設定アプリを起動し、「ネットワークとインターネット」をタップします。

「データセーバー」をタップしましょう。

「データセーバーを使用」の一覧のトグルをOFFからONに変更してください。

データセーバー中はほとんどのアプリが停止状態となるため、必要なアプリを停止しないようにするためには無制限利用の設定が必要です。「モバイルデータの無制限利用」をタップしてください。

OFFになっている場合は通知などが受け取れない可能性がありますので、データ―セーバー中も利用したいアプリのトグルをONにしましょう。

データセーバー機能を頻繁に利用したいのであれば、クイック設定(通知領域を開くと利用できる部分)にデータセーバーを追加しておくことで、ON/OFFの切り替えが簡単にしやすくなります。

データセーバーをクイック設定に追加する場合は、鉛筆マークをタップしてください。

「データセーバー」を長押ししてドラッグすることで追加できます。

データセーバー機能は、アプリのバックグラウンドでのデータ利用を制限できますが、データ通信を完全に停止することはできません。データセーバーをONにしてもWi-Fi環境下では通信可能だからです。

完全にデータ通信を停止したい場合は機内モードの利用や電源を落とす方法が確実ですので、その場合と混同しないようにしてください。

データセーバー機能はWi-Fiを利用できないところではアプリのバックグラウンド通信を抑える目的としては有用なので、外出中はデータ通信を抑え、Wi-Fi環境下では通常通りアプリのバックグラウンド通信をするという使い方がしたいときの利用をおすすめします。

アプリのバックグラウンド通信を制限することでモバイルデータ通信の使用量を抑えることができるのがデータセーバー機能です。

少しでもモバイルデータ通信の使用量を抑えたいという人にはネット環境を完全に遮断せず利用できる方法ですので、月末ギリギリでアプリのバックグラウンド通信を抑えたいというような場合に是非活用してみてください。